多結晶　たけっしょう　polycrystalline

多くの微小な結晶が集合して形成されたもの。

集合した結晶粒の大きさによって以下に分類している。

微晶質と潜晶質（隠微晶質）を合わせて非顕晶質という。

顕晶質 phanerocrystalline

肉眼で見ることができる程度の大きさの結晶粒から構成される集合体。語源は肉眼でも見えるを意味するphaneros。

微晶質　microcrystalline

顕微鏡下でのみ観察することができる程度の大きさの結晶粒から構成される集合体。１８４９年にC.F. Naumannによって命名された。
アヴェンチュリン　クォーツ、クォーザイトが該当する。

潜晶質 または 隠微晶質　cryptocrystalline

顕微鏡下でも観察することができる程度の大きさの結晶粒から構成される集合体。
カルセドニー（メノウなど）やトルコ石が該当する。

半透明から不透明の宝石を鑑別する上で、どんな多結晶であるのかを知っていると役立つ事が多い。

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