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エメラルド / emerald

サンタテレジーナ(ブラジル)産エメラルドの中から観察されたパイライト結晶。詳細。

calcite_crystal
撮影/直交ポーラー

ムゾー産エメラルドから観察されたカルサイト結晶。詳細。

ウラル産エメラルドを示唆するアクチノライトインクルージョン。

ベリルの変種。強い緑色を呈するベリルを指す。薄い緑色はグリーンベリルと呼ばれ、エメラルドとは区別される。
  • 結晶系:六方晶系
  • 化学組成:Be3Al2Si6O18
  • 屈折率:1.577-1.583(+-0.017)
  • モース硬度:7.5-8
  • 比重:2.67-2.90
     
  • 着用時の注意:熱を避ける。
  • 誤称・流通名・鉱物学名・商標:特になし。
  • 語源:smaragdos(古代ペルシャ語)緑の貴石の意。
  • 処理:無色オイル、無色合成樹脂、緑色合成樹脂による含浸。
  • 誕生石:5月
  • 類似石・鑑別時留意すべき石:ベリルトリプレット,オーバーグロースエメラルド。
  • 宝飾用合成石:有り(フラックス法、水熱法)。
  • 主要産地:コロンビア、ブラジル、ザンビア、ロシア、インドなど
その他:コロンビアの、ムゾー、チボール鉱山は、特に良質エメラルドの産地として名高い。アフガニスタン、パキスタンからも良質のエメラルドが産する。

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