上記のマルチブート環境に「あとから」Windows ME をインストールする方法をまとめました。20GB ハードディスクで 8 個の OS をマルチブート (第2版) (注)このドキュメントを書いた時点(2000年1月頃)では、LILOにはいわゆる「8.4GBの壁」があったのですが、その後出た LILOの version21-3 以降では 8.4GB以降にインストールしたOSも起動できるように改良されています。しかし、このドキュメントでは、そのことについて触れていません。
この新しい /etc/lilo.conf を使って 8.4GB 以降にある OS を起動可能にするには
lba32
という1行を追加します。この辺りのことは LASER5 Linux 6.4 の場合、/usr/doc/lilo-21.4.4/ というディレクトリがあり、その中の CHANGES とか README というファイルに書いてありました。
複数の OS を切替えてブートするもの、即ちブートマネージャには以下のような ものがあります。ブートマネージャ以外にブートローダ、ブートセレクタという呼び方もあり ますが使い分けがよく分からないので、ここではブートマネージャとします。既存のLILO によるマルチブート環境に Windows ME をインストールする方法 (第2版)
パーテ ィション分割ツール
FIPS.EXE の翻訳
Windows95/98 がインストール済みで、しかもパーティションが1つだけのパソ コンに Linux をインストールする場合、FIPS.EXE という DOS上で実行するユーティリティを使ってDOSパーテ ィションを分割することができます。FIPS.EXE は大概の Linux ディストリビュ ーション・パッケージに入っています。FIPS.EXE は使い方を誤ると危険なツール です。現時点での最新版:バージョン 2.0 からは Windows95 の FAT32 に対応 しています。このバージョンに付属のドキュメントを翻訳したものが Linux JF (Japanese FAQ) プロジェクトにあるので、よく読んで理解してから使いましょう。これを翻訳したものがJFにあります。GNU Partedhttp://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/FIPS20.html (FIPS 2.0 用。HTML形式)
http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/FIPS20.txt (FIPS 2.0用。EUC、テキスト形式)また使用例などを色々な人がホームページで紹介しています。 インターネットで FIPS というキーワードで検索してみるのもよいと思います。
(注) FIPS 2.0 で分割できるのは 8.4GB までの領域です。
http://ring.omp.ad.jp/archives/GNU/parted/The Partition Resizer
ハードディスクのパーティションと、そのファイルシステムの 作成、破壊、サイズ変更、チェック、コピーをするプログラムです。 I18N (国際化)対応していて日本語メッセージカタログ (ja.po) も同梱されています。
付属のドキュメント README も翻訳されています。
http://www.gnu.org/software/parted/USER.jp
http://members.xoom.com/Zeleps/
これもパーティションを分割、移動するための DOS 上で使用するツールです。 矢印キーで操作するので分り易いです。2TB(2048GB) まで対応しています。 FIPS と同様に使い方を誤ると危険なツールです。
[現在、ドキュメントを翻訳中です。]
最近売られているHDDは100GBを越えるものもあって、急速な大容量&低価格化にはただ呆れるばかりです。8.4GB 以上のHDDの場合は、それに対応したブートマネージャとパーテ ィション分割ツールを組み合わせると、トラブルが少ないと思います(一例として、LILO の最近のバージョンとGNU Parted )。
マルチブート環境, ハードディスクの解説資料
Free Soralis 7+ Linux+Widows 95 を切替えてブートする方法は Free Solaris のページ をご覧ください。[老婆心]マルチブート環境構築に関する解説資料として以下のようなものがJF(http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/ ) にあります。
JF の文書は内容の更新や、新たな文書の追加が日々行われています。 Linux ディストリビューションに添付されている JFの文書にはたまに古い ものが入っていたりすることもあります。内容が少し古いかなと感じたり、 こういうことについて説明した文書がないかなと思ったときは、上記サイト をチェックするとよいでしょう。
■ 「Linux+DOS+Win95+OS2」 Linux,DOS,Win95,OS/2 を同じマシンで起動
■ 「Linux+FreeBSD」 Linux と FreeBSD を同じマシンで利用する
■ 「Linux+OS2+DOS」 Linux と OS2とDOS を同時に使う方法
■ 「Linux+Win95」 Linux と Windows95 を共有させる方法
■ 「Linux+WinNT」 Linux と WindowsNT を共有させる方法
■ 「Linux+WinNT++」 Linux とプリインストールされた NT を共有
■ 「Disk-HOWTO」 複数のディスクやパーティションを使う
■ 「Remote-Boot」 各種 OS を選択してリモートブートする
■ 「Win95+Win+Linux」 Windows95,3.1 と Linux を共存させる
■ 「NT OS Loader+Linux mini-HOWTO」 WindowsNTブートローダから Linux を起動
■ 「Loadlin+Win95」 Win95 のブートメニューと Loadlin で起動LILO に関する資料
■「Lilo mini-Howto」 LILO の設定方法の例
■「LILO.txt」 LILO
■「LILO FAQ」 LILO に関する FAQ
内容がやや古く現状とは合わない記述もある。例えばこの文書の中で /etc/lilo/config と書かれているファイルは 現在では /etc/lilo.conf という ファイルのことです。この点に注意して読めば参考になることも多いと思います。
■「inside-lilo.txt」 LILO の動作についてハードディスクのパーティションなどに関する資料
■ 「hdd-intro.html」 ハードディスクのジオメトリやパーティションの基礎
最低限必要な知識を簡潔に分かり易くまとめてあり、お勧めです。
■ 「Partition-HOWTO」 パーティションの切り方のヒント
■ 「Partition-RESCUE」 DOSに消された Linux パーティションの復旧
■ 「Multi-Disk-HOWTO」 複数のディスクやパーティションを使う
■ 「Large Disk mini-HOWTO」ディスクのジオメトリと 1024 シリンダ制限の すべて■ http://www.din.or.jp/~t-takako/faq/dosv/partition/partition.html
マルチブート全般に関する詳しい資料
http://www.din.or.jp/~t-takako/faq/dosv/multi_boot/multi_boot.html
このページは最近(2000年秋)発見したのですが、かなり詳しく調べてあります。
どんな OS でも言えることですが、新たに OS を追加インストール したり、OSを切替えるようにする時は、危険がつきまといます。危険とは、誤って既存の データが全て無くなる、一瞬にしてパーになる、経験してみないと分らない、強烈なショックです。この頃のLinuxディストリビューションには、インストールを容易にするために「サーバー用」とか「ワークステーション用」などのインストールタイプを選択すると、HDD全体をきれいサッパリ消してくれるものがあります。これってヒジョーに危ないですね。たぶん、世の中にはこれで泣いた人が結構いるのではないでしょうか。
ブート マネージャを導入する場合、ハードディスクの内容そのものは消えなくても、OS をブートで きなくなり結果としてデータを失うかもしれません(回復手段はありますが)。
最近の失敗例 (1999年10月):
Lsaer5 Linux 6.0 をインストールしたら、Solaris 7 のパーティションを消してしまった。Solaris のパーティションIDは、Linux の swap パーティションと同じ82であることを忘れていたため。う〜む、うかつだった。トホホまさかの場合に備えて重要なデータは "必ず" バックアップをとっておくことを "強く" 推奨します。
・・・と口をすっぱくして言っても誰もやらないんだよなぁ、これが。
私は過去に、面倒だからバックアップをとらずに色々な OS をインストールして、何度か痛い目にあっています。まさか自分がそんなドジなことを・・・、充分注意して石橋をたたきながらやれば大丈夫・・・の筈、なんですがねぇ。それから、家に1台しかないパソコンでチョーやばいかもしれないマルチブートの実験に失敗したらどーしますか? インターネットで検索とか質問とかしようにもパソコンそのものが動かないという状況です。ドキュメントや参考資料を準備する、事前によく読んで理解しておく、ということは最低限の備えです。
ところがこの「よく読む」っていうのもなかなかできなくて、多くは事後、しかもたいがいは取り返しのつかないとんでもない大事件をおかしてしまった後で、涙しながら読んで「そーゆーことだったのね」って理解し、懺悔(ざんげ)の日々を過ごすというパターンが多いよーな気がします。
1.GUIでパソコン通信しよう。Seyonの使い方
2.Linuxでスキャナを使おう
3.GUIのメールソフト、Nmail
4. Mozilla を使おう! 5.SoundBlaster
AWE64 をLinuxで使う
6.ホームページ作成ソフト
7.翻訳ソフト、辞書 8.ワープロ、表計算、その他
9. ゲーム 10.ウィンドウマネージャ等 11.付箋ソフト
12.Linuxアプリ関連のリンク
13.困ったときは、どーするか?
14.ABOUT-NLSの翻訳 15.ブートマネージャ
16.Linmodem ドライバでWinmodemを動かそう
17.LinuxでFAXを使おう 18.ホイール付きマウスを活用しよう
19.LinuxでCD-Rを焼こう 20.Linux
で DV(デジタルビデオ)編集しよう
21.Linux で ADSL に接続しよう
22.NTP で時計をピッタリ合わせよう!
gtkfind 1.1 の日本語化パッチ Tk付箋 Tk
カラー・ブラウザ conv2nmail4
翻訳魂のGUI
クライアント『Tk翻訳』 翻訳の王様のGUI『Tk翻訳王』
Tcl/Tk による I18N(国際化)
プログラミングの試み