エヒメアイト
愛媛閃石 / えひめせんせき
ehimeite

角閃石(かくせんせき/アンフィボール:amphibole)グループに属する鉱物の名称。

愛媛大学の皆川鉄雄准教授らが愛媛県新居浜市にある東赤石山のクロム鉱床で発見し、2011年6月、国際鉱物学連合(International Mineralogical Association:IMA)から新鉱物として認定された。

エメラルドや上質のヒスイなどと同じく、クロムによって鮮やかな緑色に発色しているのが特徴だが、エメラルドやヒスイの場合不純物として含有されるクロムが色因であるのに対し、エヒメアイトの場合、この鉱物であるための組成としてクロムが含まれる。

大きな結晶が見つかれば、宝石用途として用いられるかも知れない。

角閃石グループの宝石には、ネフライト、キャッツアイ・アクチノライト(陽起石)がある。

  • 化学組成:NaCa2Mg4Cr(Si6Al2O22)(OH)2


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