水槽デビューとその後


様々なイソギンチャクの中から、何を選んだかは判りませんが、強引にハタゴイソギンチャクの場合で話を進めます。
まあ、その他のイソギンチャクでもあまり変わらないと思うけど・・・。
イソギンチャクも水合わせ
イソギンチャクも当然水合わせをする。

手順は魚と一緒なのでそちらも参照して欲しい。

ハタゴイソギンチャク まずは水温合わせ。
魚の場合と一緒ですな。
ハタゴイソギンチャク 水合わせ開始。
このあと、魚と違う事態が訪れる。イソギンチャクがバケツに定着♪(ぉぃ
丁寧に剥がしてなんとか事なきを得るが、手は毒にやられて暫く痒かった。
購入時の袋の中で水合わせをした方が良さそう。
ハタゴイソギンチャク 毒に負けずに水槽へ投入。
この位置で落ち着いて欲しいのだが・・・。
ハタゴイソギンチャク さすがに即座には定着せず。
そのうちカクレ達が興味深げに接近。
あ、定着するまで水流は弱めに。
ハタゴイソギンチャク 定着しないうちから陣取り合戦が始まる。
ハタゴイソギンチャク 次々と接近遭遇。
ハタゴイソギンチャク 翌日、なんとか思うところに定着してくれた。
ちなみに、この時は水流はイソギンチャクが容易に流れていかないようにポンプは止めて弱くしてある。
ハタゴイソギンチャク 広がる・・・
ハタゴイソギンチャク 広がる^2・・・
ハタゴイソギンチャク ・・・でかすぎ。(゜o゜)\バキ

このあとは、無事、定着することを祈るのみである。

給餌について
イソギンチャクは自然界では何を食べてるんでしょ。

魚の肉片、貝、漂うなにか・・・?
決まったものでこれを食べています、というのは無いらしいが、カクレクマノミなどの共生している魚が餌を運んで来るという説もある。

だが、あくまでも基本は光合成。強い光を当てることが第一。
ハタゴの場合はこれだけで良いのではないかとも思っている。

不足栄養素を補う意味でアサリや魚の切り身をほんの少々や、無脊椎生物用フードの併用はあった方がよいのかもしれないが、いろいろ話を聞いても諸説バラバラ。イソギンチャク飼育に関してはとにかく不明な点が多いようだが、餌に関しては特に諸説あり。初心者が情報収集した場合、もやもやしたものが残るだろうなぁ。

わが家の場合でいえば、基本的にはアサリなどの切り身の類は殆ど与えたことがない。これは食べ残しが水質の悪化を招きやすいのであえて避けている。
他の水槽で与えている冷凍赤虫を少し与えてみたり、乾燥クリルを与えることもあるが、これもごく希。
液状のフードは一応与えているが、スポイトで直接吹きかけるようなタイプではなく全体に希釈するタイプを指定量よりやや少なめに与えてる。
たまのごちそうなのか、飼育している魚自体を与えている・・・というか、勝手に食べてることはあった。もちろん生きた魚を捕食しているのではなく、弱って死を待つ魚が水流で運ばれたもの。下はハタタテハゼの捕食を捉えた貴重な(?)瞬間である。

捕食した 前日に1匹のハタタテハゼがやや弱っていたのを目撃していた。当日気が付いたときには既に死んだハタタテハゼが触手に引っかかっていた。
捕食した 動画撮影しなかったのが惜しいが、なんとカクレクマノミがつついたりしながら引き入れた!
捕食した その後、触手によるリレーで徐々に口まで運ばれていった。
捕食した まさに口にする瞬間・・・は触手に覆われて撮影できなかったが、開いた時にはハタタテハゼの姿は消えていた。

その後未消化の残骸が漂った形跡もなく、今回は水を汚すことはなかった。だが、アサリの切り身など与えると、吐き出す場合もあるのでその時は回収した方がよい。

なお、こういう給餌はイソギンチャクが巨大化する要因なので、あまりやらない方が良さそうである。

イソギンチャクは移動する
イソギンチャクにも居心地という概念があるのかは判らないが、気に入らないと移動をし、自分のベストポジションを探す。
つまり、移動するときは水槽の状態に気を付けなくてはならない。イソギンチャクが気に入らない何かがある。照明、水流、水質などなど、基本的なことからチェックしよう。

それでも移動が多いと死への警戒をしなくてはならない・・・。

死んだら大変だぁ
さて、イソギンチャクの寿命というのがどの位なのかはよくわからないのだが、運悪く早死にすれば数日だろうし、長生きしても数年か。
魚は死ぬと沈んで他の生体の餌やそのままバクテリアに分解されるのを待つかなにかするのだろう。水質悪化にはなるがさほど深刻にはならない。
イソギンチャクは、溶けたり萎縮したりする。萎縮は問題ないが、溶けると水槽全滅の危機に瀕するので、かなり警戒せねばならない。
日々の健康状態観察(見てるだけだが)は怠らない方がよいだろう。しぼんだままだったり、消化器官が広がりっぱなしになっていたら水槽から出した方がよいかも。見極めがちょっと難しい。
そして、この死体はかなり臭い。覚悟をして挑むこと。
死後摘出の場合は水槽の水換えを行う。

私がイソギンチャク飼育に躊躇してしまうのは、溶けたときのショック(=ダメージ)が大きいことである。臭い、グロい、下手すりゃ生態壊滅・・・。
長期旅行は怖くて出来ない。


楽しいイソギンライフの参考になるのだろうか?
最後に念を押すが、あくまでも自己流である。これが王道でもなければ唯一の正解でもない。
いろいろと情報を集めて判断して欲しい。

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