2 古代エジプト(イスラム以前)のまとめ
@文明の形成 | |
前3000年頃 |
エジプト人=a ハム系 民族。ナイル川の定期的氾濫によって肥沃な土地を形成。 =”エジプトはb ナイルのたまもの (ギリシアの歴史家ヘロドトスの言葉) c ノモス の形成 ナイル流域の潅漑農業の開始に件い形成された村落。 下流のd 下エジプト 、中流のe 上エジプト のノモスがそれぞれ統合される。 上エジプトによる統一国家成立。→ 以後31の王朝が交替。 |
A王朝国家の形成 | |
前27〜 22世紀 前22〜 18世紀 |
a エジプト古王国 第3〜第6王朝 都b メンフィス 王=c ファラオ d 神権政治 :潅漑水路を統制し農民に貢納と無償労働を強制 e クフ王 ら、f ピラミッド を建設(ギゼ。守護神がスフィンクス)。 g エジプト中王国 第11〜12王朝 都h テーベ (現ルクソール) 中央集権化を進める。 |
B民族移動の時代 エジプト新王国のシリア進出 | |
前18世紀末 前16世紀半 前14世紀半 前13世紀 前1286年 前12世紀 前8世紀 |
a ヒクソス (インド=ヨーロッパ語系)の侵入。一時、その支配をうける。 b エジプト新王国 ヒクソスを撃退、都テーベ 第18〜20王朝 c トトメス3世 メソポタミアに進出、シリア地方をd ミタンニ王国 と争う。 e アメンホテプ4世 の宗教改革 唯一神f アトン神 への信仰の強制。 →自らg イクナートン と改名 h テル=エル=アマルナ に遷都 →テーベの神官の反発強まる。i ツタンカーメン王 の時にアメン神信仰に戻る j ラメセス2世 世界帝国としての新王国を復興させ、再びシリア進出。 k ヒッタイト と争う。l カデシュの戦い (世界最初の講和条約を締結) →ルクソールの神殿群、アブシンベル神殿などを造営。 m 「海の民」 の侵入 → オリエント世界の大変動が始まる。 →エジプト新王国の衰退。 ナイル上流の黒人王国n クシュ王国 の侵入 都ナパタ。 → 一時テーベを支配。 |
Cオリエントの統一期 | |
前663年 前525年 |
a アッシリア の侵入。メソポタミアとエジプトを統合しオリエント世界を統一。 →クシュ王国は南下しb メロエ に移動、ヒエログリフをもとにメロエ文字発明。 →アッシリア滅亡後、四国分立時代にb エジプト王国 復活するが衰退(末期王朝)。 c アケメネス朝ペルシア のd カンビュセス2世 が侵入、征服。 → その後も形式的にはエジプト王朝が第31王朝まで続く。 |
Dヘレニズム時代〜ローマの支配 | |
前331年 前304年 前31年 前30年 7世紀 |
a アレクサンドロス大王の帝国 の征服。b アレクサンドリア 市の建設。→繁栄。 大王の死後、ディアドコイの一人、プトレマイオスがエジプトを支配。 c プトレマイオス朝エジプト (ヘレニズム=ギリシア系王朝の支配) d アクティウムの海戦 女王e クレオパトラ 、オクタヴィアヌス軍に敗れる。 プトレマイオス朝エジプトの滅亡 → ローマ帝国のf 属州 支配。 → ローマの東西分裂後は、東ローマ帝国の支配下に入る → ビザンツ帝国 イスラーム教の進出 軍営都市(ミスル)のフスタート建設(現カイロの近郊)。 → イスラーム化以後も、エジプトにはキリスト教(コプト教会)が残存する。 |