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CAmiDion - MIDI Chord Helper Mobile

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CAmiDion CAmiDion コード(和音)を簡単に弾ける

電子楽器 CAmiDion

CAmiDionは、PC用Javaアプリ MIDI Chord Helper を実体化してみよう、という発想から生まれた楽器です。 この発想で実際に作ってみた結果、コードボタンをワンプッシュするだけで簡単に和音を鳴らして楽しめる、小型のモバイルシンセができました。

コードボタンを持つ既存の楽器として、アコーディオンオートハープ、QChord などがありますが、CAmiDion では MIDI Chord Helper からの発想を取り入れることで、 比較的簡単に作れて、小型でありながらギターよりも簡単にコードを演奏して楽しめる、そんな楽器を目指して進化してきました。

和音を鳴らすだけでなく、単音モード(コードのルート音だけを鳴らすモード)に切り替えてアルペジオ演奏したり、 単音の同時押しで和音を鳴らすこともできます。右隣=完全五度上、上=オクターブ上、下=短三度下、のような一定の規則で並んでいるので、 近隣のボタンだけで自然に近親調のコードを鳴らすことができます。

しかも小型なので、気軽に持ち歩いて色々なシーンでギターのようにコードを弾いて演奏を楽しめます。 (例えば、カラオケボックス、ミュージックバーでの楽器セッション公園での青空セッションNETDUETTOを活用したネットワーク越しのセッション…など)

使用マイコンはATMEL ATMEGA328P、 開発言語はArduino IDE 上の C++ です。

2009年5月頃から製作を開始。当時はユニバーサル基板に手配線して製作していましたが、 数々の改良を経て、ついに2014年春、プリント基板化に踏み切ることに。 KiCadで作った基板設計データ(ガーバーデータ)を 中国の格安基板製造サービスにアップロードして注文することで、10枚以上ものプリント基板を一度に作れるようになったことから、 この基板を頒布するようになりました(最新情報については CAmiDion blog を参照)。


演奏例

CAmiDionで弾きやすいクラシック曲の一つ「威風堂々」(Pomp and Circumstance)を演奏してみた例です。

和音モード

ボタン一つで、コードネームが液晶画面に表示され、その通りの和音が出ます。

単音モード

コードのルート音だけを鳴らすことで、アルペジオの延長でメロディ演奏もできます。

今まで作ったCAmiDion

コード(cord)をつないで、コード(code)を書いて、コード(chord)を演奏しながら、進化を続けてきました。

CAmiDion SinglePCB CAmiDion 2号機 CAmiDion 5号機 CAmiDion 6号機 CAmiDion 4号機 CAmiDion 3号機 CAmiDion 1号機

CAmiDion のボタン操作

▼コードボタンの並びは五度圏と同じで、 右へ1つ進むごとに音階が完全五度(7半音)上がるように配置されています。

赤中央をホームポジションとし、その隣近所を動き回るだけで簡単にコード演奏を楽しめます。
一時的にちょっと遠くの黄色のボタンを使うと、心をぐっと遠くへ揺さぶるようなコード進行になります。
コードの遠近感を目と耳で同時につかめるので、耳コピや作曲に役立つ音感が自然に鍛えられます。

コードボタンは和音だけでなく、ルート音だけ単音として鳴らすモードでメロディを弾くこともできます。
さらに、ランダムアルペジエータも装備しているので、 ボタンで切り替えたコードとリズムに合わせた簡単な自動伴奏もできます。
左端にはオクターブ調整スライダーを装備し、MIDIのカバーする全ての音域の音階を鳴らせます。


MIDI
Ch.

Key

M7

add9

7

-5/+5

アルペジエータ
ON/OFFボタン

リズム音
ON/OFFボタン

和音/単音
切替ボタン
CAmiDionのコードボタン配列

移調(●Key)ボタンを使うと、 ▼このようにキー(調)と色との関係をシフトさせることができます。

CAmiDionのコードボタン配列(色が動く)

▲左側の6つのボタンは、MIDI Chord Helper で使う [Shift] キーや [Ctrl] キーなどと同様、モードを一瞬切り替えるために使います。

より詳しいボタン操作はこちら

CAmiDionの由来

CAmiDion

C と Am のコードボタンが縦に並び、MIDI にも対応、 アコーディオン(Accordion)っぽい配列
C + Am + MIDI + AccordionCAmiDion

と同時に、kamide+on(音) という意味もあります。

これの Arduino 互換機部分は CAmiDino といったところでしょうかw

読み方は「キャミディオン」「カミディオン」どちらもありです(後者のほうが言いやすいかな…?)

コミュニティ

この楽器で、誰かが開いているニコ生セッション♪(現在は終了)やNETDUETTOルームに参加するなど、ネットワーク越しのセッションに活用することもあります。

ときにはカラオケルームにCAmiDionを持ち込んでその場でコードを追って弾いてみたり。

2013年5月からはミュージックバーに持ち込んでのセッション楽しむようになり、それ以来、年に数回程度ネオコイワセッションに参加しています(こんな感じの演奏にCAmiDionが混じったりポケット・ミクが混じったり…)。

あとは、公園での青空セッションの機会があれば、それに参加してみたり。

楽器を電子工作で作るだけでなく、みんなで演奏(セッション)を楽しんだりもしています。

機会があればぜひ僕のCAmiDionとセッションしましょう!

ニコニコ技術部などの電子工作系に顔を出しながら、 こんな変わった自作シンセでちょこちょこセッションに出没している人はニコニコ動画ではおそらく僕しかいないと思います。
それぐらいコードを弾きやすい楽器なのですよ…。

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「NETDUETTOのCM作ってみた」動画の中にも、電子楽器CAmiDionが出てきます。

イベントで展示&発表

今後の出展予定

電子工作や楽器演奏、VOCALOIDなどに関連するイベントを見に行くときや、 きまぐれに一人で出かけたりしたときなど、不定期にこの楽器および(もしあれば)頒布用基板を持って出かけることがあります。 そのときは twitter でつぶやいているので、 興味のある方はぜひフォローしてみてください。

これまでに電子楽器CAmiDionの出展やプレゼンなどを行ってきたイベント


▼ 以下は2012年10月以前の記録です。Maker Faire Tokyo 2012 以降の記録については CAmiDion blog のほうに残してあります。よりおおざっぱで広範囲の歴史年表はこちらを参照

2012/10/06〜07 工大祭 Ti-tech Museum / Nico-tech EXPO(in 東京工業大学・大岡山キャンパス)

昨年までの「ニコニコ技術文化祭」が Ti-tech Museum に吸収されて Nico-tech EXPO というコーナーに生まれ変わり、その中で展示しました(体育館の N-507)。 CAmiDion1号機〜3号機のほか、音の出る押しボタン式信号機、手回し発電LEDテスター、 ソーラーネギ振りはちゅねミクのほか、勝手に往復する車のおもちゃ(今回初)などを展示。

過去3回行われた「ニコニコ技術文化祭」のときは大岡山キャンパスの端のほうばかりでしたが、 今回は体育館だったこともあってか、お子様連れも多かったです。 そんな中、僕が6月までいた職場の同じチームの人(男の子連れのお母さん)にばったり遭遇、 子連れで訪れることができるくらい近いことがわかってお互いびっくり。 ちなみに職場では飲み会限定でCAmiDionを持って行って見せていたりしていたのですが まさかこんなところで展示してるとは…と相手も驚きの様子でした。

置いてあった車のおもちゃですが、来場したお子様(特に男の子)が興味を示すことも多かったですね。 そのときにスイッチを入れ、お子様と床でキャッチボールみたいな遊びもできました。

CAmiDion1号機は、今となってはもうニコニコネタの弁当箱状態ですw あの元祖ネギ振り動画の再現中心でした。内蔵メロディで特にウケたのはやっぱりファミマ入店音マクドナルドのポテト揚げるやつの音でしたね。日常生活で何気なく聞いたことあるような音は特に一般ウケしやすいということが実感できました。 ちなみに今回新しく入れてみた「シャバドゥビタッチヘンシーン!」は、流しても気づいた素振りを見せる人はなぜか誰もいませんでしたw 2号機、3号機は小型化されたシンプルな「和音シンセ」として説明できました。 特に今回初登場した3号機は液晶つきにしたので、コード表示や波形表示など、 見てすぐわかってもらえてよかったです。やっぱり面白そうなビジュアル化はしてみるものですね。

音の出る押しボタン式信号機も今回はウケたみたいです。子供から大人まで「おぉぉ」みたいなw 考えてみたらこれだって日常生活の何気ない姿の再現ですよね。 今度は青になるまでの待ち時間表示も再現してみようかなw

AC電源はアンプのみで、あとはeneloopを中心としたNi-MHで駆動するものばかりでしたが、 事前にすべて満タンにし、一日目から帰ってきたときに充電したのですが、これで十分にもちました。

近隣ブースの様子

ちょうど背中合わせの配置だったちっちゃいものくらぶでは Arduino関連品やクモのロボットなどの展示販売をやっていました。 また、すぐ近くではMTMでもよく見かけたanipovの展示もありました。 今回の会場は体育館だけで暗室がなかったため、自力で小さな暗室を組み立てて その中で展示していました。

みんなのレポート

2012/04/28(Sat.) ニコニコ超会議の1日目(ネギ振り協力)

1日目だけ一般入場という形に行ってきて、「ニコつく2」内の「みんなのネギ振りミク集めよう2012」に協力してきました。 ネギ振りはちゅねミクつきの CAmiDion 1号機と、ソーラーネギ振りはちゅねミクです。→【写真】

片道2時間以上かけて幕張メッセへ行き、ろくに飯も食わず、入場で1時間も待たされ、 混雑で半分疲れている中、最初は1号機を首から提げていたのですが さすがに邪魔臭くなってきたので、ここで1号機を展示してもらうことにしました。 展示していたのは14:00前くらいから1日目の終了まで、僕がいる時限定の展示でした。 その後はニコニコ技術部などニコつく出展者を中心とした打ち上げに参加し、 そこでしっかり食べて飲んでCAmiDionをぶら下げながら楽しくお話ができました。

ニコつくのお隣、ニコニコ軽音部ブースでセッションをやろうとしたら3.5φのジャックにはどうやら対応してなさげ… 結局自前のアンプで横で合わせて弾いてただけでした。 そのときの僕が映ってる写真がありました。このページの最後の写真です → [投げっぱなしでいいじゃないっ! 2012/04/29 00:35 ニコニコ超会議]


2012/04/14(Sat.) エレキジャック・フォーラム in Akihabara 2012 (in UDX 4F)

2番目に(11:05〜)CAmiDionのショートプレゼンを行いました。

展示のほうは落選してしまいましたが、プレゼンのあとCAmiDion1号機と2号機を 首からぶら下げるというスタイルで会場を回ってきました。電子楽器ウダーとの合奏も楽しめました。

AquesTalk pico(通称:ゆっくりチップ)も買いました。 その日の夜に動作確認もできました。 秋月HPからリンクのある回路図(pdf)では、モードを切り替える4本のピン(PMOD0/1、SMOD0/1)が 空いたままになっていますが、実際はきちんとつないで Hi/Lo のどちらかに固定する必要があります。 あと、シリアルからの送信時は、行末の [CR] が必須です。

2x16桁7セグメント表示I2C液晶パネルを岡山昌二氏からいただいてきました。 翌日に実験して一応動作しました。 資料はこちら。ピン配置は表を上にして左から、+5v、GND、+5v、NC、SCL(analog15)、SDA(analog14)、です。 +5vは片方だけじゃなく両方接続しないと動作しませんでした。 ちなみにこれは開催の少し前にツイートしたこの問題大ヒントでもあったりしますw
参考にして 全面表示テストスケッチ I2C_7seg_LCD_test.ino を書いてみました。 → 4年半後、液晶表示を実行している様子をスマホから動画ツイートし、ブログにまとめました:2016/09/19 エレキジャック・フォーラム2012でもらった7seg液晶が出てきた

3mm黄LEDx25個のシートが10円で買えたりしました。3mm黄は使い果たしていて 家に全然なかったのでちょうどよかったです。

これまでのようにニコニコ技術部やMake:で知り合った人達だけでなく、まだ独身だった頃の 20年ほど前に会うことの多かったPRUGで知り合った複数の人達に久々に会うことができました。 CQ出版主催のイベントであることに加え、今回は漢字の実名でプレゼンの講演者として行ったことで、 旧知の人達が注目したということもあったようです。 無線系か音楽系かという応用分野は違っても、電子工作の裾野の広さを改めて感じさせてくれます。


2011/12/11(Sun.) 電子工作フェスティバル2011 秋葉原・アーツ千代田3331ホール(はんだづけカフェのある建物)

電子工作コンテスト2011に応募し(エントリーNo.60)、 ノミネートされたので、展示してきました。

こんな感じで展示しました。

こちらにも - 写真で振り返る電子工作フェスティバル2011

途中で暗くなったかと思いきや、TELESCOPEのテクノポップが流れたので、思わずCAmiDion2号機でコード追っかけて弾いて楽しんでましたww 歌詞が電子パーツすぎてまさに電子工作やる人にとっての「おれらのうた」って感じでしたw

100個入りタクトスイッチを生かしたことから、秋月賞を狙ったのですが、 惜しくも賞状はもらえず。だが…秋月の営業の方が!本当はどっちにもあげたかったけど…ということで PIC多機能時計キットとマイコンをプレゼントされました!ありがとうございます!

前回のMTM07懇親会のとき、小型のCAmiDion2号機といえども持っていると 手がふさがり、立食パーティーのときに不便を感じたので、このようなストラップをつけました。 今回は交流会と称した立食パーティーだったのですが、ストラップをつけたおかげで CAmiDionを手に持たなくてもよくなり、ビールやお皿を持つ余裕ができました。

さっそく時計キットを組み立ててみた。


2011/12/03(Sat.)〜04(Sun.) MTM07 (Make:Tokyo Meeting 07) 東工大・大岡山キャンパス

体育館の奥、入口からほぼ正反対の位置で展示しました。 両隣には、かつてMTM04MTM05で それぞれお隣だった人がいました。展示したものは、1ヵ月半前に同じキャンパスで行われたニコニコ技術文化祭'11と大体同じ。 1ヵ月半の間に少し改良を加えたりしました。

Arduino互換楽器3兄弟

いつものメイン、CAmiDion1号機2号機普通のMIDIキーボード(ピッチベンド/モジュレーション付き)。 ときどき2号機を持ってアドリブでメロディを弾きながら歩き回りましたが、 人も多く、回る頻度は前回より少なかった気がします。 ねとらぼにピックアップされたnicobowさんがスーファミ楽器で弾く 「あなたの歌姫」などのメロディに合わせて僕がCAmiDion2号機でコード合奏する、というセッションもできました。 あと2号機の音色はどっかの駅の発車メロディに似ているので、 それを弾いてみたときの見学者の反応を見るのも楽しかったですw

五度圏時計

動画音楽理論のツボも参照)

今回も飾りました。さらに今回はこの文字盤をもう一つ作って、CD-ROMのケースについていた 丸い透明カバーと合わせて、ドレミファの相対音階の早見盤を用意しました(ちょっときちゃない作りですがw)。 「どういう並びなんですか?」って聞かれることもよくあるので、この早見盤を回して説明しました。

ソーラー式「はちゅねミク」

アナログメーターネギ振りはちゅねミクソーラー式写真)に変えたものです。

ニコニコ技術文化祭のとき、教室の光でネギを振ってくれましたが、 今回の会場となった体育館の光ではネギを振ってくれませんでした。 同じキャンパスの教室の蛍光灯に比べて暗いことを、はちゅねミクは見事に教えてくれました。 フリスクケースに組み込んだLEDライトと、ニコニコ本社で買った「スースーしてみた。」の ケースに組み込んだLEDライトを 曲がった太陽電池に両側からまんべんなく照らして、ようやくネギを振ってくれました。

音の出る信号機

Japaninoで音の出る信号機改良版

以前展示したときは圧電スピーカーにつないでいるだけでしたが、 悲惨なほど音が小さかったので LINE OUT 端子を増設し、アンプにつないで展示しました。 さらに、CAmiDion2号機で使ったタクトスイッチの余りを活用して押しボタン式にし、 歩行者自転車専用などの表示を貼りました。テーブルの上に置いた信号機が ちょうど目に留まる高さだったためか、小さなお子様も興味津々だったようです。

手回し発電LEDチェッカー

Batteryless LED Checker - 手回し式で電池不要のLEDチェッカー 改良版

青いのは両手で持って回さないと光らなかったり。 青LEDは赤や緑よりもVfが高いですからねー。

電磁誘導で光る指輪

FabLab鎌倉で教わった、ワイヤレスで光るものを指輪にしたり卵ケースに入れてみたり

不思議そうに見ている人もいたものの「あああケータイやコードレスフォンの 無接点充電と同じ原理かー」っていう感じで気づく人も結構いました。 卵ケースに入れた美しく光るものも好評でした。 こんな美しい形をしたケース、子供のおもちゃにも活用してほしいと思いませんか? 大人のだけじゃなくて(^^;) …それこそFabLabの3Dプリンターで作るという 選択もありかも知れないですねw なお、回路図はこちらを参考にしました。 いわゆる「ブロッキング発振回路」です。 トランジスタのベースに10kΩ程度の抵抗をつけ、コイルをまたいでコレクタへ接続し、 コイルの中点から電源を加えるのがポイント。コイルと抵抗と電源にそれぞれコンデンサを入れています。

これだけ展示物が増えると荷物も重くて、行き帰りだけでスポーツになりそう。 そして翌日肩が痛くなりました…。でも楽しかった! 来てくださった方々、ありがとうございました!

紹介された写真、動画、ブログ記事など

2011/11/19(Sat.) 第11回アナログシンセ・ビルダーズ・サミット(新宿)

ニコニコ技術文化祭に来ていたbeatnic.jpたけださんからの情報でこのイベントを知って初参加。 下記の自作シンセを展示して、説明のプレゼンも行いました。


こじんまりとしたホテルの一室に自作シンセが大集合といった感じで、MIDIケーブルでつないで 他の方の音源につないだりできて楽しかったです。大雨の中の移動がちょっと大変でした…。

以前2010ニコニコ技術部川崎のときに FMmelodyのArduinoデモを展示しましたが、このFMmelodyのページの中の人(pcm1723)も参加していました。FMmelodyの記事はCAmiDion2号機を作る際に参考にしたページの一つでもありました。

紹介された記事/写真/動画

2011/10/22(Sat.)〜23(Sun.) 東工大の学園祭「工大祭」の企画「ニコニコ技術文化祭

両日展示しました。展示物は次の通り:

2日目は、僕の隣で展示されていた電子楽器ウダーと一緒に演奏するセッションにも参加しました。

NKHによる生放送も行われました 10/23 13:00〜17:00タイムシフト視聴期間は終了しました)

来てくださった方々ありがとう&お疲れ様でした!

他のブースではこのような作品も展示されていました:


【終了】 2010/11/20〜21 Meke: Tokyo Meeting 06

今回も個人で出展。CAmiDionの他に、 電池でネギを振り続ける「はちゅねミク」の箱と、 Japanino信号機を展示。

お隣(というか後ろ)ではおおかみさんが(急なお仕事の都合で2日目だけでしたが)あの楽器を展示していました。 空いていた1日目はというと...代わりに尻P空飛ぶパンツのようなものなどを展示。 ときどき飛ばしていました。おおおお...つい見上げてしまう。こんなに目の前でじっくり見れたのは初めてかも。

1日目にファミマ入店音のコードアドリブ演奏を披露してワラビモチ愛好会の方からワラビモチをいただきました。 12:00開始だったし、そういえば昼飯食ってなかった...。てなわけで、お腹の足しになりました。ありがとうございます!

昔の無線仲間とのまさかの再会も!

Make: Tokyo Meeting 06へ行ってきた。大昔の趣味友達仲間が出展してて驚く。彼と出会ったのは25年くらい前か。完全自作バラック状のZ80マイコンを見たときの衝撃はすごかった。

— osamu (@osamu) 2010, 11月 20

昨日はどうもでした!まさか再会するとは...w ちなみにこれフィルム写真のアルバムをデジカメで撮って復刻させた奴です QT @osamu 検索したらなんと当時の記録が残ってる。今見てもすごい! http://tinyurl.com/2fda63c

— @きよし(Akiyoshi) (@akiyoshi_kamide) 2010, 11月 21

@akiyoshi_kamide 久しぶりでしたね。まさかCPW-1も再び見られるとは思いもしませんでした。インターネット黎明期やその前の記録はかなり貴重ですね。MTM07があれば何か出展してみようかなとあれこれネタを考えていますw

— osamu (@osamu) 2010, 11月 21

当時のZ80マイコン、写真はこちらです。 しかも気が付くと、ニコニコ技術部周辺の人たちも一緒に話をしながら自然に溶け込んでいる感じがして、 何かこう、時代が入り混じったような不思議な感覚を味わえました。

前回に続き、電子楽器 CAmiDion をぶら下げて会場を巡回してきました。

電子工作って、やっぱりみんなの原点なのかなぁと改めて実感。

関連記事など

こちらの動画の最後に出てきたのは僕の作品の一つ(YouTube版もあった


2010/10/23〜24 ニコニコ技術文化祭「工大祭」東京工業大学の学園祭

昨年に続き、今年も出展(今度は2日間とも)。 3ヶ月前の川崎の頃にはまだなかった、 リズムマシン+メーターネギ振りはちゅねミクが加わりました。 来てくださった方、どうもありがとうございました。

1日目(土曜日):NT名古屋3と同時開催で生中継もありましたが、結局名古屋で映ったんでしょうか...?

2日目(日曜日):トークライブで語ってきました。 飛び入りでウダーの作者も加わり、4人のパネリスト。
【ニコ生タイムシフト】15:00〜16:00「弾くだけじゃない、作っちゃえ!〜自分の楽器の作り方〜」 - 全部で6時間あるうち最後の1時間の枠。
[初音ミクみく - 出た!本日は「ニコニコ技術文化祭」の2日目!]
朝一番に転んで右ひざを打ってしまうというハプニングがあったものの、なんとか持ちこたえました。 でも疲れた...。

2本のレールが見えると思いますが、ここはつまずきやすいので足元注意です。今朝10時過ぎに入った瞬間、僕はこのレールにつまずいて転んでしまいました... @tondol 緑が丘案内所風景 #tokyotechfes http://plixi.com/p/52510935

— @きよし(Akiyoshi) (@akiyoshi_kamide) 2010, 10月 24

今朝、緑ヶ丘受付前の門のレール断面が ▲ ▲ のようになっていたところで思いっきり転んでしまった。右ひざを打ってたんこぶができて、ひざ強めに曲げるとまだ痛かったり。右ひじもちょっと打った。どうも疲れてるようだ...今夜こそぐっすり寝ないと...。

— @きよし(Akiyoshi) (@akiyoshi_kamide) 2010, 10月 24

飯食ったら体温まって生き返った。痛みの中、いきなり外15℃という肌寒さはこたえる...

— @きよし(Akiyoshi) (@akiyoshi_kamide) 2010, 10月 24

レポート


2010/07/18 2010ニコニコ技術部勉強会@首都圏(川崎)

1年前と同じ、川崎市産業振興会館ホールで展示してきました。 今回は、1年前の写真を置いて、その間にここまで進化したことが見えるようにしてみました。

余った Arduino Duemilanove は、Arduino 自身で FM 音源の音を作って鳴らすというデモに活用しました。 これはFMmelodyスケッチ(JO-MIDI-FM)を動かして 得られたPWM出力を、正弦波生成器用のローパスフィルタ(チェビシェフフィルタ)で復調するという方法です。

本当は FMmelody と同様のソフトウェア FM 音源を CAmiDion に組み込もうと実験したのですが、 タイマー割り込みの間隔が頻繁すぎてピンの入出力を行う余裕ができず...。 DigitalRead() する代わりにメモリマップドI/Oのレジスタから読み込むという高速な方法でも追い付く手段が発見できず、 結局は相互接続が実現しないまま展示、その場で説明する形になりました。

が、いざ話をしてみると、クロック16MHzの半分の8MHzで似たような方法でオーディオ処理を試みている人が 他にもいたことがわかり、やはり同じような苦労をしている様子がうかがえました。

とはいえ、電池の持続時間が長くなったり、傾斜センサーによる文字の自動正立も実装できたので (sm11278893)、とりあえずは楽しめたかな...と思いました。

外部電源がUSBのみになったので、以前作ったフリスクUSB電源を有効活用できるようになりました。

参加者によるレポート



2010/05/22(Sat)〜23(Sun) - Make: Tokyo Meeting 05

無事終了しました。今回は出展申し込み時に、ニコニコ動画のタグのごとく「ニコニコ技術部」を指定した 個人参加者の集まりで、前回同様の大きな島になりました。

やはりショルダーキーボードに変身させたのは大正解だったようです。 ウェアラブルな作品を身につけている姿を見せるだけで、より注目されやすくなることを実感。

あと、個人や小さいサークルで参加することで、出展者一覧にニコニコ技術部としてではなく 個人で書いた出展内容が出てくるので、事前にチェックしてくれる参加者の目にとまりやすかった というのもあったかもしれません。

こういったことが影響してか、対話も弾みました。楽器系+技術系を中心に、以前イベントで見かけた人や、 会ったことなかったけど動画や出展者一覧を見て分野的に近そうだと思った人など、 気になっていた人たちとは大体話すことができたかな、といった感じでうれしかったです。

みなさん本当にお疲れ様でした!

MIDI Chord Helper Mobile MTM05展示

あの楽器ミクの下側はこちらのオリジナルの絵ですが、上側のほうはうちの娘(小6)が書いてくれた絵です。

元々はオトダスト3のときみたいに上のフタにつけるつもりだったのですが、 ショルダーキーボードに改造したら貼る場所がなくなってしまったので、説明書きの横に飾りました。


関連情報
他の楽器系展示

2010/01/16 - モバイルDTM・音楽ガジェットイベント オトダスト3

初音ミクの「あの楽器」、 そしてこの自作の電子楽器が誕生してから初のオトダスト。 オトダスト1のときはノートPCで電池がもたなかったのですが、今回は予備の電池も用意できて 無事に乗り切ることができました。

持ち込み機材品評会に手を上げたのは、なんとぼく一人 (意外だ...オトダスト1の時は何人もいたのに...)。 時間がなくなってきた最後の最後で壇上に上がり、簡単なデモ演奏と説明&質疑応答、といった感じで、 オトダスト3の締めくくりとなりました(会場を次に使う団体がいるので延長は無理な状態でした)。 飲んだだけでほとんど何も食べてなくてお腹がすいちゃったので、 その後は松尾P他6人で飲んでから解散となりました。

参加された皆さん、お疲れさまでした!

関連記事


2009/11/22〜23 - Make: Tokyo Meeting 04

ニコニコ技術部有志の一人として展示しました。 来場されたみなさん、お疲れ様でした!

参考にしてくださった方や、今後の参考になりそうな展示もありました。なかなか楽しかったです。 MTM03を訪れたときと違って、今回は自分が展示する側に回ったこともあり、 見て回る時間が限られてしまいましたが、隣の展示者と交代で説明することで、 なんとかしのぐことができました。

懇親会、盛り上がりましたね。電池で動くので会場に持ち込んでみたところ、 メロディの弾ける楽器「スタイロフォン」を持ってきた人がいて、その人がメロディを弾き、これにあわせて ぼくがコード演奏するというセッションが始まって大好評でした (そういえば...8月の川崎のときも同じことやったような...w)。

MIDIもオーディオも接続自在なので、今度は自作楽器でのライブとか、身に着けて歩きながら 楽器系の展示を回ってみるとか(まるであのヘルメットみたいに?)... 色々なパフォーマンスができそうな気がしてきました。

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似たような楽器作品展示

2009/10/25 ニコニコ技術文化祭(「工大祭」東京工業大学の学園祭)

[
NT東工大 - ニコニコ技術部Wiki]

2日目のみ展示してきました。

入り口で新しい方が訪れるたびにリセットボタンを押し、起動音(ファミマ入店音)を鳴らしてみたら、反応する人たちの多いこと...ww これをきっかけに色々お話が出来たりして楽しかったです!

こういう形で大学の文化祭で展示できる機会が来るなんて、 数ヶ月前までは予想もしてなかった...いい経験になりました。 1ヵ月後のMTM04のときにも、また東工大で会いましょう!

関連ニュース記事
このハードウェアの写真が載っているページ

2009/08/13 NT首都圏(川崎)

ニコニコ技術部勉強会@首都圏

関連ページ:NT首都圏 - ニコニコ技術部Wiki


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ハードウェア化に至るまでの経緯

きっかけは初音ミクブームだった

楽器が歌う時代がやってきた。 IT系ニュースや YouTube などで「初音ミク」のブームを知り、2008年4月、ついに「ニコ厨」に...。

しばらくは MIDI Chord Helper の演奏してみた動画が中心。 やがて「ニコニコ技術部」タグがついたり、 娘が「はちゅねミク」を作ってみた動画では「ニコニコ技術部から勧誘に来ました」なんていうコメントがw さらに、はちゅねミク単純化戦争に乗ったうちわ回しのときは 「発想で勝って、技術で負けた」なんていうタグまで...ww

インターフェース誌「はちゅねミク」が出たことも話題に。 最近では、雑誌にマイコン基板がつく時代になったのか! でも厚ぼったい部品は別売りなので 結局アキバへ行く羽目に。Z80マイコンを作っていたあの頃と違って、今はこんなに小型化されていたのか...。

初音ミクもシンセの一種。その延長でシンセ系のイベントに参加

2008/09/14 : フルみっくプレーヤーがきっかけで知った、モバイルDTMイベント「オトダスト」で初めてノートPCに入れて MIDI Chord Helper を持ち込んでみた。 が、すぐに電池切れorz ... TENORI-ON やカオシレータなど、専用ハードウェアがうらやましい...と思った。 でも、価格が高かったりする。

2009/02/01 : ニコニコ技術部「あの楽器」東京MTG(in 秋葉原)で発表

あの楽器」のリクエストに答えて MIDI Chord Helper で「演奏してみた」動画を作ってみたら、 思っていたより反響が大きく、これを見てくれた<たろう>さんがさっそく真似して実装。さらにハードウェアでの実装も試みたようで、 現地で作品を見ることができました(実際はギターのインターフェースと同じになったようです)。 ご挨拶した瞬間、握手されましたw。話をしているうち、USB接続できるオープンソースハードウェアGainer)を活用して実装していたことを知る。 昔と違って、今の電子工作ではこういうことができるんだ...ということを実感した瞬間でした。

その後、会場近くの電気街を散歩していたら...電子工作をまたやってみたい衝動に...!(うずうず)

※ <たろう>さんの作品は Make:誌 07 の「あの楽器」特集でも確認できます (MIDI Chord Helper の URL も載っています)。 Wikipedia「あの楽器」の出典元参照。

オープンソースハードウェアとの出会い

Arduinoをはじめようキット 2009/05/24 : ニコニコ技術部も参加したMake:Tokyo Meeting 03の会場を訪れる。会場の体育館の一角、ほとんど秋葉原の部品店のようだった。ここで思わぬものを発見。

Arduino をはじめようキット」が売られていた。 思わず買ってしまったw
中に入っていたのは Arduino Duemilanove ATMEGA328(標準的な Arduino の最新版)でした。 (Duemilanove とはイタリア語で 2009 の意味)

これにより「MIDI Chord Helper ハードウェア化計画」がスタートする。


[YouTube版はこちら]

ついに自分も...作ってしまったw

2009/06/06 : あの楽器MTG以来、およそ4ヶ月ぶりに秋葉原へ。部品を調達してきた。

2009/06/14 : ピコピコ音、MIDI出力、電池駆動ができるようになる。

[YouTube版はこちら]

2009/06/21 : ケースに収納 → 1週間後に動画化

[YouTube版はこちら]

2009/07/04 : 演奏してみた(右側は、同じ曲をマウスで弾いてみた動画)

2009/07/12 : 単音演奏に対応。さっそくこの曲を演奏してみたら「第百七感染者」にw

2009/07/22 : MIDI IN と MIDI THRU をサポートするための追加部品が届いたのでさっそく実装。 エコーバックさせるスケッチを組んでテストしてみたら一発で動きました。

2009/07/30 : 6重和音の出る MIDI 音源として使えるようスケッチを組んでみたら、 他の MIDI キーボードでの演奏にも使えるようになりました。

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2009/08/29 : 8/13川崎で展示したときはまだモノラルでしたが、 これをステレオにし、さらにオーディオ入力端子を追加して、 スピーカーアンプとしても使えるようにしました。

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2009/09/22 : 簡易シーケンサ機能を実装し、起動音を鳴らすことができるようになりました。

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2009/10/31 : 東工大の文化祭の中で行われた「ニコニコ技術文化祭」。 このイベントに向けてCOLORFULに仕上げていく様子をまとめた動画。

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...ネタに走ってみたら、まさかの展開...(ありがとうございます)

2009/12/14 : 7セグメントLEDを追加し、数字を表示できるようになりました。
基板上にスペースが足りなくなったので、 音源IC YMZ294 と4MHzオシレータを別基板に移動して小型化しました。

...が、その過程で音源IC が片方壊れてしまうというハプニングが。 どうやら、+5V とサウンド出力の端子(隣り合っている)が ハンダブリッジしてショートしたのが原因っぽい。
幸い、アキバの近くに行く予定あり、当日に秋月電子で新しいのを購入、現地で装着して無事復活。 今回も世界の新着動画に拾われたが、完走ならず。

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2009/12/23 : 同時押しに対応するため、キーボード部分をマトリックス方式にしました。 ついでにリセットボタンを移動したり、中央に二重にあったLEDも撤去しました (MIDIチャンネル番号を7セグメントLEDに表示できるようになったので不要)。 抵抗器の本数が大幅に減った(代わりにダイオードが加わっただけ)ことにより、 軽量化されたようです。持ってみて「少し軽くなった」と感じました。 また、うっかり触ってしまわないよう、裏返しの基板部分は厚紙でカバーしました。

2010/01/11 : すべてのボタンにダイオードを装備し、同時押しに完全対応! オトダスト3に向け、ようやく改造がひと段落。

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2010/03/28 : 自動アルペジオ機能(16分音符、乱数、テンポ可変)がついに動き出し、 ピコピコした伴奏ができるようになったので誕生日記念に歌ってみた。

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1号機のハードウェア構成、スケッチはこちらへ移動しました。


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