第3回
電子レンジ、使ってますか?


もはや、どんな家庭にもあるといっていいほど普及した電子レンジ。一人暮らしにも必須アイテムですが、インスタント食品の調理にしか使っていない、なんてことないですよね?

下ごしらえはレンジで済ます

『レンジでチン!』やコンビニの弁当を温めることだけに電子レンジを使うのは、宝の持ち腐れというもの。電子レンジも立派な調理器具なんですから、料理の時に活用すれば手間を省くのに役立ちます。
たとえば野菜の下ごしらえ。切り難いかぼちゃもラップでくるんで1分程度加熱してやれば、包丁が入りやすくなります。また、火の通りにくいにんじんやじゃがいも、アスパラガスなんかは、あらかじめレンジで加熱しておけば、調理時間を短くすることができます。

レンジで簡単調理

アスパラ、にんじん、カリフラワーなどが刻んで冷凍されている洋風野菜パックという種類の冷凍食品があります。これを皿にあけ、レンジで6分〜8分程度加熱しドレッシングをかければ、これで温野菜サラダの出来上がりです。この他にも、きった餅とチーズを一緒に加熱して作るピザ風もちなどレンジだけで作る料理も数多くあります。専門書も出ているようですので、一冊買って試してみるといいでしょう。
銀杏の実を5,6個、殻付のまま封筒に入れます。封筒のとじしろをきちんと折ったら、封筒の中ほどでもう一度二つ折りにします。口の方を下にしてレンジで加熱すると、ポンポンと音がして銀杏がはぜます。2分程度で取り出すと、薄皮ごと殻が割れています。そのまま食べても茶碗蒸に入れてもいいですね。

電子レンジの使い方のコツ

電子レンジの加熱にはむらがあります。そのために多くのレンジでは、ターンテーブルを使って対象物を動かし、加熱ムラを少なくしているのです。ですから、加熱するものをテーブルの真中に置くのは間違い。できるだけ端に置いた方が、加熱ムラが少なくて済みます。
ラップをして加熱すると水分の蒸発を防ぐのでしっとりした仕上がりになり、かつ蒸した状態になります。逆にぱりっと仕上げたい時にはラップをしないようにします。

最近、燃やしてもダイオキシンを発生させない、非塩化ビニール系のラップが販売されていますね。これは塩ビ系に比べて密着度は低く熱にも弱いのですが、長時間加熱しなければ十分利用できます。環境のためにはこちらを使った方がいいでしょう。

フライやから揚げのような揚げ物を加熱するときには、皿のまま加熱すると油が飛び後で掃除が大変です。市販のレンジ用紙パックを利用するといいでしょう。


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