ロンドン 花巡りの旅 F


おまけ

◇街角の花
Buddleja 確かに花のシーズンは終わりかけていたけど、それでもあちらこちらに花の木や花壇があってきれいでした。そして、やはりガーデニングの本場だなぁと思うのがアレンジの仕方。何気ない花壇でも、ただ花を並べるのではなくて、一つ背の高い花を植えたりしてアクセントがあるんですよね。

今回 街でよく見たのは、ブッドレア(Buddleja)という木の花。紫、藤色、白の色があり、本当にあちこちで見かけました。 日本では、真夏にあちこちで夾竹桃を見かけますが、そういう存在ですね。
日本とイギリスでは気候が違うので、花のシーズンも微妙に違います。大体は似ていたけど、紫陽花が8月になっても色が残っているということは日本ではあまりないですね。西洋紫陽花は少し色あせた感じになっていたけど、ガクアジサイなどはまだまだきれいでした。

◇イギリスの味覚
「イギリスは食事がマズイ」といわれるけど、最近はモダン・ブリティッシュなんて分野もあるし、ここ10年で随分バラエティ豊かになったそうです。実際、スーパー巡りは楽しかったし、滞在中は色々試して楽しみました。その中から印象に残った食べ物をいくつかご紹介します。

◆ヨーグルト
私はヨーグルトに目がなくて、ヨーロッパ圏の国にくると、よく日本にはないフレーバーのヨーグルトを試します。今回は、WAITROSEでルバーブグースベリーを買って、朝食に出してもらいました。ルバーブはちょっと酸味があるな、程度の感想だったのだけど、グースベリーはすっぱくて大変美味! 買って帰りたかった〜
そうそう、このヨーグルト、食感がヨーグルトより少しフワッとムース状になっていました。クリームがミックスされているようで、だから酸味が強いフレーバーでも美味しいのかなぁ。

◆サンドイッチ
やっぱりイギリスといえばこれですよね。何度か食べたけど、種類が豊富で選ぶのに迷ってしまいます。キュー・ガーデンズの売店で買った卵サンドは、卵の中に貝割れ菜が混ぜてあり色目もきれいで感心。アフタヌーン・ティーのときは、キューカンバ・サンドが出てきて「これが本場のキュウリのサンドイッチなのね」と感動したのでした。

◆タラの燻製
スーパーの魚コーナーは、日本と違って切り身パックになっていないものも多数あった。ケースの中で、でろーんくね〜と大きな身体を横たえる魚たち。そんな中で一際目を引いたのが、このタラの燻製。なんと、身が真っ黄色なのである。Cちゃんも食べたことはないらしいけど、多分焼けば食べられるだろうということで夕飯に出ることになった。感想は…すごく塩辛い!! これだけではとても食べられず、ごはんに乗っけてやっと丁度いい辛さに。イギリス人はどうやってこれを食べるのだろう…

◆お菓子
つねづねCちゃんから「イギリスのお菓子はボリュームがあって激甘」と聞いていて、一度は挑戦せねばと思っていた。実際はメインディッシュでお腹がいっぱいになり、デザートへはなかなか辿りつけず残念なことに… でも、確かに帰りの飛行機で食べたサマー・プディングは甘かったし、Cちゃんオススメのイチゴとクリームのキャンディもかなり甘い。イギリスは塩辛かったり甘かったり、大変である…

◇POST CARD
絵葉書コレクターの私、今回も50枚以上買いました(そのうち15枚くらいはロンドンから暑中見舞い代わりに出してしまったけど)。イギリスは変なカードが多くて楽しいです。王室御一家の写真とか(ほとんどブロマイド)、四角ではなく、形そのままにくり貫いたやつとか。エリザベス女王のアップをくり貫いたやつとかもあったけど、さすがにそれは遠慮しました…

今回は郵便局で記念切手もGet。記念切手といっても、日本のように数十枚がシート売りになっているのではなく、4種類の切手が1枚ずつセットになっているもの。7月の切手は「POND LIFE」というテーマで、カエル・ゲンゴロウ・魚(イトヨ)・トンボがデザインされているもの。たった£2.1なのに、丁寧な解説も付いていてお得です。

ストーンヘンジ型にくり貫かれたカード
◇最後に
今回イギリスの雰囲気を味わうために読んだ本です。
  • Yuyuのイングランドおいしいしあわせ  王 由由 著、東京書籍
    食べ物に関する話が、本当におしゃれでおいしそうに紹介されています。

  • 英国とアイルランドの田舎へ行こう ダヤンのスケッチ紀行  池田あきこ 著、中央公論新社
    英国の田舎の暮らしの雰囲気を味わえます。今回遠出はできなかったけど、いずれまた。

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