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■2003年のWWFニュース

 


 

 

2003/12/30

コミックマーケット

何かあったんだろうか。今回のコミックマーケットではいやに購入希望者が多数お見えになりまくった状況で、午後1時には売るものがなくなってしまったのであった。持ち込み部数はバックナンバー含めて完売、痛くの『東京静脈』も大多数を売り上げることができたですな。毎度ご愛顧ありがとうございますデスヨ。

 

 

2003/12/07

同人誌「WWF No.27」完成

ようやっとできましたよ同人誌。今回はけっこう面白いと思うんですけどね。今回は前回にひきつづき、東浩紀氏の研究を中心とした文化論みたいなところでして。といっても興味ない人にはいったい何の話を長々しているんだかよくわからんし興味ない、というところでしょうが(私もそうでしたが)、今回はちゃんと最初に東浩紀氏の研究のレジュメを入れましたし、わかりやすいデスヨ? 少なくとも、コミックマーケットとかで取り上げられるような文化圏に興味をもつ者にとっては、決して他人事でない話なんですが。

 

 

2003/11/08

コミックマーケット抽選突破

さて今年の冬のアレということで、抽選結果です。

    2003/12/30(火) 東地区「V」59a

ということで今回も無事通過。めでたいこってす。今回は、コミックマーケット文化圏についての文化論っぽい感じで行きますんで。まあたまにはいいじゃないスか。

あと、内輪のことですが、WWFの執筆ガイドライン策定。そのうち、ISO9000シリーズぐらいの体系的なマニュアルにしてやろうかなどと画策中ですな。って相変わらずなかなか時間がないですが。

あと、東浩紀氏の『網状言論F改』にも紹介されているまつもと氏のウェブサイト「菫色猫娘」が、諸般の事情により現在閉鎖中となっていますですな。今回のコミックマーケットが終わって落ち着いたら復旧作業を始めるのでしばし待たれよ。

ウェブサイトツナガリでは、私・奥田が過去かなり通っていたバトル場BBS「歩きタバコについてひとこと言いたい!」が、1年ぐらい前に突然閉鎖したのだが、このたびまた復活したみたいなのでメデタシ。まああまりヒマはないのだが、香ばしいバトルとかあったらついふらふら行ってしまいそう。

 

 

2003/10/27

民事裁判のお知らせ

よくある手というか新手というか、ウチにも来ました。2003/10/23に。

あなたのパソコンから過去に無断で許可なく、音楽及び映像の複製が行われております。

 

この度、プロバイダーからの情報開示を受け、不正利用者及び不正利用端末を著作権法第百十三条に基づき提訴させていただくことを通知いたします。

 

あなたの行為は著作権法の罰則規定第百十九条、第百二十条二項もしくは第百二十一条及び第百二十一条二項により、三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処せられます。

 

パソコンを使用した不正複製は私的目的であっても違法であり、処罰及び不法行為による損害賠償請求の対象となります。

残念ながら音楽業界、著作権協会の再三の注意警告にもかかわらず、不正複製は非常に多発しており、今年に入り多くの逮捕者と訴訟を生んでおります。

音楽業界は「音楽を楽しむ」という観点から、また不正利用者が多数のため、特に悪質でない場合、和解での決着をすすめております。

 

尚、和解案につきましては、各レコード会社、各プロダクション会社と検討した結果、下記のように提示させていただきます。

 

 

 

                   和 解 案

 

            著作権利用料         7,800円

       (著作権法第七十二条による補償金)

              支払期日         10月28日

 

             指定口座 三井住友銀行 丸ノ内支店

                      普通口座 6652164

      お振込みいただく際、お名前のあとに文頭の整理番号を入力下さい。

       和解金のお支払い後、和解書をお送りさせていただきます。

    和解書は正式な和解がなされたことを証明するものですので大切に保管下さい。

 

 

 

和解案に不服の際は11月7日に郵送される裁判所からの通達の指示にお従い下さい。

支払期日を過ぎますと和解案に不服と看做し、訴訟の手続きをさせていただきます。

民事訴訟法にのっとり、訴訟事実に対する事前の問い合わせには応じません。

あなたの行為は不法行為です。訴訟となると罰金刑か懲役刑、さらに裁判費用の負担が発生します。

 

 

訴訟代理人 岩浪総合法律事務所 弁護士 岩浪 詔朗

 

社団法人日本レコード協会

エイベックス株式会社 AVEX INC.

株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント

ユニバーサルミュージック株式会社 UNIVERSAL.K.K

株式会社ポニーキャニオン

ビクターエンタテインメント株式会社

東芝イーエムアイ株式会社(TOSHIBA-EMI LIMITED)

キングレコード株式会社

株式会社ドリーミュージック

ワーナーエンターテインメントジャパン株式会社

コロンビアミュージックエンタテインメント株式会

まあ確かにツッコミどころ満載なメールなんですが、いきなりなんでちょっとびっくりしましたなあ。でもってムカついたので、日本レコード協会はじめ片っ端から「7800円払えってのはオタクが言わせてるんですか」とかイヤミな問い合わせをかけまくったりしました。ちゃんと「ウチは関係ないデス」「そんな弁護士は実在しないデスヨ?」などとお返事がありましたねえ。担当者のヒトお忙しいところスイマセン。まあ翌日にはあっちこっちにいろんな記事とか晒しとかが出てましたし、WWFの面々で法律に詳しいヒトもいろいろ突っ込んでましたし。だいたい、なんでメールのタイムスタンプが2003/12/21ですかねこのメール。スパムメールでありがちな時刻設定だが。ともかく、送った奴地獄に堕ちること。いな、ん〜?

 

 

2003/10/20

冬プロジェクト発足

冬の企画を走らせ始めたですな。しかしみんないろいろと忙しいですな。うまく間に合うとよいですな。で、企画の内容は、「“萌え”文化論」を中心としたフリーテーマとなりそうです。それがらみで、東浩紀氏の編纂した評論集『網状言説F改』を読んでいるのだが、この中にちょっと香ばしい記述がありますな。『戦闘美少女の精神分析』を書いた斉藤環氏の文章。以下引用。

「戦闘美少女」その後

 私が二〇〇〇年に上梓した『戦闘美少女の精神分析』は、書籍としてはそれほど好調な販売成績には至らなかったものの、著者の予想を越えた反響を呼んだという点では幸運な本だったと言えるでしょう。本書で私が提出した問題意識は、刊行後二年を経た今も、さほど変化していません。アニメも漫画も、少しずつ様変わりを遂げつつあり、近年では「ギャルゲー」のジャンルも大幅に勢力を拡大しつつあるようですが、この著作で提出された問題のコンテクストは、依然として有効であると私は考えています。

 本書はまた、すぐれた書評にめぐまれた点でも幸運でした。いくつかの書評のうち、もっとも嬉しかったのはもちろん東浩紀さんによるものと、『朝日新聞』の山崎浩一さんのものでしたが、その他のものも概ね好意的だったように記憶します。とりわけ東さんの書評は、その後東さんのウェブサイトで開始され、本書に結実することになる「網状書評」の端緒にもなり、書評が創造的に展開するという希有な体験をすることにたります。また、ネット上では映画史家の宮尾大輔氏による「『日本的空間』のリアリティとは?」や「羊通信」上で書かれたものなどがありますが、いずれも「網状書評」後の展開をふまえており、鋭い意見で参考になります。

 かなり痛烈な批判ではありますが面白かったのは松本晶氏の「モノ言えば唇寒しオタク論」の文章で、現役オタク側からの容赦ない反論ながら、不思議に読後感は爽やかです。なにしろ原稿用紙換算で一〇〇枚以上もの「書評」は、私の知る限り例がありません。これはもはや「愛」というべきでしょう。また「Δ」氏による「クロノ博士とカイロ氏」は、私が中井久夫氏の引用から展開した、漫画におけるクロノス時間とカイロス時間について、非常に精級な議論を展開しています。

 このように本書からの問題提起は、さまざまに予想外の反響を呼び起こしました。その一つのピークは二〇〇一年九月に開催された「網状言論F」と銘打たれたイベントでしょう。あいにく同時多発テロの影響で旅先のホノルルに足止めされ、私は等身大ポップと国際電話での「参加」になりましたが、それもまた「引用された私」あるいは「シミュラークルとしての私」(笑)という感じで効果的だったのではないでしょうか。さらにそのイベントがこうして刊行されるに至ったことも、私は単純に喜んでいます。さきほども述べましたとおり、私の意見は二年前とほとんど変わっていません。ただ、付け加えるべき新たな知見はいくつかあります。今回はこうした立場から、論を展開したいと考えています。

(後略)

 引用終わり。いやー、WWFNo.22に掲載のまつもと氏の文章、読んでたみたいですな。反響みたいな感じのものがでてきてなかなかよろしいですな。まつもと氏はこっちの方向の研究についてはずいぶんと先んじていて少々というかかなりうるさいですし。ただ、当該書籍に書かれたまつもと氏のURLは消えてしまっていますんで困ったもんですな。東浩紀氏が夏のコミックマーケットで出したコピー本に、登坂氏の『ゲーデル・エッシャー・BD』の文章が出ているURLが載っているんですが(わしが教えた)、ここもまつもと氏のサイトでしてこれまた消えてしまったのでやっぱり困ったもんですな。インターネット上の情報資産はできれば守りたいという感じの気分でいるのでなんとかしたいものだが。まあなんとも。

 

 

2003/10/05

まる7年

すっかり忘れていたのだが、この9月で当サイトは開設よりまる7年となる。開設以来URLの変更等いっさいなく7年というサイトは少ない……か? よくわからないが、数年を過ぎると更新とかぜんぜんしなくなってしまうサイトなんかもよく見るので、ウチはまあよくやっていると勝手に自己評価するのはどうデスカ? まあいいんだけども。

で、冬対策の編集会議を目論んだのだが、ドタキャン、までいかないまでもドタ集合時刻ズレなどが多発し中止。まあみんな忙しいからねえ。景気もよくなりつつあるし。という訳でやはりオンライン会議にて進捗することに。

WWFの一味であるところの野田真外氏から『東京静脈』のDVD、哲学者の東浩紀氏から講義のDVD、同じく哲学者の岩田氏から九州で行われた押井守作品上映会のビデオファイルをいただく。なんか最近いただいてばっかりで。いやもう感謝感激。

 

 

2003/09/23

『東京静脈』でる

まず「ちゃんとしたニュース」。WWFのメンバーでもある野田真外氏の会社・グラナーテより、『東京静脈』が発売された。現在「ただいま通販予約受付中!」とのこと。例のアレですよ六本木ヒルズでかかっていた水路の映像。この作品、パソコンでDVD再生とかするともうサイコーよ? 環境映像という感じで。アングルもオリジナル的な4画面とか1画面とかいろいろ選べるし、なかなか新鮮ですぜ。

ところで、先日WWF主編集機のディスク容量がタイトになったので外付けのハードディスク(アイオーデータ製)を購入したんですな。そしたらこれがなんだか知らないけど全然認識しない。もうどうやってもダメです。アイゴーという状況だったのだが、配偶者のご友人がたまたまバックアップ用媒体を欲しているとのことだったので、組み込み作業サービスにてお譲りしたのでとりあえず状況はリセットとなりました。で、今度はバッファローの120ギガをギャンブル的な気分で購入したのだが、今度はべつだん何ということもなく認識しました。いや〜もうなけなしのカネでハードディスク買ったのに認識しないもんだから逆上してOS入れ替えとかしちゃったりなどといろいろあったのでPC環境がほとんど稼動不能だったデスヨ。だいたいわしはこんなパソコンの設定なんかいじくりまわすのは大嫌いなのだ。ただパソコンを使って快適に作業ができればそれでいいヒトなんですから。それなのになんでこうトラブルばっかりおこるか。謝罪と賠償を要求する。

ところで、長いこと嫌だったので使わなかったCSSを最近はしぶしぶ使い始めている。現在、どんな仕様が読みやすいか検討中。

 

 

2003/09/07

懸案事項いろいろ

そろそろWWF正規ナンバーのコンテンツをあげていきたいのだが、いろいろやることがあって忙しい。まずこのサイトだが、実は2003年9月でまる7年が経過する。制作当時は、HTMLなんかよく知らんような状態で、秀丸エディタで全部エレメントを書いて作った。オーサリングツールなんかもちろん使わなかったので非常にめんどくさかった。当サイトの基本ポリシーは、「めんどくさいからテキトーに作る。シゴトじゃないんだし」というものであって、凝った作りにするのなんかまっぴら御免である。オーサリングツールができたときは大変助かった。

しかし、当時の未熟な考え方や記述が現在でもそのままになっているもので、そろそろ陳腐化や不整合などが目立つようになっている。サイトの記述自体も、HTMLオンリーの記述から、CSSを前提としたものに変化してきている。少しずつ修正しているが、なんか時間ばっかりかかっていかんですな。

それと、WWFの同人誌編集業務をスタッフ全員で情報共有できるようなマニュアルを作成しなくてはならない。これもまた手間がかかってめんどくさいので何年も懸案のまま先送りになっていたのだ。やっぱり納期とか締め切りとか提出期限とかがないと進まないねえ。

 

 

2003/09/03

次回企画

さて、ご存じの方はご存じなのだが、コミックマーケットの開催ペースは冬→夏はいやに長く、夏→冬はやけに短い。これはかつてあった春コミックマーケットがなくなったという事情があるのだろうが、ともかく早急に次回企画をひねくり出す必要がある。

今回の企画は、まつもと氏が起案し進行したものであるが、正直まつもと氏に編集会議でいろいろ聞くまで、このテーマにおける問題意識の深さ、重大さにぜんぜん気づいていなかった。というより、私自身が過去何度か書いているような、コミックマーケット的文化全般に見られる諸問題について、こういった形で進んだ研究がなされているなら、これに積極的に言及しない手はない、といった形である。まあ押井学会もどんどん行きたいところであるが、その前段階の基礎研究(といってもこれ自体高度に応用的な研究テーマだと思うが)として、今一度この問題にあれこれ論究してみよう、などと思うデスヨ?

押井守関係以外興味ないよ、という人も多かろうと思うし、この問題は難しくってナニ言ってるかわかんないからいいや! とか考えてる方も多かろうと思うが、現代のコミックマーケット的文化の一角を担う自分自身をとりまく文化状況に対して、こういう形で見てみることはテツガク的に面白いデスゼ?

 

 

2003/08/17

コミックマーケット

行って来ましたコミックマーケット。今回は少々難しいテーマかなあ、などと思って少部数しか持って行かなかったのだが、すいません読者諸氏をナメてましたでしょうか。すぐ売り切れになってしまったので困ったもんでした。考えてみたらこのコミックマーケットはWWF設立まる20周年のコミックマーケットだったわけで(訪れていただいた方々としゃべっていて気がついたという感じだったのだが)、思えば延々とやっているな、などと思ったのでした。いろんなサークルが現れては時の流れに消えていったことだよ。『百億の昼と千億の夜』に「道標」のオリオナエというキャラクターがでてくるが、アレみたいな心境ですな。でも20年ぐらいではまだまだ全然甘いですな。精進。

今回は同人誌の表紙を眠田直師匠にお願いしたのでいつもより強烈な念を込めてご挨拶に。その後岡田斗司夫氏んとこに行ったらなんだか食玩のデザインをしたのでどうぞとか言って「王立科学博物館」というのをもらったデスヨ。ありがたいことで。

後で聞いた話では、東浩紀氏がコミックマーケットに参加していたとのこと。知っていればご挨拶に行ったのに。と思いきや、「ご挨拶に行ったがWWFさんはすでに撤収した後でした」と東氏よりメールをいただく。な…なんていい人なんだ――ッ! とか思ったですな実際のところ。

まあそういう訳で、ウチアゲもおもしろかったし当分やめる気はナシ。ウリナラチェゴ。

 

 

2003/08/10

『動物化するポストモダン』いまごろ購入

そういえば今回の企画『「萌え」の構造・非構造』は、執筆の前提として『動物化するポストモダン』(東浩紀 著)を読まなくてはならなかったのだが、私(奥田)は結局この本が入手できなかったのだ。なので、書けませんでした(イイワケ)。というその本『動物化するポストモダン』をようやく入手することができた。とりあえず10ページぐらい読んでみたのだが……ツッコミてえ! たしかにこれはツッコミたくなるよなあ。

この本にただツッコミを入れるくらい、ちょっとでも「論」を練る習慣を持つ者になら誰にでも簡単なことである。しかし、これを建設的な方向に批判することはたいへん難しい。研究の意義はじゅうぶんあるのだから、なんとか建設的に協力していきたいとは思うデスヨ?

ところで来週はもうコミックマーケットである。今回は2003/08/17(日)東地区 「ピ」18aなので各位よしなに。今回は新刊2冊出るが、いずれも刷り部数が少ない。お早めに。

 

 

2003/08/04

榴弾企業

押井守がらみの企画『パックス・ヤポニカ』計画進捗関連企業として(有)グラナーテが創設されたデスヨ? だから何だと言われるとアレなのだが、まあいろんなカラミがあるかもなあ、ということで。

それにしても、今回の同人誌制作で痛感したのは、制作体制の各プロセスが的確に文書化・形式化していなかったため、分業体制がスムーズに機能しなかったということである。CMMレベルで言うと1ですな。しょうがねえのでちょっとだけライフサイクルプロセスを定式化しちゃったりなんかしたいものだ、というか寄稿する際の使ってはいけない文字一覧ぐらい作っとかなきゃ自分がツラいですな。でも、同人誌制作のプロセスって……他のサークルはどうやってるのか。WWFでは、20年前から完全に独自方式を発展させてきたので、他のサークルがどうやってるのかぜんぜん知らないアルよ。

 

 

2003/07/27

なんとか入稿

今回は初の〈かな?〉2誌同時編集という形でやったのだが、やはりかなりキツかったですな。編集のプロセスや、DTPの使い方などの情報が十分に共有されていないようで、結局みんな自分でチェックしなければならなかったデスヨ。

今回はWWF No.26「萌え」本と、第二編集部編の「タバコ煙害本」。まあなんと言いますか、もうこうなると売れるとか売れないとかのノリじゃないみたいな。って、けっこうおもしろいと思いますヨ? 自分でじっくり読み込んじゃったもんなあ。

今回、「萌え」本の表紙を、奥田の同人誌の師匠である眠田直氏に無理を言って描いてもらったりといろいろゼイタクな作り。でも、内容はけっこう高度かな?

 

 

2003/07/12

萌え本とか

相変わらず同人誌制作でアップアップの状態である。今回の企画のひとつ「萌え」についてのアレは、どうもポストモダンがどうのこうのという形で進行しそうである。このテーマはなかなか奥が深そうなので、少々長期的にいろいろ研究してみる必要があろうかと思う。

それに関連して東浩紀氏にメールをもらったのだが、なんでも幕張のSF大会でWWFが主催した押井守関連イベントに来ていたという。いや〜なんかいきなり「恥ずかしいところ」とか見られちゃった感じ、みたいな。

 

 

2003/07/01

マシンもダウン

動画のレンダリングとかしていたら主編集機がハングしましてな。強引に再起動したらWindowsXPが根こそぎ破綻したデスヨ。この忙しいときに。この忙しいときに動画なんかいじくっていた状況はさておき、ネットワークがつながらないとリモートログインして編集作業とかができんのでアイゴー。ようやっと直ったんですけど、めんどくさくて呼吸が止まりそうですな。

いや〜しかしあっちこっち世の中大変ですな。イラク情勢とか。イラクはもうコンクリート・ゲリラ状態ですな。ところでブッシュ、いつ裁判やるデスカ? あれってまさに、「平和に対する犯罪」とかでA級戦争犯罪人で死刑の判例があるケースじゃなかったでしたっけ? まあいいけど。

わしは20年ぐらい前から、義務教育の範囲内で刑法を含む「法律」を教えないのはどう考えてもおかしいと主張しまくってきたのだが、ようやっとそういう動きになりはじめているようでめでたいですな。昔に比べて青少年犯罪は減ってきているっスけどね。

 

 

2003/06/23

カゼでダウン

まあアレですな。先週前半いろいろ無理をしてかなり極限的に疲れたりしたたところ、覿面にノドを痛め、こりゃいかんなあとか思いつつもスケジュールをこなそうとしたら日一日と症状が悪化、物凄くノドおよび胸が痛くなったりしてのたうち回りました。熱がなかなか下がらず、今日ようやく平熱になりましたが、全然作業が進まなかったですな。これもニッテイ36年(略)

しかしそれにしても、なんか知ってる有名人とかはだんだん死んでいくし、インターネットを使い始めた当初いろいろお世話になったりしたウェブサイトが閉鎖したり、時の流れを感じることしきり。WWFは可能な限りここに居続けますけど。ていうか目標50周年?

あと、『KILLERS』今週いっぱいぐらいみたいデスヨ? 観るヤツは観るべし。

 

 

2003/06/15

執筆中につき

さて、夏の同人誌制作が本格化してきた。またまた編集用隠し掲示板でいろいろ討論がなされる予感。

結構多忙である。来週は所用でほとんど一週間出払うのでメールの返事等ができないのでご了承を。

 

 

2003/06/08

『Killers』試写会

あ、2003年夏コミックマーケットは受かりましたデスヨ? 2003/08/17(日)東地区 「ピ」18a ですな。

で、2003/06/05、六本木GAGAで『Killers』の試写会があったッスよ。で、来いというので行ったっスよ。

上映映画は

『PAY OFF』(監督:きうちかずひろ

『CANDY』(監督:大川俊道)

『PERFECT PARTNER』(監督:辻本貴則)

『KILLER IDOL』(監督:河田秀二)

『.50 WOMAN』(監督:押井守)

という感じですが、ワタシの所感はこんな感じです。

 

 

ストーリー

印象

銃器描写

キャスト

総合評価

『PAY OFF』

意外とマトモ

『CANDY』

評価しない

『PERFECT PARTNER』

なんかエロビデオみたいだがそれなりによい

『KILLER IDOL』

筒井康隆的スラップスティック。おもしろかった

『.50 WOMAN』

オッシーマニアには必見

10点満点による評価 

 

とりあえず『.50 WOMAN』について言うと、あの流れでアレだと、なんかキャラクター的に納得してしまうので、主人公(?)はやっぱモトコ似のコーカソイドとかビショージョとかにしたほうが意外性があっていいかもな〜、などと思ったですが、強弁するつもりはありません。

『CANDY』は赤星氏がでた段階で、昔の『ウソップランド』みたいな感じがしましたが、ホントにあれを『ウソップランド』仕立てで作ったら評価はずっと上でした。きうちかずひろ氏はマンガ家としては最大限に評価していないのですが、意外とちゃんとした映像撮れるじゃん、という感想でした。『PERFECT PARTNER』は最初かなり強い嫌悪感があったのですが最後まで観たらまあいいかも、とか思いましたねー。『KILLER IDOL』のセンスは好きです。監督&主演のダンディこと河田秀二氏はなんかオッシーに似てますねえ。

 

 

2003/06/01

2003/05/31六本木オフ

六本木ヒルズでオッシーの息のかかった映像が上映されているというのでとりあえず行ってきた。『トーキョー・スキャナー』と『東京静脈』ですか。なんかそんな感じのもので、それぞれ10分程度の映像であったが、これがまたなかなかよい。『スキャナー』のほうは空撮でいろんなところをロックオンしつつぐるぐる見て回るのだが、人間の脳の表象としての都市はこういう姿に肥大するものか……という感慨を得たし、一方の『静脈』は、都市というものが時系列的な生成物であることの再認識と、またそこで生きる人間という視点の存在や水路からの視野という都市生活において通常は隠蔽された「観え」によるさまざまな思考の契機を与えて…つまらん! わしの言っていることはつまらん!!  まあとにかくとってもいい映像なので観てみなさい。通常価格で1500円かかるけど。DVD出たらわしは買います。ちなみに『東京静脈』は、WWFの息のかかった(?)野田真外氏が監督をつとめていますデスヨ?

会場にはやはり当日オフ会だったらしい都々目氏とかも来ていたのでいとをかし。しかしそれにしても、土曜日にシゴトをするメンバーがなぜこれほど多いのか。日本は週休二日の国ではないのか。チョッパリは反省しる! ちなみに当日は他に次回同人誌の打ち合わせも行っ

た。

ところで、せっかくのオフ会の場ですっかり忘れていたのだが、2003/06をもって、WWFは創設20周年を迎えた。だから何だと言われると何だかなあとしか言いようがないのだが。

 

 

2003/05/25

spamメール

しかしそれにしても、spamメールの多いこと。最近いちだんと増えている。ざっと数えて1日平均30通といったところだ。昔からspamは大して気にしていなかったのだが、あまり多いので少々ウザくなっている。

最近のspamの特徴は、フィルタやメール分類規則の設定で速攻ゴミバコ行きにされることを防ぐためなのか、発信元やサブジェクトに一定の規則性を持たせないようにしていることだ。内容がまったく同じで差出人やサブジェクトを変えたパターンのものも舞い込む。

そういうspamを片っ端からゴミバコ直行にセットしているうちにだんだん面倒になり、フリーメール系のメールアドレスから発信されたメールはまるごと捨てるように設定したこともある。だいたいフリーメールから届けられたメールなんてのはロクな内容でないに決まっている。

と思ったら、知人とかに結構フリーメールからメールを出してくる者がいたりすることが判明した。重要なメールが結構ゴミバコ直行になってしまったりしたのである。私の感覚はどうも古いらしい。結局設定は解除したが、どうも困ったものだ。もし当方にメールを送ったのに返答がないという場合は、フィルタでゴミバコ直行になっている可能性があるので、BBS等でご連絡いただきたい。

 

 

2003/05/19

編集環境整備

主編集機をWindowsXPに変更した。「ホームエディション」とかいう箸にも棒にもかからぬしょうがねえOSですっかりXPはダメダメだと思ったのだが、プロフェッショナルを使ってみるとまあそこそこ使えるかな、と思ったのだ。で、リモート操作があったほうが使いやすいかな〜,などと思ったのだが、どうであろうか。とりあえずできたのだが、微妙にいろんなところに不具合がでてきて不愉快な部分も少なくない。私(奥田)はパソコンの設定なんかカネがあるなら外注やとってやってもらいたいと考えている人間であるので、こんなムダな時間を使いたくないのだが、まあ贅沢は言えまい。

 

 

2003/04/29

編集用DTP

ゆるやかな共闘関係にて構成されるWWFにはけっこうメンバーがいて、メーリングリストで情報を共有したりしているのだが、一部には頑固に「電脳化」(笑)を拒んでいる者もいる。霧多布氏もその一人なのだが、このたびようやっと携帯電話をE-MAIL対応の機種に変更したのを期に、なかば強引にメーリングリストに参加させた。幸い氏はこれが気に入ったようで、ちょくちょくメール投稿をしたりしはじめている。しかし、携帯電話の文字入力方式は、人間工学にメチャメチャ反しているように思うのだがいかがか。

ところでWWFでは同人誌の編集に「パーソナル編集長」というDTPソフトを使用している。UNIXベースのDTPソフト「Publiss」に非常に近い動きをするソフトで、1990年代初頭までPublissを使用していた奥田にとってこれはたいへん扱いやすいソフトなのである。このたびこれがバージョン6にアップグレードしたのでさっそく購入した。が、なかなか時間がなくてまだいじっていない。あとATOKを16にアップグレードしたり、実作業用コタツトップPCをちょっとだけマシな機械に替えたり、いろいろやっているのだ。まあ次回からなんか活用できるっぽい雰囲気かも。

あと、WWFにも関与しているドクトル清瀬氏が管理者をつとめる「アトリエそねっと」をリンクに加えた。このサークルとは過去いろいろあった(といっても別にネガティブな関係にあったわけではない)もので、なんかあったら協力する所存である。

 

 

2003/04/13

夏企画始動

そろそろゴールデンウィークも近いし、夏企画をやらないとダメダメであるのだが、このところいろんないろいろがいろいろあってなかなか忙しい。困ったもんである。なんて言いながら先週は伊豆とか行ってしまったのだが。加えて他のメンバーもいろいろあってなかなか編集会議ができなくてアイゴー。まあいいんですけどね。以降、しばらく当サイトの更新頻度を落とす予定。しょうがないじゃないですか。めんどくさいし。

それと、清瀬氏のサイトで、『パックス・ヤポニカ』がらみの歴史シミュレーションの文章があがっている。勉強になるので一読を。

 

 

2003/03/30

天本さんも亡くなるし

最近いろんな人とかそれ以外のモノがどんどん亡くなるねえ。時代というか自分がトシとったというか。おそらくあと30年もすれば同年配が死に始めるであろう。人生は短い。そして犬生はもっと短い。
という訳でそろそろ夏の支度が本格化する予定。

 

 

2003/03/25

戦争はじまる

いや〜イラク。イラクもイラクだがアメリカもアメリカだし。しかし今回の戦争は評価が大変難しい。エラソウなことを言うのは簡単だが、どうもなかなかムズカシイですな。掲示板でわあわあ言ったのだが、これは単純に賛成とか反対とか切り分けられる問題ではない。これについては清瀬氏がちょっと書いておられるのでこちらを参照。

ところで大変な失態が発覚した。WWFNo.23『押井学会2』のインデックスページに、野田真外氏の記事を記載し忘れていたデスヨ。これって何か意図があってのことだっけ? いや単に忘れただけだったか? よくわからないのでとりあえず修正しる。

 

 

2003/03/16

「押井守《戦争》を語る」とか実写DVDとか

え〜、ここんとこ北海道旅行で流氷見に行って犬に引っかかれたりいろんなことがあって週末が使えずなかなか更新できなかったが、2003/02/26にオッシーいさく組の六本木トークショーに行ってきたデスヨ。詳細は、ちゃんとノートとりましたが、オッシー自身が「記録に残したくない」とのことなので、信義上書きません。写真も録音もダメダメ状態だったので撮りませんでした。ただ、これに関する評論が、どくとる清瀬氏のページにあがっていますのでご参考まで。

○2・26イベントについて

 http://www.kt.rim.or.jp/~r_kiyose/review/rv0302.htm

○PAX JAPONICAについて

 http://www.kt.rim.or.jp/~r_kiyose/musasabi/0302_1.htm

ちなみにこのイベントは、これから毎年恒例になるっぽいので楽しみですな。ただ、内容はなんか大学のゼミみたいなので、カッチョいいてっぽうとかそーいう話を期待している人はダメかもしれないですな。私は勝手に「押井ゼミ」とか呼んでいます。

あと、「押井守シネマトリロジー」いち早く購入したんですがぜんぜん観ているヒマないですな。困ったもんですな。

 

 

2003/02/15

オッシー作品ナイトショウ

私(奥田)は行けませんでしたけどねオールナイト。去年は行ったんだけども。ご家族持ちはそうそう夜遊びとかできませんて。やたら忙しいし。しかし、WWFの手の者はちゃんと潜入させていたデスヨ。

なんか観客入場中にビルが消灯してしまい、入場前の客が暗闇の階段に取り残されるという状況もあったみたいですな。オッシー最初は寡黙だったみたいですが、案の定後半飛ばし始めて時間いっぱいオンステージだったとか。あと、トキワ館が廃館になってるらしいですな。時の流れは確実に。いやはや。

 

 

2003/02/09

コミックマーケット申し込み

さて今回もようやっと申込書を投函したのだ。あれはもうなんか書くところが多すぎですな。それも、やたら重複した内容を書かせるのが許せんですな。あと、郵便振替の用紙もそうですねー。何度も同じ住所書かせるなっつーの。昨今どこの企業も顧客満足度を上げるのに必死になってしのぎを削っているというのに、ヤツラはぜんぜん企業努力が見られませんな。どうも独占企業ってのは。

ついでだからいろいろ言うが、最近のコミックマーケットでは、なんだか開場の段階ですでに有名サークルのブース前に行列ができている。おまえら、開場時点ではサークル参加者は自分のブースにいなくてはならないのと違うんか? で、準備会も結局この状況は見て見ぬふりですな。これでは当方みたいに規律を遵守している者はバカミテエですな。この状況なら、まあ有名サークルに早く並びたい者はダミーサークルで登録して開場に入り込み、買った同人誌はスキャナで読んでWinnyで流したりして使用済みの本はヤフーオークションとか虎の穴とかでカネに替え,余ったチケットはヤフーオークションで売っ払えば小遣い稼ぎにもなって一石三鳥と誰だって考えるですな。なんか準備会も一応ヤフーオークションには「チケットの売買は仲介しないでくらさい」とか片手間に鼻くそほじりながら形だけ申し入れてるみたいですが、そんなのヤフーオークションが相手にするわけないですな。そんなの相手にしたら、他の多くのチケット系商品の売買をみんな規制しなくちゃならないし。かくしてコミックマーケットの入場チケットは自分のことしか考えないクズオタクくんとか暴力団のシノギとかに大きく貢献してるですな。どっとはらい。

ついでに言っておくと、今回WWFが登録した夏発行予定の本は、「WWFNo.25 “萌え現象”を巡って」と、「論戦のためのタバコ煙害問題」ですな。まあどうだか。

 

 

2003/01/18

次回WWF編集会議

いやもう超マジメに会議したデスヨ? 次回企画は「“萌え”現象をめぐって」(案)という感じなので、今回プロジェクトマネージメントを担当するドクター“げげちち”まつもと、このたび正式に博士号を取得されたドクターキヨセ、鈴谷氏らとともにブロッコリーの「萌えまつり」とかワケわかんない人寄せにわざわざ行ってきたりして。まあ内容はなんだかなーという感じでしたが、業界ノリみたいなものはちょっと感じられましたな。おまえら、なんであんなつまんないネタでそんだけウケるデスカ? しかし、会場であかほりさとるが「10代のひと〜」とか挙手を求めると、70%ぐらいのヤツが手を挙げたのでいろんな感慨がありましたですな。このビジネススタイル、まだまだイケまっせ。

 

 

2003/01/13

当ウェブページ改訂

このウェブページであるが、その基本的な制作思想として「エエカゲン」あるいは「テキトー」というものがある。だってシゴトじゃないし。最低限それらしく「見える」程度の仕様にて作成したつもりだ。

といった状況で作成後7年目にも突入したことでもあるし、ちっとだけ改訂していくつもりである。スタイルシート解禁とか。あんまりマジメにはやらない。責任は、とらないネ。

あと、掲示板なんかの扱いもどうしようかと思っている。多くのサイトでは、網司がなんか専用ページでトークとかかまして、掲示板に寄せられる感想にレスを返すといったパターンが多いが、まずトークとか日記とかのページに毎日なんか書くなんてのはネガイサゲである。気が向いたときに掲示板になんか書く程度がちょうどいい。ただ、掲示板を今の単板のままにするか、2ちゃん風のスレッド型にするかとかいろいろ検討はしている。まあいいんですけど。

 

 

2003/01/05

新年ですが

いや〜2003年ですな。WWFの活動(笑)も20年目に突入ということで。まあ当分は続けまくりますデスヨ。本年以降も適宜よろしく。

ところでコミックマーケット。2002/12/30に行ってきまして。押井学会Vol.3、なかなかどうして売れましたですな。今回はそれなりに読みやすく作ったつもりですが、内容も面白いでしょ? ってダメですか。

 


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