8月・葉月(はづき)
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壮月(そうげつ)・木染月(こそめづき)・秋風月(しゅうふうづき)・月見月(つきみづき)…etc
旧暦八月朔日(一日)の行事のことです。
八朔とは、稲の実りを祈願する農耕儀礼で初穂を献上したことが始りだそうです。
のちに天正18年8月1日に徳川家康が江戸城に初登城し、以後この日をお祝いの日としお家元でも夏のご挨拶がされるようで釜をかけて礼者を迎えるようです。
この8月の時期は盂蘭盆会(うらぼんえ)でもあり、祖先の冥福を祈る供養として灯籠流しを景物として釜をかけることもあります。
また、京都の大文字送り火が8月16日の夜に行なわれるにあたり、大文字にちなんだ「大の字」、「鳥居」、「船」などの茶道具を用いての釜が納涼を兼ねて催されるようです。
(7月の文月のページでもご紹介した同文を載せました)
7、8月頃の酷暑の時季に早朝(朝5時〜6時ごろの席入り)から始り、初炭・懐石・中立後の濃茶・薄茶点前を日の高くならない午前中(11時ごろまで)に終える茶事のことです。
簡素に、清涼感や静寂な雰囲気を大切にし、サラリと爽やかに工夫をしましょう。
「追善のお茶」というものがあります。
お家元では昨年、平成12年4月に如心斎250回忌の追善法要茶会が催され、その折一年繰り上げて即中斎宗匠の23回忌も同時に催されました。
茶事での追善はお経を読んだり、数珠を使って礼拝するような事はなく、茶人として茶を喫んで故人を偲ぶという形をとりますが、茶事の中で使われる道具類が故人に由緒あるものや、個人を偲ぶ気持ちで特別な方式があるわけではないそうです(同門会資料参考)
過去においては、昨今のような祝い事の茶事としてよりも、追善が主要な茶事の時代があったようです。
2001.8.30記載
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