
第4回活動の記録
2001/11/20 於:なぎさふれあいセンター
出席者:ON、MY、TR、HY、TT
スタッフ:HM、NKT
11月14日10:00-ワークショップ八重咲訪問(MY、KO、NZ)→訪問記録はこちら
11月20日13:00-ひなたぼっこ訪問(ON、TR、HY、U)→訪問記録はこちら
を受けて
TR…今日行ったひなたぼっこは、カルチャーショック。本質的な問題がある。もともとの主婦が、自分で作るのにあたって、いろんな犠牲もあるだろうに、やっていける確信がなぜ持てたのだろう。もともと、どんな人なの?
HY…ワーカーズコレクティブ笑顔にいたという。
TR…親の介護の経験をうかがったが、それだけで、あそこまでは行かない。思想というか、そういうものがないと。
HY…熱い思いが伝わってきた。大型の施設と全然違う。
ON…私の母が病院に入院して、すぐ痴呆になってしまった。退院したら、すぐ直った。家族的でない環境だと痴呆が進行するというのは、よくわかる。
MY…苦しい経験にフタをする人と、それをバネにする人がいる。彼女はバネにしたのね。
TR…もうけなしで、ものを立ち上げた。そして、女性の新しい働き場を目指すという思想がある。なおかつ、資力と考えが一致した。そして、スタッフが実によい。もし、あれが平塚で10箇所もできたとき、スタッフが集まるのかなあという質問をしたが、大型施設で夢と違ってやめていった専門スタッフがうようよいるという。彼女の考え方からいうと話が成り立つ。彼女の子供にとっても、そこで働き勉強できるよい場所だという。悪いところは何にもないよね。それが、私の頭の中では、理解できなくて、呆然としている。
HY…スタッフも会費を払って、働いている。そのパワーがすごい。
TR…いわゆる女史のスタイルがあるよね。強烈なリーダーで引っ張っていくという。ところが、彼女はそうじゃない。スタッフにかなり任せながら、やっている。世の中って、こんなに素晴らしかったのかなあ、と思う。
HY…そして、あのあったかさ。なぜ、あんなにあったかいんだろう。
TR…小さい方がよいという逆転の発想。
HY…そして、女性の働き場所というもう一面がある。
TR…ボランティアですか、と聞いたら、そうじゃないと言っていた。
HY…小田急がストをなぜやらないかというと、社員が皆株主だからという。それと似ている。
MY…親を介護したとき、こうしてほしいと思ったことを、逆に自分でやっているのだろう。
HY…ひなたぼっこをマップにして、説明すると、来すぎて困るということが出てくるかもしれない。
MY…ワークショップ八重咲では、逆に完全にオープンにはできない部分、内緒にしておかなければいけない部分もあることがわかった。
TR…むつかしいね。マップに表すべきではない、地域のものもあったということだね。こういうことは、行って話しを聞かなきゃわからないね。
MY…ワークショップ八重咲では、地域の人が初めて訪ねてきてくれて、本当にうれしい、と言っていた。かなり神経質になっていたところもあったらしい。
ON…人に接するのが苦手なので、指導員は苦労している。村井公園の掃除をやっていたが、ちょっと歩くので、回りから白い目で見られているようだということで、大変だったようだ。
MY…今は、前の羽衣公園の掃除をやっている。これは月日を重ねることによって、声をかけてくれる人もいるそうだ、
ON…人々と気軽に交われるようになればいいのだが。
MY…公民館で、クッキーを焼いているが、交わりまでは行っていないようだ。
ON…むつかしいね。
MY…だから、やめちゃうというのもダメだけど、ボランティアがマイナスになる場合があるという。
ON…つい出過ぎてしまう。
HY…さりげないボランティアね。
MY…私も精神保健ボランティアの講習を受けたけど、こればかりは、一人一人いろんなひとがいるので、相手によって大分違う。
ON…はじめは、家族の方が、連れてきていらしてたね。
MY…あそこに来るというのが、第一のハードル。
HY…どこにあるかは明示しないでもワークショップ八重咲というのがあって、福祉まつりに作品を展示したりしているよ、という紹介でもよい。
MY…ボランティア募集のちらしを配ったりはしているようだ。ただ、地域の中という点で、難しい面があるようだ。
ON…さりげなくということがポイントだね。
MY…私たちの訪ねた翌日に、マザー牧場に行ったそうだ。ボランティアが一人はいっているが、それは慣れたなじみの人でないと難しいという。でも、声かけは、人間関係について訓練されるので、やってもらえるとよいそうだ。
TR…何人ぐらいいるの?
MY…小さい。8畳と6畳くらい。もともとは薬局だったらしい。ちょうど、書道の先生が来ていて教えていた。編物を教えたりもするそうだ。プロである必要はなく、何かやってもらうことが大切だそうだ。時計の針をゆっくり回している。私たちも、それにつき合う必要がある。
HY…中原にもあるわね。
MY…7箇所あるという。あそこは、作業所というより、居場所。でも、ほってはおけない居場所。
TR…その人の立場になって考えてみれば、そう思うな。
MY…今度は、あなたたちのグループで行ってみると良いわ。チェンジして。目の当たりにしないとわからないわ。
TR…そうだな、とにかく実行だな。今日は、自分の既定概念が覆され、ぶったまげた。
MY…ふつうは、「手を差し伸べる」だけど、「来て頂けた」といわれた。でも勇気が出る。
HY…やってあげるのではなく、いっしょにやらせてもらう、という気持ちね。
TR…そういうひとたちなんだなあ。驚いた。
HY…でも、ひなたぼっこに、通っている人はいいんだけど、知らないで、家にいる人が問題。親が家にいて痴呆なんだけど、回りにはそのことを言いたくない人がいる。そういう人は、行かない。
MY…デイサービスも、連れて行くのが大変みたい。ひげを剃ってやらなきゃとか、自分の身だしなみとかもあるし、主婦が連れて行くもの、そう楽ではない。
HY…大きなデイサービスは、物理的に扱われる面がある。本人も心から喜んでいくのでない。だから、連れていくのにパワーが必要。でも、ひなたぼっこみたいなところだと、喜んでいくのではないか。
TR…あそこは、いくらだっけ。
ON…デイサービスで一日7,800円になるね。でも、ひなたぼっこは介護保険も使える。
TR…介護保険を使うと、お金はどうなるの?
ON…1割の自己負担分だけ、事業所に払えばよい。
MY…健康保険と同じだって。
TR…介護保険は自分には関係ないと思っていて勉強していないから、全然知らなかった。
HY…そういう人のために、介護保険を教える人のマップが必要ね。
MY…介護保険は難しいから、具合が悪くなったら、よけいに理解できなくなるわよ。今のうちにインプットしておかないと。
ON…富士白苑(なでしこ地区にある介護老人施設、在宅介護支援センター。担当エリアは花水地区を含む)は、公民館で介護保険の講座を開いている。介護保険で自立と認定された人でも、いろいろとケアが必要で、町内福祉村の対象は、そういう人が中心である。気安く聴ける人がどこにいるかのマップがほしい。
MY…私も、近所に言ってあげようかなと思い人がいても、なかなかその勇気が出ない。
HY…でも、声をかけてあげないと、その人がどう感じるか分からないわ。万一、はずしても、失敗と軽くいなせるようになれると良い。
TR…それにしても、ひなたぼっこは、知らなかったなあ。
ON…地域にはいろいろなものがある。今回のワークショップは、いろいろな人が入ってくれたので、とてもよかったが、こうやって見聞を広めたことを、どうしていくか。
TR…私なんか、もう年だからあれだけど、なにかにつなげたいね。
MY…訪ねて行かなければ、わからなかったことを、ね。
HY…ホームページは確かに効果的だけど、それとともにホームページを見ない人にも、読みやすい文章で、伝えたい。いろいろな年代の人に。
ON…このチームのUさんもお祖母さんの介護で、今日は先に帰った。思いを持っている人はいる。
TR…つなげていけば、もっとできるかもしれない。
ON…地域福祉計画の国の審議会で、お役人さんがいろいろ言っているが、身近なところでひとつずつレポートを出していくことだ。
TR…地域通貨の話しも、いろいろな地域で出来ているようだ。せっかくだから、花水でも何かを。
MY…理想の地域に。
TR…もともと、花水は町内福祉村があったりして、よそより進んでいるということだから、もっとできる。
HY…いままで、直接、いろんな人に話しを聞く機会がなかった。
MY…そう、この会に参加しないで、一人だったら、訪ねに行けなかった。介護の講演会でも、学者の話より、実際に介護に携わった方の話のほうが、役に立つ。ほんの細かい、工夫だとかがよくわかる。
TR…もうちょっと、行ってみよう。この福祉コミュニティづくりグループには、他には、夕陽丘デイの人がいるね。それから、笑顔と住環境改善センターがいる。あと、富士白苑か。
MY…笑顔は、事務所だけだから・・・。富士白苑は遠いけど、夕陽丘と住環境は一日で回れるから、私たちは、そちらへ行きましょう。次回12月4日までの間に行ける様、日程調整し電話で連絡する。
ON…私のグループは、日程が取れないので、12月4日以降に、富士白苑に行く。
夕陽丘デイ・地域住環境改善センター(MY、KO、NZ、TT)
富士白苑(ON、TR、HY、U)
(記録:HM)
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