GAG
GAG はブートマネージャのプログラムで、コンピュータが起動したときにロード され、使用したいオペレーティングシステムを選択可能にするプログラムです。 【訳注:GAG はスペイン語で GESTOR DE ARRANQUE GRAFICO の略で、 英語で Graphical Boot Manager という意味だそうです】
主な特徴は以下のとおりです。
GAG は、どのような種類の保証も無い 'as is' (あるがままの状態)で配布される プログラムです。あなたのハードディスク内のデータが失われたり、あるいは別の 問題が起きたとしても、作者は責任を持ちません。あなた自身の責任の下でご利用 ください。
【訳注】同様に、日本語訳の誤りが原因であった場合も、翻訳者は一切責任を持ち ません。
GAG は、GPL (GNU General Public License) ライセンスの下で配布されます。 詳しくは COPYING というファイルをご覧ください。
8GB の制限を超えたパーティションでは使えないので、LBA パーティションの サポートは制限付きということになります。また、パーティションテーブルには CHS パラメータも付いている必要があります。さもなくば、GAG は使えません。
これは、LBA パラメータで制御できる新しい拡張 BIOS コールに関するドキュメ ントを私が持っていないからです。どなたかこれを私に送って頂けないでしょう か・・・
GAG は、ディスケットイメージで配布されます。従って、インストールする には 3.5 インチの高密度のフォーマット済の空きフロッピーが必要です。 これにより、どんなオペレーティングシステムを持っているかを気にせずに GAG をインストールできます。
最初にフロッピーを作成する必要があります。このために、RAWRITE2.EXE プロ グラムを同梱してあります。
フォーマット済のフロッピーを挿入し、以下のように入力します。
RAWRITE2.EXE -F GAG.IMA -D A:
これで GAG が入ったブートディスクが作成されます。
システムを MS-DOS モードで起動し、上記の「DOS から」と同様の操作をします。
DOS セッション(DOS 窓、全画面のいずれでもよい)を開き、上記の「DOS から」 と同様の操作をします。
プログラムが DMA エラーで戻ってくる場合、CONFIG.SYS ファイルを編集し DOS 変数を以下のように変更してください。
DOS=HIGH,UMB
デフォルト値は DOS=LOW,NOUMB です。
OS/2 の CD-ROM に添付されている OS/2 ネーティブなプログラム IMAGE.EXE を 使ってもいいです。
フォーマット済のフロッピーを挿入し、以下のように入力します。
dd if=gag.ima of=/dev/fd0 bs=512 count=2880
【訳注】原文は count=2800 となっていますが正しくは count=2880 です。 作者に確認したところ「確かに 2800 は誤りである。但し GAG は最初の 3 トラックにのみ格納されるので 2800 でも充分であり問題は起きない」 と言ってました。
他の UNIX システムでは /dev/fd0 とは少し異なるものを使う必要があるかも しれません。
【訳注】 Plamo Linux 1.4.4 では /dev/fd0h1440 でうまくいきました。
ディスクイメージからフロッピーを作成可能なプログラムが必要です。そして それを使ってください。
コンピュータを再起動し、上記で作成したフロッピーでブートしてください。 画面に GAG のメインメニューが表示されます。 "boot from floppy" (日本語版は "Floppy kara") と "Setup GAG" の 2 つの アイコンとメニューの組み合わせが表示されます。それぞれの下に、押すとそ れらのアクションが起こるキーの説明が表示されます。
S (Setup) を押すと Setup メニューが表示されます。 以下のオプションがあります:
この最初のオプションは、ハードディスクにインストールされているオペレーテ ィングシステムを、GAG にインストールします。1 番目のハードディスク内の全 てのパーティション(基本、および拡張パーティション)の一覧が表示されます。 最初に追加したい OS があるパーティションを、そこにある文字(フロッピー ディスクは A、最初の基本パーティションは B...)を入力することにより選択 します。ハードディスクが 1 台以上ある場合は、1〜8 を入力することにより 他のハードディスクを選択できます。
1 番目ではないハードディスクからパーティションを選択すると、GAG は swap the disk drives ? (日本語版は "Drive moji wo koukan shimasu ka?") と、ドライブ文字を交換するかを質問してきます。YES (Hai) と答えると、その アイコンでブートした時は毎回、小さな常駐プログラムがインストールされ、そ のドライブと1 番目のハードディスクを入れ換えます。こうすることで、オペレ ーティングシステムは 2 番目(または 3 番目...)のハードディスクが 1 番目 (C:) で、1 番目が 2 番目(または 3 番目...) (D:)だと思い込みます。 このようにして、1 番目ではないディスク上にある MS-DOS のようなオペレーテ ィングシステムをブートできるようになります。
【注意】常駐プログラムは BIOS レベルで動作します。従ってハードディスクに アクセスするために BIOS を使わずに特定のドライバを使用するオペレーティン グシステムでは動作しません。常駐により、コンベンショナルメモリ【訳注:ア ドレス 0000h〜9FFFhの 640KB の空間にあるメモリで、DOS メモリ、基本メモリ、 ともいう】を 1K バイト消費します。
最初のオプション 'Boot from floppy' (日本語版:Floppy kara) ではなくハード ディスクから選択しても、常駐プログラムはインストールされます。 このおかげで、ハードディスクを入れ替えた状態でもフロッピーからブートする アイコンを作ることができるので、アンマウントすることなしに、それらのハー ドディスクに直接オペレーティング・システムをインストールできます。
その後、オペレーティングシステムの簡単な説明(15文字まで)を入力する必要が あります。例えば、Linux, OS/2, Windows... のようにです。
次に、このオペレーティングシステムを保護するためのパスワードを設定します。 このパスワードは、そのオペレーティングシステムをブートしたい場合は、必ず 入力しなければなりません。RETURN を押すと、パスワードは不要になります。
最後に、その OS 用に好きなアイコンを選択します。これは単に A 〜 Z の文字 (A が最初のアイコン、B は2 番目...) を入力するだけです。
これをハードディスク内の全ての OS について繰り返します。
このオプションは GAG からオペレーティングシステムのエントリを削除します。 D を入力すると設定済のオペレーティングシステムの一覧が表示されます。 削除したい 1 〜 9 の番号を入力します。
【注意】このオプションはハードディスクからオペレーティングシステム自体を 削除するわけではありません。単に、GAG のリストから削除するだけであり、か つ再度リストに加えることもできます。OS を削除するには FDISK を使用する必 要があります。
OS を削除したくない場合は ESC キーを押してください。
このオプションは、GAG がデフォルトの OS をブートするまでの待ち時間を 秒単位で選択します。最大は 99 秒です。タイマを設定したけれど無効にし たい場合は RETURN キーのみ、または 0 を入力します。
GAG から OS を削除した場合も、ブートタイマは無効になります。
このオプションは、GAG が "公開された" コンピュータにインストールされた 場合に、設定を変更しようとする人から守るためのパスワードを設定すること ができます。
このオプションはメインメニューに戻ります。
このオプションは、GAG と実際の設定がフロッピーにセーブされます。これは ハードディスクにインストールせずに GAG を試してみることができます。
このオプションは GAG と実際の設定をハードディスクの MBR にインストール します。従ってコンピュータを起動するたびにそれらがロードされます。 GAG は 512 バイトより大きいので MBR には小さなローダだけがセーブされ、 コードの残りの部分は、この種のプログラムのために確保されている、先頭の トラックの最初の 15 セクタ内に格納されます。しかし、これはいくつか小さな 問題があります。
GAG は、1トラックが 39 セクタより少ないハードディスクにはインスト ールできません。あなたがこれを試すと、GAG はエラーメッセージを 返すでしょう。これは実際には大きな問題ではありません。というのは 現在のハードディスクは全て 1 トラック当たり 63 セクタだからです。 非常に古い(1992年以前に作られた)ハードディスクでのみ、この問題が でます。その場合、GAG はエラー('Disk error')を表示してインストール は行われません。
いくつかの古い(おおよそ1992年以前の) BIOS では、1024 シリンダ以上の ハードディスクを認識できません。この場合、これを解決するためのプログ ラムは沢山あります。問題は、これらのプログラムが自分自身を最初のトラ ックに格納することで、そのため GAG はこれらとは互換性がありません。
いくつかのウィルスも、自分自身を最初のトラックにインストールするので 少なくとも GAG のかわりに、OS が直接ブートされハードディスクの中にウ ィルスが存在することは可能です。
GAG を最初にフロッピーからテストして、それがうまく動作したときだけ ハードディスクにインストールすることを強く推奨します。
注意:オプション、またはブートする OS のリストを変更したときは INSTALL IN FLOPPY (日本語版: "Floppy ni hozon" ) または INSTALL IN HARD DISK (日本語版は "Hard disk ni hozon" ) で保存する 必要があります。 これは、変更内容がセーブされるのは、その時だけだからです。
SafeBoot は GAG の新しい機能で、ハードディスクを常にブートできるという ものです。GAG がロードされた際にエラーがあった場合、コンピュータをリセット し SHIFT, ALT, CTRL のいずれかのキーを押したままにしてください。 GAG をロードする代わりに、MBR コードは最後に使用した OS をロードするので、 GAG を再度インストールするか、あるいはエラーを修正することができます。
「セキュリティホール」を避けるために、パスワード付きのエントリがあると SafeBoot は無効になります。これは、SafeBoot はパスワードを使用しないため、 悪意を持つ人がこの機能を使ってセキュリティホールにジャンプすることができ るからです。しかし、あなたがオペレーティングシステムのブート用ではなく Setup オプション用にのみパスワードを持っていれば、SafeBoot を使用すること はできます。
あなたは GAG がインストールされハードディスクを設定可能なフロッピーディ スクを持っていて、何か問題が起きたらこれを緊急用のディスクとして使える、 ということを覚えておいてください。
GAG はブート時に、あるテストをします。エラーを検出すると画面に番号を表示 しシステムを停止します。エラーは下記のとおりです。
BAD SECTOR:
GAG をロードする際にリードエラーがあった。フロッピーからブートしようと
しているなら、不良セクタのない別のフロッピーに GAG を再度インストール
してください。ハードディスクからブートしようとしているなら、オペレーテ
ィングシステムのブートに SafeBoot を使用し、GAG を再度インストールして
ください。それでもエラーが発生するようであればハードディスクに不良セク
タがあります。
ACTIVE PARTITION NOT FOUND:
このエラーは SafeBoot でのみ起きます。
アクティブとしてマーク (つまり C: としてマーク) されたパーティション
が 1 つではありません。フロッピーでブートし、FDISK を使用してマーク
を 1 つにしてリセットしてください。
GAG NOT FOUND:
フロッピー、またはハードディスクからロードしたコードに GAG の署名
(signature)がありません。最初のトラックが上書きされた可能性があります。
SafeBoot を使い GAG を再インストールしてください。
NO BOOT SECTOR:
このエラーは、SafeBoot でのみ起きます。
アクティブパーティションには、有効なオペレーティングシステムがあり
ません。フロッピーで再起動し、FDISK を使用して他のパーティションを
アクティブにマークしてからリブートしてください。
GAG を MS-DOS または Windows 95/98 とともに使う場合、特別なことをする 必要はありません。これらは、プライマリパーティションにしかインストール できないからです。
OS/2 ととも GAG を使いたいなら、OS をインストールする際に OS/2 Boot Manager もインストールしてください (拡張パーティション、および/または 2 番目、3 番目... のハードディスクに OS/2 をインストールする際にこうなり ます)。 心配ご無用。インストールに続いて、また、それが終った後で、GAG をインスト ールしてください。しかし、ここでちょっとした問題があります: OS/2 を拡張パーティションにインストールした場合、GAG は OS/2 を直接ブート できません。OS/2 ブートマネージャをインストールし、それを GAG からブート する必要があります。OS/2 ブートマネージャのメニューを表示しないようにする には、タイマを 0 秒に設定して下さい。 この問題は GAG の将来のバージョンで解決したいと思っています。 しかし、2番目または 3番目... のハードディスクのプライマリパーティション から OS/2 をブートしたいなら 'Exchange drive letters' (ドライブ文字の交換) オプションに YES と答える必要があるだけで、IBM のブートマネージャを使う 必要はありません。
Windows NT とともに GAG を使いたいなら、Windows NT のブートマネージャを OS と同じパーティションにインストールする必要があります。しかし、そのタ イマを 0 秒にすることができます。(訳注:メニュー表示したくない場合)
Linux とともに GAG を使う場合、カーネルがあるパーティションのブートセクタに LILO をインストールするだけです。
別のパーティションに別の Linux があるなら、各パーティションに別の LILO を 置く必要があります。LILO タイマを 0 に設定することも可能です。 (訳注:メニュー表示したくない場合)
もちろん GAG は AIX, FreeBSD, BeOS... のような他の全てのオペレーティング システムでも共に使用することができます。
タイマが有効である時、だんだん減ってゆく時間オレンジ色のバーが画面の上部に 表示されます。キーを押すとタイマは停止します。RETURN キーを押すとデフォル トのオペレーティングシステムが起動します。
注意: BIOS のウィルスプロテクト機能が有効になっていると、新たに OS を ブートする毎に誤った警告がされます。これは、隠しパーティションが 原因で GAG (そして全てのブートマネージャ)は、MBR の中のパーティ ションエントリのビットを変更する必要があるからです。
GAG は、ボーランドの Turbo Assembler (TASM) で記述されています。これを 再コンパイルするには以下のようにします。
TASM gag.asm TLINK /t gageng.obj
MS-DOS は、いくつかの BIOS のポインタを変更するので、MS-DOS から GAG を 使うとコンピュータはクラッシュします。フロッピーまたはハードディスクに インストールし、リブートすることで初めて全ての設定ができます。 GAG は直接ブートされた場合のみ正しく動作します。
いいえ、不要です。GAG はフリーソフトウェアで、GPL ライセンスのもとで配布 されています。もちろん、あなたがお金を払いたいならそうすることも可能で、 私あてに手紙をください。(私のEメールアドレスはこのテキストの最後を見てく ださい)
GAG は(まだ)マウスを使用できません。キーボードを使ってください。
削除して構いませんし、あとで欲しくなったり必要になったときに再び追加する こともできます。このオプションは、GAG からディスクをブートできるので BIOS SETUP のフロッピーからブートするオプションを無効にすることができます。 フロッピーからブートする必要がある場合、それを再び有効にする代わりに GAG を使用することができます。コンピュータを再起動する場合、ドライブからフロ ッピーを取り出す必要がないので便利です。私は、CD-ROM ブートのサポートも 追加したいと思っています。
MS-DOS または Windows で以下のように入力します。
FDISK /MBR
OS/2 では以下のように入力します。
FDISK /NEWMBR
Linux の場合は MBR に LILO を再インストールします。
私に連絡してください。あなたが翻訳すべきファイルと、その方法をあなたに お送りします。 【訳注】日本語版は既に存在し、配布されています。
Linux パーティションのスーパーブロックに LILO がインストールされているか
確認してください。root パーティションが /dev/hda8 だとしたら、LILO は
/dev/hda ではなく /dev/hda8 にインストールする必要があります。
【訳注】 言い換えれば LILO を MBR (Master Boot Record) にインストールする
なということです。
Linux JF Project
の
Lilo mini-HOWTO
などを参考に /etc/lilo.conf の設定を変更し、lilo コマンドを実行すると良
いでしょう。その他、マルチブート環境、ハードディスクに関する解説として
これは、PC コンピュータの BIOS が QWERTY 配列のキーボード用に設計されて いるためです。フランスでは AZERTY 配列のキーボードが一般的ですが、それは キーの分布が異なっています。同様に QWERTZ 配列のキーボードが使われている ドイツでも同じことが起きます。
この問題を解決するには、AZERTY または QWERTZ バージョンの GAG をダウン ロードすることで、それは異なるファイルに入っています。
いいえ、これはバグではありません。ユーザに 1 つ以上の DOS のバージョン、 または DOS と Windows、あるいは DOS と OS/2 とか、Windows と OS/2 を 持たせるために、GAG はブートのプロセスでの干渉を避けるために可視パーティ ションを 1 つだけ許可し、他のプライマリパーティションは隠しています。
解決方法は、データを保持するための拡張パーティションを使用することです。 そしてオペレーティングシステムとプログラム用のプライマリパーティションを リザーブしてください。
GAG は自分自身をハードディスクの最初のトラックに格納します。このトラック はこの種のプログラムのために予約されています。バージョン 2.1 とそれ以前 では 17 セクタに収まるぐらい小さかったのですが、新しいバージョン 3.0 は 39 セクタが必要です。あなたのハードディスクが古い(1992年以前に作られた) そして/または、BIOS で LBA モードをアクティブにしていないと、最初のトラ ックに GAG 3.0 を格納するためのセクタが足りず、従って GAG 2.1 を使用する 必要があります。しかし心配は無用です。新しい(1992年以後に作られた)ハード ディスクでは、この問題は起きません。
GAG は、OS/2 をプライマリパーティションにインストールした場合のみブート できます。OS/2 を拡張パーティションにインストールし、かつ GAG の便利さを 得たい場合、IBM のブートマネージャを使用する必要があります。これを行う には IBM のブートマネージャのタイマを 0 秒にセットし、ブートマネージャ が格納されているパーティションをブートするための OS/2 のアイコンを設定 してください。
他の問題は、1 番目ではないハードディスクのプライマリパーティションに OS/2 がインストールされている場合です。この場合、GAG に OS/2 パーテ ィションを追加する際にオプションの 'Exchange drive letters' (ドライブレターを変更しますか) という質問に YES と答える必要があります。 この場合は、IBM のブートマネージャを使用する必要はありません。
GAG はハードディスクにアクセスするために BIOS を使用します。これは 8 GB の制限を越えるパーティションにアクセスできないということを意味します。 ハードディスクが 8 GB 以上の容量があり、かつ、この制限以上から始まるパー ティションならば、それは GAG では表示されません。しかし、この制限より前の ところから始まってその制限を横切っているパーティションの場合は表示されます。
これは真の問題ではありません、というのは 8 GB を越えたところに置かれた パーティションからブートできるオペレーティングシステムは無いからです。
ディスクイメージを小さくしたい(つまり Linux ディストリビューション用に RPM または DEB ファイルに納めるために)なら、イメージの最初の 72KB だけが 必要です。つまり 最初の 73728 バイトです。少なくならないように、というの は GAG はその全てを必要としているからです。
GAGは、
Sergio Costas Rodriguez (RASTER SOFTWARE VIGO) raster@cibermillennium.com 2:348/613.4 (FIDONET) http://raster.cibermillennium.comによって作成されました。
GAG のホームページ http://raster.cibermillennium.com/gageng.htm
疑問があれば私に質問してください。
【訳注1】原作者のメールアドレス
【訳注2】日本語の翻訳について