【関連項目】
合成トルコ石
スリーピング ビューティ鉱山
含浸処理の検知
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トルコ石(土耳古石・とるこいし)
(turquoise)
- 結晶系:三斜晶系
- 潜晶質
- 化学組成:CuAl6(PO4)4(OH)8・5H2O
- 屈折率:1.61(スポット法)
- モース硬度:5-6
- 比重:2.76
- 着用時の注意:化粧品や汗、酢などにより容易に変色する。ただ現在流通している多くのトルコ石は無色材による含浸処理が施されていると推定され、この場合変色しにくい。
- 誤称・流通名・鉱物学名・商標:ペルシャン(最高品質のトルコ石を指す)
- 語源:トルコ経由でヨーロッパに流通したため。
- 処理:無色材の含浸処理。トルコ石は多孔質であるが、その孔に合成樹脂、プラスチックなどを含浸させることで、色、光沢が向上、色の安定性が増す。また近年はザガリー処理も一般的。
- 誕生石:12月
- 類似石・鑑別時留意すべき石:ガラス、磁器製模造石(いわゆる練り物)、染色ブルーハウライト、ソーダライト
- 宝飾用合成石:有り。ギルソン社が製造。
- 産地:イラン(最上質)、アリゾナ州(最大産地)、エジプトなど。現在ではほぼ枯しているものの、シナイ半島では紀元前5,500年には採掘をしていたと推定され、最古の産地。
- 評価法
- 色むら、メイトリクス(母岩からなる脈)がない均質の、ライトブルーの石が最高品質とされ、これらは「ペルシャン」と呼ばれる。その色はしばしたロビンズエッグ(コマドリの卵)ブルーと表現される。
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- 2番目に高い評価を受けるのは、メイトリクスが蜘蛛の巣のように美しく残された、均質のライトブルーの石。最大産地であるアメリカ、アリゾナ州では、特にナバホ族に貴重なものとして考えられ、いわゆるインディアンジュエリーには広くトルコ石が使われる事は広く知られる。
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