ほかの茶事とは違う豪華さがあり、お道具も、お料理も吟味された物が用意されることでしょう。
茶花は、床柱から床に垂れるほどの結び柳が飾られます。
* 結び柳…旧年と新年を無事に結んでゆくという意味が込められています。
掛け物は、いろいろありますが、Y先生は「一期一会」でしょうか…。
* 一期一会…一生にそれと同じ会(茶事)は二度とありません。という意味
<一連の流れ>…本日お話するのは、炉の正午の茶事になります。
1.席入り(正客から順に入り、掛け物・釜の拝見を済ませてから席入り)
2.初 炭(炭点前をいたします)
3.懐 石(亭主が心を込めて作った料理の数々。細かい作法があります)
4.中立ち(客は一度席を立ち手水鉢で口をゆすいでから、再び席入りをします)
5.濃 茶(主菓子を先に頂戴し、お点前を拝見した後、濃茶をいただきます)
6.後 炭(後の、薄茶の為に炭を足す炭点前です)
7.薄 茶(干菓子が出され、くつろいだ和やかな雰囲気で薄茶をいただきます)
Q.茶会と茶事の違いは?
A.茶事は小人数の特定の人を招いて、上記の1〜6の点前のように一応整った催しを行いますが、茶会は一般に大勢の方を対象とし、薄茶、濃茶の席も別々に設けられ、軽い食事が点心としてふるまわれることがあります。
Q.時計・指輪は外すの?
A.時計も指輪も、洋服の方は長いネックレスなども外しましょう。これは、大事な茶碗や濃茶器などを傷つけないための配慮となりましょう。
余談…私のY先生宅での初釜は、1月13日(土)に催される予定です。後日また、様子をお話しますね。
2001年1月13日(土)の様子です。
Y先生のお宅は閑静な住宅地にあり、ほんの10分も歩けば潮の香りの海まで辿りつける環境。
この日は弟子5名が招かれました。
玄関には円座と煙草盆が置かれ、私は末客として円座を重ね煙草盆を元の位置に置きなおし、皆さんと同様に「つくばい」で手と口を清めます。
梅の蕾が膨らむ庭を通り、席入りです。
Y先生の炭点前を拝見し、香合は華やかなブリブリ香合。
* ブリブリ香合…その昔、両脇に紐を付け遊戯玩具として使われたそうです。
(次に、時分より早めだったので、先に濃茶をいただくことになりました。 AM 11時20分頃)
滅多に拝見できる事の無い、Y先生のお点前により濃茶を頂戴します。
赤楽の「島台重ね茶碗」で、本日のように5名の場合は先に2名分、後に3名分の濃茶が点てられます。
*島台重ね茶碗…赤楽で大小重ねになり、茶碗の内側が金色・銀色の一対。
(年期が入った島台は、茶筅により金・銀が剥がれてしまいます)
菓子器は、縁高が3段重ねで黒文字が人数分添えられています。
菓子は、ほんのり温かい薯蕷(じょうよ)です。(小豆の風味が良く笑顔でいただきました!)
*薯蕷…山芋をすりおろし、砂糖と上用粉の皮に餡を包んだ蒸菓子
濃茶が終わり、さて、ここで待望の懐石をいただきました。
毎年、先生の手作りの懐石をいただいておりましたが、今回は某〇〇茶屋の二段重で、お吸い物は、先生の手作りのカツオ出汁のきいた豊かな味。(ん〜滋味でした!)
八寸が出され、千鳥の盃(ちどりのさかずき)もありましたが、最終的にはお酒の強い方が手酌で飲めるのも内輪の茶事の楽しさです。
* 千鳥の盃…亭主が酒の肴となる八寸とお酒を持ち、お客様ひとりひとりに八寸を取り分け、同じ盃で正客・亭主・次客・亭主…と交互に盃を交す。
お話も弾む楽しい普段のお稽古と同じ居心地の良い空気でした。
以上が13日(土)に行われた、私のお稽古場の茶事でした。
終わり
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