6月・水無月(みなづき)
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水月(みなづき)・旦月(たんげつ)・風待月(かぜまちづき)…
茶の湯は一足早く五月から夏を迎えるため、利休七則にもありますように『夏は涼しく』の装いとなり、『涼』を求めるようになります。
6月は清々しさに重点をおいた趣向となるようです。
また、梅雨入りとともに雨模様の多い日、肌寒い日、蒸し暑い日など過しにくい時期でもありますが、この頃、雨中の茶(うちゅうのちゃ)として、雨の音を楽しむ気持ちも、茶の湯の心のようです。
1. 茶は服のよきように点て
2. 炭は湯の沸くように置き
3. 花は野にあるように
4. 夏は涼しく、冬暖かに
5. 刻限は早目に
6. 降らずとも傘の用意
7. 相客に心せよ
1.土風炉(どぶろ)の炭点前
土風呂とは…素焼きの風炉に黒漆をかけ、磨いたものです。
◎他の風炉との違い
・細かい灰を『うろこ状』に作り、まきます。(まき灰)
・袱紗で『胴ぶき』(右側2回→左側1回)
(注意) 棚を使用する場合は、風炉の胴ぶきはありません。
2.風炉・男点前
◎女点前との違い(濃茶のみの違いは表をブルー色で表示)下表です。
| 薄 茶 |
濃 茶 |
| 座ったらすぐに左手で柄杓を構え、右手で蓋置きを取り出す。 |
| なつめの場合のみ甲ぶき |
茶入れの胴ぶき3回 |
| 袱紗ちりうち2回(ポン、ポンと音をさせる) |
| 袱紗は帯の下からはさむ |
| 釜の蓋は素手でとる |
| お茶を出す際は、半座しないで出す |
茶碗と同様、出し袱紗も半座しない |
| 水を汲んだら引き柄杓で釜の口に置く。 |
| 茶杓は右手に持たせたまま左手で建水を下げ、袱紗をちりうちして茶杓を清める |
| 畳に手をつかず、客付に回る |
| 茶器は甲ぶきする |
拝見時の茶入れの胴ぶきは2回(半座する) |
| 茶杓、仕服は半座しないで茶入れに並べる |
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