2006年度 6B 世界史演習
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テーマ1 西アジアの歴史<イスラーム以前>を知る その3

解法V 流れの詳細をつかむ(2)

 古代エジプト(イスラム以前)のまとめ 

@文明の形成                                       




前3000年頃
エジプト人=a ハム系  民族。ナイル川の定期的氾濫によって肥沃な土地を形成。
  =”エジプトはb ナイルのたまもの (ギリシアの歴史家ヘロドトスの言葉)
  c ノモス の形成 ナイル流域の潅漑農業の開始に件い形成された村落。
下流のd 下エジプト 、中流のe 上エジプト のノモスがそれぞれ統合される。
上エジプトによる統一国家成立。→ 以後31の王朝が交替。
A王朝国家の形成
前27〜
 22世紀

前22〜
18世紀
 エジプト古王国   第3〜第6王朝 都b メンフィス  王=c ファラオ 
 d 神権政治 :潅漑水路を統制し農民に貢納と無償労働を強制
  e クフ王 ら、f ピラミッド を建設(ギゼ。守護神がスフィンクス)。
 エジプト中王国   第11〜12王朝 都h テーベ (現ルクソール)
  中央集権化を進める。
 
B民族移動の時代 エジプト新王国のシリア進出
前18世紀末
前16世紀半

前14世紀半


前13世紀
前1286年

前12世紀

前8世紀
 ヒクソス (インド=ヨーロッパ語系)の侵入。一時、その支配をうける。
 エジプト新王国  ヒクソスを撃退、都テーベ 第18〜20王朝
  c トトメス3世 メソポタミアに進出、シリア地方をd ミタンニ王国 と争う。
 アメンホテプ4世  の宗教改革 唯一神f アトン神 への信仰の強制。
 →自らg イクナートン と改名 h テル=エル=アマルナ に遷都
 →テーベの神官の反発強まる。i ツタンカーメン王 の時にアメン神信仰に戻る
 ラメセス2世  世界帝国としての新王国を復興させ、再びシリア進出。
 k ヒッタイト と争う。l カデシュの戦い (世界最初の講和条約を締結)
 →ルクソールの神殿群、アブシンベル神殿などを造営。
 「海の民」  の侵入  → オリエント世界の大変動が始まる。
 →エジプト新王国の衰退。
ナイル上流の黒人王国n クシュ王国 の侵入 都ナパタ。 → 一時テーベを支配。
Cオリエントの統一期
前663年


前525年

 
 アッシリア の侵入。メソポタミアとエジプトを統合しオリエント世界を統一。
  →クシュ王国は南下しb メロエ に移動、ヒエログリフをもとにメロエ文字発明。
 →アッシリア滅亡後、四国分立時代にb エジプト王国 復活するが衰退(末期王朝)。
 アケメネス朝ペルシア のd カンビュセス2世 が侵入、征服。
 → その後も形式的にはエジプト王朝が第31王朝まで続く。
Dヘレニズム時代〜ローマの支配
前331年

前304年
前31年
前30年

7世紀

 アレクサンドロス大王の帝国 の征服。b アレクサンドリア 市の建設。→繁栄。
 大王の死後、ディアドコイの一人、プトレマイオスがエジプトを支配。
 プトレマイオス朝エジプト (ヘレニズム=ギリシア系王朝の支配)
 アクティウムの海戦  女王e クレオパトラ 、オクタヴィアヌス軍に敗れる。
プトレマイオス朝エジプトの滅亡 → ローマ帝国のf 属州 支配。
 → ローマの東西分裂後は、東ローマ帝国の支配下に入る → ビザンツ帝国
イスラーム教の進出  軍営都市(ミスル)のフスタート建設(現カイロの近郊)。
 → イスラーム化以後も、エジプトにはキリスト教(コプト教会)が残存する。