今日もJTBのマイバスを利用して、「バースとストーンヘンジ 1日観光」ツアーに行ってきました。
しかし、そうは問屋がおろさなかった。今日のガイドはイギリス人女性のジョアンナさん。綺麗な金髪で背もスラリと高く、いかにも西洋人なのに、バリバリの日本語でガイドしまくる(しかもその日本語は、聞く人が聞くと関西弁だったらしい)。Piccadilly Circusを出てから最初の目的地のストーンヘンジまでの2時間強、ひたすらガイド・ガイド…。まずは市内のガイド。バスから見えるものをすべて説明してくれる。博物館、デパート、ロンドンで人気のケーキ屋、コーヒー屋…。繁華街を抜けて民家が多くなると、家の作りの説明。歴史の古い街だからねぇ。ヴィクトリア朝だの、煙突の話だの、都市部と郊外の人の暮らしの違いだの、話題に事欠かない。民家も少なくなってくると、今度は目に入る木や鳥の話。イギリスの木であるオークの話とか、たまたま飛んでいたカササギ(Magpie)の古い言い伝え(詩?)を教えてくれる。
そんな中で、私にとって一番有意義だったのが、ブナの木の話。曰く「イギリスには3種類のブナの木があります。普通のブナ、葉の裏が白くて風が吹くと銀色に見えるシルバー・ブナ、葉が茶色いコッパー・ブナ」。…おお、これだ! 「紫蘇の木」と呼んでいたのはブナの木だったんだ!(ちなみにコッパーは銅。正しい英語名はCopper Beechですね)。
まだまだ続きます。完全に街を抜けて見えるものが畑ばかりになってくると、今度は紙(ジョアンナさんお手製のレジュメ)が配られた。3枚あって、1枚目はイギリスのCountry(郡)の地図、2枚目はイギリスの地質分布図、3枚目がストーンヘンジの変遷を図解したもの。英語と漢字とローマ字書きが混じっていて、ちょっと読むのに手間取る。でも、イギリスは地質的に大半が粘土質で硬い石が採れないので、レンガ造りの家が多いなどと説明があって、なかなか面白い。
まずはRoyal Crescent。バスで急な坂道を登り、公園のように花がきれいなところに出たと思ったら、その奥には優美な三日月型の建物が。説明では「アパート」と聞こえた気がしたんだけど、ガイドには博物館&ホテルとある。いずれにしろ美しい建物です。
その後バスで街の中央広場まで移動して2時間半の自由行動。最初にRoman Baths Museumに入る。これが浴場跡です。中央にプールのような浴場があり、周囲の建物の中は博物館になっている。浴場跡には今でもバスクリン色の水が張ってあるのだけど、ジョアンナさん曰く「雑菌がたくさんいるので絶対触らないで」。でも、触れちゃうんだよ〜。小さな子供が触ってたよ〜。こんなアバウトなところが日本と違う、と思うのであった…。
お昼を食べて周囲のお店をウロウロ(雑貨からブランドから何でもある)した後、Bath Abbey(バース寺院)へ。割と大きな寺院で、外観も美しければ中の天井やステンドグラスも美しい。私は教会建築には詳しくないのだけど、中にはパイプオルガンや個人のお墓があったりもする。床にも文字が彫られた石がたくさん埋め込まれていて、寺院中で祈っている感じ。3時になったらいきなり司祭さまがお説教を始めるし…
そんなこんなで意外に時間が立つのが早く感じられた街でした。ジョアンナさんは、帰りのバスでは最初にツアーのみんなから質問を受け付けた後は、さすがにあんまり喋りませんでした。
Royal Crescent | Roman Baths Museum | Bath Abbey | |
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