男子厨房に入るべし

巻頭言

 母は身体が弱く、そのせいか私や弟に料理を手伝わせることが多かった。高校3年の時、母が他界してからは父と私が家の料理を作っていた。“料理を作る”ということに抵抗がなかったのは、母のおかげだと思う。社会人になって盛岡に配属になり、やがて一人暮らしを始めると、自炊を始めるのは自然な流れだった。
 『男子厨房に立つべからず』などということは今や過去の話。料理はやってみると楽しい。自分の作ったものを他人が(特に女性が)『おいしい』といって食べてくれるのはうれしい。こんな楽しいことを女性ばかりに独占させることはないのである。
 だが、物事には知識と経験が必要。経験は自分で積み上げるしかないが、知識は共有することができる。ここに私のほんの少しの知識を保存しておく。女性にとっては当たり前のことばかりだろうが、世の男性に役に立てば幸いである。

道具

第1回 後片付けは次の調理の下準備である
第2回 万能調理器具を探せ
第3回 電子レンジ、使ってますか?

食材

第4回 卵についてあれこれ
第5回 野菜の保存方法
第6回 冷凍保存のコツ

レシピ

第7回 カンタンきゃべつスープ
第8回 おくらサラダ
第9回 豚肉の甘味曽イタメ
(予定)
豆腐ステーキ
カジキまぐろのタルタル

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