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成長痕 / せいちょうこん
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結晶は、時に溶解したりしながら成長する。その成長の過程できる結晶表面上の凹凸を成長痕と呼ぶ。 成長痕は、宝石やその結晶面ごとに独特のことがあり、検査対象の宝石鑑別をする上で役立つ情報を与えてくれる事も多い。 例えばスポジュミンの原石は細長い三角形の成長痕を示すから、ユークレイスとの識別に役立つ。 あるいはダイアモンド原石表面からは、その結晶面によってトライゴンやパラレルグルーブ、矩形といった成長痕が観察されるから、キュービックジルコニアや合成モアッサナイトといった類似石との識別に有効な情報となる。
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