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■WWFニュース

 


 

 

2005/12/30

 

今回の新刊であるWWFNo.31も、無事持ち込み分完売といった状況となりました。打ち上げもなんとかそれなりに終了しましたし、一仕事コンプリートといった案配ですな。次は2.26関連です。いろいろ忙しくなりそうですな。

 

 

2005/12/25

 

かなり長期に更新をサボってましたが、同人誌の編集も終わり、いよいよコミックマーケットが間近ですな。

で、例年のごとく同人誌のバックナンバーを会場に送ったんですが、なんともバックナンバーが少なくなっていてちょっとマズいですな。特に押井学会の本はもうほとんど残っていないのでちょいピンチですな。最近は在庫を少なめにする方針で印刷しているのですが、ちょっと裏目でしょうかねえ。

 

 

2005/11/06

 

コミックマーケット受かりました。

2005/12/30(金) 東地区「モ」49a

であります。今回は考現学シリーズで「ネット、オタク、ナショナリズム」という感じで論本を出す予定ですが、難しい企画なのでどうなることか。まあ努力します。

 

 

2005/11/03

 

論争のためのタバコ煙害問題を検索などで見つけてアクセスしていただく方がけっこうおられるようですが、当WWF自体は別に「反喫煙」サークルではありませんからね。主催者の奥田は喫煙害問題についてどうこう考えている者ですが。

あと、このところ更新をサボっていますが、『押井守小辞典』の項目はこっそりちょっとずつ更新していますので。まあなんとも。

 

 

2005/10/02

 

このところ本業がやたら忙しくて余裕がないですが、そろそろ冬じたくをはじめないといかんですな。しかしもうすぐ情報処理技術者試験もあるですな。いろんなことがもう大変でイカンですな。そういえば旅行の予定もあったりするし。まあ人生やれることはやれるうちにやっとくべきですな。

ということでウェブサイトの方はちょっと更新してるヒマがなくなるっぽいですが、ウェブログとかSNSとかもあるので結局忙しいですな。

 

 

2005/09/25

 

まず、いま気がついたんですが、このウェブサイトは本日で9周年ですね。まったく同じURLのまま、ある程度更新を絶やさず(まあけっこうさぼってますけど)、9年続いているウェブサイトというのはそんなにたくさんはないと思いますがいかがなもんでしょう。世はウェブログとかSNSとかいろいろなシステムがどんどん出てきて、静的で一方的なリードオンリーメディアであるウェブサイトというものはやや過去のものになりつつあるようですが、WWFサイトはまだまだ全然やめる気はありませんのでひとつよろしく。

で、『タバコ煙害問題を考える同人誌』(2003/08 のコンテンツのひとつをまずアップロードしました。この問題はけっこう根深いものがありますが、問題の問い直しの一助にでもなれば、と思っています。いずれ、今度は「喫煙者のためのタバコ煙害問題」とか、そういう文章も書いてみたい気がします。

 

 

2005/09/19

 

一昨日の9/17、横浜みなとみらい方面で編集企画会議オフを実施しましたですな。いろいろブレーンストーミングしましたが、次回2005/12発行予定のWWFNo.31は、「ネット・オタク・ナショナリズム」をキーワードに各個独自に好きなもん書く、という方針になりました。まあ、たまにはこういうのもいいでしょう。

あと、通称「タバコ本」こと『タバコ煙害問題を考える同人誌』(2003/08 が、意外とよく売れていてもうほんのわずかしかありません。まあ内容もやや陳腐化してきたので増刷とかはせず、ぜんぶネットにあげてしまおうかと思っているのですが、あれはテキストひとつがやたら長いのでHTML化が大変ですな。

そういえば、旧まつもと氏のウェブサイトも重要コンテンツがいっぱい上がっていたのでWWFサイト内に復旧するつもりでいるのだがやはり忙しいのでペンディングになっているし、WWFNo.8から連載されていた登坂氏のテキストもペンディングですな。あのあたりになると、印刷物からOCRかけないといかんので、けっこうシャレにならん工数がかかります。困ったもんですな。

 

 

2005/08/21

 

コミックマーケットが終了し、速攻で次回申し込みをしましたが、企画自体はまだ確定していません。まあなんか作るつもりですが、もしかするとちょっとまた身辺状況が大きく変わる可能性があるので先が見えないですな。

 

 

2005/08/07

 

ようやっと主編集機が正常稼働をはじめ、無線LANにもMACアドレスを登録することができました。システム系はこれでほぼ通常体制に戻ったという状況ですな。

で、今回はじめてウェブログに表紙イメージをアップし、そこにウェブサイトからリンクする(反則だが)というスタイルを試してみました。これなら今までの画像データもぜんぶ載せられるですな。ウェブログの容量2ギガもあるし。リムネットはかなり古いプロバイダであり、いまだにウェブサイトの容量が10メガどまりですんで、もうテキストファイルだけでほとんどパンク状態なんですねえ。あまりカネはかけたくないし。

あと、spamメールが相変わらずひどいもので、今度はメールアドレスの画像表示を試してみました。どうなんでしょ、最近の業者はOCRなんかも使いますかねえ?

 

 

2005/08/04

 

気がついたら3ヶ月近くもウェブサイトを放置してしまいました。だって忙しかったんだもん。今回は同人誌制作がいろんな要因で相当にタイトだったことが大きい。そして、そのいろんな要因の中でも、パソコンがぶっ壊れたことがとりわけ大きかったですな。いままでずいぶんパソコンを買い換えてきましたが、壊れて買い換えたのは今回が初めてです。ちなみに新規導入機は「H号機」と「I号機」ですな。

この更新は、新しい主編集機で行っておるんですが、今日ようやっと新しい液晶ディスプレイを購入しました。従来使っていたボロっちいアキアの液晶ディスプレイはなんだか知らないけど800×600しか解像度が出なかったので大変不自由でしたが、1280×1024の解像度はたいしたもんだという感じです。

あと、ウェブログ導入とかも更新頻度に影響してますね、やはり。それにしたってたまにしか書かないんですが。だいたい私は、WWFメーリングリストには毎日なんかしら書いてるわけで、どっちかってえとそっちにマンパワーを傾けてるですよ? まあぼちぼちいこうじゃありませんか。

 

 

2005/05/15

横浜中華街オフ

そろそろ夏のプロジェクトを本格的に進捗しないとアレなので、WWF主要メンバーで打合せオフをやることになりましたですが、日中関係のアレの影響で横浜中華街の売り上げが下がっているという状況を憂慮し、横浜中華街で中華料理食っちゃおうオフということになりましてん。押井守の小説版アヴァロンに出てくるシチュエーション狙いという感じですな。まあ、とにかくうまかったってことで。

 

 

2005/04/18

間違えました

今日は2005/04/18だったっスね。一週間間違えてましたので訂正。

 

 

2005/04/17

小康状態の現状とか萌え特集とか

 で、ウェブログが1アーティクル10,000字の制限があるというショボい仕様だったためいろんなことが頓挫した訳ですが、どちらにせよ主編集機パソコンのトラブルという状況でそれどころじゃなかったという部分もあります。ともかく、副編集機をセットアップしてなんとか通常業務を行うことができるようになりましたですな。しかし今週は疲労が激しく、修理のダンドリをつけることができなかったですな。

こないだからWWF No.26のコンテンツをアップロードしはじめていますが、これは哲学者の東浩紀氏や精神分析学者の斉藤環氏が展開する考現学についていろいろ考えてみようというような企画です。「萌え」という言葉はすでに一般のマスコミなどにも提示されはじめてますんで議論の旬は過ぎている感がありますが、いま読み返してもちょっとおもしろいですな。

 

 

2005/03/28

ウェブログの使い方

さて、ウェブログであるが、このシステムの性質や従来システムに対するアドバンテージをいろいろと考えているところですな。

ウェブログと従来型BBSとの大きな差として、トラックバックの保証があります。グーグルなどで何らかの名辞を検索した場合、古いBBSの内容に当たる場合がありますが、本体のテキストはとっくに消えていて、グーグルのキャッシュからかろうじて読み取れる……というケースをよく見ます。ウェブログの多くは、トラックバックという外部とのリンク・被リンクを前提としているところから、掲載データの静的保管を、比較的長期のスパンで保証するものと(勝手に)解釈しています。つまり、管理ユーザが意識的に消そうと思わない限り、記載されたデータは長期にわたってインターネット上に静的情報資産として残り、一般ユーザはそのリソースに確実にアクセスすることが保証される、という案配です。従ってウェブログは、従来のBBSより大量のデータ格納量を保証しているし、リリース会社がツブれないかぎりはいつまででもデータを預かってくれることが前提となっている(らしい)です。何しろウェブ「ログ」というくらいですから。その観点から、「2ちゃんねる」は原始的なウェブログと言っていいかもしれません。

ウェブログの目立った特徴としては、動的コンテンツの掲示という観点が先行しているようです。だから「日記」という形で利用する人が多い。ある一定のURLにアクセスすれば、常に新しいコンテンツを読むことができる。しかし、ウェブログのアドバンテージは上記のように、静的コンテンツの保存というところにもありそうです。ただ問題は、そういった静的コンテンツへのアクセス方法という点です。初期のナレッジマネジメントでは、検索方法の技術的洗練という形で、強力な検索エンジンの出現を促し、それはグーグルなどのシステムの登場でだいたい実現しています。しかし、それに加えて最近のナレッジマネジメントでは、そもそも最初からあるデータがどこにあるのか、そこにたどり着きやすいようにデータを保管するべきだということもよく言われるようです。

で、ひとつの試みとして、WWFのコンテンツも、ためしにウェブログにも置いてみようかと思います。当面平行運用ということで、従来的なウェブサイトとウェブログとの両方に置いて、可用性とか利便性とかその他いろいろな点を考えてみようと思うですな。

 

 

2005/03/21

ウェブログ設置

ためしに、ウェブログを開設してみたですよ。CSSはどうも苦手なのだが、このページのスタイルと似たような感じで書いてみました。ただ、正直まだどういった運用を行うのか確定しているわけではないので、当分適当な感じでやってみるようにでもしようかと。掲示板のほうはとりあえずまだつぶさずにおいておきますが、なんか最近いやにレスポンスが悪いし仕様が変更になって気に入らなくなったので、いつまでとっておくかはわかりません。

ところで、「WWF No.13改」の表紙等をアップしなければならないところなのだが、どうも気が進まないですな。『赤ずきんチャチャ』関係については、例の馬鹿な既知外を思い出したりして自分にとってなんだか「なるべく思い出したくない作品」になってしまったところがあります。って、もともと私自身はこの作品にさして思い入れがあったわけではないのだが。まあ、あの手の作品のファンにことさらああいう馬鹿が多いというわけではなく、わざわざ人のところまで出張ってきて迷惑をかける馬鹿というのはどのジャンルにも一定数存在するのだろうが、どちらにせよ迷惑なもんですな。

 

 

2005/03/07

右翼か左翼か

私自身政治的スタンスを意味する「右」だとか「左」だとかいう言葉を使うが、いわゆる「左翼」とか「右翼」とかいう概念は、もはやあまり現代的なものとは言えませんですな。たとえば私は、国民総背番号的なID管理や、街頭に監視カメラを設置することには賛成ですが、出版規制や言論・思想の制限には大反対です。私は右翼ですか左翼ですか。

このところ、自民党の新憲法(案)だとか人権保護法(案)だとか妙なものをいじくっているようですが、憲法案では「青少年の健全育成に悪影響を与える可能性のある有害情報や図書の出版・販売は法律で制限・禁止できる」とか言ってるみたいで、その「青少年の健全育成に悪影響」ってのはどんなものなのか全然定義されていないのでこんなの嫌です。こういう条項をこんないい加減に入れるなら憲法改正大反対ですな。あと、「人権保護法」もツッコミどころ満載です。「人権」とか「差別」って言やあ何でも許されて誰も文句言えなくなるというのは危険な傾向だと思います。

「人権」というものは人間が人工的に作った概念であって、これを護った方が社会全体の利益になるヨ、というだけのものです。「差別」というものはすべからくあるものであって、ないことのほうが異常です。いけないのは「いわれのない差別」であって、合理的理由のある差別は悪くもなんともありません。現代の日本では、特定の条件にある者は人権に対するいくつかの制限を受けます。たとえば子供はタバコ吸ってはいけないし参政権もありません。これは差別ですが、別に悪いことではないと思います。「差別ではなく区別だ」とかスットコドッコイなことを言う人がいますが、そんなの単なる言い換え言葉にすぎず、「盲ではなくて目が不自由だ」とか言っているのと似たようなものです。

それより、私は言論や思想の統制のほうがよほど気になります。言論や思想の自由が損なわれる状況は、世の中の多様性が損なわれたり、特定の者だけの利益追求を行いやすくなったりして、ロクなことにならない確率が高くなるからです。日本における「人権保護法」の要旨を見るかぎり、こういう思考停止的な金科玉条の「人権」がすべてに優先などという非合理的な状況がでてくる可能性があります。現実社会のものごとは、すべからく思惟経済学的な相対主義、措定主義において考えるべきであって、こういった反論不能の絶対概念を社会装置として設定することは非常に危険な感じがします。

パターンは違いますが、韓国の場合はまさにコレです。韓国では最近、「やっぱりちょっとウリナラの歴史認識はなんでもかんでも日本に責任を押しつけすぎなんじゃないニカ?」という説をとなえる学者がちらほら出ているようですが(高麗大学教授とかソウル大学教授とか)、これに対する韓国輿論の反応は、妄言だとか売国奴だとかチンイルパだとかもうキムチ色になって大変です。とても論理的な議論どころでなく、とにかく土下座しるとかなんとか殺気立ってます。日本が好きだなんていうには相当な覚悟がいるようで、『叩き殺される覚悟で書いた親日宣言』とか大仰な本がでていますが、キムワンソプ氏に対する迫害なんか見ているとあながち大げさではないかもしれません。こういう言論統制は大変不健全だし危険です。「地球市民(笑)」としては見過ごせないですな。

 

 

2005/02/26

226

今年も六本木ヒルズの226イベントに行ってきたわけだが。今回はたまたま土曜日だったもので、例年にない規模となりましたですな。詳細は信義に悖るので書けませんが、WWFは『押井学会』Vol.2・3・4をはじめとする同人誌を販売させていただいたりして、結構完売したりなんかして、そこはかとなく成功裏に終わった部分があります。って、いろんな出版社さんとかにまじってアマチュアのサークルがああいう場に並んでいるのはイタいという状況はこっちがいちばん痛感しているのでツッコんではいけません。終了後はWWF一味の方々とかいろんな方々とかと飲み会やってたいへん楽しゅうございましたが、私は昼に食べたオムライスがぜんぜんこなれておらずゲロ吐きそうになっていたのであまり飲めず言葉少なに過ごしましたですよ?

あと、やはりこの「ニュース」と「掲示板」はウェブログの形で統一したほうがいいんじゃないかなあとか思うんですが、いまどのベンターのものがいいか迷っているところです。ライブドアとかけっこういいと思うのだが、800億円の件でつぶれたりすると嫌だし。難しいですな。

それから、通販の見積依頼がぽつぽつと来ていますが、今期よりWWFでは従来の「冊子小包」から、クロネコメール便に切り替えました。これでけっこうオトクになるはずですな。

 

   

2005/02/20

ライブドア紛争とか

ライブドアの堀江社長に関して、いろいろスタンスが分かれていますが、基本的にどっちでもいいといった感じですな。著書も読んでいないし、あまり情報を集めていないので十分な吟味ができません。巷では若年層中心にけっこう支持者がいるみたいですが、その根拠というのがもうひとつよく見えてこない気がします。

ただ、この人の発言の端々に、どうも引っかかるところが多々見られるのも事実です。たとえば産経新聞は政治色のない経済新聞にするとかそういう発言をしなければ、もっと広い層の支持を受けられたはずなのに、どうしてそういうことをぺらぺら言うのかなと思いましたですな。また、二言目には「決まりはそうなっている」とか言ってますが、そういう若造的発言は、不文律的制度に乗っかっている人たちの反感を徒にかき立てるだけでしょう。

思うにこの人、相当に迂闊な人で、インターネットインターネットと言う割にはインターネットのことをよくわかっていないのではないかと思います。もし本当にインターネットに詳しい人ならネット上の政治性向に保守的な輿論がけっこう大きいことや、球団名を自動書き込みシステムで一般公募なんてなことをすれば、バカみたいな名前を書き込む祭りに発展しちゃうことぐらいわかりそうなもんですね。

あと腹立たしいのは例の「ゲーム脳」ですな。この本ちゃんと読んでいないのだが、「買ったら負け」とも思うのでなかなか買えません。しかしまあ、言ってることが阿呆であることはおおむねわかりますが、どうしてこういう科学的・論理的な思考方法をとらない人が研究者なんかやってるんでしょうかねえ。困ったもんですな。

 

 

2005/02/13

逆ナショナリズムの人びと

日本のネットユーザーにはナショナリズムの人が多いと言いますな。ネット上のアンケートなどを見ても、たしかに自国の利益代表者的意見が大半を占めたりします。一般に「ネット右翼」「ネトウヨ」とか言うようですね。ネット上にはそんなに右翼ばっかり多いんでしょうか。

一方で大活躍しているのが、いわゆる「左巻き」と呼ばれるたぐいの人びとです。卒業式でヒノマルキミガヨは許せないニダ! とか、公園のトイレにスプレーで「反戦」と書いたらタイーホされたので不当なので許せないニダ! とか、外国人が公務員の上級職につけないのはサベツなので許せないニダ! とか。NHK-朝日新聞紛争では、「政治家が介入したニダ!!」などと騒ぐ一方、「NHKが政治的にアンバランスな放送をした」という点についてはまったくスルーだったり。

以前とある掲示板で、韓国の問題について議論したことがあるのですが、この人は「韓国は被害者なのだから歴史を歪曲するのはやむを得ないので、彼らの好きな歴史を唱えさせてあげるべきで、日本はそれに合わせて謝罪しなければならない」というような主張をしていました。

私見ですが、これは「左翼」というより、形を変えたナショナリズムではないかと思います。彼らの主張は往々にして公平性を欠き、過剰に感情的なこともあります。彼らのスタンスは多くの場合「日本はより平和的でならねばならない」とか「日本においては人権は絶対に守られなければならない」などといった根拠不明なものであったりするのです。

私はテツガク系の人間ですから、「絶対的なこと」と称するものごとには疑問を呈したくなります。人間の文化のルールの多くは、ただ「規約で決められているだけ」であることが多く、単にそれが観測者の世界観からして常識だったから」にすぎない場合がほとんどです。

上記にあげた「ネット右翼」と呼ばれる人びとの多くは、実はべつだん「右翼」なのではなく、自国特異論の極端なナショナリズムによる偏向的思考傾向でおかしな主張をしている人びとの主張に対し、論理的思考にもとづいて反論している中道的な人びとであるように私には思えますですな。日本人でありながら、日本に過剰な「進歩的思想」を押しつけたがる思想に対し、それは世界的なコンベンションから外れているのではないかという論理的思考のほうがむしろ正常だと思います。私のような「地球市民(笑)」の目には、「人権」とか「平和憲法」とかの「原理主義」は異常なものに映りますですよ。

 

 

2005/01/15

大谷とか

このところ、例の大谷昭宏についてずっとイキドオっておりました。まあ、このあたりネット上のいろんな日記やらウェブログとかでさんざん書かれているが、前のヨタ記事で、「小学生誘拐殺人の犯人は“フィギュア萌え族”のオタクに間違いない」とか低脳なことを言って大ハズシした上開き直って大いばり、という状況でして、まあこういう馬鹿左翼という奴らが他人には「反省しる」とかキムチ色になってわめき狂うくせに自分が間違った場合は絶対に謝らないという現象は今始まったわけではないですが、ホント不愉快ですな。そもそも、どうしてこの団塊の世代という奴らはこんな仕事できないダメライターが大いばりで仕事にありつけるのか不思議でしょうがないですな。

ところで、昨今ウェブログが大流行で猫も杓子も(「いまの若い人」はこんな表現は知りませんか)ウェブログで日記とか言っていますが、私はイナカモノなのでウェブログとは何であるのか、それを使うと何がうれしいのかいまだによく理解できません。何が嫌だって、字が小さいのが非常に嫌です。現在のパソコンのモニタの解像度はあんな小さい字を再現するのに向いていないですな。昔システム系の仕事をしていたとき、UNIX使いどもはどうもXウィンドウの文字を嫌と言うほど小さく設定していましたが、私はある程度でかい字でないと嫌でしたねえ。さておき、ウェブログというのは書き込んだ内容の記録はどうなっているのかよくわかりません。ティーカップの掲示板の場合、書込内容がメールで送られてくるので、過去の書込も全部私の手元に保存できているので快適です。こういう仕様でないと嫌なんですが、ウェブログはどうなんでしょう。ということで、もうちっと状況をみてウェブログを採用するかどうかゆっくり考えるつもりでいます。

 

 

2004/12/30

コミックマーケット

さて、コミックマーケットも無事終了いたしました。今回は陳列やら販売方式にいくつか工夫を加えてみましたが、効果はあったようななかったような……といったところでした。特に今回、WWFのメンバーが自分の参加サークルの登録をしたものの参加できなくなるというアクシデントがあり、そちらにヒトを派遣したりしたら、人手がなくてけっこうヘビーでしたねえ。

あと、コミックマーケット撤収直前に、元気のいいワカモノが襲来し、「韓国のことをウリミンジョクとかいってばかにするな!!」とか何だかよくわかんない主張をされていましたが、最近はこの手のヒトは少ないので懐かしかったですねえ。基本的に、議論を挑みに来たその心意気は評価します。ネット上のバトルだと、グーグルとかでぺろぺろいま調べたばっかの知識をあたかも自分が昔っから知ってたみたいな顔して相手の無知を嗤う、なんていう奴ばっかりな訳ですが、対面してのディベートだと頼りになるのは己の脳内の情報と、臨機応変の論理思考力状況をコントロールする能力だけなわけで、相当に高いディベートスキルが要求されますし、負ければ精神的ダメージはもろにリアルな自分がかぶることになるので、最近はそういうバトルを挑む度胸のある奴は少ないんでしょうねえ。パソコン通信もなかった時代はよく論敵と対面してバトルしたもんです。なつかしいですねえ。

「知識がない奴は黙ってろ」的な話の持って行き方は私としてはたいへん不本意だったわけでその点については遺憾の意を表明したい部分ですが、でもねえ。ものには程度というのがありましてねえ。韓国の文化や歴史に対する他人の態度を批判するにあたって、「李承晩って何ですか」とかそういう知識レベルだと、対話のほとんどが私の彼に対する講義みたいになっちゃうので、ギャラください。ちなみにものの考え方も相当に間違っていたと思うので、そこらへんを問題にしたかったのが本音です。文化なんかの相対主義とか、科学哲学とか、そのあたりを勉強するべきですな。

あと、拳で机とかばんばん叩いたりするのはやめといたほうがよろしいかと思います。私は若い頃はけっこう手が早かったし、ぱっと見では彼我戦力差6:10ぐらいで、あばれだしても1分以内に物理的制圧が可能かな、という案配だったので、もし私があと数年若かったり、あるいは相手が私より手が早い奴だったりしたらけっこう危ない目にあっていたかもしれません。昨今は物騒なので気をつけましょう。ともあれ、たいへん楽しかったので、いろいろ修行してまた来るがいいですな。

 

 

2004/12/27

冬じたく完了

もうね。忘年会とかのダンドリも組んだし。今回はかなりスケジュールがタイトだったこともあっていろいろ大変でしたが、毎年おんなじようなこと言ってますか? 問題は、ここ最近でVHSのビデオは壊れるプリントサーバに使っていたパソコンは壊れるってえんで、機材の再編成を考えなくてはならないということですな。HDDレコーダに録画予約していたWXIIIがなんだか知らないけどぜんぜん録れていなかったし。

あと、そろそろ2005年の2.26オッシートークショーの予約が始まったんですが、いろいろ水面下で。へへへ。

 

 

2004/11/10

コミックマーケット当選

とりあえず速報ですが、コミックマーケット67に配置されました。

  木曜日 東地区 「ア」ブロック 36b

ということですが、ていうか連戦連勝?

ともかく、新刊作らなきゃならないということですな!?

 

 

2004/11/08

赤ずきんチャチャ

ところでみなさん、『赤ずきんチャチャ』って知ってますか? 先日中学1年と小学2年の姪に「知ってる?」とか訊いたら、「全然知らない」「そもそも生まれてないし」との答えでしたけど考えてみればそりゃそうですな。

今回、『赤ずきんチャチャ』10周年を記念してWWFNo.13を本格的にリニューアル再版する訳でして、総ページ数160を超えるまたまた歴代ページ数記録トップの本になってしまうのですが、これって果たして売れますか? 表紙もカラーになりますし、内容はもう第一級間違いなしなんですけど。ていうか買いなさい。少数しか刷らないよ?

ところで、コーダ君の処刑動画がインターネット上に出回っていますね。私はあまり情報規制はしないほうがいいと考えている者だが、これはちょっとねえ。今の自分はこういうの観ても「人間の肉体破壊の実際はこうか」とか程度でさほどインパクトないが、若い人とか子供とか、またコーダくんの肉親とかにはあまりにひどいものですな。諸氏もお子さんのブラウジングにはちょっと気をつけたほうがいいですな。

 

 

2004/11/01

コーダくん事件

かなり豪快に風邪をひきましたですな。けっこう気はつけていたつもりだったのだが。

さて、イラク事件。コーダくん事件のちょっと前に、「通販生活」で世論調査がありました。インターネット上の統計やアンケートはちょっとバイアスがかかっていてそのまま信用できない部分がありますが、通販生活のアンケートは、比較的「普通の感覚・階層の人びと」の意見、という気がします。ちなみに投票数は2302票、日本の代表的な意見を十分に確からしく推し量るのに妥当な母数と言えるでしょうな。で、結果ですが、

 ■自己責任を問われるべき………………53%(1214票)

 ■自己責任を問われるのは間違い………36%(828票)

 ■どちらとも言えない……………………11%(260票)

と、まあ特定の雑誌の読者という偏りはありますが、これがある程度一般的な日本人の、いわゆる「普通の見解」であると見ていいでしょう。

さて今回のコーダくん事件ですが、左巻きの方々はどうもあまり擁護してくれていないような印象を受けますですな。まあ、単なる観光旅行が目的では、それをテコにしてコイジュミ退陣しる!! とか主張するには弱いなあ、という計算なのかもしれませんですな。しかし、やってることは前回の三バカも今回のコーダ君も似たようなものです。前回の、功罪あってややグレーだった部分を、今回のケースでは極端な状況で再現した感があります。三バカをさんざん擁護していた奴(小林よしのりとか)は、今回の被害者にどういうスタンスのモノイイをするか見ものですな。

ただ、コーダくんのご家族はみなさんちゃんとした方々であるので、大変お気の毒ですな。ネット上にも、そういった感想を持っている方が多いところからみて、やはり本人の行動や人格もさることながら、ご家族や「支援者」(笑)等の行動・発言が、世論の動向を左右する要素としてかなり大きいように思えますですな。

あと、こういう状況で観光旅行とかしたのは愚かだが、政治家とかヒョーロン家とかボランティアとかで、「私はいついつにイラクに行きましたが」とかさも得意そうに喋る手合いはけっこういましたから、コーダくんもたぶんそういう連中のマネしてハクをつけたかったんでしょうなあ。まあなんとも。

 

 

2004/10/24

日付について

WWFのメンバーから、『御先祖様万々歳!』の発売日はいつか、という質問があったのだが、言われてみるとたしかに正確なデータがいまひとつよくわからない。元来ズボラであるため、もちろん自分ではそんなにちゃんとした記録なんかとっていないし、野田氏のサイトでも「年」しか書いていない。都々目氏のサイトの情報では、1989/08/05に 第1巻が発売され、1990/01/25に最終巻が発売 されたことになっているのだが、私が保有している、最初に発売されたレーザーディスク(ボックスではない奴)の帯には、1989/09/25に第一巻が発売され、毎月25日に1巻ずつ出て、1990/02/25に最終巻が出たことになっている。

帯に書いてある発売日なんていうのはどうせ実際の発売日ではなく、たぶん都々目氏のデータが正しいのだろうが、だいたいなんだって印刷物とかの「発売日」は奥付の日付と実際の日付が不一致なのか。なんだったかの由来がどうのという記事を読んだことはあるような気がしたが忘れた。ともかく、そういう非合理的な因習が続く限り、ちょっと年月が経過してから出版物の正確な日付を確認しようとすると事実誤認をしたりするのでまことに困ったものである。ともかくしょうがないので、『押井守小辞典』の項目には「公称」の日付を書いておいた。

困ったものといえば、本では必ずある奥付がビデオなどではないことが多く、正確な発売日などは製品が手元にあっても追えない。なぜちゃんと書かないのか。まあ商売する側としては年程度の情報があれば十分で、月とか日とかまで書いてもメリットがないから書かないのだろうが、あとで資料をまとめたりする側にとってはたいへんな面倒である。

ついでに言うが、ウェブサイトでも、きちんとした日付を書かない奴が多い。「10月25日更新」などと平気で書いてあったりするが、そういうズンベラボウな書き方をしているサイトはたいてい何年も放置されていたりして、いったい何年の10月なんだかわからない場合が多い。どちらにせよ、何年も後になって記録を調べたりする場合困ることが多い。

さらについでに言うのだが、いまだに和暦にこだわる奴というのはいったいどういうメリットがあってそうするのか問いただしてみたいものである。和暦などというものはなんだか天皇な人が死んだりするとカウントクリアするので不便この上ない。腹立たしいのは、コンピュータのファイルサーバのフォルダ名に和暦の名をつけて分類するような奴だ。分類とか系統化とかいう発想がないのだろうかといつも思う。

私は、メールだろうとなんだろうと、文中に日付がでてくる場合は、後の全文検索等のことを考慮して、必ずYYYY/MM/DDにて記述する。年号はシーケンシャルになってさえいれば皇紀でもなんでもいいのだが、標準化の面からとりあえず西暦だ。記入フォームで和暦に強制されていないかぎり、会社の文書でもなんでもすべて西暦を使用する。WWFの奥付に書いてある発行日付は、いつも正確に初めて売り出す日である。まあみんな自己満足なのだが。

 

 

2004/10/19

本宮漫画

すでに古い話だが、本宮ヒロシの南京漫画が当面休載ということで、何だかなあという感じですな。漫画でも掲示板でもなんでもそうだが、こういう政治的でホントかウソかその中間かはっきりしない性格のものを扱えば、いろんなところからモノイイがついてくることははじめからわかっていることです。そういうモノイイを覚悟で掲載したのならそれはそれで感心なことだが、ひとたまりもなく休載というのはなんかヘタレというか覚悟がないというか、どうもダメのダメダメですな。

私は、作品に対して政治的な意図で圧力をかけることは基本的には反対です。しかし、こういう内容を作品に盛り込めば、こういう騒ぎになるということは大人なんだからわかるはずだし、わからなくてはならないと思います。だから自粛しろというのではなく、ちゃんと議論して証拠等出して説得するなり、いや俺はどうあってもこう思うのだと強弁するなり、はっきりした態度をもった後始末の覚悟というものもまた不可欠だと思うですな。そういう覚悟がないならこの手の問題について言及することは避けるべきでしょう。勉強していない者はこの手の問題に口を出すなということは決して言わないが、プロならプロなりの態度というものはあると思うですな。

しかしちょっと思うに、漫画家とかシナリオライターとか演出家とか、そういったものを書いたりするような人の中に、どっちかっていうとちょっと偏った左巻きっぽい人がけっこういますな。別に政治思想的な傾向がどっちでもいいのだが、そういう人に共通して見られるのが、いやにナイーブというか、年齢不相応に純真というか、あんたいくつ? と言いたくなるような考え方です。「東京都知事ほどの人があんな発言をするんなて信じられない。ショックを受けた」みたいなことを言っているアニメの監督がいたが、いい歳した大人が言うこっちゃないですな。

あと、妙に倒錯したナショナリズムというのもなんか鼻につきますですな。どうも、中国や韓国の言うことばっかり真に受けて全部日本が悪いとか、中国や韓国の人にののしられてもくやしくないので謝罪するけど、日本人のウヨクに罵倒されるとくやしくてくやしくて10倍罵倒しないとおさまらないとか、60年前の日本の軍国主義は気になるけど現代の中国の覇権主義はぜんぜん気にならないとか。私なんか「地球市民」(笑)ですんで、日本の罪悪も中国の罪悪もアメリカの罪悪もヨーロッパの罪悪も、なるべく客観的に公平に評価したいと思っちゃいます。少なくとも姿勢としては。

インターネットの出現は、思考の在り方を相当大きく変えたと思います。言論や思考モデルの提示は、以前のように一部の特権的発言者の専有物ではなくなってしまっていて、くだらないことを言ったり書いたりすれば容赦なくツッコミを受けます。個人が受け取る情報も昔からは比べものにならないほど豊富になった。綺麗事ばっかり述べて論理性や整合性や客観性を欠いた馬鹿な左巻きの馬鹿さ加減が軒並みばれてしまったのは、やはりこういう部分が大きいと思いますな。

 

 

2004/10/11

イビキの話

全然どうでもいい話ですが、最近イビキがうるさくて困っています。正確に言うと、直接「うるさくて困っている」のはご家族であって自分は眠りこけているのでぜんぜん知らないのですが、幼少の頃父親のイビキに殺意を抱きたくなった身としては、放置しておくことはできません。

マスクをしてみたりマウスピースをしてみたり枕を替えてみたりいろいろしましたが、どうも全然効果がないようだし、医師に相談したら、睡眠時無呼吸症候群で実害が出ているならともかく現状では手術によるデメリットの可能性がメリットの可能性を上回るので薦められないとの回答で困ったもんでした。

で、苦しまぎれにテレビ番組で紹介していた、「寝るときに背中にボールなどの物を固定し、あお向けに寝ると不快になるような状況にしてやると、自然に横向きに眠るようになり、あお向け時に頻発するイビキがとまる」という方法を試したところ、これがけっこう効果的でした。ただ、最初はスプレーのキャップなど小さな物をはさんだだけで効果があったものの、そのうち慣れてしまい、カプセル入り玩具のカプセルを使ったりとだんだんエスカレートし、現在は野球の硬球を使用しています。これはなんかうっかり仰向けになると背骨がへし折れそうな感じなので、当分はもつでしょう。

ただ、どうもこれをやると寝返りをぜんぜんうたなくなってしまうようで、朝起きると寝たときとまったく同じ体勢でいることに気づき、なんか身体の下半分に血液が集まっているような気がするですな。まあいいけど。

 

 

2004/10/04

 

なんでも『トリビアの泉』で「日本刀versusてっぽう」のネタをやったところ、「チョッパリ軍は100人斬りをやったので反省しるアルヨ!!」という左巻きが活性化しているらしいですな。まあ、こういうのも愚かと思いますが、でも「日本刀で人間100人は斬れない」なんていうことを根拠に論を進めるといった奴もかなり阿呆だと思います。おまえ見たんか? 実験やったんか? とか聞きたくなりますな。

個人的所感をいえば、「状況による。100人ぐらい斬れる場合もあるし、数人斬って折れたり曲がったり拵えが壊れたりするケースもある」としか言いようがありません。私も実際にやった訳ではありませんから、全部憶測ですけど。ただまあ、私にやらせてくれれば、そして好きなやり方をとらせてもらえれば、100人なんておそらく楽勝で斬れます。ただ、「一度の斬撃で首を切断しないとダメ」「時間制限は120分」などとルールで縛ったらできるかどうかわかりません。たぶんダメです。期間、殺傷レベル、攻撃部位、攻撃方法、相手の防刃装備、その他の条件で答えはまったく変わってくると思います。どちらにせよ、ぜんぜん断定できません。まあそんなもんです。

ところで、昨今はウェブログばやりですが、毎日なんか書いたりするのは大した努力だと思いますねえ。私なんかとてもできません。というか、毎日書くのはメーリングリストのレスだけで精一杯ですな。いやはや。

 

 

2004/09/26

 

9/25でまたひとつ歳を喰ってしまいました。どんどんジジイです。

で、イノセンスのDVDを購入しました。やっぱりこういうのを観るには最低でも40インチぐらいのディスプレイが必要ですなあ。ちなみにうちのは28インチの奴ですが、どうも迫力が足りんですな。20万円切るぐらいになると購入の検討もできるんですが、それ以上だともうこれは「備品」だし。減価償却だし。

ところで、またなんかリムネットのウェブサイトがアクセスできなくなりました。なんか会社が吸収だかなんだかされてから品質に問題がありますな。困ったもんです。

 

 

2004/09/20

 BSアニメ夜話

遅まきながら、ようやっと『BSアニメ夜話』を観ましたですな。いやなかなか面白かったです。『BSマンガ夜話』のヌルい人選(特にいしかわじゅんとか)とはちょっと違って、よい人選でちゃんとした議論を進めていて好感が持てました。岡田斗司夫氏は、コミックマーケットではいつもご挨拶していましたが、ここ1〜2年見ないと思ったらこういう仕事していたんですねえ。岡田氏の場合、同じシゴトを3年以上続けられない性格だと自己分析しておられましたが、おそらく同人誌なんかもそのひとつなんでしょう。まあよいことです。

 

 

2004/09/12

なんか爆発

北ウリナラで何か爆発したそうで。核実験やろうとして失敗? 単なるミサイル基地の自爆? まあなんと言いますかいろいろ大変です。世界の騒動はいまやイスラームとウリミンジョクの独壇場ですな。

ところで、WWFでも暗号化ソフトを正式導入しようと思いまして、PGPをいろいろいじくっていたんですが、PGPのフリー版でいちばん新しい(と思うのだが)バージョン6.5.8ja-r3は、バグが放置されていますな。ファイル圧縮時のバグに気がついたのですが、あれはちょっと致命的ですなあ。

 

 

2004/09/05

高齢同人誌職人

今日の新聞に緑内障のチェックシートがついていまして。以前は緑内障なんか完全に他人事だったのですが、前回の人間ドックで緑内障の疑いありとか言われてしまって以来けっこう切実です。

WWFは全体的に構成メンバーの平均年齢が高いのですが、そうなると生活習慣病とかの罹患率が上がります。緑内障なんてのは、ある程度の年齢になるとたしか10万人対で1000人程度の率で罹患するらしい(うろ覚え)のですが、これは相当に高い危険度といっていいですな。「交通事故に遭う危険」と同程度かもしれません。もっとじじいになると、パーキンソン病なんかも高い率で罹患するのでもう大変ですな。

なんか話題がどんどん年寄り臭くなりますか。でも、コミックマーケットなんかは全体的にけっこう年齢が上がっていますし、われわれや、もちっと下の世代がリタイアすると、この世界は一気に衰退しないとも限らないですな。若い人は即売会なんか来ず、Winnyで同人誌の画像とか集めて満足してオワリ、ということになりそうな。もっとも、最近は同人誌のファイル名でWinnyかけると実はダミーのファイルやウイルス系トラップばっか、なんて状況もでているようですが。あ、いや聞いた話では。

なんて言いながらもどうやら次の本は「萌え」がどうのこうのという感じになりそうですな。どうでしょう?

 

 

2004/08/29

冬プロジェクト

夏のビッグサイトは終わったが、すぐ冬じたくがありまして慌ただしいですな。次の企画がまだちょっと未確定なので大変であります。

ところで、WWFのメーリングリストでちょっと話題になったのだが、とある脚本家さんが自分のウェブサイトで政治の話をしたら、そのサイトのBBSに知らない人が書き込みに来たので驚いたり騒いだり閉め出したり、とかそういう話がありました。話の内容は他愛なく、今やちょっと懐かしい感のある「自己責任がどうのこうの」というような話題でして。ざっと読んだ所感としては、なんか「3人組の自己責任論を言う人は感情的なのでダメだ」などと言う割には自分の発言スタンスはひどく感情的だし、何よりあまりにも非論理的なのでダメだこりゃ、というところでありました。

昨今、右だの左だのというような雑な分類は実はほとんど無効なのであるが、なおわざと言うと、どうも左巻き系の方々というのはなんだか非論理的なヤカラが多いような気がしますですな。普通の人は別にそれでもいいのだが、アニメの脚本やら演出やらという上流工程の仕事をする人がこういう物言いをしているのを何度か見かけているもので、ちょっと危惧を感じますな。いやしくも言説をもって生業とする者が素で非論理的ではいかがなものか(芸風が非論理的なのは別にいいのだが)とか思うですな。

というより、なんだか言ってることがあんまりにも純情というか、子供臭いという感じで、年相応の世ずれたところがないとでも言いましょうか。「あんな偉い人があんなこと言うなて信じられない」なんてなセリフを吐いてオタオタする40過ぎの男って、なんかダメです。これは別の演出家のヒトですけど。そういう感じの人って、この業界に多いのかな?

 

 

2004/08/15

コミックマーケット来客御礼

コミックマーケットはなかなかの盛況であり、新刊は95%ほどの売れ行きをみせたですな。みなさま、お買いあげ下さいましてありがとうございますですな。それと、新刊の通販も始めましたので適宜お申し込みください。

あと、今回出す予定だった「WWFNo.13『赤ずきんチャチャ』特集・改」ですが、私がちょっと勘違いして次回発行にさせて頂いてしまったので申し訳ない。もう版下はほとんど出来ているので次回は出しますから。

次回といえば、冬の企画はおそらくまた「萌え現象」に関するものになりそうな感じです。どうなることやら。

 

 

2004/08/01

夏の新刊編集完了と思ったら

一応念のためといいますか、これでもISMSがどうのこうのといったシゴトもしていたのに全然セキュリティ対策ができていないのも問題であるので、通販のページに私のPGPの公開鍵を置きました。バージョンは6.5.8ですが、過剰に大きな鍵とかバージョン8系の最新機能とかそういったものを使わなければ、そこそこ復号化できると思います。ダメだったらその旨メールするか掲示板に書きますので。

それと、よく見返して見ると、今度のコミックマーケットのブース情報を挙げてませんですな。

 2004/08/15(日),東地区「S」31a

 です。今回は「押井学会Vol.4 『イノセンスとその周辺』」ということで制作していましたが、昨日無事刷り上がりました。なかなかいい出来です。あと、また『東京静脈』を置きますので。

 

 

2004/07/25

夏の新刊編集完了と思ったら

同人誌の内容でちょっといろいろトラブルがあったりしましたが、まあなんとかなるでしょう。

問題は次回コミックマーケットのテーマですねえ。これをそろそろ議論しなくてはならないのだが、さてどうなるか。

少なくとも、『赤ずきんチャチャ』10周年記念ということで、WWFNo.13の改訂版を出すことはほぼ確定的ですな。

 

 

2004/07/19

夏の新刊編集完了

今回はいろんな意味でたいへん苦しみましたが、ようやっとできました。

WWFNo.28 押井学会Vol.4「イノセンスとその周辺」

です。

『イノセンス』に関する評論集ですが、今回はさすがに各執筆者も難しかったようです。しかし、全体としてやはり読みでのあるものになりました。まずは読んでやっていただきたい。

 

 

2004/06/13

小学生殺人事件など

例の小学生殺人事件についてちょっとコメント。

まずひとつ驚いたのが、2ちゃんねる的BBSネットユーザの一角を、小学生があれほど公然と占めていることは、さすがに知らなかった。過去、BBSで自ら「小学生」を名乗る者と接触したことは何度かあるが、相手の自己申告は虚偽と考えるのがBBSバトルの鉄則であるので、私はあまり信じなかった。

もし自分にあの年齢の子供がいたとしたら、PCのアドミニストレータ権限は渡さないであろうし、インターネットへのアクセスに対して、2ちゃんねる的BBSへの出入りについておそらく制限をかけると思う。子供のウェブサイト運営も、BBSのような双方向性のものは許可しないだろう。私自身ほとんど実名でアクセスしているわけだが、子供にはネット上では徹底的に実名を隠蔽するよう教育するはずだ。

私自身、かなり攻撃性や残虐性をもった子供だったので、犯人の少女の心理はある程度了解できる(理解はしようがないが)。自分の経験から言えば、子供時代に犯罪を「犯さなかった」動機は、生活状況に対する満足度がかなり大きく、現状を破壊するほどには犯罪衝動を覚えなかったこと、家族の平和な生活を自分の行為によって破壊することに罪悪感を覚えていたこと、ぐらいであった。法的には、11歳の段階では殺人罪等は適用されないことは当時でもある程度知っていたので、遵法意識はあまり関係なかった。ただ、子供であった当時は、殺人などすると相手がバケて出たりしてノイローゼになりそうだな、などと思ってはいたが。

この子供の場合、どうも知能はかなり高いと思う。思考能力も高く、おそらく自分が罪に問われないことも、かなり明瞭に理解した上での犯行であろう。そして、家族の社会生活がこれによって破壊されるであろうことも予見していたが、そんなことはどうでもいいと思ったのではないかと私は想像する。

ひとつ気に入らないのが、なんでも少女の描いた絵が異常になっていった傾向があるとかなんとかいう「心理学者」とかの話だが、そういうのは科学的な意見なのか? どうもそっちのジャンルの話は、トンデモ度が非常に強い気がしてならない。シッポがヘビの小動物を描いたら異常か? 描いたのが仮にケルベロスとかヌエとかだったら、正しい描写をしただけで問題はない。科学的な話をするなら、ああいう絵を描いた子供10万人のうち何人が犯罪を犯し、ああいう絵を描かない子供10万人の犯罪件数と比較してはじめて有意な結果が得られる、とかそういう思考プロセスを踏むべきではないのか? どうも、こういう知能の低い思考文化こそなんとかするべきではないかと思うのだがいかがか。

 

 

2004/05/09

やたら時間がありません

このところなんだかもう過剰なほどに時間がないんですねえ。まあ確かに通勤時間もこの5月から片道で30分近くも延びたんですが、要は時間の使い方が下手なんでしょうね。WWFの活動も、コストダウンをもっと進めないとダメダメです。この場合の「コスト」とは、「時間」と同義です。タイムイズコストってなもんですね。同人活動というのは結局のところつぎ込むことのできる時間の関数なのであって、投資できる時間は誰でも24時間しかない以上、あとは効率をよくするしかないんですが。でもまあ、シゴトじゃないんだし。

それと、肯定的な状況の変化もあります。ハードディスクレコーダーを購入しました。WWFのメンバーにはかなり普及していて、一度使うとテープ媒体には戻れないという感想が多いものでしてねえ。あとは自宅のネットワーク環境をちっと変えたとか。まあいろいろです。

で、押井守対策委員会ようやく稼動しはじめました。ぼちぼち行きます。

 

 

2004/04/25

自己責任とか

さて、なんだか巷では自己責任論が悪いのなんだのというちくしみたいなことを言うヤツがすっかり調子づいているみたいですな。なんでもアメリカビトとか欧州ビトとかが「お〜ウJAPは勇気あるNGOとかボランティアをバカにしてはイケマセ〜んチョパ〜リは反省し〜ル」とかいい加減な評価をしているのを聞いて「ホラ見るニダ宗主国様が自己責任は全然ないとおっしゃっているニダおまえら反省しる」とビンビンに興奮してハァハァ言っているという構図ですな。

まあ簡単に言えば、こんなのを評して一般論に展開するほうがアホウですな。こういうのは唯名論的に考えないとダメでしょう。だいたいアメリカとかヨーロッパの奴らは、今回のケースで、捕まったスットコボウズ3人組の家族と称する連中が、人質の人命優先で自衛隊を撤退させろなどと恫喝的な言動をしまくっていたことをちゃんと知っていてこういうことを言っているのか? 反米とか左巻き連中が自衛隊撤退のための広告塔という形でこの状況をさんざん利用しまくって大騒ぎしたという事情を知っていてそういうことを言っているのか? たぶん断片的なことしか聞かず(というかインタビューした人間がある意図をもって詳細を伝えなかったのだろうと想像するが)、ごく一般論としてそういう「感想」を出してきているのではないかと思う。

あと、アメリカの場合は自己責任という言葉はことイラクに関しては忌み言葉なのだろう。そもそも小ブッシュが後先考えずにイラク侵略をやらかしてこの状況を招いたのだから、アメリカは自己責任というか自業自得というか因果応報というか、蒔いた種は自分で刈れと言われるとイヤなので「ウリは世界平和のために先兵になったニダ」とか生臭い息を吐きながら綺麗事ほざいているのは全世界の人間が知っている通りである。一番悪いのはフセインだろうが、1.5番目に悪いのはオマエラだろうと言いたいけど言えないのが属国の悲しいところで。いやはや。

 

 

2004/04/18

横山光輝氏逝去

WWFのメーリングリストでもかなり話題となっていました。なんかここんとこ訃報がつづくですな。やっぱり、これからの世代の人は明治ぐらいの人より寿命が短いんでしょうか。って肺癌&タバコ火災のダブル攻撃なので、寿命ってわけじゃないでしょうか。

横山光輝氏の作品は私の世代はもう小さいころから親しみまくっていたもんです。私は『鉄人28号』をナマで見て主題歌の歌詞までほとんど完全に暗記していたような世代なもので。いろいろ好きな作品は多かったですが、『マーズ』なんか好きだったですねえ。少年チャンピオンで連載していたのを毎週読んでました。三つ目の神体の名前が知りたかったのだが、最後まで明かされなかったのがいまだに心にひっかかっていますねえ。あと、『時の行者』なんかよく地元のデパートの書店コーナーで断片的に立ち読みしてましたねえ。昨今はああいう立ち読みができないもので、漫画文化は意外と簡単に廃れてしまうんじゃなかろうかなどと考えたこともありましたが、どうなることか。

日本の文化にとてつもなく大きな模倣子を刻んでいった作家ですが、30年もしたら文学者みたいな扱いになるんでしょうかねえ。

 

 

2004/04/11

コイズミ違憲とか人質とか

総理大臣が神社に行くと違憲だそーで。へんな国。

こーいうキテレツな判決を出す司法もいいかげんクルクルパアだと思いますが、憲法の条文も論理的におかしいですな。

第20条 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。

2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。

3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

第20条は、1と3の条文が論理的に矛盾しますですな。信教の自由を保障する「何人も」というのは国家およびその機関を構成する人も含むのであるから、人によって構成される「国およびその機関」の「宗教的活動」を「してはならない」というのは矛盾です。これを矛盾でないよう解釈するには、「国及びその機関」による宗教活動と、その構成員である「人」による宗教活動とを峻別して考える必要があります。つまり、まあどういう姿をしているか知りませんが、「国」さんおよび「その機関」さんという主体が宗教的活動――定義されてないのでよくわかりませんが、まあたぶんお正月に鏡餅置いたりクリスマスの飾り付けしたり裁判所で宣誓したり結婚式とか葬式に電報出したりすることでしょうなあ――はぜんぶダメということでしょう。しかし、いいかげんどーにかしろよこの憲法。アメリカ様の原稿を和訳するヤツがへたっぴいだったんじゃねえのか? などと言いたくなってきちゃいますなあ。

これを見たウリナラビトなんかはそりゃもう大喜びでチョッパリは反省しる!! とか言ってますが、政教分離は内政問題でチャイナコリアとはあんまり関係ないですしねえ。

 

あと人質。せっかく人質さんのご冥福をお祈りしたのに、何だか返すだの返さないだのとかもめてるみたいですな。

だいたいなんでわざわざ自衛隊が行ってるのか。別に「国権の発動たる戦争」をしに行ってるのでもなければ、「国際紛争を解決する手段として」の「武力による威嚇又は武力の行使」をしに行ったんでもなく、ああいう危ない状況下の場において自己防衛の能力を持ってるのが日本ではたまたま自衛隊という組織だったから行ってるんであって、そういうところにボケ面さらしたバカがすっかりヒーロー気分になっちゃったりしてハァハァ興奮しながら行くのが悪いですな。まあ日本国民もだいたいわかってるようで、じえーたいは撤退しる!! とか脳天気なことを言うチョッパリは全体的に少数派……なのかな? 統計を取る主体や場所で大きな開きがあるみたいですな。

いままでの日本では、セキュリティという問題はいい大人がうんぬんするべきものではなく、アニメとかマンガの中だけのテーマだったという感じですが、通常業務でもセキュリティという言葉が普通に語られるようになったですな。まあやな時代はやな時代なんですが、日本のいいかげん大人になってきたということなんでしょう。

 

 

2004/04/04

ロードオブザリングとドッコイダー

『住めば都のコスモス荘』という作品があって、前々からWWFのメンバーに「おもしろいから観てみろ」と言われていたものの、オープニングをちょった観た段階で、またアリガチなシミュラークル作品かなどと思って放り出してしまった。しかし先日の温泉旅行でたっぷりと観せられたら、なんかすっかりおもしろくなってしまい、なんだかんだで最後まで観てしまった。久々に物語に入り込むことができた作品であった。

今日になってやっと、『ロードオブザリング』の3作目を劇場で観てきた。なんといっても原作を読んでいないのであまりどうこう言えないのだが、どうも私はストーリーや演出を重視してしまうたちなので、もうひとつ入り込むことができなかった。なんかこう、敵の軍団の知能程度が、ゴレンジャーとかサンバルカンとかデンジマンとか(古くて恐縮なのだが最近のそういうのは知らん)と同程度ぐらいしかなくて、ほとんど「シムラー うしろー!」というような歯がゆい状態であった。まあ、ビジュアル的にはすごいなあとか思ったが、でもあの戦闘シーンとかって、『バスタード!!』なんかでいつか観たことあるようなイメージだしねえ。魔法使いはせっかく魔法使いなのにベギラマとかイオナズンとかちっとも使わんし。まあ言いたいことはいろいろあるが、悪口はできるだけいわないようにしようと思っているのでやめておく。

 

 

2004/03/28

岩田氏死去

3/24のことだが、同人誌界では有名な岩田次夫氏が亡くなったとのこと。肺癌で療養中だったらしいが、享年50はいかにも早い。われわれの世代もそろそろ他人事ではない。死ぬという状況を前提に、生活様式を組み立てる必要があるかもしれない。それにしても最近肺癌でなくなる人が多いように思う。ちなみに岩田氏は喫煙習慣はなかったそうだが、現代は発癌物質は身辺にあり余っている。ともあれ、ご冥福をお祈りいたします。

 

 

2004/03/20

WWF合宿研修

WWF有志にて、一泊二日での研究会を実施。いろいろバタバタしてもう大変、というヤツであったのだが、おおむね有意義であった、と考えられなくもない。なんか大学のゼミ合宿みたいだったが、合宿先および議論内容は企業秘密なので教えてあげない。なお、シキリが悪くて終盤大まくりで大変だったのはたしかにワタシのせいだが、責任はとらない。

 

 

2004/03/06

『イノセンス』初日オフ

ご多分に漏れず、WWFでも『イノセンス』鑑賞オフをやったのである。とはいえ、みんなけっこういい歳なので、徹夜したりオッシー舞台挨拶の上映を狙ったりという若いことはせず、淡々と新しくて快適な映画館で映画観に行っただけだが。ただ私としては、試写会の印象があまりよくなかったので、もう一度みたらどういう感じだろう、となかなか興味深いものがあった。

結果として、他の者はやはりなかなか難しい顔をしていたが、自分の2度目の鑑賞での感想は、意外にもかなり肯定的な感じであった。ストーリーもすんなり頭に入ってくるし、「衒学迷彩」と勝手に名付けた押井流のIntellectualな引用台詞も、手法としての意味論的迷彩と割り切れば全然気にならない。初回と2回目の感想がこれほど異なる作品というのは初めてである。やはり、気取って言うわけではないが、2度観る必要が確かにある映画だった。

 

 

2004/02/28

『イノセンス』試写会

今日、中野サンプラザで行われた『イノセンス』試写会におくさんと行ってきた。「この映画ははたして大ヒットするのか?」というのが、おそらくは莫大な宣伝費用を投じているはずの当作品における懸案事項であるので、それを自分の目と、押井守素人の女性の目で確かめようと画策したのだ。で、結論。非常に心苦しいのだが……無理だ。私の立場で言うべきではないし、言いたくはないのだが、今回の映画『イノセンス』は残念ながら「大ヒット」はしないだろう。理由はいくつかあるが、今は言わない。でもまあ、「押井映画」としてはよいのでとにかく観れ。

 

 

2004/02/26

押井守戦争を語る

内容は規約によって書けないが、とにかく六本木ヒルズに行ってきた。なぜあの建物はああ判りづらいのか。会場には東浩紀氏もいたので一緒に行ったWWFの清瀬氏と丁重にご挨拶。そういえば今回のパンフレットの文章を清瀬氏が執筆されている。席は自由だったので適当に座ると、都々目クンの斜め後ろだった。

しかし、あの集会は古参押井守ファンの同窓会の様相を呈し始めていますな。10年後にはディナーショウになっていそうな気がしたり。

 

 

2004/02/22

球体関節人形展

どうも忙しいしダルいので踏ん切りが大変だったが、「球体関節人形展」に行ってきたデスヨ?

まあ結構よかったんですが、とにかく遠い。私の居住しているヨコハマからだとなんだかんだで1時間半ぐらいかかるもんで、すっかり疲れたですな。

ああいうのは結構好きだし、単刀直入に言ってエチーなものもかなりあるので(マリオとかいう作家のアレ、人形じゃなくて人間のモデルじゃないのか? いいのかまる出し)、男性は嬉しいかもしれないが、女性はどうかな。まあ、女性でもああいうのが好きという人は多くいそうだが、私の配偶者はちょっと退屈そうだったので申し訳なかった。あと、天野ナニガシという人の作品が一番気に入ったのだが、写真集にも載っていないしカードもない。なぜ?

ただ、言っちゃ何だが、ちょっと奇をてらいすぎというか、「ウリの芸術に感動しる!」という感じがしてくどい。ラカンの本かなんかわざとらしく広げて置いてあるのをみて一気に引いたですな。あれだったら、海洋堂とかに漫画とかアニメとかのキャラクターをリアルモードで作らせて展示会とかやったほうが優れた現代アートという気がするのだがいかがか。まあ、今回は『イノセンス』に連動した企画だから、その意味では成功だと思うが。

それと、会場で『イノセンス』の予告を流していたんですが、押井作品のLDとかDVDを観せようとすると容赦なく眠ったり新聞読み始めちゃったりする配偶者も、「あれはちょっと観に行きたい」と言っていたのでこれは有望かもしれないデスヨ!?

会場ではオッシー作品のDVDや本、画集などが売っていた。『東京スキャナー』も売ってたっスね。あと、書籍コーナーはなんだか充実していて、現代思想などの本がいっぱいありまして。東浩紀氏の本もありましたですな。私は前から買おうかなーと思っていたベンヤミンとヴィリリオの本を買ったらカネがなくなったのでトーキョースキャナーが買えなくなりました。

 

 

2004/02/15

イノセンス特需

ここのところいろんな案件がたまりっぱなしで困ったもんである。いろんなところにいろんな物を送ったり、借りているいろんなものをいろんな人に返したり、いろんなものを書いたり編集したり、いろんなところに行っていろんなものを観たり聴いたり、いろんな人に会ったり……とまあそういういろんな事である。いや〜時間(およびカネ)が足りないこと足りないこと。

このところ、イノセンス特需で押井守関連書籍がわらわら出まくっている。私の場合、昔の書籍はほとんど持っていたのだが、『天使のたまご』の画集は買い損なっていたのでこの際せっかくだからとか言いながらインターネットのそれらしいサイトで購入した。あと、何だか押井守がテレビで観た映画についてぶつぶつ述べるという趣向の本を買って今読んでいるが、ただあらすじを述べたりちょっとツッコんだりしているだけなので、押井教信者以外にはお奨めできない。

さて来週は球体関節人形展に行けるかどうか。

 

 

2004/02/08

犬マグ

『イノセンス』のマグカップというのがあって、ローソンでパンだか何だかを買うとハンコ押してくれて、ハンコがたまるとくれるんだそーである。WWFのメンバーの何人かはガッツで菓子パン食ってカップもらったとか言っている。ちなみに私はもっとヒキョーな手を使って入手したのだが、ちょっとした感想。やはり『ハウル』のカップに比べて『イノセンス』のカップはやたら余ってますか?

ところで、今回の『イノセンス』の販売戦略において、従来のマニアの締め出しとかなんとかいう噂があるが、発想がビンボ臭い。だいたい今までのマニアを閉め出すだかナイガシロにするだか知らないが、そんなんで閉め出されたりする方がへぼいのである。カネをかけて宣伝して大人数のユーザーを取り込むなんてのは基本に決まっているのである。ただ問題は、大人数の顧客満足度をまんべんなく上昇させるようなパッケージのリリースが、従来の魅力品質の在り方から考えて、きちんと確保できるかどうか心配だァ! という点である。今回の商売、なんとかうまく行きますよーに。

 

 

2004/01/31

みなとみらい線

さて、なんだかあっという間に1月も終わり、2004年も1/12が過ぎ去ったですな。で、なんでも東横線の桜木町駅がなくなったり「みなとみらい線」なる電車の路線ができたりヨコハマ駅がいろいろ変わるとかあったようであるが、電車にまったく興味のない私・奥田にはあんまり感慨がない。ただ、地元でもあるのでちょっと横浜駅だけ見てきたのであった。従来の横浜駅の東横線乗り場はなんだか狭くてキャパシティが少ないような気がしたが、今度は全体的にかなり広い。あと、横浜駅構内にいろいろなショートカット通路が新設され、慣れないとよくわからん状態である。そのうちほとぼりがさめたら元町中華街駅まで行ってみることにしよう。

 

 

2004/01/25

編集会議

今回の制作作業の内容確認と次回の計画に関する打ち合わせを行い、効率的なPDCAを回すという非常によんどころなき事由により、WWF主要メンバーが多忙を押して集合し、打ち合わせを実施。場所はアキハバラのコスチャというアレな店しかどうしても空いていなかったのでしかたなくここに入る。まあなんですな、わりとフツーですな。メンドさん服がデフォルトみたいなのだが、日によっては特定のコスチューム特集みたいなイベントもあるというあことで大変みたいですな。居座り制限時間があるので途中ながら退出したのでありました。

 

 

2004/01/12

次回企画

さて、そろそろ次の制作同人誌の企画を進めなくてはならないのである。夏はけっこう時間があるのだが、『赤ずきんチャチャ』特集のWWFNo.13のリメイクと、『押井学会 Vol.4』の予定なのである。問題は『赤ずきんチャチャ』特集であって、いったいどの程度の需要があるのかほとんど読めないのだ。しかもこれが、他に類を見ないであろうギッシリ160ページだったりするのでこれまたいろいろ大変なのだ。それにしても「しなくてはいけないこと」がたまって困ったもんである。

 

 

2004/01/01

2004年になりましたね

当ウェブサイト設立以来8回目の正月ですな。で更新しようとしたらftpがつながりません。後で訊いたら、プロバイダのリムネットがspamメール対策のためにftpの設定を変えたとか。先に言え、とか思いましたな。

 

 


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