『ゲノム編集技術』公開勉強会 2018/11/10 その5

公開勉強会は、13時30分に始まり、予定より30分長引いて、18時ちょうどに終わった。

ビナードさんの問いかけに始まり、入念に用意された言葉に翻弄されてはいけない、ということを改めて思った。そもそも、語源を聞きそびれ、まだ調べていないが、カルタヘナってなんだろう?スペインの土地の名前のようだから、そこで提案されたってこと?なぜ分かりにくく発音しにくい名前を採用したのか。

骨髄移植、脳死、脳死移植問題、そんなに急いでどうする、と、あの頃も言われてたが、いまや、「遺伝子組み換えではない」ということが、どういうことかも分からぬまま、そう表示されているからそっちを買うと、経済の物語に乗せられているうちに、二重の意味で取り返しのつかない、遺伝子の書き換え研究が着々と進んでいるらしい。まだヒトの段階ではない、というのは、人間の中にヒト胚を培養するのも時間の問題です、ということであるかのように聞こえた。

この十月にポーランド旅行をして、アウシュヴィッツに行き、色々な手記を読んで予習復習をした。

講演を聴きながら、メンゲレというナチの医者の名前がすぐ浮かび、731部隊も思い浮かべ、最近イスラエルで生まれた視覚障害者向けAIツールの裏側にあるものを思い、オッペンハイマーの苦悩や大量のプルトニウムにも連想が及んだ。

45年前、友人が白血病で亡くなった。何年か後に、夏目雅子の映像とともに骨髄バンクの広報がテレビで流れた。何年か前、居酒屋で、スタップ細胞のニュースを見ていたら、隣に座っていた生物学の先生が、少しも生命の神秘に近づいていないと嘆いていた。

取り返し、つくのだろうか。


その1
その2
その3
その4
その5


ばあちゃんも生きとるよ
なんでんよか!
還暦記念
アウシュヴィッツ