松本がいない!

− チューリップ・イン・軽井沢 オン・エア −





 日にちがはっきりしないが土曜日だったはずだ。<オンエアリスト>
 土曜日だったが仕事に行かなければならず、放送はビデオで留守録をした。以前だったらチューリップのライヴがテレビで放送されるとなったらどうにか都合をつけて休んでいたと思うが(笑)、それ程当時のチューリップには興味を無くしていた。
 帰ってきてビデオを見てみたら何か変?
 もともとドラマーなどはライブ映像といってもリード・ヴォーカルをやるのでない限りほとんどまともに映らないが、時々映るドラマがなんだか松本ではないみたい?その時は大して気にもしなかったのだが。
 松本が抜けたことを知ったのは大分後のことだった。
 当時のチューリップはただでさえ雑誌の記事で取り上げられるような状態ではなかったので(当時の雑誌「GB」で言えば、以前は毎号必ず4ページほどの記事があったのに、この時期は1/4ページとか、時にはまったく載っていないことも珍しくなかった)脱退の理由はまったくわからなかった。当時のファン・クラブの会報を見てみても、なぜかこの時期の号がなくてどのように発表されたのかもわからないままだった(ファン・クラブの会報には挨拶文が掲載されていたらしい)。
 ちょっと前までチューリップの活動休止中に渡辺美里のツアーに参加していたので、そっちのほうが気に入ってしまったのだろう位に考えていた。アルバムの作り方が打ち込み中心だったので、”仕事がなくなっちゃった”ということも考えられる。

 それにしてもこのライヴのサポート・メンバー(G、Dr)がやけに若くてカッコイイお兄さんたちばかりなのはなぜなのか。
実力派のプレイヤーがチューリップと一緒にやりたがるとはとても思えないが、ジャニーズ系といってもおかしくない位の見た目カッコいい人ばかり。まさか”アイドル人気よ再び”とか考えていたわけでは...