垣根越しの茶の湯 炭のページ
炭点前
お茶を点てるには釜の湯がよく煮えるように、風炉や炉に『炭』をつぎ、湯を沸かす準備をします。このときの作法が炭手前です。
利 休 七 則…利休による茶の湯教則
1.茶は服のよきように点て
お服加減(お茶の状態)の良いように点てましょう。
2.炭は湯の沸くように置き
炭のつぎ方は釜の湯が沸くように配置しましょう
3.花は野にあるように
自然のあるがままに、もてなす心を表しましょう。
4.夏は涼しく、冬暖かに
季節に応じた配慮をしましょう。
5.刻限は早目に
定められた(約束した)時間よりも早目に行きましょう。
6.降らずとも傘の用意
天気に限らず心配があれば心づもりしておきましょう。
7.相客に心せよ
その場に居合わせた方にも心配りしましょう。
炭手前の道具の一例(下図の写真参照)
炭手前道具の一例
1.炭とり
炭を入れる器のことです。
籐組み・竹組み・ふくべ・折敷(おしき)・炭台などたくさんの種類があります。
2.釜敷き
釜を畳におくとき釜の下に敷きます。
3.火箸(ひばし)
炭をつぐとき用います。(
炉用・風炉用
があります。)
4.鐶(かん)
釜の上げ下ろしに使います。
5.羽ぼうき
釜の蓋を清めたり、炉縁などを掃きます。(
炉用・風炉用
の区別があります)
羽は、鶴・鷹・野雁などいろいろな鳥の羽をつかいます。(写真の羽はフクロウの羽です。)
6.香合(写真では羽ぼうきの下。炭道具の中で最も重要な道具)
香を入れる器です。だいたい風呂には塗り物・木地・竹などの香合、炉には焼き物の香合を用います。
注:
香合のページ
も参照してください。
7.炭
風炉用(小さめ)・炉用(大きめ)とでは寸法が違います。
炭の形には、胴炭(どうずみ)・丸ぎっちょ・割りぎっちょ・管炭・割り管炭・添炭・枝炭があります。
下の写真はお稽古中の写真で、炭取りは「ふくべ」・羽ぼうきの羽は白鳥です。
炭の寸法
炭の形
風炉用
炉用
胴炭
12cm
15cm
丸ぎっちょ
6cm
7.5cm
割りぎっちょ
6cm
7.5cm
管炭
12cm
15cm
割り管炭
12cm
15cm
添炭
6cm
7.5cm
枝炭
15cm
18cm
8.灰器(
炉では必ず灰を撒きます
。風炉では土風炉のときに撒く場合がありますが、ほとんどは灰は撒きません)
風呂用(小ぶりで、くすりのかかった物)と炉用(大ぶりで、素焼きの物)の区別がありますが、兼用できる物もあります。
以上 2001.12.6 記載
垣根越しの茶の湯 炭のページ 終わり
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