３　東アジア諸地域の自立化

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ア．東アジアの勢力交替

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イ．北方の諸勢力

  ９１６年　a　耶律阿保機  （太祖）が東モンゴルを統一し建国。
　　→　一時中国風のb　遼　を国号とする。
  ９２６年　ｃ　渤海　を滅ぼし、さらにモンゴル高原を制圧。
  ９３６年　後晋（五代の一つ）の建国に協力した代償として、ｄ　燕雲十六州   を併合。
　　　＝　河北・山西の北部（万里の長城の南側）。都を燕京（現北京）に置く。
      →　ｅ　宋　（９６０年成立）を脅かし、華北に侵入。
　１００４年　ｆ　セン淵の盟　　宋（真宗）が遼（聖宗）に和議を申し出る。
　　内容 ＝　宋を兄、遼を弟とし、宋が毎年絹20万匹・銀10万両を遼に送ることを約束。　

 ・遼の統治形態：北方民族として本拠地を保ちながら、中国をも支配した最初の王朝。（征服王朝）
   ｇ　二重統治体制　をとる＝遊牧民族にはｈ　部族制　、漢人など農耕民にはｉ　州県制　を適用。
      部族制にもとづく官職を北面官、州県制にもとづく官職を南面官という。
 ・文化 ：中国文化を吸収し仏教を保護。独自のｊ　契丹文字  を創作。
　

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  　  １０３８年　李元昊がa　西夏　（大夏）を建国。都は興慶。

     　　→　黄河上流城のb　内陸（東西）貿易路　を制圧。しばしば宋に侵入し圧迫。
　　　　→　１０４４年　慶暦の和約　で毎年、銀や絹を受け取る。

  　　文化：仏教が盛ん。漢字を基にして独自のc　西夏文字　を創作。

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　 　　文化：f　女真文字　の考案　次第に漢文化に同化。
　　　→　１１５３年、都を燕京（現在の北京）に遷す。　盧溝橋を建設。

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　　　→１２世紀頃のアジア

ウ．宋の統治

   　都はb　開封（べん京）　　→ ９７９年　次のc　太宗　が中国を統一。

    節度使（藩鎮）の勢力を抑え、d　文治主義  の政治を行う。
　　中央では、門下省を廃止し中書省と併合し、中書門下省とする。
　　　　　　　軍事統制機関として枢密院を置き、皇帝直属軍＝禁軍を管轄させた。

    皇帝権力の強化＝e　科挙 　制度の完成：州試、省試に続き最終試験を、皇帝が試問

      するf　殿試  とする。また、秀才科・明経科を廃止し進士科に一本化する。

　　　科挙を突破することができた経済力のある新興地主層をg　形勢戸　（官戸）という。

    対外消極策＝契丹（遼）・西夏との講和を進める。（上述）

    　１００４年　契丹（遼）との講和　＝h　セン淵の盟　　絹と銀を歳賜として贈る。
　　　１０４４年　西夏との講和　＝　慶暦の和約　銀、絹、茶を贈る。

　　  防衛費の増大・官吏の増大　→　財政の窮乏。

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   a　財政難の解消と富国強兵  　をめざし、b　新法　とよばれる改革を行う。

    c 青苗法　：貧農へ植え付け時に金銭や穀物を低利で貸し付け、収穫時に返済させる。

 　 d　均輸法　：各地の特産品を不足地で売却し物資流通の円滑化と物価安定をはかる。

　　e　市易法　：中小商人への低利貸し付け。

　　f　募役法　：徴税・治安などの役務の代わりに免役銭を徴収し、役務は希望者から募集。

　　g　保甲法　：農閑期に農民に軍事訓練を行う。傭兵に変わる兵農一致策。

    h　保馬法　：馬を民間で飼育し、戦時に徴発する方法。

　　　→　地主・大商人、特権的な官僚が反発。
  ・税制　方田均税法の実施。

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　　　王安石の改革を支持する一派＝　a　新法党　 

　　　反対派＝ b  旧法党  （保守派のc　司馬光　ら。地主層・塩商人などが支持）
　→　北宋末、各地に農民の反乱起こる。（後出）

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　　 上皇の徽宗・皇帝の欽宗を捕える。皇帝の弟の高宗が江南に逃れc　南宋   を建て、

 　　　d　臨安　（現杭州）を都とする。
　　　→　和平派のe　秦檜  と主戦派のf　岳飛  が対立。和平派が権力握る。

　　１１４２年　金と和議。g　淮河　を国境とし、金に臣下の礼をとり多額の銀と絹を送る。

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エ．宋代の社会

オ．宋代の文化

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