Raspberry Pi 5 16GB セットアップ (5台目)
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ウチで累計5台目となるラズパイの設定。 前回と同じようにセットアップしていく。
Debian 12 Bookworm は2年のライフサイクルを終えてメンテナンスモードになっているようだ。 Raspberry Pi 用の Debian 13 は秋くらいかな? 時期が悪いけどDebian 12をインストールしていく。
今回はアクティブファンもつける(今まではヒートシンクだったけど)。
■Raspberry Pi Imager v 1.9.6
イメージをmicroSDXCカードに焼きこむ際に、初期ユーザー名・パスワードの設定が行える。
Raspberry Pi 5 標準GUIはデフォルトでは自動ログイン=ONになっているので、ディスプレイとかキーボードマウスを接続すればパスワード無しでRaspberry Pi 5 の操作は可能という点は便利なんだけど盲点になるかも。
■micro HDMI接続
電源供給用のUSB-Cから遠い方のmicro HDMIにケーブルを接続する。(こちら側に接続しないと画面が表示されない)
■キーボード設定
ロジクール K835OWB 有線 メカニカルキーボード 日本語配列 を使用している人は、キーボード設定を実施する必要がある。
この設定をしないとキーボード右下の「_」とかが入力できなくて焦るw
画面左上のラズパイアイコン -> メニューから 設定 -> Raspberry Pi の設定 -> ローカライゼーション タブ -> キーボードの設定 -> モデルを Logitech , 配列を Japanese , 種類を Japanese に設定。
Windowsで使用していると自動認識&自動設定されているので普通に使えるのだが、Logitechのキーコードはちょいと特殊らしい。
■日本語入力設定
GUI上の日本語入力設定。fcitx5-mozcを入れる。
GUI画面右上にキーボードっぽいアイコンが表示されているので右クリック -> 設定 -> 入力メソッド タブ -> キーボードは「キーボード - 日本語 - 日本語(OADG 109A)」と「Mozc」とする。 画面上で警告が出るが無視する。
ひとまず設定完了。
■16GBメモリ
メモリ16GBモデルの威力だが、chromiumを起動しても空きメモリ14GBとか表示されている。 過剰メモリのような気がする...。 ブラウザのタブをたくさん開けばメモリ消費は増えるけど。
■電源対策
メモリが増えてファンも増えたので電源要求は厳しくて、下手なUSB充電アダプターだとUndervoltage警告が出る。 Raspberry Pi 5 は5Vだけ要求するので年式の新しいPD対応のUSB充電アダプターの65W対応製品でもダメという厳しい結果になる。 USB充電アダプターは厳選が必要となるが、スペック表見ても巨大な5V要求をかけて長時間使った場合に電圧が下がっていくダメなUSB充電アダプターが結構あるので当たりを引くまで買い続けないとわからんのでキビシイ。
KSYから5V/5A出力をうたうUSB電源アダプターが出ている模様。 マジで困ったらコレ買おうかな(まだ買ってない)。
■アクティブファン
アクティブファンは、起動時は全力で回転してちと音が気になるが、その後はゆっくり回転したり、回転が止まったりでうるさい感じはしなくなる。 マニュアルによればアクティブファンの取り外しは考慮していないそうなので、ファンの寿命がraspberry pi 5 の寿命ということになりそう。 ファンの寿命については今後見物していく。
sudo apt-get install stress ; stress -c 4 -t 60s してみると、アクティブファンが緩めに回転して57度くらいになる。
docker buildx だと54度くらいになる。アクティブファン強い。
■microSDXC
今回はKIOXIA(キオクシア) microSD 512GB UHS-I Class10 KLMEA512G を使用。 画面左上ラズパイアイコン -> アクセサリ -> Raspberry Pi Diagnostics から microSDXCカードのベンチマークを実施。 microSDXCのシーケンシャル書き込み速度は 64MBytes/sec くらい。 そこそこ良い感じ。
p.s.
以下はあまりオススメはしないけど、ダウンクロック設定の話。
■ Raspberry Pi 5 ダウンクロック設定
root権限になって/boot/firmware/config.txtに以下の設定を記載。
Raspberry Pi 5 の場合、クロックの定格は 2400 - 1500 。
arm_freq_minは1200だと起動しなくなったので1400にしておく。(1敗)
arm_freqは2200に抑えておく。
temp_limit=70は指定してみたがそこまで温度が上げられなかったので効果があるのか不明。
攻めた値を設定しすぎて起動しなくなった場合は、PCのmicroSDカードリーダーに指すとconfig.txtファイルが見えるので編集してRaspberry Piに戻す。
[pi5] temp_limit=70 arm_freq=2200 arm_freq_min=1400