1. 日清戦争 とロシアの侵出 | |
a 1894 年 | 朝鮮支配をめぐる日本と清の戦争。 〜95年 朝鮮でb 甲午農民戦争 (東学党の乱)が起きる。日清両国、天津条約に基づき出兵。 |
1895年 | 日本の勝利、c 下関条約 :清代表=d 李鴻章 日本代表=e 伊藤博文 。 ・清は朝鮮の独立を認める。・f 遼東半島 ・g 台湾 ・澎湖諸島の日本の領有。 ・賠償金2億両獲得。 ・通商上の特権付与、開港場での企業の設立などを認める。 →日本は、満州から朝鮮半島に進出をねらうh ロシア との対立始まる。 |
ロシアの侵出:i シベリア鉄道 の建設を進め、東アジアでの南進を進める。 | |
同年 1896年 | j 三国干渉 :k ロシア・フランス・ドイツ の干渉で日本はf 遼東半島 を清に還付。 その見返りとして、ロシアはl 東清鉄道 (満州里〜綏芬河)の敷設権を獲得。 → シベリア鉄道のチタとm ウラジヴォストーク を結ぶ最短路。1903年完成。 |
2.列強による 中国分割 | |
1898年〜 | ヨーロッパ列強、a 租借 ※の形で中国分割を進める。以下、列強の租借地と勢力範囲。 b ドイツ :c 膠州湾 → 山東半島 d ロシア :遼東半島南部(e 旅順・大連 ) → 東北地方(東三省) f イギリス :g 威海衛 ・h 九竜半島北部 。 → 長江流域と広東東部 |
1899年 | i フランス :j 広州湾 → 広東西部と広西地方 ※国土の一部を一定期間外国が借り、行政・立法・司法権と軍隊を駐留させる権利をもつこと。 |
日本はk 福建 地方を勢力圏とする(台湾保護を理由に福建不割譲条約を締結)。 | |
同年 | l アメリカ 国務長官m ジョン=ヘイ n 門戸開放宣言 を発表。
=o 門戸開放 ・p 機会均等 に翌年q 領土保全 の原則を加える。 |
3. 戊戌の変法 背景:日清戦争の敗北・中国分割の進行 → 知識人の危機感強まる。 | |
1898年 | 6月 a 康有為 ※らがb 光緒帝 に登用されc 変法自強 を掲げ、改革をめざす。 日本の明治維新にならった立憲君主政体の樹立をめざす運動。 ※d 公羊学派 の学者。『春秋公羊伝』を重視し、孔子を改革者としてとらえる。 |
同年 | 9月 e 戊戌の政変 f 西太后 ら保守派がーデタを起こし改革派を弾圧。 b 光緒帝 は幽閉されa 康有為 、g 梁啓超 ら指導者は日本に亡命。 |
4. 義和団事件 (北清事変) | |
19世紀後半 | a 仇教運動 強引なb キリスト教の布教 に対する民衆の反発。 c 義和団 山東地方白蓮教系秘密結社で、外国人排斥をとなえ民衆を指導。 |
d 1900 年 | e 「扶清滅洋」 を掲げ蜂起。鉄道・教会・商社を襲い、北京の外国公使館を包囲、 日・独の外交官を殺害。f 西太后 も義和団を支持、各国に宣戦布告。 → 8ヵ国共同出兵:g 日本・ロシア・イギリス・アメリカ・ドイツ・フランス 及びオーストリア・イタリア(中心は日本・ロシア) → 8月北京占領。 |
1901年 | h 北京議定書 (辛丑和約) 1901年 清朝が11ヶ国と締結。 賠償金4億5千万円の39ヵ年賦支払、北京へのi 外国軍隊の駐在 、 北京周辺の防備撤廃などを認める。 → 中国のj 半植民地化 進む。 |
1904年 1905年 | 東北地方に居座るk ロシア と大陸侵出を狙う日本が衝突=l 日露戦争 勃発。 日本がポーツマス条約でm 遼東半島南部 租借権、n 南満州鉄道 の利権などを獲得。 |
1. 光緒新政 義和団事件後の清朝政府による上からの改革 | |
a 光緒帝 (実権はb 西太后 )、立憲制度準備に踏み切る。 | |
1905年 | c 科挙 を廃止(d 袁世凱 、張之洞ら漢人官僚の提言) |
1908年 | ・e 憲法大綱 を発表、8年後のf 国会開設 を公約。 ・西洋式軍隊の育成 g 新軍 (新建陸軍の略。1895年創設。)をd 袁世凱 が掌握。) この間、h 民族資本家 の成長。外国資本の進出に対するi 利権回収運動 を進める。 |
同年 | 光緒帝・西太后ともに没し、新政終わる。 ・j 華僑 、留学生の中に、清朝打倒、漢民族の主権国家建設の要求強まる。 |
2. 孫文 の革命運動始まる | |
1894年 | 秘密結社a 興中会 をハワイで設立(広東派)。 他に、章炳麟らはb 光復会 (浙江派)、黄興らはc 華興会 (湖南派)を結成。 |
1905年 | 上記三派が団結し、d 中国同盟会 を東京で結成。機関紙『民報』を発行。 |
・e 三民主義 を提唱:f 民族の独立 ・g 民権の伸張 ・h 民生の安定 | |
・i 四大綱領 :駆除韃虜(清朝支配を脱すること)、恢復中華、創立民国、平均地権 | |
3. 辛亥革命 | |
1911年 | 清朝政府、従来のa 軍機処 を廃止し、満州皇族中心の責任内閣制をとる。 ・英・米・独・仏の4ヶ国銀行によるb 四国借款団 結成し、外国からの借款による c 鉄道国有化政策 を打ち出す。 → 革命派・立憲派ともに反対運動起こす。 |
d 1911 年 | e 四川暴動 が勃発し、全国に拡大。10月10日 f 武昌蜂起 起きる。 =g 第一革命 :革命派軍隊が挙兵し、全国に波及、14省が清から独立を宣言。 |
1912年 | 1月1日 h 中華民国 建国:首都i 南京 j 孫文 は臨時大総統となる。 =アジアで最初のk 共和政国家 となる。漢・満・蒙古・蔵・回の五族共和をうたう。 → 清朝政府 l 北洋軍 をにぎるm 袁世凱 に軍・政の全権を付与し革命鎮圧をはかる。 |
同年 | 2月 清朝の総理大臣m 袁世凱 、革命政府と取引し、n 宣統帝 を退位させる。 → 清朝滅亡。(宣統帝溥儀は後に1934年、満州国皇帝となる。) |
4. 袁世凱 の独裁 | |
1912年 | 3月 a 袁世凱 、臨時大総統となり北京遷都。 → 中華民国a 臨時約法 を公布(c 宋教仁 が起草)。大統領の権限を制限。 |
同年 | 8月、中国同盟会を中心にd 国民党 を組織。c 宋教仁 らが指導した公開政党。 |
1913年 | 選挙で大勝。 → 北京政府によりc 宋教仁 暗殺される。 |
同年 |
7月 e 第二革命 :d 国民党 による反袁世凱の蜂起。北京政府によって弾圧さる。 →a 袁世凱 正式にf 大総統 となる。 翌年、新基本法の新約法を制定。 |
1914年 | g 孫文 は日本に亡命、h 中華革命党 を組織。 再び秘密結社とする。 |
1915年 | a 袁世凱 、みずから皇帝になろうとし、帝政復活宣言。 → 諸外国の承認得られず。 12月i 第三革命 :雲南地方で起こった帝政反対運動。翌年、帝政復活宣言取消。 |
5.軍閥の抗争と民族意識の高まり | |
1915年 | 第1次世界大戦のさなか、日本が中国に対しa 対華二十一カ条要求 。袁世凱政府が受諾。 |
1916年 | 袁世凱死後、b 北洋軍 が分裂し、北京政府はc 軍閥 政権が抗争し、混乱。 d 安徽派 の段祺瑞、e 直隷派 の曹 ![]() |
1917年 | 民族資本の成長を背景に、g 文学革命 始まり、民族意識が高まる。 |
1919年 | ヴェルサイユ条約反対、反軍閥政府のh 五・四運動 が起きる。 |