

典型的なインデンテッド ナチュラル。穴の縁がシャープであり、キャビティとの区別に役立つ。
撮影:福本 反射照明
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インデンテッド ナチュラル
(indented natural)
- ダイアモンドのインクルージョンの一種。原石の加工前(カット、研磨前)から存在する凹みが、研磨後も有る程度の深さを持って残された場合、成因に因らずインデンテッド ナチュラルと呼ぶ。
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- インデントとは刻み目の意。
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- 尚、研磨後に残された原石表面の内、深さの浅いものはナチュラルと呼び、こちらはブレミッシュに分類される。
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- 研磨中、あるいは研磨後に出来た穴を指す「キャビティ」との区別がしばしば困難だが、識別にヒントを与えてくれるのは穴の縁。キャビティはチップなどを伴いギザギザの場合が一般的だが、インデンテッド ナチュラルは、元から存在する穴の表面を削り込んでゆくため、比較的シャープな縁(写真参照)を持つ。
- またインデンテッドナチュラルは、元々は原石の表面であった部分だから、トライゴンなどの成長痕(グロースマーク)が観察される事もある。この場合はキャビティではなく、インデンテッド ナチュラルであると直ぐに判断することができる。
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- 一般的な略号はIndN。
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- → クラリティ特徴
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