第12章 欧米における近代国民国家の発展
3 アメリカ合衆国の発展
Text p.249
1800年 第3代大統領に当選(〜09)。州の自治権の拡大し、民主主義が発達する。
・1803年 フランスからb
ルイジアナ を買収。
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・アメリカ政府、ヨーロッパのa
ナポレオン戦争 に対し中立を維持 →貿易の利益増大
→ イギリスが海上封鎖でアメリカの通商を妨害したため、開戦。勝敗なしに終わる。
→ アメリカの経済的自立 → 独自のb
木綿工業 が発達。
= アメリカのc
産業革命 始まる。
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・1823年 第5代大統領 a
モンロー (リパブリカン党)が発表。(前出)
内容 b
アメリカ大陸とヨーロッパ諸国の相互不干渉を宣言。
背景 c
ウィーン体制 下のヨーロッパ旧君主国(神聖同盟諸国)がアメリカ大陸への
干渉が強めていたこと。
ロシアがアラスカから南下の動きを示していたこと。
ねらい:ヨーロッパ諸国のラテンアメリカへの干渉の排除。
同時に、南北アメリカに対するアメリカ合衆国の支配権の確立。
意義:これ以後のアメリカの外交政策の基本=孤立主義(d
モンロー主義 )を明確にしたこと。
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・1829年〜 第7代大統領a
ジャクソン 。西部出身。
→ 白人の小農民・小市民を主体の支持を受け、資本家を抑え、庶民の立場に立つ。
・アメリカ型政党政治 = ▲b
スポイルズ=システム の成立。
大統領選挙で勝った党派の者に政府の官職を与えるスタイルが始まる。
・アメリカの二大政党の形成
反ジャクソン派はc
ホイッグ党 (北部を基盤)結成 → 後のd
共和党 。
ジャクソン派はe
民主党 (南部を基盤)を結成。 → アメリカの2大政党成立。
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Text p.250
・東北部の商工業の発達 → 西部の開拓の進展 西部への人びとの移住
→ 文明地域と未開拓地の境界地帯=辺境(a
フロンティア )の西への移動。
→ 新天地での自主独立、自衛意識の強い実力主義の気風が成立。
・b
インディアン を圧迫。
1830年 ジャクソン大統領 c
強制移住法 制定。
→ ミシシッピ川以西のd
保留地 に移される。「涙の旅路」と言われる。
→ インディアン人口減少。白人植民開始時 100万人→1890年には25万人。
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B
ミズーリ協定 1820年 同地が州に昇格する際に成立した協定。
内容 a
ミズーリ州は奴隷州とするが、北緯36度30分以北には奴隷州を作らない。
→ 双方の州の一を一致させるため、メイン州を新設しb
自由州 とする。
・1850年 カリフォルニア、自由州として成立。南部の不満解消のため逃亡奴隷取締法制定。
・1854年 c
カンザス・ネブラスカ法 :北緯36度30分以北にある両准州について、
自由州にするか奴隷州にするかを住民が決定する、となった。 →両派の対立再燃。
→ ホイッグ党を中心にd
共和党 結成。奴隷制反対を主張。
このころ、ストウ夫人e
『アンクル=トムの小屋』 を発表し、奴隷制を批判。
1859年 奴隷制廃止を訴える
ジョン=ブラウンの蜂起おこる。捕らえられ処刑される。
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意義 j アメリカの統一の強化、資本主義経済の発展の基盤できる。

・南部の復帰と黒人差別問題
・1865年 a
憲法修正第13条 奴隷解放宣言を明文化。
= 解放黒人にb
投票権 付与。
→ 黒人奴隷は法的には解放され自由となったが、実質的な人種差別は根強く残る。
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・憲法修正第13条を承認することを条件に、1877年までに南部諸州が復帰。
→ 解放された黒人、a
シェアクロッパー (分益小作人)となる。
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・1890年代から南部諸州でa
黒人取締法 制定され、差別が復活。
→ 南部の没落した旧大農園主(プランター)・産業資本家ら、b
民主党 を支持、
北部のc
共和党 政府に反抗。 →「堅固な南部」形成。→ 黒人に対する暴行が続く。
・反黒人組織d
クー=クラックス=クラン(KKK) (1865年結成)の活動広がる。
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・黒人差別問題はさらに続く。背景= 黒人の貧困。
黒人は▲e
ジム=クロウ といわれ、南部各地でf
黒人分離政策 が合法化される。
→ 19世紀末からg
公民権運動 が起こる。
・西部の開拓と工業の発展
・1860年代 西部の金銀採掘の鉱山街建設(ネヴァダ、コロラドなど)。
Text p.253
・牧畜業の繁栄 → カウ・ボーイによる牛の
ロング=ドライブで東部に供給。
・1870年代 農業技術の進歩、機械化 → 大平原へ農業進出 → 世界一のa
小麦 の生産国に。
・1869年 b
大陸横断鉄道 の完成 → 1890年頃、フロンティアの消滅。
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・石炭・石油・鉄鋼などの工業躍進。→19世紀末、世界一のa
工業国 になる。
背景 豊かな天然資源と西部の国内市場の拡大。
b
移民 による安価な労働力の供給。
→ 労働運動・農民運動の高まり
・1886年 c
アメリカ労働総同盟 (AFL)結成
→ 19世紀末の経済成長 → ▲「
金ぴか時代」(マーク=トウェイン)の風潮がひろがる。
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・1854年 a
ペリー 提督の日本遠征 日米和親条約締結→b
日本の開国 。
・1861〜67年 南北戦争時 フランスのc
ナポレオン3世 のd
メキシコの内乱 への干渉
→ アメリカが抗議し、フランスの干渉は失敗に終わる。
・1867年 e
アラスカ買収 ロシアから720万ドルで買収。→その直後に金鉱発見。
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20世紀 アメリカ資本主義の発展へ。
