1620年 ピューリタンのa ピルグリム・ファーザーズ 、b メイフラワー号 で
大西洋を渡り、プリマスに上陸。ニューイングランド植民地を建設。 「メイフラワー契約」に基づき、タウンを建設し、タウン制度という自治を行う。
→17世紀後半からイギリス人に土地を奪われたアイルランドの農民たちが移住。
植民地の形態:王領植民地 ヴァージニア ニューヨーク ジョージアなど 領主植民地 ペンシルヴェニア デラウェア メリーランド 自治植民地 ロードアイランド コネティカット
植民地の自治:国王の特許状により土地所有権・自治権・イギリス臣民としての諸権利を
認められ、c 植民地議会 が開設された。(1619年d ヴァージニア議会 が最初)
→ 自治的な政治体制を発展させる → 植民地人の自主独立の意識、強まる。
e 北部 =自営農民による農業と商工業が発達。
f 南部 =g 黒人奴隷 を使用するタバコ・米などのh プランテーション 。
さらに、a 七年戦争(フレンチ・インディアン戦争) の出費で財政困難となった、
イギリス本国が、植民地に対する課税を増やそうとしたことに植民地側が反発。
→1763年 ジョージ3世 「国王の宣言」を発す。
1764年 ▲b 砂糖法(条令) :ラム酒の原料である糖蜜への課税。
1765年 c 印紙法(条令) :証書、証券類、パンフレット、新聞等に課税。
→ 植民地人の反対で翌年廃止される。
→ イギリス本国の課税政策に反対したアメリカ植民地の人々のスローガンが
d 「代表なくして課税なし」 (パトリック=ヘンリの提案) 1767年 タウンゼント諸法制定 → 植民地のガラス・鉛・ペンキ・紙・茶の輸入への課税など。
茶の販売の独占権を東インド会社に与える。植民地側商人の反発。ボストン港で
インディアンに変装した現地人がb 東インド会社 の船の積み荷の茶を投棄する。
→ イギリスが報復としてc ボストン港封鎖 。
1774年 植民地代表らフィラデルフィアでa 第1回大陸会議 開催。
→ 植民地全域にイギリス製品不買運動広がる。パトリック=ヘンリの「自由か死か」演説。
1775年 レキシントンの戦い 独立戦争始まる。 → 第2回大陸会議 総司令官にb ワシントン 任命。
→ 独立を支持派を愛国派(パトリオット)という。国王派・中立派は独立に反対。
→トマス=ペイン c 『コモン−センス』 発表(1776) 独立戦争の理念となる。
イギリスへの服従を拒否、独立によってのみ自由を獲得できると説く。
d 1776年7月4日 大陸会議がe フィラデルフィア で独立宣言を発表。
−137−
a トマス=ジェファーソン が起草。b ロック の思想の影響
内容:c 平等、自由、幸福の追求などの基本的人権 圧政に対する革命権を認める
1777年 アメリカ連合規約を制定、国号をd 「アメリカ合衆国」 とする。
1778年 e フランス参戦 、独立軍を支援。駐仏大使f フランクリン の働きかけ。
フランスのg ラ=ファイエット 、ポーランドのh コシューシコ ら義勇兵が参加。
1780年 ロシアのエカチェリーナ2世の提唱により、i 武装中立同盟 結成。
1781年 j ヨークタウンの戦い =独立軍の勝利。
同 年 連合規約が発効。大陸会議を▲k 連合会議 に改め、中央政府とする。
ミシシッピ以東(a ルイジアナ )も放棄。→ イギリス「第一帝国」の崩壊。
他に西インド諸島の一部とセネガルをフランス、フロリダとミノルカ島をスペインに割譲。
┌b 連邦派(フェデラリスト) :中央政府としての連邦政府の必要と憲法の制定を主張。 対立┤ └c 反連邦派(アンチ=フェデラリスト) :州の独立維持を主張し、連邦政府を不必要と主張。
→両派の妥協が成立。翌年、9州の批准によってd アメリカ合衆国憲法 発効。
┌e 三権分立 ┬ 立法=f 連邦議会 上院:州代表 下院:国民の直接選挙 │ │ │ ├ 行政=g 大統領 (任期4年 間接選挙 議会から独立) │ │ │ └ 司法=h 最高裁判所 (違憲立法審査権を持つ) │ ├ i 連邦主義 州の権限の制限:条約・同盟の締結、貨幣鋳造、軍備などはできない。 │ └ j 人民主権 前文 ”われら合衆国の人民は、より完全な連邦を形成し‥”
意義:世界最初の近代的成文憲法。憲法に基づく民主的な共和政国家が初めて成立。
1789年 a ワシントン 初代大統領に当選。
→連邦政府発足。この年 b フランス革命 勃発。合衆国、中立政策をとる。
連邦派=財務長官c ハミルトン 、反連邦派=国務長官d ジェファーソン 両派対立。
1800年 首都e ワシントン特別区 建設。
−138−