[WWF]「押井小辞典」 あ〜こ

 

 インデックス


 

  《あ》

 

 


あいのさんか【愛の賛歌】

*新約聖書「コリント人への前の書」(コリント前書。文語訳での書名で、新共同訳では「コリントの信徒への手紙一」)13章をこのように呼ぶ。霊的に特別な力によらなければなしえない「預言」や「異言」とくらべて、だれにでもできる「愛」の実践こそがキリスト教徒としてたいせつなことなのだと説いた部分であり、初期教会の指導者たちへの使徒パウロの戒めの一部である。しかし、その文脈からは切り離されて、「愛」をたたえた文章として広く引用される。『攻殻機動隊』で、草薙が海上で聞いた声とバトーとの別れに際して草薙が告げたことばは、この「愛の賛歌」の後半部分である。「愛の賛歌」が結婚式で祝福のことばとしてよく引用されることと無関係ではないと思われる。

 

 

 


アヴァロン【『アヴァロン』】

*原作・監督作品。2001年01月公開。実写。

*広義にはシチュエーションとしての戦闘をふくむ体感ゲームを総称して〈アヴァロン〉と称する。1980年代に米陸軍が開発したコンバットシミュレーターをその原型とし、20世紀初頭に飛躍的な発展を遂げた大脳生理学の成果を導入することで、所謂《ブレインストームタイプ》のシステムとしての実現をみた。プレイヤーは視覚や聴覚を経由せず、大脳皮質への低周波による直接励起によってゲーム内の時空間を体感し、プログラムされたシナリオの蓋然性の内部でその戦技を競う。戦闘は任意に選択された状況下において、個人またはその所属する集団単位で設定され、《フラグ》と呼ばれる特定の標的、またはプログラムの支配下にある標的の全てを倒すか、あるいはプレイヤー自身が〈死ぬ〉ことにより終了する。ゲーム内の現実はプレイヤーによって擬似的に体感された架空の世界に過ぎない。しかし、その戦闘行為が覚醒後の被験者におよぼす影響、とりわけその〈死〉の体験の心理的・生理的影響の危険性は早くから指摘され、多くの地域で非合法化されながら、しかし今世紀中葉の不安定な政治経済状況下に熱狂的ブームを巻き起こし、若者たちの間に《パーティー》と称する非合法集団を頂点とした無数のゲームフリークスを生みだした。(『灰色の貴婦人』より)

*「アーサー王物語」で、死んだアーサー王の遺骸を三人の王妃が(アーサー王の妃ではない)運んだ島が「アヴァロンの島」(別の資料では「アヴァロンの谷」になってたりする)。ケルト神話におけるティル・ナ・ノグ「常若の国」とほぼ同義の異世界。ちなみにアヴァロンという言葉には「フランス語のアヴァール(地下)」説と「ブリトン語でリンゴ」説があるが、後者を取る場合イギリスのグラストンベリーがアヴァロンとのことである。

*いくらせっせとモンスターを倒してゴールドを稼いでも、この通貨が現実の世界では遣えないという事実に疑念をいだき、この映画を企画することとなったらしい。

『ゲーム「アヴァロン」とは』参照

*音響作業の際、実際の銃声を録るため渡米。銃声だけでなく、兆弾音や擦過音を録ろうとしてマイクのそばを狙って撃つことになり、押井監督が射手に。音響スタッフに「監督マイクだけは撃たないでくださいね」といわれて見事一発目にマイクを撃ち抜いた。

 

 

 

 


あかいこうだんジリオン【『赤い光弾ジリオン』】

*1987年のテレビアニメ。丸輪零名で演出に参加。

*「ビーフランチ」(牛丼)が出てくるところはさすが。

 

 

 


あかいへび【『赤い蛇』】

*日野日出志作の恐怖マンガ。『天使のたまご』『紅い眼鏡』『迷宮物件』等のイメージを先取りしたその作風と迫力は、一見の価値がある。

 

 


あかいめがね【『紅い眼鏡』】

*1986年公開。実写。押井守監督・脚本。千葉繁主演。鷲尾真知子、田中秀幸、玄田哲章共演。天本英世、ゆうきまさみ特別出演の押井守監督実写第1作。

*もとは千葉繁のプロモーションフィルムの企画だった。

*アニメ雑誌にアニメ声優のたくさん出ている作品と紹介されていたので、いくらかの声優ファンに誤解を与えたと思われる。

*天本英世氏に言わせると、「ソバ喰う映画」。

*この映画の撮影中、押井監督は「自分の前世は犬だったのではないか」という観念にとりつかれたらしい。

 

 

 

 


あかいめがねのえんしゅつ【『紅い眼鏡の演出』】

*月刊イメージフォーラムに掲載された押井守作パロディシナリオ。『紅い眼鏡』撮影現場でのスタッフのやりとりがシナリオ仕立てに語られる(いったいどこまで本当の話かわからないが)。押井守、伊藤和典、カメラマン、制作主任などが登場。

 

 


アーサーおうでんせつ【アーサー王伝説】

*大ブリテン島にアングロ・サクソン系の人びとが攻め入って来たとき、ケルト系のブリテン先住民ブリトン人たちは「ベードン・ヒルの戦い」でアングロ・サクソン軍を撃破し、アングロ・サクソンのブリテン侵入を一時足止めした。のちに、この戦いの指揮官が「先王ウーサー・ペンドラゴンの子アーサー王」とされ、聖剣エクスカリバーの説話や「円卓の騎士」たちのエピソードなど、さまざまな説話がつけ加えられて、アーサー王伝説ができあがった。当初はケルト系ブリトン人の英雄であったが、征服者にあたるアングロ・サクソン人にも受け入れられ、ヨーロッパ大陸にも広がる。その説話には、ケルト人たちの伝説がかたちを変えたものが多く含まれている。ヨーロッパ中世騎士物語の典型であり、多くのヨーロッパ文学や音楽、さらにはロールプレイングゲーム(RPG)にも大きな影響を与えている。

*アーサー王は、最期の戦いで瀕死の傷を負ったあと、死んだとも、アヴァロンの島で生きていていつかは帰ってくる(つまり、生きてはいるが、現在は単に「未帰還」であるだけ)とも信じられている。アーサー王の実在は、ノルマン征服〜プランタジネット朝初期(11〜12世紀)には信じられており、フランスのアンジュー伯家からイギリス王家になったプランタジネット朝の王は「アーサー王の子孫」を自称した。その時代には、アーサー王がいつか帰ってくるとの伝承も広く信じられていたと考えられる。

 

 


あさりなおこ【浅梨なおこ】

*オムニバスプロモーション所属の録音監督。斯波重治のもとで録音助手をつとめ、「パトレイバー」(第一期ビデオ版)などに参加、『ストレイドッグ』では録音演出を担当した。「魔女の宅急便」以後のスタジオジブリ劇場作品やTV版「パトレイバー」でも録音演出を担当している。

 

 


あさりよしとお【あさりよしとお】

*漫画家。代表作に「宇宙家族カールビンソン」等。1986年3月8日〜21日、キネカ大森での『天使のたまご』上映にともなうティーチインの記録がアニメージュ5月号付録に収録されたが、この小冊子にイラストを描いている。

 

 

 

 


アサルトガールズ【アサルトガールズ】

*これから見るお客さんへ「期待せよッ!」 もう見てしまったお客さんへ「また来てねッ!」とのこと。

*同時期に上映していた『アバター』より興行収益が少なかったらしい。

*「あれにはすがすがしいくらいに完敗だった。だから後でみんなで乾杯したよ」とオッシー。

*大ウナギとかでんでん虫がかわいそう。

*2009/12/19公開。

 

 

 

 

 


あずまひろき【東浩紀】

*「日本三大アズマ」の一人らしい。ちなみに「吾妻ひでお」「あずまきよひこ」「東浩紀」。

*押井守の熱烈なファンにして、『ビューティフル・ドリーマー』に心酔する。

*弱そうな橋本真也、という感じですが会うとホントいい人ですよ。

 

 

 


アニメじっかいかんとくばん【アニメ十戒《監督版》】

*押井守LDボックス(1996)のブックレットに記載されているらしい。

*1997年1月12日、NHKの番組中にて紹介されていた。

*「これで明日はホームランだ」と称してある。

*内容は、

 

1.汝「映画」のほか何物をも神とするべからず

2.汝自己(おのれ)のために勝手なキャラを作るべからず

3.汝主題(テーマ)を妄(みだり)に口にすべからず

4.休日を設けてこれを奨励すべし

5.汝の師匠を敬え

6.汝むやみに殺すなかれ

7.汝セクハラするなかれ

8.汝あからさまに盗むなかれ

9.汝虚妄(いつわり)の証(あかし)をたつるなかれ

10.汝その隣の現場を貪るなかれ

 

*「この十戒を尊守したからといって、すべての明日がホームランになる訳ではありません。何といっても映画の神様は気まぐれですし、映画には『原則』なんてものは存在しないのですから。三振もまた人生です。」

 

 


アニメジュン【アニメ・ジュン】

*かつて「月刊OUT」に出没していたライター。別名霜月たかなか。「B.D」を「愚作」と言ったり、『天使のたまご』から『迷宮物件』に至る諸作を「不毛な実験的作品」と評したり、『御先祖様万々歳!』を「10年前の小劇場レベル」と書いたりしていた人。文を読んでも何が言いたいのかよくわからなかったが、押井守が嫌いだということだけはよくわかった。

 

 


アブダボ【アブダボ】

*アフレコダビングのこと。

 

 


あまのよしたか【天野喜孝】

*『天使のたまご』の原案、アートディレクションを勤める。

*アニメのキャラデザインとともにイラストの世界で活躍。タイムボカンシリーズやファイナルファンタジーのキャラクターデザインでも有名。

 

 


あまもとひでよ【天本英世】

*俳優。本名・「ひでよ」。芸名は元「えいせい」だが、通りのよい「ひでよ」に改めていた。晩年には「えいせい」の読みに戻したとする説もある。旧東京帝大法学部を中退、「乞食になりたい」と称して俳優の道に入る。「殺人狂時代」を始め、『仮面ライダー』の死神博士や『星雲仮面マシンマン』のプロフェッサーK等、名演技の数々にファンは多い。

*『紅い眼鏡』では伝説の立ち喰い師「月見の銀二」を演じている。ちなみにゆうきまさみの『究極超人あ〜る』に出てくる毒島さんは彼がモデルで、同作品にこの立ち喰い師姿の絵が掲載されている。

*『紅い眼鏡』で彼は6時間待たされ、機嫌がわるかったらしい。

*2003年3月23日午前7時38分、急性肺炎のため逝去。77歳。

 

 

 


あらかわしげき【荒川茂樹】

*『パトレイバー2』の登場人物。のちに『ミニパト』にも登場。防衛庁調査別室(調別)部員。竹中直人の演技が光る。

*押井守の知人に荒川という現役自衛官がいるらしい。

 

 


アリス【未登録児童】

*『とどのつまり…』から。管理体制に支配された社会から逸脱して徘徊する子供たちの呼称。「社会の敵ナンバーワン」と言われるが、その理由は誰も知らない。この「アリス」をめぐり、「アリス狩り」によって「アリス」の根絶をもくろむ「トランプ」と、未登録児童逃亡援助組織「CATS」との対立劇が虚々実々の中に展開する。

 

 


ありんこのぎょうれつ【『蟻ンコの行列』】

*月刊シナリオの連載エッセイ「わたしの原稿」の第二回として掲載されたエッセイ。

 

 


アルシンハ【アル・シンハ】

*『サンサーラナーガ』『サンサーラナーガ2』に登場する主人公の師匠。伝説の竜使いにして世界の秘密を知る謎の人物。

 

 


アンカー【『アンカー』】

*押井守監督にして宮崎駿脚本という驚天動地の企画だったがあえなくボツった。

*アンカーとはひとりの平凡な男の子が少女を守るため世の中には知られずがんばる話である。

*宮崎駿は湾岸戦争にショックを覚え、もうこういう話は作りたくないと言っていた。

*宮崎駿はこの話で夢枕漠に本を書かせようとしていた。

 

 


あんのひであき【庵野秀明】

*アニメ演出家。『トップをねらえ!』『ふしぎの海のナディア』『新世紀エヴァンゲリオン』の監督。

*押井守と対談等をしたことは一度もないが、面識はあるらしい。『エヴァンゲリオン』放映終了後、押井守が商業誌のインタビューで言及する機会も増えたように思われる。

*宮崎駿・富野由悠季と押井守、庵野秀明はそれぞれ10歳離れている。

 

 

 

  


いいじまあい【飯島愛】

*オッシーに「弟子にしてください」とか言ったらしい。

*遺稿となった『Ball Boy & Bad Girl』は、2006年の押井守との出会いがきっかけであり、原稿を受け取った押井守が監修して完成した。

 

 

 


イエスキリスト【イエス・キリスト】

*世界三大聖人の一人。

*旅の途中おナカがすいてイライラしていたこのお方、遠くにイチヂクの木を発見したからこりゃラッキー。さっそく実をいただいて腹をふくらまそうと、いそいそと木の下までやってきたまではよかったが、実のなる季節にゃほど遠く、腹のたしになりそうなものが何にもなかったからさあ大変。弟子の手前、気まずさをこらえて「この木に呪いあれ」とか何とかのたまってせっかくのイチヂクの木を根こそぎ枯らしてしまった大工のせがれ・ナザレのイエスさんは、ちょっとワガママな人だと思います(本当)。

 

 


いずぶちゆたか【出渕裕】

*イラストレイター。ヘッドギアの一員。プロテクト・ギアや各種レイバーのデザインを担当した。

*1992年日本SF大会においてゆうきまさみと共に出演していた彼は、押井守を仕事には厳しい人と評していた。又、パトレイバー劇場版では伊藤和典の制止がなければわけのわからない作品になっていたと言っていた。

*らーぜふぉん

*押井守とは仲がいいとは言えないらしい。

 

 

 


いずみのあ【泉野明】

*「機動警察パトレイバー」の登場人物。劇場版では「方舟」破壊の決め手となる発火装置の点火を行う。

*伊藤和典とゆうきまさみの趣味でメカ大好き少女となったが、押井守はそんなやつはいないと主張した。

 

 

 

 


いちだよしひこ【市田良彦】

*1957生、神戸大学国際文化学部助教授。フランス近現代社会思想、特に構造論的マルクス主義の理論家ルイ・アルチュセールの業績を哲学的に位置づけ直す研究に成果を上げている。著書に『闘争の思考』『ワードマップ戦争』(共著)など。また、ポール・ヴィリリオ『速度と政治』、ルイ・アルチュセール『哲学政治著作集』1〜2巻の翻訳等、マルクス哲学的スタンスからの活動を中心とする。

*押井守に与えた思想的影響が少なくない思想家のひとり。

 

 

 


いちをきいてじゅうをしる【一を聞いて十を知る】

*作品の一部等を見て、制作者の意図を全て理解すること。

*例1 押井守が「エヴァンゲリオン」の1話の1部を見て、庵野監督がやろうとしたことはわかったとして、後は見ない。

*例2 押井守が金子監督作品に対して「香港パダライス」まで見て金子監督がやろうとしたことがわかったとしてそれ以降の作品を見ない。

*例3 鳥海永行が『御先祖様万々歳!』の第1話を見て、おまえのやりたいことはわかったとして、会社の若手に、押井の真似をするなと言う。

*しかし、荒技のため、言われた人間の反発を受けることが多い。

 

 

 

 


いっぱつかんたくん【『一発貫太くん』】

*タツノコプロのTVシリーズアニメ。1978年。押井守の初担当演出作品。

 

 

 

 


いとうかずのり【伊藤和典】

*脚本職人。

*CD「水晶の滑鼠」においてとにかく押井守をばかにした人。

*特撮ファンの為なにをやっても特撮がらみになる。

*押井守の「犬モノ」については「懲りた」とのことである。

*アタミの押井邸の隣に居住していた。

 

 

 


いとうけいかく【伊藤計劃】

*SF作家にして押井守ファン。

*「友人に紹介してもらったWWFの本がきっかけで、大学生のときポストモダンな方面に手を染めていたので非常に恩のあるサークル様です」とは本人の談。

*2008年の226イベントでは観客席に来ていた。

*1974/10/14〜2009/03/20。癌により逝去した。

 

 

 

 


いぬ【犬】

*警察に勤めている人のこと。

*忠誠を意味する。

*猫と対峙する。

*逆読みにすると「神」。(dog-God)

*泉野明が飼っていた。

*押井守氏のトーテム。

*『紅い眼鏡』・『ストレイドッグ』のモチーフとなる哺乳類の動物だが、他の押井作品にも頻繁に登場する。『ビューティフル・ドリーマー』では購買部で具の少ないラーメンを食い、「特車二課壊滅す!」では上海亭の出前を食った。また、「二課の一番長い日」「パトレイバー」劇場版では篠原遊馬が「DOG」のシャツを着ているし、「アニメージュ」1993年6月号(180号)の写真では押井守が「DOG FAMILY」の図柄のシャツを着ている。なお、押井によると台湾ではたいせつにされているそうだが、大陸中国ではそうでもない。

*押井監督はアタミにおいてガブリエルとダニィの2頭の犬を飼っている(2004年現在)。特にメスのガブリエルを溺愛している。

*押井氏は「男子齢四十にして犬を飼えなくてどうする」とか言って犬を飼うためにアタミに一戸建てを買ったが、ガブちゃんが老齢とヘルニアのため階段を上がれなくなるとのことで別に平屋の家屋の購入し転居したらしい。

 

 

 

 


いぬじるし【犬印】

*『紅い眼鏡』に出てくるカップ麺のブランド。翠が文明の部下を倒す際に用いた。→猫印

 

 

 


いぬのおまわりさん【犬のおまわりさん】

*童謡。昭和35年「チャイルドブック」10月号。佐藤義美・作詞、大中 恩・作曲。

*『紅い眼鏡』と少なからず関係があるらしい。

 

 

 

 


いぬのきもちはわからない【『犬の気持ちは、わからない』】

*押井守著。犬にまつわるエッセイ集。2000年12月12日初版発行。

*イラストは桜玉吉。

*ペットライフ社『Wan』に、1996年3月号から1999年3月号まで連載された『熱海バセット通信』に大幅加筆したもの。

*犬を飼ったことのある人間から言わせればまあ当然なのだが、ウンチとかシッコとかチンチンとかそーいう系の話が主である。

 

 

 


いぬのてぃーしゃつ【犬のTシャツ】

*インタビュー中にまばたきしたりする。

*かつてはトレードマーク的に着ていたが、いろいろ話しかけられたりするのでやめたらしい。

 

 

 

 


いぬマグ【犬マグ】

*2004年2月、『イノセンス』宣伝活動の一環として、コンビニエンスストア「LAWSON」の菓子パンコーナーにて展開中のプレゼントセールの景品。LAWSONのオリジナルブランド「獲っておき宣言」の菓子パンに応募シールが一枚付いており、そのシールを15枚集めてシール台紙 (これも菓子パンコーナーに有り) に張り、それをレジに持っていくとマグカップと交換してもらえる。図柄はバセットハウンドの絵の『イノセンス』と『ハウルの動く城』。ちなみに、なんだか『イノセンス』が圧倒的に余っているような気がする。

 

 

 


いのうえじゅんいち【井上純一】

*漫画家、同人誌職人、TRPGデザイナー、玩具会社代表。『中国嫁日記』など。押井守関連に造詣が深い。『押井学会』の冊子を献本に持って行ったらすでに持っていた。

 

 

 

 


いのうえよう【井上瑤】

*声優。『うる星やつら』ではラン、「パトレイバー」では香貫花クランシーを演じていた。この人と小山茉美の共通点は、アニメシリーズでレギュラーがあるのにもかかわらず海外に行ってしまった事。

*故・景山民夫の引きで「クイズダービー」の問題作成者を長らくしていたという。

*2003/02/28(金)09:29、癌のため逝去。

 

 

 

 


イノセンス GHOST IN THE SHELL【『イノセンス GHOST IN THE SHELL』】

*押井守脚本・監督の劇場用アニメ。いわゆる『攻殻機動隊2』である。2002年12月、ようやっと発表された「仮題」。

*企画立ち上げ当初から、何だか知らないけど箝口令が敷かれ、「アレ2」とか言われたりとか変な放送禁止用語みたいな扱いを受け続けた。

*その割には、1年以上前に韓国で思いっきり喋りまくったりしていてホームページとかにも発表されたりなんかしていた。

*このタイミングといい発表の形式といい、おおかた『トーキングヘッド』的状況が展開していたとか?

*2004年3月6日、東宝洋画系で公開。

 

 

 

 


イノセンス【『イノセンス』】

*それは、いのち。(糸井重里)

*最終的にはこのタイトルに落ち着いた。

*『ビューティフル・ドリーマー』の「夢邪鬼」こそ無邪気すなわちinnocence、という説がある。たぶんガセビア。

*押井守は、いろんなことを「ガマン」したらしい。

*でも艦砲射撃を「やってみるテスト」はガマンしなかった。

*第25回日本SF大賞受賞。

*日本のアニメ映画として初めて、カンヌ映画祭「オフィシャル・コンペティション部門」にノミネートされたそうな。

*でもアカデミー賞は2005年の「ノミネート候補」で終わった。しかし、あんな魚とか緑デブとかファンタスティック4モドキに譲りたくないですなあ。

 

 

 

 


ヴァイオリンいっぽん【ヴァイオリン1本】

*映画『ストレイドッグ』の劇場上映時の「幻のバージョン」。『ストレイドッグ』の音声は、劇場公開当時モノラルであり、終盤の戦闘シーン前にかかる曲は「ヴァイオリン1本」のみの演奏であった。しかしその後ビデオ化のおり、再ダビングにてステレオとなり、当該曲はシンセサイザーを加えたものとなった。

 

 

 

 


ヴァディスワフ・コヴァルスキ【ヴァディスワフ・コヴァルスキ】(Wladyslaw Kowalski)

*映画『アヴァロン』で「ゲームマスター」役を演じた。

*ポーランドの俳優界の重鎮。スタッフや同じ日に撮影に臨んだキャストは緊張しまくり、「受付の女」役のカタジナ・バルギエヲフスカは「同じ映画に出られて光栄です」と言った。押井守は「ポーランドの宇野重吉みたいなもんなんだろうなあ」と評したという。

 

 

 

 


ウィザードリィ【『ウィザードリィ』】

*いわゆるロールプレイングゲーム。コンピュータでプレイするタイプのRPGの原型とされる。

*そのルーツはテーブルトーク・ロールプレイングゲーム『ダンジョンズ&ドラゴンズ』にさかのぼるが、1981年、アンドリュー・グリーンバーグとロバート・ウッドヘッドとの手により、それまで人間系の「ゲームマスター」に委ねられていたゲーム進行を、アップルのコンピュータにて行うタイプの画期的なシステムをもつゲームとして世に現れた。

*その最初のシナリオは、狂王Trebor(ウッドヘッドのファーストネーム「Robert」のアナグラム)の居城近くの地下迷宮に潜む魔導師ワードナからアイテムを奪還するというもの。プレイヤーは「戦士」や「魔法使い」「僧侶」「盗賊」などのキャラクターを作成し、最大6人のパーティを結成してダンジョン(迷宮)を探索する。そのダンジョンはいわゆる3Dダンジョンで、プレイヤーはマッピング(地図作製)を行いながらプレイを進める。ダンジョンにはさまざまなモンスターが巣くっており、プレイヤーはキャラクターを適切に動かしてこれと戦い、モンスターを倒すごとに一定の経験値と貨幣を獲得する。プレイヤーは、モンスターを倒したりトレジャーボックス(宝箱)などから獲得した貨幣をもって武器・アイテムの店「ボルタック」でより効果的な武器や防具、アイテムなどを揃え、キャラクターに装備することが可能である。また、モンスターを倒して得た経験値の蓄積によってキャラクターは「レベルアップ」し、その能力が上昇する。レベルアップの結果、一定の条件を満たしたキャラクターは、「ニンジャ」や「ビショップ」などの上位職にクラスチェンジ(転職)することも可能となる。

*かつて「ウィズ」の名で多くのファンに親しまれ、マニアは深く深くこのゲームにハマったという。

*押井監督もこのゲームのフリークスであり、『地下迷宮物件』『アヴァロン』等、多くの作品にその影響を見ることができる。

 

 

 

 


ヴィリリオ【ヴィリリオ】

*ポール・ヴィリリオ(Paul VIRILIO)。1932年、イタリア系フランス人としてパリに生まれる。

*あるときは画家、またあるときは建築家、さらにまたあるときは都市計画研究家。戦闘的左翼キリスト教徒でもあり、哲学、都市論、事故学、戦争論、マルチメディア論等について発言。「速度」という独特の概念を中心に、メディアとコミュニケーション・テクノロジーを論じる文明批評家である。著書に『速度と政治』『情報化爆弾』、インタビュー的なオピニオンとして『電脳世界』など。

*戦争に関連する著作として『純粋戦争』(1987)、『戦争と映画 知覚の兵站術』(1988)など。特に『パトレイバー劇場版2』に与えた思想的な影響は多大なものと思われる。

 

 

 

 


うおざ【魚座】

*黄道十二星座の一つ。占星術では、現代は春分点の支配星座としての魚座が終焉し、水瓶座へとその支配が移りつつある時代であるという。魚座の時代はキリストの誕生とともに始まり、この支配は約二千年の周期をもって変動する。『天使のたまご』における魚と水瓶の描写は象徴的。この作品中、ラストシーンで「少年」の両手はどうなっていたか?

 

 

 

 


うちゅうかもつせんレムナント6【『宇宙貨物船レムナント6』】

*1996年制作・公開のSFXビデオ。

*押井守は「総合監修」として名前が挙がっているが、これについて本人は「だまされた」などと述懐しているとのことである。それにしても、「騙し屋押井」をだますとは大した奴もいたものである。

*ワイズ出版『宇宙貨物船レムナント6――SF映画のつくりかた――』によると、実質的には特撮監督の樋口真嗣氏の推薦、初期の段階でのシナリオに対する若干のアドバイスといった程度の作業しかしていないらしい。

 

 

 


うつのみやさとる【うつのみやさとる】

*『御先祖様万々歳!』(および「麿子」)で作画面を担当したアニメーター。

 

 

 

 


うのやま【鵜之山】

*押井作品にときおり登場する人物名。『迷宮物件』では「電話の向こうの人物」、『トーキングヘッド』では「スタジオ八百馬力」のプロデューサー、「ダンジョン再び」では特車二課整備班員、小説『機動警察パトレイバー TOKYO WAR』では機動隊員として登場する。なおバンダイには鵜之沢伸というプロデューサーがいる。

 

 

 


うるせいやつら【『うる星やつら』】

*高橋留美子原作の人気アニメ。押井守の出世作。

*『御先祖様万々歳!』の原作?

*最後まで押井守はラムちゃんを理解できなかったそうである。

*そのラムを主人公とすることで不朽の名作BDは誕生した。

*高橋留美子とは最後まで相互理解はなかった。

 

 

 

 


エッシャー【エッシャー】

*モーリッツ・コルネリス・エッシャー(M. C. Escher)。オランダの版画家。1898-1972。そのトポロジカルな作品性は、押井守作品にしばしば反映される。特に『ビューティフル・ドリーマー』『天使のたまご』に影響が顕著。

 

 

 

 


エホバ【エホバ】

*旧約聖書の神の名は「神聖四文字」すなわち「YHWH」で記され、「ヤーウェ」または「ヤハウェ」と読むこととされている。ところがヘブライ語でその名を直接に呼ぶのをはばかって「わが主」という意味のAdhonay を使っていたところ、それが神の名そのものと誤って字訳され、「エホバ」とされてこれが神の名として広められた(と研究社の英和大辞典に書いてある)。聖書の日本語訳のうち文語訳では「エホバ」が採用されている。なお、注記するまでもないことだが、英語での綴りは「Jehovah」であって「Ehoba」ではない。

 

 

 

 


エレンディラ【『erendila』】

*『天使のたまご』に通ずる描写をいくつか含む幻想的な映画。原作:ガルシア=マルケス、監督:リュイ・グエッラ。

 

 

 

 


えんたく【円卓】

*アーサー王伝説で、選ばれた騎士たちが王とともに座った円いテーブル。この騎士たちを「円卓の騎士」と呼ぶ。その数は、12人、24人など諸説あり、1600人が着席できたとするものもある。ちなみになぜ円卓かというと、席次による争いが殺し合いにまで発展したため、席次の関係ないテーブルをということで「円卓」が作られたのだという。

*『灰色の貴婦人』で、「ヤバイ店」である中華料理店『龍苑(ドラゴンパレス)』のテーブル。

 

 

 


おおきたみお【大木民夫】

*『攻殻機動隊』の草薙の上司、課長役。原作のギャグキャラ的な側面を落とし、自分より肉体的能力のすぐれたサイボーグ化した部下たちを統率する沈着な人物として課長を演じた。

 

 

 

 


おうりつうちゅうぐん【『王立宇宙軍』】

*バンダイ製作・ガイナックス制作の劇場アニメ。製作決定の過程で押井守にパイロットフィルムを見せて意見を聞き、その後もいろいろと助言を受けたそうだ。

*この作品の美術監督である小倉宏昌が『迷宮物件』から押井作品に参加したり、『ストレイドッグ』のビデオ化の際、タイトルの処理にこの作品のアイディア(LDで公開時の「オネアミスの翼」という題をはずした)を借りるなど、目に見えないところで押井守と関わりのある作品。

*→「王立宇宙軍」という映画

 

 

 


おおつかやすお【大塚康生】

*「ルパン三世」著名なアニメーター。『紅い眼鏡』にタクシー運転手として出演。

*『紅い眼鏡』にタクシー運転手役で出演したが、声は永井一郎による吹き替えである。

 

 

 


おおとり【おおとり】

*JR西日本阪和線の駅、ではなく、「パトレイバー」第二作に出て来る警視庁ヘリ。デザインは河森正治。魚に似ているということで採用されたメカ。

 

 

 

 


おかっぱ【おかっぱ】

*オッシーが大好きな髪型。 おかっぱを肯定するためにはいかなる労苦も惜しまず論陣を張る。

 

 

 

 


おかべいさく【岡部いさく】

*フリーランスだが、一朝事あればフジテレビに監禁される軍事評論家。水玉蛍之丞氏の兄。岡部冬彦氏の息子。学習院大学フランス文学科卒。1954年生まれ。著作に『世界の駄つ作機』等。

*「湾岸戦争」と「ガンダム」を同時に批評できる軍事評論家として押井守が評価している。

*2002/02/26、押井守と六本木トークショーを行い、以降恒例イベントとなる。

 

 

 


おぐらひろまさ【小倉宏昌】

*「王立宇宙軍」などの美術を担当。押井作品では『迷宮物件』と「パトレイバー」劇場版(両作とも)に参加し、両作品での東京の描写に大きな役割を果たしている。

 

 

 

  


おしいがっかい【押井学会】

*押井守作品およびその周辺に対する方法論的言及を目的とするプロジェクトグループ。2000年12月、へーげる奥田が提唱し、以来意欲的な研究活動を継続している。

*最初に押井監督にこの同名の同人誌を渡した際、思い切り机に突っ伏してズッコケていた。

*なんかよく間違えられるようだが、押尾学とは何の関係もない。

 

 

 

 


おしいじゅく【押井塾】

*1996年5月9日、押井守が発起人となってProduction I.Gのメンバーを集め、発足させた。押井監督が若手に演出について、あるいは企画(の通し方の裏テク)について教授する場。

*英語名では「Team Oshii」とか。

*かつて「宮崎駿のところでは若手は育たない」とか言っていたもんだから引っ込みがつかなくなったという噂も……。

 

 

 


オシイせいじん【オシイ星人】

*タイムボカンシリーズ「ゼンダマン」等の一発ギャグキャラクター。悪玉トリオの攻撃が惜しくもはずれた場合突如コンソールボードのふたが開いて出現、けたたましい声で「オーシィオーシィオーシィオーシィナー モウチョット〜」と騒いで消える。ネーミングのモデルはもちろん押井守。

 

 


オシイマ【押井魔】

*『注文の多い傭兵たち』にしばしば登場。押井守の分身としてゲーム世界を徘徊する。

*押井守がRPGをプレイしようとした際、「オシイマモル」と入力しようとしたものの、使用可能文字数の制限から「オシイマ」までしか入力できなかったという。以来押井守のプレイするRPGの主人公はこの名を冠することとなった。

 

 

 

 


おしいまもる【押井守】

*1951年8月8日、東京・大森に生まれる。東京学芸大学教育学部美術科卒。

*1977年、タツノコプロに入社。1979年スタジオぴえろに移籍。

*『紅い眼鏡』の撮影中、自分の前世は犬であるという啓示を受けたという。

*犬模様の服をよく着ている。

*ムニャムニャと聞き取りづらい言葉をしゃべる人。

*「自転車に乗った理屈」と言われた男。

*柔道部だった。

*ドラクエ[はヤンガス先頭。

*勝つために戦っているらしい。

 

 

 


おしいまもるインポーランド【押井守 in ポーランド】

*正式タイトルは『押井守 in ポーランド―『アヴァロン』撮影現場記録―』。キネマ旬報社、2001年刊。「reportaz」というポーランド語の副題も添えられている。

*主執筆者の黒田仁子氏は映画『アヴァロン』では「Unit Publicist」をつとめた。また『アヴァロン』助監督の金子功も一部執筆している。

*痛風とか出たらしい。

*『アヴァロン』撮影に関するさまざまなエピソードだけではなく、押井監督の映画観や映画制作に関する考えかた、ポーランドと日本の映画撮影の手法や環境の違いなどもうかがえる。

 

 

 

 


おしいまもるかいぎしつ【押井守会議室】

*某大手パソコンネットにかつて存在した会議室。辛口の批評、パトレイバーなりきりRT(リアルタイム)などディープな内容を誇った。しかし、同パソコンネットの「アニメフォーラム」にて異端の存在だったボードリーダー・O氏に対する他のボードリーダー連およびSYSOPによる「追い落とし」が行われ、1995年6月、同会議室に罵倒屋の侵入によるネット・テロが発生したことについて「会議室の本筋からはずれた論議を続けた」との理由により強制閉鎖された。

 

  

 


おしいまもるぜんしごと【押井守全仕事】

*キネマ旬報臨時増刊1996年10月26日号。また、2001年1月19日増補改訂版。

*『うる星やつら』から「攻殻機動隊」までといった趣で、いろんな論評とかインタビューとかが載っている特集本。

*実はへーげる奥田も執筆の引き合いを受けていた。

 

 

 

 

 


おしいまもるとえいぞうのまじゆつしたち【押井守と映像の魔術師たち】

*2010/07/16〜2010/09/05、八王子市夢美術館で催された特別展。

*「もう二度と出来ません お楽しみ下さい」

*熱海あたりに「押井守秘宝館」みたいなのを作ってほしい。

*展示物の攻殻機動隊のセル画の説明書きに「バセットハウンドが登場するシーンは押井監督が持ち帰り保管している」とある。

*『アサルトガール』で使われた銃の説明に、「撮影時に改造して使用された押井監督私物の銃」とあった。

 

 

 

 

 


おしっこ【おしっこ】

*押井作品ではよく少女がするもの。天使のたまご、迷宮物件で少女がしていた。

*犬が自己の存在およびその実力を示威するために要所に配置する武器ないしは信号といった存在論的な意味合いをもつものらしい。ただし雌犬にとっては単なる排泄物のようだ。

 

  


オシメーション【オシメーション】

*2005年、「人物をスチルで撮影し、それをぱたぱたアニメで表現する」という手法をプロダクションI.Gの石川氏が命名。

*もちっといいネーミングはないですか?

*いくら何でも、と思った人は私ばかりではないようで、「マジメな場」では「スーパーライヴメーション」と呼称されるらしい。

*みんなさすがに痛いと思われたか、やはり用語として定着はしない模様。

 

 

 


おちあいしげがず【落合茂一】

*キティ・フィルムのプロデューサー。

*『うる星やつら』のアニメ化にあたって、あくまでも原作に忠実な再現を主張した。

*この人が書いた「ぼくのプロデューサーかけだし日記」を読むと『うる星やつら』での押井守への恨みがうかがえ、押井守側の発言と見比べるとなかなか興味深い。

*1999年4月6日、癌のため逝去。

 

 

 

 


オッシー【オッシー】

*押井守監督の愛称。へーげる奥田が勝手に命名。WWF内部でしか通用しない。

*ドイツ語のスラング。統一ドイツにおいて、東ドイツ出身者を指す呼称。

 

 

 

 


オリエンタルホテル【オリエンタルホテル】

*『紅い眼鏡』、『水晶の滑鼠』等に登場する、港町13番地にあるホテル。かつて横浜市中区石川町に実在したが、地上げにあって更地になった。おそらく今頃はまったく別の建物になっていることであろう。

 

 

 

 


オールレーズン【オールレーズン】

*(株)東ハトの主力製品。「レーズンをやさしく包んだクッキー。さっくりとした生地と甘酸っぱいレーズンが良く合います。」だそうだ。

*押井守監督はこれがたいへんお気に入りらしい。

 

 

 

 


オンリーユー【オンリー・ユー】

*1983年。『うる星やつら』劇場版第一作。押井守監督作品。

*宮崎駿が押井守との初対談の際、この作品をクソミソに批判したことから二人の関係が始まった。

 

 

 

 


 

 

  《か》

 

 

 

 


かいきよてる【甲斐洌輝】

*「機動警察パトレイバー」第一期OVA−5、6話「二課の一番長い日」に登場。後藤喜一のかつての学友にして師。武力による政府転覆を計画する。

*キャラクターデザインのモデルは俳優の山崎努。 思想的には北一輝。

*好みはネギ抜きのカケソバ。「立喰のプロ」みたいな喰い方だとか。

 

 

 

 


かいしゃくがく【解釈学】

*元来は文献解釈学を指したが、のちに「世界」をテクストとしてその構造を生ある人間の「意味」の地平により技術的了解の対象とする学術へと発展した。ハイデッガー、ブルトマン、ガーダマー、リクールなど。押井守作品への重要なキーワードである。

*WWFは(というかへーげる奥田は)この方法を標榜しているが、まあ方法はしょせん方法ですから。

 

 

 

 


かえらずのめいきゅう【不帰の迷宮】

*1997年刊行。「CD-ROM冒険活劇」だそうだ。

*コンピュータ雑誌「TECH Win」で1996年7月号〜1997年6月号まで連載。桜玉吉『しあわせのかたち』CDドラマに酷似している、というかノリはまるきり同じ。

*舞台は戦乱に明け暮れるネバーランドの商業都市“アキバーラ”。武器商人や傭兵、金と名誉を求めて徘徊する冒険者たち、そんなアキバーラには闇の組織“冒険者組合”があった。こともあろうにその冒険者組合の公金を横領し逃亡を企てたふたりの冒険者がいた。下級魔導士の“ココ”と見習い僧侶の“ドコ”である。冒険者組合の刺客に追われ、先天性方向音痴の彼らが飛び込んだ地下道は歴戦の戦士すら恐れて近寄らない脱出不能の迷宮だった。そのふたりは明かりをつける魔法を唱えて間もなく最強を謳われる悪魔“グレーターデーモン”に出会ってしまう。ココ、ドコ、どうする!? (第一話「あらすじ」より)

*「間違いなくいい仕事をしたと思う」という押井監督のコピーがついている。

*「特に最終回の脚本はここ数年の伊藤氏の仕事のなかでも特に秀逸」とは押井監督の弁。

*この作品の媒体は押井監督も所持していない。

*WindowsXPにインストールすると動かないんですけど。

*最近はニコニコ動画とかに上がってますな。

 

 

 

 

 


カーシャ【カーシャ】

*ロシアで食される蕎麦粥。。

 

 

 

 

 

 


ガスパル【ガスパル】

*三賢者の一匹。犬(バセットハウンド)。『セラフィム』に登場。

 

 

 

 


かぜのたにのナウシカ【風の谷のナウシカ】

*BDと同時期に発表されたアニメ。当時アニメ雑誌ではBDの方が評価が高かったが、現在では日本映画史上有数の作品としてもてはやされている。

*当時公開が一緒だった他の作品には少年ケニヤ、超人ロック、おしん、綿の国星がありアニメ戦争と呼ばれた。

 

 

 


かそうせんごしシリーズ【仮想戦後史シリーズ】

*押井守作品群のうち、首都警特機隊を描いた一連のシリーズをいう。『紅い眼鏡』『ストレイドッグ』『犬狼伝説』『人狼』など。

*「大戦」ののちに「決定的な敗戦」を迎え、ドイツによって占領統治されたという設定がある。

*当初、「架空戦後シリーズ」「架空戦後史シリーズ」「仮想戦後シリーズ」等その呼称は一定していなかったが、2000年、「押井守対策委員会」がその押井守研究メーリングリストにおいて、野田真外、へーげる奥田らの議論ののち、とりあえずこの呼称を正式採用することとした。

 

 

 


ガッチャマン【ガッチャマン】

*正しくは「科学忍者隊ガッチャマン」。会社勤めをしていた押井守が暇にあかせて再放映を見ていたテレビアニメ。それが機縁となり、制作会社である竜の子プロに入ることになった。

 

 

 


ガッチャマン【ガッチャマンII】

*TVシリーズ。1979年。担当演出作品。

 

 

 


かぬかクランシー【香貫花クランシー】

*0VA版『機動警察パトレイバー』第二話「ロングショット」に初登場。当作品の足りない女っ気を補うために急遽投入された帰国子女だそうだが、女っ気があるかどうか。

*ハワイ、オワフ島出身の日系三世。ニューヨーク・ポリスアカデミーを首席で卒業、翌年巡査部長に昇進。特捜部に在任中、聴講生としてマサチューセッツ工科大学に在籍、電子工学の修士課程を優秀な成績で修了した。性格はきわめて攻撃的。ニューヨーク市警の問題児で、レイバー部隊創設のため、レイバー先進国の日本警視庁特殊車両二課に研修員として配属された。後に漫画版にも登場、幼少期に両親を惨殺され、犯罪を異常に憎むといった裏設定が明らかとなる。

*ニンテンドーは苦手なのよ。

 

 

 

 


かねこいさお【金子功】

*映画『アヴァロン』の日本側クルーの助監督。1961年生まれ、『ゴジラ vs ビオランテ』、『ワールド・アパートメント・ホラー』、『鉄甲機ミカヅキ』などに参加。

*押井守が「金子たち〔日本側クルー〕の言うことは現場では聞かない」と決めていたため、ポーランドロケではストレスの多い現場を強いられた。

 

 

 


かねこしゅうすけ【金子修介】

*「1999年の夏休み」「ガメラ−大怪獣空中決戦」などで知られる映画監督。東京学芸大学で映像研究会に所属し、押井守の後輩だった。のち、押井守が知らない間に『うる星やつら』の脚本に呼ばれたが、早々におろされる。映画監督として成功した今では単なる昔話。

*二人の学生時代以来のエピソード等についてはキネマ旬報別冊の対談に詳しい。

 

 

 


カバル【カバル】

*『灰色の貴婦人』の主人公「俺」のハンドルネーム。

*アーサー王の猟犬の名と伝えられる。

 

 

 

 


ガブリエラ【ガブリエラ】

*『攻殻機動隊』原作におけるバトーの「隠しベッド」を守る第6世代知能システム。侵入者に破壊された。

 

 

 


ガブリエル【ガブリエル】

*押井守監督がこよなく愛した飼い犬の名。通称ガブちゃん。押井家の初代バセットハウンド、♀。ほとんど何もしない。さまざまな押井作品に登場する。

*2003年現在、体調を崩しているらしい。このため、階段を上らなくてもよい家への転居を検討しているとか。

*2004年現在、彼女の体調が今後の仕事の行方に重大な影響を与えそうだと、関係者は戦々兢々としている。

*『イノセンス』に登場したのはこのガブリエルのクローンという設定である。

*2007/04/03逝去。

 

 

 


ガブリエルのゆううつ【ガブリエルの憂鬱】

*2000年に立ち上げられた押井守公式ウェブサイト。 http://www.oshiimamoru.com/

*更新頻度等やや貧弱。

 

 

 

 

 


かみさま【神様】

*たいてい何もしない。

*脳天気な汚らしい少女。もしくはプログラマーが自称することがある。

*ヤーヴェのこと、別名エホバ、帆場瑛一でも後藤喜一でもない。

*19ターン以内で倒すと「石版?」とかくれたりする。

 

 

 

 


かみやまけんじ【神山健治】

*「押井塾」のメンバーのひとり。

*映画『人狼』では演出、『BLOOD THE LAST VAMPIRE』では脚本を担当。

*『ミニパト』『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』では監督を務めた。

*『立喰師列伝』ではなんだか店長で立喰師にKOされる役。

*『真・女立喰師列伝』ではまたまた立喰師と戦う飲食店長を演じ、神山店長列伝の様相を呈した。シリーズ化希望。

 

 

 


からす【烏】

*「旧約聖書・創世記」8章で、ノアが大洪水から40日目に方舟から最初に放った鳥。新共同訳では「地上の水が乾くのを待って、出たり入ったりした」とされている。

 

 

 


からたにこうじん【柄谷行人】

*押井守作品への影響が示唆される思想家・評論家。日本は、太平洋戦争の敗戦によって西欧よりも50年早く「歴史の終焉」を経験したと論じた。1970年代-1980年代の左翼系理論的指導者。著書に、『日本近代文学の起源』(1980)、『マルクスその可能性の中心』(1978)など。

*「柘植行人」はこの人の名が元になっている。

 

 

 

 


からて【空手】

*押井守、齢50に及びし時、おのが腹回りとおのがカツアゲ対策のために道場に入った。そこにて彼、おのが筋肉とおのが体調を補強すること数年にわたり倦むことがなかった。

*「やっぱり、他人と関わるためには、自分の腹が出ていることを許しちゃいけないんだよ」とのこと。

*まあね! いーよー空手は!

 

 

 

 


ガルム【ガルム】

*北欧神話に登場。冥府の魔犬にして、ニヴルヘイムのヘルの館「エーリューズニル」の番犬である。ラグナロクにおいて、チュールと相討ちになる。

 

 

 


かわいけんじ【川井憲次】

*押井組の音楽を担当する作曲家。1957年4月23日生まれ。東海大学原子力工学科中退。劇伴作曲家としての実質的なデビュー作『紅い眼鏡』より本格的に参戦、以降押井守作品のほとんどに音楽担当として参加している。

*押井守をして、「あの人は特別」と言わしめたほどの「いいひと」。

*余談だが、新日本プロレスに旧ソ連レスラーが来日した際、テーマ曲として「紅い眼鏡・メインテーマ」がかかったが、何を勘違いしたかアナウンサーは「チャイコフスキー作曲の……」と紹介していた。

*イメージアルバム『3×3EYES(サザンアイズ)』において、「オリジナル・サウンドトラック The Red Spectacles 紅い眼鏡SPECIAL」の曲がさんざん使われていたが、同アルバムに川井憲次の名はない。

*『アヴァロン』のメインテーマは、2004年アテネオリンピックにおいてシンクロナイズドスイミングのスイス代表が採用した。

 

 

 


かわだしゅうじ【河田秀二】

*ガンアクションのオムニバス映画『KILLERS』の中の一作『KILLER IDOL』において監督にして主演。

*なんとなく押井守に似ている。

 

 

 

 


かんこく【韓国】

*押井監督はあまり興味がないらしい。

*南北戦争、日露戦争、ベトナム戦争などについて資料をあさったが、朝鮮戦争についてはスルーだとか。

*『イノセンス』においても、冒頭の「漢字」の提示が多くの意味を包含するものであったのに対し、ハングルは単にフォントイメージの特異性のみを利用した、意味のない文字列の提示にとどまった。

 

 

 


かんじ【漢字】

*『攻殻機動隊』の舞台となった世界は漢字の看板で埋め尽くされている。漢字は、発音がちがっても同じ漢字であればほぼ同じ意味を伝えることができる。また、見た目や筆記上の難しさは、今世紀、中国大陸で推進された漢字の「簡体字」化によって大幅に軽減され、漢字は一部の知識階級の文字ではなく大衆の文字として定着しつつある。そのため、それが情報の伝達しうる量は、ローマ字(英字)をはるかに凌ぐものとなった。『攻殻機動隊』の漢字は、その舞台が「情報の海」であることを視覚的に表現するものとなっている。

 

 

 


カンナミユーヒチ【函南優一】

*映画『スカイ・クロラ』の主人公。キルドレ。

*ふかわりょうに似ている。

*東浩紀氏に似ている。

 

 

 

 


かんのよしひろ【菅野由弘】

*作曲家。『天使のたまご』の音楽を担当。最近では大河ドラマ「炎立つ」の音楽を担当している。

 

 

 


きいろ【黄色】

*『御先祖様万々歳!』(および「麿子」)・「パトレイバー」劇場版第二作に登場する飛行船の色。セイタカアワダチソウの色。 *小倉宏昌によれば危険信号の色。

*押井守によれば安全牌な色。

 

 

 


きかいのなかのゆうれい【機械の中の幽霊】

*原題は『Ghost In The Machine』。1967年、ケストラー(Arthur O. Koestler 1905〜1983)著。生物や社会構造の個と全体の関係論を動的な視点で観測する著作である。観測対象となる主体として「ホロン」(holon)という概念を提唱している。『Ghost in The Shell』の元ネタと言われる。

 

 

 

 

 


きさい・おしいまもるのせかい【鬼才・押井守の世界】

*1988年11月22日深夜、読売テレビ(関西ローカル)で放映された特番。当時、同局が学休期に放映していた『アニメ大すき!』のスペシャルとして製作された。

*押井守を個人として取り上げたテレビ番組としてはおそらく最初のもの。

*内容は『迷宮物件』『天使のたまご』の放映と、冨永みーなをインタビュアーとしたトーク。ちなみに収録場所は押井守本人の希望により、東京湾の埋め立て地であった。

*そのため、話の途中で飛行機の離発着があり、台詞が聞き取りにくいシーンもあった。

 

 

 

 


きたくぼひろゆき【北久保弘之】

*『ビューティフル・ドリーマー』『天使のたまご』原画とか。機動警察パトレイバーOVA第1シリーズOPとか。

*「押井守になりたい」とのこと。

*血液中に押井守が足りなかった。

 

 

 

 


きどうけいさつパトレイバー【機動警察パトレイバー】

*ゆうきまさみ原案の近未来ポリスアクションシリーズ(?)。ゆうきまさみの手による漫画(週刊少年サンデーに連載)、企画集団ヘッドギアによるオリジナルビデオシリーズ、劇場映画、ビデオゲーム等にてマルチメディア戦略を展開。スタッフに、伊藤和典、高田明美、出渕裕らが名を連ねている。

*OVA第1シリーズ(1988年)と劇場版(1989年、1993年)で監督を、TVシリーズで脚本を、OVA第2シリーズで演出・脚本をそれぞれ務める。

 

 

 

 

 


きどうけいさつパトレイバーげきじょうばん【機動警察パトレイバー劇場版】

*1989年。押井守監督作品。

*多発するレイバー暴走事故の背後にうごめく謎のシステムエンジニア「帆場」の軌跡を追って、聖書の暗号に模したストーリーが進行する。押井守の名を不動のものとした作品。

*「1999 TOKYO WAR」なるタイトルがついていたようだが、あまり知られていない。

 

 

 


きどうけいさつパトレイバーだい2きビデオシリーズ【機動警察パトレイバー第2期ビデオシリーズ】

*TV版の延長で同じメインスタッフにより作られたシリーズ。押井は「黒い三連星」・「火の七日間」・「その名はアムネジア」・「ダンジョン再び」の脚本を担当した。

 

 

 


きどうけいさつパトレイバー2the Moevie【機動警察パトレイバー2 the Moevie】

*『パトレイバー』の二本目の映画。1993年8月7日公開。

*やはりであるが、状況発生は2月26日。

*全然関係ないが、公開日は細川連立政権が誕生した日、だったと思う。  (違ってたらゴメン)

 

 

 


きどうけいさつパトレイバーテレビばん【機動警察パトレイバーTV版】

*シリーズ構成伊藤和典、監督は吉永尚之。全体に伊藤色の濃いシリーズで、押井守は「こちら特車二課」・「上陸赤いレイバー」・「あんたの勝ち」・「特車二課壊滅す!」・「地下迷宮物件」の脚本を担当した。

 

 

 


キネカおおもり【キネカ大森】

*JR大森駅付近にある映画館。押井守とは因縁浅からぬものがある。

 

 

 


ぎゃくさつのはし【虐殺の橋】

*イギリスのコーンウォールのカムル川にかかる橋「スローター・ブリッジ」で、アーサー王最期の地とされる。アーサー王の最期の地または最期の古戦場については、他にも諸説がある。

*『灰色の貴婦人』で、フィールドクラスA-66の通称。攻略が非常に困難なフィールドとされる。

 

 

 


ぎゃくしゅうのシャア【逆襲のシャア】

*「機動戦士ガンダム」シリーズの一作(1988年)。富野由悠季の「思想」がもっともストレートに出ているという点から、同シリーズのなかでは押井がいちばん評価している作品。

 

 


キャッツ【CATS】

*『とどのつまり…』に登場。Committee for Alice Tactical Systemの略で、「アリス」の逃亡を援助することを目的とした非合法組織。

 

 

 


キャメロン【キャメロン】

*ジェームズ・キャメロン。『エイリアン2』『トゥルーライズ』で知られる米国の映画監督。

*1998年5月、『タイタニック』は『もののけ姫』のもつ日本の記録をあっさり書き換えた。

*映画『アヴァロン』については、「わけわからん」とコメントしていた。

*早くから日本アニメのファンであることを公言していた。

*『トゥルーライズ』のハリアーによるビル攻撃の場面が『パトレイバー2』のヘルハウンドの描写のパクリではないかと言われたが、本人は否定した。

*とはいえ、『攻殻機動隊』のLDに寄稿しており、押井作品に興味を抱いているのは間違いない。

*でも、『AVALON』は「わけがわからん」とコメントしていたらしい。

 

 

 


キャラクター【キャラクター】

*消費されるのが宿命であり、そうそう長く使い続けることは却って痛々しい……というのは押井監督の持論。

*ハリウッド映画では、「キャラクター」があって、それを生かす「物語」があって、そのための舞台となる「世界観」という順で作品を制作しないと当たらないとのことだが、押井監督はまず「世界観」があって、そこで展開する「物語」を用意し、そのための「キャラクター」を作るのが流儀とか。

 

 

 


きゅうきょくちょうじんあ〜る【究極超人あ〜る】

*ゆうきまさみ原作のマンガ。CD、アニメ化された。押井守の関係者が多数関わっている。

*マンガ中に『紅い眼鏡』の立ち喰いのプロの他、兵藤まこをモデルにした兵藤信、伊藤夫妻(当時)などが登場した。

*「パトレイバー」とはキャラクター、声優と一致点も多い。

 

 


きゅうきょくのラム3【究極のラムIII】

*究極編集部により1989年に発行された同人誌。押井守のインタビュー記録を収める。

 

 

 


きゅうしんばしえき【旧新橋駅】

*営団地下鉄銀座線にある「幻の駅」。銀座線はもともと新橋を境に2つの会社の手で作られたが、両社の折合いが悪く2つの駅が設けられた。後に直通運転が実現して、1つが不要となり「幻の駅」と化した。「パトレイバー2」ではここから湾岸の埋立地にトンネルが掘られ、柘植の逮捕に赴く特車2課が使用した。

 

 

 


きゅうたいかんせつにんぎょうてん【球体関節人形展】

*2004年2月7日より東京都現代美術館にて公開される。押井守監修。同時期に公開される劇場アニメーション作品『イノセンス』の絡みか。

*オープニングセレモニーの様子がNNN NEWSに露出していた。

 

 

 


ぎゅうどん【牛丼】

*『うる星やつら』で押井守が異様な執念を注いでいたアイテム。立食い蕎麦と双璧をなす。

 

 

 


ぎゅうどんかめん【牛丼仮面】

*『うる星やつら』に登場したアニメ版オリジナルキャラ。声は玄田哲章。牛のコスプレをしており、牛丼を馬鹿にする人間に天誅を加える。

 

 

 


きゅうやくせいしょ【旧約聖書】

*押井守が引用している文語訳は今でも刊行されているが、少ないしとっても高い。しかし口にして読まれる「経典」という性格からは明らかに口語訳よりすぐれており、押井守が文語訳を使うのは理由のあることなのである。

 

 


きょうふのきょだいタクワンいしあたま【恐怖の巨大タクワン石頭】

*月刊アニメージュ別冊付録に掲載された押井守作12コマ漫画。後に「紅の豚」ロマンアルバムに再録。なお「巨大タクワン石頭」とは宮崎駿のことである。

 

 


キラーズ【『キラーズ THE KILLERS』】

*2003/03、月刊少年エース5月特濃Vol.1に掲載された漫画。原作・押井守、漫画・杉浦守。

*海外逃亡中の都々目紅一をめぐるスラップスティック(?)。

 

 

 


KILL【『斬』】

* 2008年12月公開。キラーズ方式の短編集。オッシーは『ASSULT GIRL 2』を監督。

*オッシー、何故か刀に興味が?

*なんかこう、天使っぽいのとか悪魔っぽいのとか。

 

 

 

 

 


ぐうたらなさかな【ぐうたらな魚】

*OVA『迷宮物件』のエンディング曲。唄は兵藤まこ。押井守LDボックス(1996)の特典CDに収録されている。

*アニメーションの主題歌(?)としてはややめずらしい3拍子の曲。

 

 

 

 


クサナギスイト【草薙水素】

*映画『スカイ・クロラ』および小説『スカイ・クロラ』シリーズの実質的な主人公。

*戦闘機のパイロット。コードネームは「ブーメラン」で、所属会社のエース。かつての先輩社員にしてエースパイロット「ティーチャ」に心酔し、彼の転身である「チータ」との戦闘を切望する。もとキルドレ。

 

 

 

 


クサナギモトコ【草薙素子】

*『攻殻機動隊』の主人公。女性型のサイボーグ。おそらくは元自衛隊の「少佐」。この名もおそらく偽名らしい。2029年、「犯罪の芽を探し出しこれを除去する」ことを実質的な目的(表向きは「国際救助隊」)として新たに設立された攻性組織「攻殻機動隊」に転職した。2030年、「人形使い」と融合、姿を消す。

*自らを称して「びしょうじょ わたし」だそうだ。

 

 

 

 


くぼしょうてん【久保商店】

*東京都内に点在する小規模小売商店の名称。「パトレイバー」劇場版ではシバシゲオの下宿、「黒い三連星」ではサービスの悪いプロパンガス店として登場し、業種は不明だが「その名はアムネジア」にも登場する。

 

 


くぼまこと【久保真】

*『うる星やつら』以来の押井作品のプロデュースをつとめる、スタジオディーンのプロデューサー。「無責任艦長タイラー」なども手がけるが、アニメーション版タイラーを「久保タイラー」と呼ぶのはその故ではない。

 

 


くまがみたけお【熊耳武緒】

*「機動警察パトレイバー」の登場人物(アニメーションではTV版後半から)。劇場版には二作とも登場しないが、押井脚本の「特車二課壊滅す!」と「ダンジョン再び」で語り手の役をつとめる。

 

 


クラッカー【クラッカー】

*犯罪行為(クライム)を行う上位情報技術者(ハッカー)をさして作られた合成語。

 

 

 


クレタとうのおんな【クレタ島の女】

*「水晶の滑鼠」挿入歌。作詞/丸輪零、作曲編曲/川井憲次、歌/佐久間レイ。

*言うまでもなく、論理学における「エピメニデスのパラドックス」から。新約聖書にある「クレタ人は常に嘘をつくものである」というクレタ人預言者の逆理は論理学、分析哲学、科学哲学などにおいて古くから論じられていた。とりわけゲーデルの論じた「不完全性定理」の具体例としてしばしばあげられる。バートランド・ラッセルのタイプ理論によって解決されたとする説もある。

 

 


くろきめいさ【黒木メイサ】

*「アサルトガールズ」主演。オッシーのオヤジギャグに対しては、「どこからが本気でどこからが冗談なのか分からなかったです。互いに探り合いながらで、分かってきたところで撮影が終わった」とのことで、まあ理解できなかったらしい。

 

 


げきじょうばんみっつのちかい【劇場版 三つの誓い】

*「パトレイバー」劇場版(第1作)の制作に際して、「押井演出」の「暴走」を危惧した伊藤和典が押井とかわした「約束」。内容は、「かわら版」によると、1、娯楽の王道を行く、2、野明と遊馬が大活躍する、3、レイバーの敵はレイバーである となっている。

 

 

 


ケツネコロッケのおぎん【ケツネコロッケのお銀】

*立ち喰い師「ケツネタヌキの竜」の愛弟子。テレビアニメ版『うる星やつら』では、仏滅女学園の番格におさまっていた。声は榊原良子。

 

 

 


ケツネタヌキのりゅう【ケツネタヌキの竜】

*終戦直後の闇市から身を起こし、かの「第二次黄金期」を支え、中興の祖と呼ばれながら、東京オリンピックの年に忽然とその姿を消したプロの立ち喰い師。

 

 

 


ゲーデルエッシャーバッハBD【ゲーデル・エッシャー・バッハ・「BD」】

*KSC発行の同人誌「響子さん好きじゃ〜3rd」に掲載された、『ビューティフル・ドリーマー』に対する論文。登坂正男著。1985年12月29日発行。原題は「ゲーデル・エッシャー・BD」で、同誌に掲載されたのは一部削除版であった。ホフスタッターの「ゲーデル・エッシャー・バッハ」にちなんだネーミングであり、構造主義的分析から解釈学的接近を試みるこの論文の出現は、まさに押井守解釈のパラダイムに新時代を開いた。

 

 

 


ゲームマスター【ゲームマスター、GM】

*テーブルトーク・ロールプレイングゲームにおいて、ゲームの進行を司る管理者的ポジション。

*ゲーム〈アヴァロン〉の管理者。模擬人格とも言われる。『灰色の貴婦人』では「プログラムされた模擬人格であることは、〈アヴァロン〉に関わる者なら誰でも知っていた」とされる。映画『アヴァロン』ではヴァディスワフ・コヴァルスキが演じた。

*『灰色の貴婦人』では、「漁人の王」または「不具の王」と呼ぶプレイヤーもいるとされている。「漁人の王」・「不具の王」は、12世紀のシャンパーニュ(フランス)の詩人クレチアン・ド・トロワの『ペルスヴァルまたは聖杯の物語』で、主人公ペルスヴァル(アーサー王の「円卓の騎士」の一人パーシヴァル)が出会う人物。ペルスヴァルと出会うときには川の漁人として現れ、半身不随である。ペルスヴァルが「漁人の王」の城で「聖杯」(グラール、原義は大皿または杯という意味)の行列に出会ったとき、「聖杯」について質問を発していれば王の傷は癒えたはずだが、その質問をしなかったために、王の傷は癒えず、ペルスヴァルも放浪の旅に出ることになる。この物語の原型は、ウェールズの古伝承『エヴラックの息子ペレディール』であるとされる。

項目「ウィザードリィ」も参照されたい。

 

 

 


けものたちのよる【『獣たちの夜』】

*押井守著の小説。『BLOOD THE LAST VAMPIRE 獣たちの夜』2000年11月1日初版発行、富士見書房。

*ウツボツたるパトスの学生運動的アジテーション小説に、過剰に理屈っぽい「論文小説」という側面をブレンド。妙な境地を開いた怪作だが、少なくとも私(奥田)は非常に面白かった。

*確かに、もし吸血鬼が実在したら、宗教界がほっとかないなと思う。吸血鬼の正体の論証(?)もなかなか怪しいが、「こういう『BLOOD』もアリかも」と思わせる押井節の一作。

 

 


ケルベロス【ケルベロス】(Cerberus,Kerberos)

*Cerberus:ギリシア神話で死の国の門番をつとめる三頭の犬。『紅い眼鏡』・『犬狼伝説』・『ストレイドッグ』に登場する警察組織の名称として使われている。

*Kerberos:MIT(マサチューセッツ工科大学)を中心とするプロジェクトで開発されたネットワーク認証システム。通信の秘匿やユーザー認証などをDES(対称鍵暗号化方式)で実現する。KDC(Key Distribution Center)と呼ばれる認証管理サーバーがチケットを発行することによって、ネットワーク内のサーバーへのアクセスをコントロールする。ちなみにWindows2000のActive Directoryは、KerberosのVersion 5.0をサポートしている。

 

 

 


ケルベロスサーガ【ケルベロス・サーガ】(Cerberus SAGA)

*『紅い眼鏡』より始まる、プロテクトギアをモチーフとした一連の作品群。

 

 

 


ケルベロスのしま【ケルベロスの島】

*『ストレイドッグ』撮影段階での仮題。「His Master's Voice」『ストレイドッグ』の題名案として押井守が考えていたもの。

*「ケルベロスのユダ」と呼ばれた裏切り者・「クロ」を殺すべく台湾へ渡る都々目紅一のストーリー。

*千葉繁氏が2週間以上ロケに来られないというのでもろくもボツとなった。

 

 


げんかいじょうきょう【限界状況】

*ヤスパースが著書「世界観の心理学」において提出した概念。人間の生の中で避け得ない局面をいう。ヤスパースはこの例として、苦悩、負い目、闘争、死の4つをあげているが、『ビューティフル・ドリーマー』においてあたるの体験した4つのシチュエーションとの対応は象徴的である。

 

 

 


けんかえれじい【けんかえれじい】

*1966年、鈴木清順監督の日活映画。『アニメージュ』1988年10月号付録によると、「パトレイバー・二課の一番長い日」を作るに当たって、この作品の演出手法を意識したと押井守は語っている。

 

 

 


げんがくめいさい【衒学迷彩】

*過剰な頻度で交わされる衒学的な蘊蓄台詞によって、評論連中どもの興味の対象をそらし、本質的な異化効果の劣化を防ぎかつそれを際だたせるための押井守流韜晦術。『イノセンス』などで使われた。

*WWFのへーげる奥田が勝手に呼称。

 

 

 


ケンジェルスキ【ケンジェルスキ】(Grzegorz Kedzierski)

*映画『アヴァロン』のポーランド側撮影監督。ポーランドロケで押井守がもっとも重視したスタッフ。押井守の使う愛称は「ケンちゃん」。

 

 

 


げんしょうがく【現象学】

*哲学的方法の一つ。ヘーゲルの「精神現象学」が古いが、一般的にはフッサールの現象学を指す。絶対的・イデア論的な真理や前批判的な各種の認識前提を拒否し、あくまでも意識の前に展開する現象を精緻に記述していく、「厳密学」的方法である。後にハイデッガー、サルトルらによって実存哲学へと発展した。押井守作品の研究に重要な示唆を与える学的領域と言える。

 

 

 


げんだてっしょう【玄田哲章】

*声優。本名:よしあき。『うる星やつら』では一応レイ役であるが、その凄味と愛敬を兼ね備えた声を買われて、牛丼仮面はじめいろいろなサブキャラを演じる。『紅い眼鏡』の室戸文明役ははまりすぎていて、ちょっとコワい。

*サングラスがトレードマーク。

*ごっつい男、もしくはごっつくてオカマの役を得意とする。

*『うる星やつら』TVシリーズや『ビューティフル・ドリーマー』でゲストキャラや端役を演じ、「上陸赤いレイバー」では文明によく似た公安刑事高畑の役を演ずる。『ストレイドッグ』のTVスポットおよび『トーキングヘッド』の予告編も読んでいる(?)。

 

 

 


けんろうでんせつ【犬狼伝説】

*藤原カムイによる劇画。原作・押井守。一話完結形式で4話が単行本化されている。

*1993年に出た単行本では、初版の際巻末に収録されていた友成純一氏の感想文は削除されていた。

*「完結篇」が、1999年8月〜2000年1月号にて連載、2000年2月に単行本化されている。

 

 

 

 


こうかく【攻殻】

*攻撃型装甲外骨殻の略称。『攻殻機動隊』原作では「フチコマ」、アニメ版(テレビシリーズ)では「タチコマ」がこれに該当する。

*択捉のジャンク市で、フチコマの2世代前のプロトタイプ「やまとん1号」の記憶箱が売られていた。

 

 

 

 


こうかくきどうたい【攻殻機動隊】

*コミックス。1991年〜、士郎正宗著(不定期連載中)。情報科学やニューサイエンス、宗教学などの概念を取り入れた、通称「注釈漫画」。欄外に書かれた膨大な注釈を読むのは大変だが、内容は非常に興味深い。

*「この本の一部あるいは全部を士郎正宗に無断で複製したり賃貸業に使用すると、法的に罰せられるばかりでなく士郎正宗の呪いがかかります」とある。いかん、項目の掲載許可を取らねば。

*1995年。押井守監督の劇場版アニメ。正式名称は『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』で、“/”の前後に半角スペースを入れないとオッシーに叱られるらしい。

*『GHOST IN THE SHELL』のタイトルで英語版もロードショー公開された。「サイバーパンク」の原作を、なんと「能」のコンセプトでみごとにアニメ化している。全米ビデオ売り上げランクにて堂々の1位をマークした。

*家のローンを支払うために引き受けたとか。

 

 

 


こうかくきどうたい【甲殻機動隊】

* 『攻殻機動隊』の誤表記。事情を知らない素人がこの作品を表記する場合、誤変換によって多く見られる。

*2004年3月現在、「まんだらけ」のウェブサイトにも堂々とこう書いてある。

*たぶんカニとかエビとかのおまわりさんの話ではないかと。

 

 

 

 

 


こうがくめいさい【光学迷彩】

*物体を光学的にカモフラージュするための技術。『攻殻機動隊』に登場。

*東京大学で研究中だが、2004年現在の技術ではモトコみたいな消え方はできないらしい。

 

 

 

 


こうしんじょはあいをしんじない【興信所は愛を信じない】

*『御先祖様万々歳!』挿入歌。川井憲次作曲、唄:山寺宏一&鷲尾真知子。

 

 

 

 


ゴースト【Ghost】

*『攻殻機動隊』において、人格の中心核となるなにものかをあらわす概念。草薙素子の行動原理となる。

*映画『アヴァロン』で、秘匿されたクラスSAに通じる唯一のゲートとされるキャラクター。配役はズザンナ・カシュ。

*その演出には、『Talking Head』の「お客さん」(配役は兵藤まこ)と共通する要素が見られる。

*宇宙怪人。ハンナ・バーベラ作品。押井守とはなんの関係もない。

 

 

 

 


こうぞうしゅぎ【構造主義】

*レヴィ=ストロースらによって提唱された、学術的思考方法のひとつ。言語学、文化人類学において提出され、後に哲学等学術一般に適用された。押井守作品への反映は、『御先祖様万々歳!』以降に顕著である。

 

 

 


ごせんぞさまばんばんざい【御先祖様万々歳!】

*1990年。スタジオぴえろ10周年記念作品(の筈なのだが)。構造主義的傾向を強くあらわす一作。一話30分形式で全6話構成。6話全作を購入するとオリジナルCDが貰えるという特典がついたが、あまり売れなかったらしい。

*第1話『悪婦破家』(1989/09/25)、第2話『酒池肉林』(1989/10/25)、第3話『虎視眈々』(1989/11/25)、第4話『捲土重来』(1989/12/25)、第5話『一蓮托生』(1990/01/25)、第6話『胡蝶之夢』(1990/02/25)というのが公称だが、実際の発売日はずれている可能性がある。

*「パトレイバー劇場版2」の絵コンテをカタにLD+CDBOXの発売を決定させたとか。

*1993年に発売された廉価版LDボックスに、へーげる奥田が解説を書いている。

*1998年5月のゴールデンウイーク中、吉久直志プロデュースユニット「カプセル兵団」にて演劇化され上演された。主なキャストは、以下の通り。

 

 四方田麿子   平野めぐみ

 四方田犬丸   小林隆也

 四方田甲子国  彰

 四方田多美子  福永寧子

 室戸文明    吉久直志

 多々羅伴内   松田直也

 そば屋のおやじ 田中裕太郎

 

 


ごとうきいち【後藤喜一】

*通称「カミソリ後藤」。後藤田正晴と宮沢喜一と仲代達矢がモデルである。

*パトレイバー「劇場版・1」では、帆場瑛一の「エホバ」に対する「ゴッド」の位置を占めた。

 

 

 


ごとうだ【後藤田】

*『獣たちの夜』に登場する人物。刑事を称し、主人公三輪零らと「過渡的綱領」(マヌーバー)により共同行動する。豊富な知識量を誇る中年。

 

 


こばやししちろう【小林七郎】

*日本を代表する美術監督。1932年、北海道出身。1964年東映動画入社。1968年、「現代製作集団」に移籍、同年「小林プロダクション」を設立。

*『ビューティフル・ドリーマー』『天使のたまご』などにおいて美術監督をつとめた。

 

 

 

 


こまつざわよういち【小松沢陽一】

*映画祭プロデューサー。『ストレイドッグ』を夕張国際冒険ファンタスティック映画祭'91に、『トーキングヘッド』を東京国際ファンタスティック映画祭'92へそれぞれ招聘した。映画祭最終日には、必ず涙を見せてしまう感激人間。

 

 

 


コミュニケーションはいらない【『コミュニケーションは、要らない』】

*2012年3月。幻冬舎新書。

*「目から鱗の日本人論」とのことだが。

*「押井学会報」のコンテンツ『メディアの虚構性』に通じるところがあるような。

*クリフォード・ストール『インターネットはからっぽの洞窟』の路線か。

 

 

 

 

 

 


こやままみ【小山茉美】

*声優。ニルス役、面堂了子役で押井作品に参加している。

*初代ミンキーモモである。

*キャンディキャンディのアニー役をやっていたころ、大橋巨泉のクイズダービーにキャンディ役の松島みのりさんと一緒にゲストとして出ていた。その後アラレ役として一世を風靡する事となる。

*その声は麗しい。

*2008年現在、テレビ朝日の『報道ステーション』でニュース読んだりしている。

 

 

 


これがぼくのかいとうである【『これが僕の回答である』】

*2004年03月 、いわゆる「イノセンス特需」によって刊行された書籍のひとつ。ISBNコード :4-901873-11-3。押井守研究の文献としてやや価値があるし、読んでみても面白いが、 1,700円 (税抜)の価格はちょっといかがなものか。

 

 

 


ころしのらくいん【殺しの烙印】

*1967年製作のハードボイルドアクション映画。監督鈴木清順が日活をクビになるきっかけとなった作品。押井守が『紅い眼鏡』をつくるにあたって目標、手本とした。

 

 

 


こんごうゆ【金剛湯】

*都内にある銭湯。『うる星やつら』のほか、「パトレイバー」シリーズの「あんたの勝ち!」と「黒い三連星」の舞台となったが、同じ場所なのかどうかは不明。

 

 

 


こんさとし【今 敏】

*アニメーター、漫画家。『パトレイバー2』のレイアウト、『セラフィム』の作画を担当した。

*名字と名の間は半角もしくは全角のスペースを入れなくてはならない。

*「METHODS」では名前を「畝」と思いっきり大きなフォントで誤植され、大変ご立腹だったらしい。

*2010/08/24、膵臓癌のため46歳で逝去。そのブログの最後のエントリは話題となった。

 

 

 

 


 

 

 


■【さ】〜【と】

 

■【な】〜【わ】【英数】

 

インデックス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いったんリロードしてやりなおしてください