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ジルコン(風信子石・ふうしんしせき)
(zircon)
- 12月の誕生石としてブルーのジルコンが最も一般的だが、無色、オレンジ、グリーン、ブラウンなど、様々な色になり得る。無色石は高い分散故にダイアモンド類似石として用いられることもあるが、今日ではよりダイアモンドらしい外観を示す人造結晶が多く流通しているために、その用途での利用は稀。
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- 内包される放射性元素により結晶構造が破壊され、非晶質のジルコンも産出されることがある。構造の破壊された状態によってハイタイプ、ミディアムタイプ、ロータイプに分類され、それぞれ比重、屈折率など微妙に異なる。
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- 今日までに発見された最も古い鉱物は、およそ42億年前と考えられるジルコンの粒状結晶であり、オーストラリアの先カンブリア時代の堆積岩中から発見された。
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- ダイヤモンドとジルコンを識別する際にはダブリングの検査が有効。10倍のルーペで検査可能である。
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- →ジルコン インクルージョン
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