3 オリエント文明の概要
@メソポタミアの文化の特徴 | |
1a 多神教 : 2c 楔形文字 : 3.神話 4.法律 5.生活 : 4.実用的学問: |
民族ごとに最高神をまつる。b ジッグラト (聖塔)の建設。 著名な都市の守護神の例、バビロンのマルドゥク神など。 シュメール人が創造。オリエントの公用文字として前1世紀まで使用。 d ギルガメッシュ叙事詩 :旧約聖書説話の原型となる。 シュメール法典を集大成したe ハンムラビ法典 :復讐法の規定などが重要。 f 彩文土器 、g 日乾し煉瓦 の建物 、h 青銅器 の使用。 治水の必要から天文・暦法・数学が発達。 i 六十進法 ・j 太陰暦 の使用(1週7日制などが始まる)。 |
Aエジプト文明の特徴 | |
1.信仰 ※宗教改革 2.習俗 3.象形文字 ※解読 4.実用的学問 |
a 太陽神ラー を最高神とする多神教。 → 新王国時代に体系化される。 → 首都テーべの神アモンの信仰と結びつき、b アモン=ラー 信仰となる c アメンホテップ4世 の宗教改革、一神教c アトン神 への信仰。 → e アマルナ美術 (ネフェルティティの肖像など)が生まれる。 霊魂不滅と死後の世界(f オシリス神 が支配する)を信じg ミイラ を造り、 h 「死者の書」 を墓に副葬する。 → i パピルス に象形文字で記載。 ツタンカーメン王の王墓が有名。 ・j 神聖文字(ヒエログリフ) =碑文、墓室・石棺に刻まれた象形文字 ・k 神官文字(ヒエラティック) = 神聖文字を簡略化したもの ・l 民用文字(デモティック) = さらに簡略化した文字 フランスのm シャンポリオン が、n ロゼッタ=ストーン を利用し解読。 灌漑農業に必要なo 測地術 から天文学・幾何学などが発達。 p 太陽暦 が用いられる = ローマのユリウス暦のもとになる。 |
Bペルシア(イラン)の文化 | |
1a 楔形文字 : ※解読 2.信仰 その他の宗教 4.美術工芸 5.イラン文化の 伝播 |
シュメール人以来の文字が表音化してペルシア文字を作る。 → 公用語は、ペルシア語・エラム語・アッシリア語の三つが用いられた。 グローテフェント:ドイツ人 ペルセポリス出士の碑文の研究 b ローリンソン :イギリス人 c べヒストゥーン碑文 を解読。 d ゾロアスター教 :アケメネス朝の前7世紀にゾロアスターが創始。 世界を光の神e アフラ=マズダ と闇の神f アーリマン の対立と見て、 g 最後の審判 を説く。ユダヤ教・キリスト教にも影響。 ササン朝ペルシアで国教とされる。聖典h 「アヴェスター」 の編纂。 →中国(北魏ごろ)にも伝わりi ケン教(拝火教) といわれる。 ・j ミトラ教 :インド・イラン起源の神秘教団 → ローマ世界に広がる。 ・k マニ教 :3世紀ごろマニがゾロアスター教にキリスト教、仏教を融和させる。偶像否定。 ササン朝では異端として禁止される。→ 北アフリカ、唐に伝えられる。(摩尼教) l ササン朝美術 :銀器・ガラス器・毛繊物・彩釉陶器など、工芸技術が発達。 西アジアでは、次のm イスラーム文化 (イラン・イスラーム文化)に受け継がれる。 東方:「絹の道」を通り日本にも影響を与える。(8世紀 飛鳥・奈良時代) n 法隆寺 の獅子狩文錦 o 正倉院 の収蔵物(漆胡瓶・白瑠璃碗など) |