ロンドン 花巡りの旅 D


2001.8.2

昨日まではあんなに天気が好かったのに、今日は一転して曇りのち雨。まぁ、これが本来のロンドンの天候のようですが…
いずれにしろ、今日はお買い物デー。明日には帰国なので、今日中にいっぱい買わなくちゃ!
というわけで、今日はお花巡りとは関係ありません。あしからず。

◇ダンナの土産に悩む
私のお土産リストを見たCちゃんは、まずPiccadilly Circusに連れて行ってくれた。FORTNUM & MASONで会社用に紅茶を買った後、本屋とメンズの洋品店へ。今回ダンナを日本に置いてきたわけだが、その代わりにダンナからは「フリーマントルの本」と「手袋」を頼まれていた。
フリーマントル(Brian Freemantle)って、ハードボイルドか何かの作家なんですかね。ダンナがよく読んでいるから名前は知っていたけど、いざ頼まれると難しい。本人は「きっとすぐ見つかるよ」っていってたけど、全然見つからない。Cちゃんにお店の人に聞いてもらって、2軒目の本屋でやっと1冊発見。その店では端末で発行状況まで調べてもらって、「もう増刷予定がないのでこれきり」と教えてもらった。ホントにイギリスの作家なの〜っ?
さらに難題だったのが「手袋」。うちのダンナは、Cちゃん曰く「日本人にあるまじき大きさ」で、手袋のサイズはXL。こんなサイズ、日本では扱ってなくて、今使っているのは8年前にドイツで買ったもの。日本なら8月に手袋を扱ってる店なんてないけど、Cちゃんが「イギリスでは日本のように「夏なら水着ばっか」のように季節商品一色になることはないのであると思う」といってくれたので、とりあえず探す。…確かに10軒近くの店に入って、半分以上は手袋を扱っていた。XLサイズの手袋も、3軒くらいの店には置いてあった。でも、イギリスっぽい高級感溢れるものばかりだったので、今回は見送りました…

◇Harry Potterの国
本屋に行って気が付いたのだけど、イギリスは今世界中で流行っている「ハリー・ポッター」の国なんですよね。本屋に新刊が山積みになっていたし、地下鉄で読んでいる人を何人も見かけました。私も本屋でグリーティングカードを見つけて買いました。
というか、私はイギリスでは「ピーターラビット」とか「くまのプ−さん」「パディントン」などのキャラクターものや、「不思議の国のアリス」や「ピーターパン」などの名作のキャラクターの雑貨などがあるのではないかと思っていたんですね。でも普通の店にそういうものは全然なくて(ピーターラビットやパディントンは、ウェッジウッドやハロッズに行けば会えるけど)、結局いくつかのカード類を見つけたのみ。ステキなキャラクターを次々生みだす国は、いちいちこだわっていないのかもしれませんね。

◇ショッピングのアミューズメントパーク Harrods
次にKnightsbridge駅に移動して、あの英国王室御用達デパート・ハロッズへ。もー、入り口に警備員が立ってるし(短パンにリュックの白人男性が入り口で止められてた)、Cちゃんが「何も買わなかったら、出るときに£1取られるかも」とか脅すし、楽しいけどキンチョーしました。でもやっぱり楽しかった!
まず、「イギリスっぽい小物を」と思って雑貨などのフロアに行ったのだけど、お値段が立派過ぎ。諦めてステーショナリーのコーナーでカード類を買い込む。その後、地下の食品売り場へ。やっぱり私はこういうところが好きですね〜! お惣菜コーナーのめくるめくきらびやかさったらないです! あと、フルーツコーナーのベリー類のセットも愛らしかった。一つの箱の中に、イチゴブルーベリーラズベリーレッドカラントなどがいっしょくたに入っている様子が、なんて可愛いんだろうと思いました。
最後に念押しで「手袋」を探しにスポーツ用品のフロアへ。…イギリスと日本のスポーツは違う(゚.゚)  もちろん水着やゴルフ用品があるのは同じだけど、ハンティングやポロのコーナーは日本にはない。通路のまん中に本物そっくりの馬の置物があったりして、ただただ「さすが〜」と思ったのでした。

【お詫びと訂正】※ このレポートを読んだCちゃんから「ハロッズで買い物しなくても、£1を取られたりはしません。あれは、トイレ使うのに£1取られるかも、って言ったんですよ。そうでないと、ぼったくりデパートになっちゃいますよ」とコメントがありました。ははは…

◇食品売り場が地下にない!? HARVEY NICHOLS
イギリスで3番目に有名なデパート、ハーヴェイ・ニコルズ。事前に読んだ本に「(ここの)オリジナルフードは、パッケージデザインがとてもおしゃれ」とあったので、ぜひ行きたかった所。で、こちらのデパートは、雰囲気的には新宿のデパートって感じで入りやすい。でも、肝心の食品売り場がない…!? と思ったら、なんと最上階の5階にあったのでした。
こちらのFOODMARKETは本当におしゃれで、ハーヴェイ・ニコルズブランドのパッケージもモノトーンでステキ。円柱型の缶に入ったクッキーや紅茶、三角柱型のパッケージのリゾット・キットなどをGet。ほかにも色々あって、笑えたのが「友白髪」という名前のそうめん(ちゃんと日本のメーカーが作ってる)と、メロン&キュウリ味のジュース。ジュースは買っちゃいました。どんな味がするんだろう〜

そうそう、ここの料理本のコーナーで、行きの機内誌で見たJamie Oliverくんの本を見つけた。でも結構分厚い。Cちゃんが「もっと薄い本もあったはず」というのでやめたけど、ケンタロウの本にしてはなんだか難しげな感じがするぞ…

◇麗しのアフタヌーン・ティー
今日は3時からCちゃんオススメのホテルでアフタヌーン・ティーをすることになっていたので、お昼ご飯も食べずに頑張ってました。
ホテルは、Baker Street駅の近くにある、The Landmark London。ヴィクトリア様式の美しい建物で、入り口はもちろん自動ドアなんかじゃなくて、ホテルマンがドアをサーッと開けてくれる。中は吹き抜けになっていて、天井が明るい。中央にThe Winter Gardenという広い喫茶コーナーがあって、そこでアフタヌーン・ティーができるわけです。
さて、初めてのアフタヌーン・ティーの内容です。大きなカナッペ3種類。サンドイッチ3種類。パウンドケーキ3種類にスコーンが2種類。最後にケーキが2種類… をポット一杯のお茶でいただきます。スゴイ量で、とても全部は食べきれなかった…。でも、イチゴのパウンドケーキ(まっピンクなんだけど、しっとり甘酸っぱい)と、ベリーのムースケーキはとても美味しかったです。クロテッドクリームを付けていただくスコーンも。紅茶も、ちゃんと淹れてもらうとなんていい香がするんだろう。でも、スゴイ勢いで茶渋が付いて行くのにはびっくり。Cちゃんはいつも茶渋が一番少ないアールグレイを頼むそうだけど、私が頼んだアッサムはすごい。真っ白なカップにどんどん茶渋の層が…

帰りにCちゃんのお買い物のために近所のスーパーへ。ここでもお茶やカップスープの素などを買い込む。明日はとうとう帰国なので、スーツケースに荷物を詰めたんだけど、もうギリギリ。あと1個何か買ったら入らなかったよ〜!
そして、夜は私のためにフェアウェル・パーティを開いてくれました。Cちゃん&ダンナさま、1週間お世話になりました!!


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