7月・文月(ふみづき)
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文披月(ふみひらくづき)・七夕月(たなばたづき)…etc
≪7月の茶の湯のもてなし方≫
暑さが厳しい夏は、涼感を持たせる工夫を隅々に施しましょう
例として…
・小さい部屋は熱気がこもり易いので、広間で行なう。
・障子や建具も、簾(すだれ)・よしずなどに替える。
・掛け物、花入れも涼しげなものを選ぶ。
・露地・玄関先もたっぷりと打ち水する。…等々
* 現在も家元では、事務所以外では冷房などの人工的なものは一切使わないそうです。(同門会資料より)
夏の代表的な茶事には、朝茶事(あさちゃじ)があります。
また、他にも祇園会(ぎおんえ)・納涼の茶(すずみのちゃ)・七夕の茶などもあります。
◎茶事(ちゃじ)
一般的に食事(懐石)を伴った正式なもてなし方を言うようです。
◎朝茶事
7、8月頃の酷暑の時季に早朝(朝5時〜6時ごろの席入り)から始り、初炭・懐石・中立後の濃茶・薄茶点前を日の高くならない午前中(11時ごろまで)に終える茶事のことです。
簡素に、清涼感や静寂な雰囲気を大切にし、サラリと爽やかに工夫をしましょう。
◎祇園会(ぎおんえ)
一千年以上の歴史ある京都の祇園祭。この時期に祇園八坂神社にて、表千家・裏千家の家元が昭和21年から毎年交代で献茶式が行なわれております。今年(2001年)は裏千家・家元により行われました(同門会、家元だより より)
◎納涼の茶(すずみのちゃ)
夏の夕暮れどきに屋外の橋上や河畔にて、蛍や星空を眺めながら簡単な盆略点前や、水上の船にて風や提灯の灯りを楽しみながら行われる場合もあります。風情のある茶の湯ですね。
◎七夕の茶(たなばたのちゃ)
7月7日の七夕の日、牽牛と織り姫の伝説にちなんで行われる茶の湯で、中国は晋・唐の時代に、日本では奈良時代より伝わっているようです。趣向も七夕にちなんだ願い事を書いた短冊など用いられ、茶の道具は琴の形の香合や糸車の蓋置きなど用いて、七夕の余韻をたっぷり味わうようです。
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