BEATLES Old News 1997


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HEADLINES


* ジョンの新選曲ベスト盤「Lennon Legend」10/29 発売

ジョンの EMI リリース分のベスト盤として長く愛されてきたアルバム「John Lennon Collection」に代わる新選曲のベスト盤、「Lennon Legend」が 10/29 リリースされた。
前作「John Lennon Collection」は、それまでゲフィンにリリース権があったアルバム 「Double Fantasy」(80年)関係の音源を収録したベストアルバムだったが、 今回の「Lennon Legend」では、さらにジョンの死後にリリースされた、 ポリドールにリリース権があるアルバム「Milk And Honey」(84年)の曲も集め、 シングルリリースされた曲を集大成した内容になっている。
John Lennon / Lennon Legend
Jap: Toshiba EMI TOCP-50317 (2,548yen)
  1. Imagine
  2. Instant Karma!
  3. Mother (Single Edit version)
  4. Jealous Guy
  5. Power To The People
  6. Cold Turkey
  7. Love
  8. Mind Games
  9. Whatever Gets You Thru The Night
  10. #9 Dream
  11. Stand By Me
  12. (Just Like) Starting Over
  13. Woman
  14. Beautiful Boy(Darling Boy)
  15. Watching The Wheels
  16. Nobody Told Me
  17. Borrowed Time
  18. Working Class Hero
  19. Happy Xmas (War Is Over)
  20. Give Peace A Chance
Mother が Single Edit version をクレジットされているが、 Mother の米盤シングルのファーストプレスのみミックス違いとのことで、 そのバージョンが納められている。

アルバムの売上は特にイギリスで好調で、初登場で4位を獲得、 その後も長期間にわたって Top 10 に入り、98年2月に入って英国国内での プラチナアルバムを獲得している。


* ジョージマーティン主催のモンセラット島チャリティーコンサートにポール参加

ビートルズのレコーディングプロデューサーとして著明な George Martin は、 カリブ海モンセラット島に自身が設立した AIR スタジオを持つほか、現在は彼自身も そこに住居を構えているとの事だが、同島は 1995 年にスフリエヒルズ火山が噴火、 現在では島の中心街プリマスも火砕流でほぼ壊滅状態になっているとのこと。

この問題に対して、George Martin はチャリティーコンサートを 9/15 にイギリスで 開催する企画を立て、さまざまなアーティストに声をかけたが、ビートルズのメンバー のなかでも特に Martin と親好の深いポールが参加に快諾(ポールのニューアルバム Flaming Pie でもストリングアレンジなどで Martin が参加している)、 他に、Eric Clapton、Elton John、 Sting、 Mark Knopfler など、AIR スタジオで レコーディングしたことがあるさまざまなアーティストも参加を表明していて、 チケット争奪戦も過熱した。

コンサートは予定通り9/15にロンドンのロイヤルアルバートホールで開催、 ポールはトリで登場、まずはギターを持って Yesterday をプレイした。 次に、一緒に89〜90年、93年のワールドツアーに参加していた Robbie McIntosh と Paul 'Wix' Wickens がバックメンバーとして登場、Golden Slumbers 〜 Carry that Weight 〜 The End を演奏した。 そして、コンサートのラスト、オールスターメンバーによって Hey Jude が演奏され、 アンコールのコールが続く中、メンバーはロックナンバー Kansas City で幕を閉じた。

コンサートの模様は、イギリス・アメリカでは既にテレビで2時間スペシャルで オンエアされたが、日本では WOWOW での放映が決定し、97年12月13日 21:40 〜 24:25 で 2 時間 45 分に渡ってオンエアされた。 他国での放映に比較しても演奏部分の放映量としては最長で、WOWOW の英断は 評価に値する(もっともポールの出演分は各国で全曲放映されている)。

なお、コンサートの模様はMACCA CentralMusic for Montserrat で詳しく紹介されているので、こちらも参照してみてください。


* ダイアナ追悼アルバムにポールも作品提供

Elton John の Candle In The Wind のシングルのギネス記録更新など、 ポピュラーミュージック界にも大きな影響を与えているダイアナ元英皇太子妃の死だが、 ダイアナ追悼アルバムがリリースされるにあたって、ポールも 最新アルバム "FLAMING PIE" から Little Willow を提供している。
DIANA Princess of Wales TRIBUTE
Jap: Sony Records SRCS-8555〜6 (CD) 97/Dec/3 (3,568, incl.tax)
Jap: Sony Records (? catalog number) (MD) 98/Jan (?,???yen)
ポールはこの曲の制作背景を、「親しい友人(リンゴの前夫人で Liverpool 時代からの 付き合いだった Maureen のことであると云われている)の死を知って書いたもので、 友人への想いと、残された子どもたちの悲しみを想って書いた」と自身で書いた FLAMING PIE のライナーに記している。

この曲のシングルカットは今のところ予定されていないが、同曲のプロモビデオは すでに制作されており、日本のテレビでも断片が幾つかの番組で放映された。


* EMI100周年を記念したポール作交響曲「Standing Stone」リリース

ポールは、(ビートルズのものも含めて)自分の作品を配給しているレコード会社 EMI の 創業100周年を記念したた交響曲の作曲依頼を受けていたが、スタジオレコーディングの アルバムがリリースされた。
タイトルは「スタンディング・ストーン」。 ポールは、今回パソコン(Mac)を使ってリアルタイム入力でデータをストックする方法で 作品を作っていった。ポール自身の新作 Flaming Pie のドキュメンタリービデオ 「In The World Tonight」の中では、ポール自身がパソコンを操作して、 その一部を披露するシーンもあった。
その後、クラシック畑の友人たちが協力して、入力されたデータを整理・再構成し、 オーケストレーションを完成させた。 作曲自体は今年春のうちに終了しており、4月にロンドンフィルハーモニーと200名余りで 構成される合唱団とロンドン Abbey Road Studio の No.1 スタジオで録音が 行われている。このレコーディングは日本では 9/26 に、他の国では 9/29 に リリースされた。
Paul McCartney's STANDING STONE
Jap: Toshiba EMI TOCP-50300 97/Sep/26 (2,548yen)
UK: (CD)EMI-Classics 5564842 97/Sep/29
セールスも好調のようで、米クラシックチャートでは初登場1位を獲得したほか、 ポピュラー音楽も含めた総合チャート The Billboard 200 TOP ALBUMS でも 11/1 付 で 194 位にランクされた(翌週には圏外)。 英国のクラシックチャートでも初登場2位、翌週には1位を獲得した。

ライブでの初演は、10/14 にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われ、 エリザベス女王やジョージ・マーティン、そしてスティングらも出席したなか、 盛大なスタンディング・オベーションを受け、大成功だったとのこと。

なお、作曲過程などの詳しい情報などは、専用のページ Paul McCartney's Standing Stoneを用意したので、 そちらでどうぞ!


* リンゴのオールスターバンド第3期日本公演が CD 化

リンゴのオールスターバンドは今年初夏の米国ツアーで第4期を迎えたが、 95 年の第 3 期の来日公演のライブ CD が アメリカだけでリリースされた。

この CD は、アメリカ全土で Rental Video チェーン&ミュージックショップを展開して いる Blockbuster 社が製造・リリース したもので、Blockbuster チェーンでのみ販売された。

音源は 95年6月27日の日本武道館でのライブ。この日は、NHK によるビデオ収録も 行われたが、その放送と今回リリースされた CD とでは、ミックスが全く異なるほか、 テレビ放送でカットされていた曲も収録した、ショーの前半のナンバーを完全収録した ものになっている。

Ringo Starr And His All-Starr Band Volume 1
US: Blockbuster Exclusive (POS No. 00010-52451)
  1. Don't Go Where The Road Don't Go
  2. I Wanna Be Your Man
  3. It Don't Come Easy
  4. Locomotion
  5. Nothin' From Nothin'
  6. No Sugar Tonight
  7. People Gotta To Be Free
  8. Boris The Spider
  9. Boys
  10. You Ain't Seen Nothin' Yet
  11. You're Sixteen
  12. Yellow Submarine
タイトルが「Volume 1」となっていること、ショーのちょうど前半半分を収録している ことなどを考えると、後半が Vol.2 という形で出ることも十分期待できる。

* ポールの Oobu Joobu 限定 CD がアメリカで登場!

アメリカでは、ポールの VH-1 で 5/17 にオンエアされた特別番組 「Town Hall Meeting」をプロモーションするためのプロモ盤 「Oobu Joobu - Ecology」が限定3000枚で製作された。

Town Hall Meeting は、あらかじめ視聴者にポールへの質問を出してもらい、 ポールに生出演で質問に答えてもらおう、という番組で、電話・FAX・インターネット を通して質問内容の募集が行われ、247万件もの質問が寄せられ、大きな話題を呼んだ。 その一部は、ビデオ・LDでリリースされた Flaming Pie の製作模様を捕らえた ドキュメンタリービデオ「In The World Tonight」に収録されている。

この CD は、アメリカ全土でコンピュータや音楽CDを含むエンタテイメント関連商品を 取り扱うチェーンショップを展開している Best Buy 社で、アルバム Flaming Pie を購入した客にプレゼントという形で配布されており、 CD 自体にも Best Buy のマークが入っている。

音源は、Westwood One ラジオネットワークがポールに企画・制作・DJ を依頼した ラジオシリーズ Oobu Joobu の第5回を再構成したもので、「環境特集」と銘打って、 環境に関連するようなナンバーをポールの DJ とともに納めている。

Paul McCartney / Oobu Joobu - Ecology
US: MPL / Best Buy (POS No. 00031-27850)
41 min 55 sec
  1. Oobu Joobu Main Theme
  2. Looking For Changes
  3. Peace in the Neighbourhood
  4. Wild Life
  5. Mother Nature's Son
  6. Off The Ground
  7. Cow
  8. How Many People
  9. We All Stand Together
この中の、Cow と言う曲は、リンダが自然環境保護活動でも著名な女性脚本家 カーラ・レインと共作したナンバーで、PeTA の支援のためのチャリティアルバム Animal Magnetisim (米 King Snake KS2024) でリリースされた The White Coated Man (リンダの変名バンド、Suzy and the Red Stripes 名義で リリースされた)につづくもので、このアルバムだけにしか収録されていない。
V.A. / Animal Magnetisim
US: King Snake KS2024

* バッドフィンガーのワーナー時代のアルバム、12/25 再発

ヒストリービデオの再発、中心メンバーだったピート・ハムによるデモレコーディングの リリース、そして BBC でのライブが Strange Fruits レーベルから再発、と、 まさに再評価の波に乗っている Badfinger だが、彼らがアップル離籍後に契約した ワーナーブラザーズでの2枚のアルバムが、12/25 に CD リイシューされる。
Badfinger / Badfinger
Jap: Warner Music Japan/WarnerBros. WPCR-1714 97/Dec/25 (1,785yen)
Badfinger / Wish You Were Here
Jap: Warner Music Japan/WarnerBros. WPCR-1715 97/Dec/25 (1,785yen)
以前にも日本で世界に先駆けて CD リリースされていたが、 ここしばらくは在庫切れの状態が続いていた。 最近になって、同タイトルの欧州盤が輸入盤店に並ぶようになり、 好評を博している背景があって、これに刺激されて国内盤の新カタログナンバーでの 再発となったようだ。

* ジョージ音楽担当の映画「WONDERWALL」ついに日本版ビデオリリース

ジョージが音楽を担当、そのサウンドトラック盤は Apple レーベルからの ビートルズメンバーの初のソロ・アルバムとなった、ジェーン・バーキン主演 68 年イギリス映画「WONDERWALL」(不思議の壁) の日本版ビデオ・LD がついに リリースされる。
WONDERWALL
Jap: Nihon Columbia COVM-5731 (VHS) (3,800yen, no tax, 97/Nov/21)
Jap: Nihon Columbia COLM-6200 (LD) (4,660yen, no tax, 97/Nov/21)
以前からアメリカではビデオがリリースされていたが、日本では最近になって ニュープリント版がミニシアター公開され、好評だった模様で、 その流れでのリリースと思われる。

* ビデオ「ビートルズアンソロジー」BOX で登場

96年にリリースされたアンソロジービデオシリーズ(全8巻)が、 ボックスセットになってリリースされる。
The Beatles / Anthology Box
Jap: Toshiba EMI TOVW-3261〜68 (VHS) (46,200yen, tax in, 97/Nov/27)
Jap: Toshiba EMI TOLW-3261〜68 (LD) (46,200yen, tax in, 97/Nov/27)
値段は前作が各2巻セットで1セット9,800円なので、割高になってしまっているが、 ペアウォッチ付きとアナウンスされている。

* ポールの新作ドキュメンタリー「In The World Tonght」11/7 リリース

ポール自身の最新作アルバム「Flaming Pie」のドキュメンタリービデオである 「In The World Tonight」のビデオ発売は、はじめ 9/26 とアナウンスされたが、 9月中旬の段階で 10月に延期、10月に入って再度延期となり、11/7 発売になった。
Paul McCartney / In The World Tonght
Jap: Toshiba EMI TOVW-3260 (VHS) 97/Nov/7 (5,800yen, no tax)
Jap: Toshiba EMI TOLW-3260 (LD) 97/Nov/7 (5,800yen, no tax)
このドキュメンタリーは、日本でも WOWOW で放映されているが、今回のビデオでは 20分近いボーナス映像が入って、収録時間は 72 分とアナウンスされている。
追加されたのは、米 VH-1 で放映された、ファンの質問にポールが答えていく Townhall Meeting の抜粋(アメリカ大統領 Crinton のコメントも!)、 The World Tonight のプロモビデオ(ポールの次女メアリーが撮影したバージョンで、 Yellow Umbrella version と言われる)、1993年のワールドツアーから ブラジル・リオ公演での Coming Up、そして弾き語りの Great Day となっている。

ビデオのハイライトは、何と言っても「Beautiful Night」の製作過程部分だろう。 ファンの間ではニューアルバム中最も評価の高いこの曲では George Martin や Ringo が集結、リハーサル段階の模様から実際のレコーディングに至るまでが 描かれている。


* マジカル・ミステリー・ツアーが再発売

以前 Vap からリリースされていたビートルズのマジカルミステリーツアーのビデオが、 ビデオアーツミュージック(IMAGICAメディア出版)から再リリースされる。 (ビデオアーツミュージックは発売元、販売はパイオニアLDC。)
The Beatles / Magical Mystery Tour
Jap: VideoArtsMusic / PioneerLDC VAVJ-1038 (VHS) (3,900yen, no tax, 97/Nov/26)
Jap: VideoArtsMusic / PioneerLDC VALJ-1038 (LD) (4,300yen, no tax, 97/Nov/26)
なお、一部新譜情報では、マジカルミステリーツアーと当時に再発売される、 とアナウンスされていた The Beatles / The First U.S. Visit (VAVJ-1039 5,700yen) は、最近の告知では無くなっており、 中止になった模様。

* カール・パーキンスのアルバムでビートルズのメンバー集結

ビートルズの全メンバーが崇拝しているロカビリーの大御所、カール・パーキンスの 96年リリースのアルバムでは、ビートルズのメンバーがそれぞれ個別に参加している。
Carl Perkins / Go Cat Go!
US: BMG / Dinosaur Entertainment 76401-84508-2
ジョージの参加したナンバー Distance Makes No Difference With Love は、 96年にカールが書きかけの曲を数曲持ってジョージの自宅(フレイア・パーク)を 訪れた際に完成、レコーディングされたもの。
リンゴの Honey Don't は、88年の第1期オールスターバンドのライブテープから 一部分リンゴのヴォーカルを消去、その上からカールのヴォーカルをカブせ、 デュエットしているかようにエディットされている。
ポールの参加した My Old Friend は、82年にモンセラットの AIR スタジオで ポールのソロアルバム「Tug of War」レコーディング時に作曲されたナンバー。 カールとポールのデュエットを聴くことができる。
ジョンの Blue Suede Shoes は、69年のトロントでのライブから。

* SGT. リリース30周年記念リマスターボックスセット発売中止に

ロックアルバムの金字塔と評されるビートルズ 67 年のアルバム、「SGT. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のリリース30周年を記念して、 新たにリマスターCD が豪華ボックスセット仕様で 11/19 全世界同時初回限定で リリースされる旨がアナウンスされたが、その後9月に入ってリリースがキャンセル された。
The Beatles/SGT. Pepper's Lonely Hearts Club Band
Jap: Toshiba EMI TOCP-50333 (3,262yen) Cancelled
アルバムは、パーロフォンレーベルをデザインしたディスクが インナースリーブに納められ、ゲートフォールド仕様のダブルジャケットパッケージ、 オリジナルディスクにあった切抜きの他、ポストカード、ビートルズのロゴドラムを デザインしたエナメルバッジなどが納められた豪華パッケージ仕様。 さらに、音源も新たにリマスターされたものが使用されるとアナウンスされて いた。

リリース中止の理由については、正式なアナウンスがないため不明だが、 ビートルズクラブ月刊誌10月号 p.70 にはボックスや添付品を含むサンプルの写真が カラーで掲載されていることから類推しても、最終的なゴーサインが出る寸前まで いって中止された事が伺える。

ビートルズの CD シリーズが出て、すでに 10 年が経過し、その間にもディジタル 技術に関してはリマスター技術から実際の音質まで大きく改善されているだけに、 今回のリマスター音源によるリリースには高い期待が寄せられていた。


* ヨーコさんのオリジナルアルバム CD 化

ヨーコさんのオリジナルアルバムのCD化がいよいよ Ryko レーベルから実現した。 今回は、全てヨーコさんの監修のもと、ディジタルリマスターされての登場となる。
今回は、初期のジョン&ヨーコ名義の実験アルバムもシリーズの中に組み込まれており、 ヨーコファンならずとも見逃せない。(しかもヨーコさんのアルバムも、最近音楽的な 再評価がすすんでいて、ますます見逃せない!)
Yoko Ono/John Lennon / Unfinished Music No.1; Two Virgins
Jap: VideoArtsMusic/Rykodisc VACK-1125 2,427yen 97/May/28
ボーナストラック"Remember Love (シングルB面曲)"収録。
John Lennon & Yoko Ono / Unfinished Music No.2: Life with the Lions
Jap: VideoArtsMusic/Rykodisc VACK-1126 2,427yen 97/May/28
ボーナストラック2曲 "Song for John"、"Mulberry" (どちらも未発表曲)収録。
John & Yoko / Wedding Album
Jap: VideoArtsMusic/Rykodisc VACK-1127 2,427yen 97/May/28
ボーナストラック3曲"Who Has Seen the Wind? (シングルB面曲)"、 "Listen, the Snow Is Falling (シングルB面曲)"、 "Don't Worry Kyoko (未発表ヴァージョン)" 収録。
以上の初回リリース分に付いては、3枚一括購入の場合のみCD3枚が入るボックスが 付いてきたが、一部レコード店でのみしか実施されず、また人気も高く、 このボックスセットはまたたく間に市場から消えた。

続く、待望の第2弾リリースは 7/23 にリリースされた。 第2弾では評価の高い Apple 時代のソロ作が目白押しで、 オリジナルアルバム毎の発売という形態に拍手を贈りたい。

YOKO ONO / PLASTIC ONO BAND
(Original released ... 1970)
Jap: VideoArtsMusic/Rykodisc VACK-5370 2,548yen(Tax in) 97/Jul/23
Bonus Track: Open Your Box (Unreleased version) / Something More Abstract (Unreleased number) / The South Wind (Unreleased number)
YOKO ONO & PLASTIC ONO BAND / Fly
(Original released ... 1971)
Jap: VideoArtsMusic/Rykodisc VACK-5371〜2 3,873yen(Tax in) 97/Jul/23
Bonus Track: Between The Takes (Unreleased number) / Will You Touch Me? (Unreleased version)
YOKO ONO WITH PLASTIC ONO BAND / APPROXIMATELY INFINITE UNIVERSE
(Original released ... 1973)
Jap: VideoArtsMusic/Rykodisc VACK-5373〜4 3,873yen(Tax in) 97/Jul/23
Bonus Track: Dogtown (Unreleased version) / She Gets Down On Her Knees (Unreleased version)
YOKO ONO WITH PLASTIC ONO BAND / FEELING THE SPACE
(Original released ... 1973)
Jap: VideoArtsMusic/Rykodisc VACK-5375 2,548yen(Tax in) 97/Jul/23
Bonus Teack: "I Learned To Stutter" (Unreleased version) / Mildred, Mildred (Unreleased version)

そして、このシリーズの完結編となる第3弾リリースは 8/27 にリリースされた。 目玉は、73年から74年にデヴィッド・スピノザのプロデュースで ほぼ完成までしていながら、当時リリースが見送られていたアルバム A STORY の初リリース。 その他、ジョンの死後にリリースされた80年代の3枚のアルバムがリリースされた。

YOKO ONO / A STORY
(Original released ... unreleased)
Jap: VideoArtsMusic/Rykodisc VACK-5376 2,548yen(Tax in) 97/Aug/27
Bonus Teack: Anatano Te (Your Hands) / Extension 33 / Now Or Never
YOKO ONO / SEASON OF GLASS (I See Rainbows)
(Original released ... 1981)
Jap: VideoArtsMusic/Rykodisc VACK-5377 2,548yen(Tax in) 97/Aug/27
Bonus Teack: Walking On Thin Ice / I Don't Know Why
YOKO ONO / IT'S ALRIGHT
(Original released ... 1982)
Jap: VideoArtsMusic/Rykodisc VACK-5378 2,548yen(Tax in) 97/Aug/27
Bonus Teack: Beautiful Boys / You're The One
YOKO ONO / STARPEACE
(Original released ... 1985)
Jap: VideoArtsMusic/Rykodisc VACK-5379 2,548yen(Tax in) 97/Aug/27
Bonus Teack: Imagine

* ジョンのベスト盤「John Lennon Collection」8/31 に廃盤に

ジョンの EMI リリース分のベスト盤として長く愛されてきたアルバム JOHN LENNON COLLECTION が、8/31 をもって廃盤になることが決定した。
これは、10月をメドに新装丁のベスト盤がリリースされることによる措置、との ことだが、新しいベスト盤の内容がまだ発表になっていないため、要注意。
John Lennon / John Lennon Colletion
Jap: Toshiba EMI TOCP-5923 (3,059yen)

* ジョージ、喉のリンパ節摘出手術を受ける

ファンの間では「そろそろニューアルバムも噂にのぼる頃では」と思われていた ジョージが、なんと喉のリンパ節摘出手術を受け、癌の疑いも!というショッキングな ニュースが 8/2 の英の大衆紙 Sun によって報じられ、 ロイターや共同などによって世界中にも配信された。

これは、ジョージが喉の痛みを訴え、検査の結果、喉のリンパ節の腫れが認められ、 7月下旬にロンドン市内の病院で腫瘍として摘出手術を受けた、というもの。 摘出されたリンパ節は、良性のものか悪性(つまり癌)か検査にまわされたが、 医師団によると「ごく普通の腫瘍だった」とコメントし良性だった、との発表している。

新聞記事などによると、ジョージは喉の痛みがひどく、流動食しかとれず、 話すことも困難だ、とか、喉の手術はこれで3回目である、とか、心配な記事が 並んでいたが、実際には「早期に発見されたので何の問題もない」という医師団の コメントがあるように、手術後数日間発声を禁じられていたためそれに従っただけ、 とのこと。

Apple のスポークスマンによると、ジョージ自身は術後の経過も良好で、 Sun 紙に記事が出た 8/2 には、既に自宅のフライヤー・パークに戻っており、 同邸宅で行われたジョージの姪の結婚式のホストを務めていたとのことで、 大衆紙お得意の誇張のふんだんに含まれた記事が世界中を駆け巡った、 ということのようだ。


* Flaming Pie からのセカンドシングルは The World Tonight

ポールの最新アルバム Flaming Pie からの第2弾シングルは、アメリカでの 第1弾シングルだった The World Tonight に決定、イギリスでは 7/7 に リリースされた。
今回のシングルも、前回と同じく2種類の CD シングルがリリースされており、 タイトル曲以外の収録曲では、1枚目が Used To Be Bad と Oobu Joobu Part 3、 2枚目が Really Love You と Oobu Joobu Part 4 となっている。
Paul McCartney / The World Tonight (CD1)
UK: Parlophone CDRS-6472 97/Jul/7
  1. The World Tonight (4:03)
  2. Used To Be Bad (4:08)
  3. Oobu Joobu - Part 3 (9:48)
    1. Intro Chat (0:09)
    2. Oobu Joobu Main Theme (0:48)
    3. Squid (6:25)
    4. Paul McCartney Talks About "The World Tonight" (1:23)
    5. Link (0:05)
    6. Oobu Joobu Main Theme (0:59)
Paul McCartney / The World Tonight (CD2)
UK: Parlophone CDR-6472 97/Jul/7
  1. The World Tonight (4:03)
  2. Really Love You (5:14)
  3. Oobu Joobu - Part 4 (7:06)
    1. Intro Chat (0:06)
    2. Oobu Joobu Main Theme (0:37)
    3. Link (0:18)
    4. Don't Break The Promise (3:39)
    5. Paul McCartney Talks About Reggae (1:25)
    6. Link (0:04)
    7. Oobu Joobu Main Theme (0:57)
日本でのリリースは、同曲が主題歌として使用されている映画 Farther's Day の 公開に合わせて 10/16 に決定した。ただし、カップリング曲はイギリスなどで リリースされている組合せではなく、映画中で挿入歌扱いで使用されている Young Boy でポールサイドの許可を求め、日本独自カップリングでのリリースが 決定した。Oobu Joobu に関してはまたも収録されない(怒!)。
Paul McCartney / The World Tonight (CD1)
Jap: Toshiba EMI TOCP-40073 97/Oct/16
  1. The World Tonight
  2. Young Boy

* Flaming Pie、アルバムチャートで英1位、米2位、日は洋楽1位

ついにリリースされたポールのニューアルバム FLAMING PIE 。 ファンの間では「渋い」「地味」「だけど良い」と、 不思議な評価になっている(笑)ようだが、評論家筋の評価も好評で、 各国アルバムチャートでも好調なスタートを切った。
しかし、ファンクラブ誌などで言われていたように「ロングランヒットを狙える内容」 との予測とは裏腹に、アメリカチャートでも8月末にはアルバムチャートで Top100 から脱落、シングルカットできるキャッチーなナンバーの欠落という問題を 露呈した恰好になっている。

まず、本国イギリスだが、イギリスNME 誌では5/17に初登場6位を記録、 次週 5/24 には2位まで上昇し、1位は Spice Girls に阻まれた。 3週め 5/31 には 3 位にダウン、4週目 6/7 で残念ながら12位にランクダウンした。 以降は、6/14 に 14位、6/21 に 20位となっている。
一方、同じイギリス MUSIC WEEK 誌では、5/17付で1位を獲得、以降 5/24に4位、5/31に 3 位、6/7に 12位、6/14に15位となった。
しかし、アルバム売上は6月の段階で10万枚を突破、好調な売行きを見せており、 ゴールドアルバムを受賞している。

次にアメリカで、米Billboard誌の全米アルバムチャートで 6/14付 で初登場 2 位を 記録した。これはポールのアルバムとして最高の(初登場)順位とのこと。 また、top10 に入ったのも、82年の全米第1位獲得アルバム TUG OF WAR 以来 とのこと。実際、5/27 のリリース後、3日間で Gold Album の売上を記録しているなど、 こちらも好調な売行きを見せていたが、失速も予想外に早く、 17週目200位を最後に圏外へ去っていった。
2(6/14) → 8(6/21) → 12(6/28) → 25(7/5) → 38(7/12) → 47(7/19) → 44(7/26) → 47(8/2) → 60(8/9) → 75(8/16) → 90(8/23, RIAA Gold Album 認定マーク付き) → 110(8/30) → 125(9/6) → 144(9/13) → 163(9/20) → 187(9/27) → 200(10/4)

さて、日本ではどうかというと、オリコン洋楽アルバムチャートで 5/26 付で初登場 1位を獲得、総合チャートでも14位と健闘した。 7月中旬段階ですでに売上15万枚を突破し、前作 Off The Ground の13万枚を超えて いるといのこと。日本でのゴールドアルバムは 10万枚なので、日本でも 日本レコード協会制定のゴールドアルバムを獲得している。

一方、シングルはアルバムベースで売れているためか、チャートアクション自体は あまり目立たないようだ。
アメリカでは、映画 "FATHERS' DAY" の主題歌というタイアップも付いて、 The World Tonight が 1st single となったが、5/24 付で 64 位に初登場、 しかし翌週 5/31 も順位は変わらず 64 位で、以降は 6/7 付 68 位、 6/14 付で 73 位、6/21 付で 74 位、6/28 付で 74 位、 7/5 付で 77 位となっていたが、7/12 付では 76 位と1ランク上げ、 7/19 付で 92 位、7/26 付で 93 位となり、翌週圏外へ去って行った。

なお、収録曲などの情報などは、専用のページ Paul McCartney / Flaming Pie Infoを用意したので、 そちらでどうぞ!


* リンゴ参加の「トミー」オールスターキャスト盤、オリジナルジャケットで復刻

The Who のロックオペラ、Tommy をロンドン交響楽団とゲストスターの競演という形で 再演した72年発表のアルバム、「トミー - Tommy Performed By London Symphony Orchestra and Chambre Choir with Guest Soloists」が日本で CD 再発された。
VA/Tommy Performed By London Symphony Orchestra and Chambre Choir with Guest Soloists
Jap: Teichiku / Overseas TECW-23561 2,345yen(Tax.in) 97/Jul/24 72年のオリジナルリリース時には、LP2枚+ボックスセット+豪華ブックレット、 という形式でリリースされていた。 しかし、前回の日本盤CD(Century CECC00228, 91/Jan/21,販売はポニーキャニオン)や 同時期にリリースされたイギリスでのリイシュー(Castle Communications, CD = ESSCD 029, LP = ESDLP 029)では、表ジャケットが本来の表ジャケットにあたる BOX のジャケットではなく、ブックレットの表ジャケットになっていた。

しかし、今回のテイチクからのリリースでは、初回プレス分のみという限定ながら、 当時のオリジナルパッケージにのっとった特別パッケージでのリリースになっており、

という仕様でリリースされた。今回のブックレットはトリミング量が多く、 端のほうにある文字が駆けていたりする所が残念だが、 日本でのみオリジナルリリースになるべく忠実な形での復刻が実現したことは 素直に喜びたいところ。

* ジョージのワーナー盤2種が新装丁で再発

ジョージのワーナーからのアルバム2種が再発された。
George Harrison with Eric Clapton and his band/Live In Japan
Jap: Warner Music//Dark Horse WPCR-1193/94 3,568yen 97/May/25
George Harrison / The Best of Dark Horse
Jap: Warner Music//Dark Horse WPCR-1265 2,000yen 97/Jun/25
Live In Japan は Eric Clapton がらみでの再リリースで、以前は2枚組の厚い プラスチックケース入りでリリースされていたが、今回は1枚ものと同じ厚さで 2枚入るケースを使用している。

また、Best of Dark Horse は限定廉価盤(2,000円)としてのリリースである。 前回のリリースでは、邦題が「ベスト・オブ・ダークホース」だったが、 今回の廉価盤では「ベスト・オブ・ジョージ・ハリスン」になっている。


* ジョンの Starting Over ドラマの主題歌に、シングルもリリース

ジョン・レノンの80年のアルバム DOUBLE FANTASY の 1st シングルで、 生前最後のシングルとなった Starting Overが、 4 月 18 日(金) 9:00pm からスタートする TBS 系のドラマ『いちばん大切なひと』 (主演は SMAP の香取慎吾と観月ありさ) の主題歌に決定した。
これにあわせて Starting Over のシングル発売が決定し、リリースされた。
John Lennon / Starting Over
Jap: ToshibaEMI/Odeon TODP-2544 97/May/8
シングルは、オリコンチャートで 5/19 付 40 位で初登場、順位的にはあまり 高くなかったがコンスタントに売れ、日本レコード協会の1997年5月度の 洋楽シングルセールスでは2位をゲット、ゴールドディスク(合計5万枚以上)を獲得 している。

* ポールの娘、仏クロエ社の主任デザイナーに

朝日新聞などでも報じられているが、フランスの有名ファッション・ブランド、 クロエ社は、次期主任デザイナーとしてポールの娘、ステラ・マッカートニー を選任した。

ステラはロンドンのファッション学校で衣装デザインを学び、現在は自身の ブランド、ステラ・マッカートニーを通して作品を発表していたが、 クロエの専属デザイナーとして働くことで、同ブランドの洋服は 当面作られなくなるとのこと。

クロエ社での実際の仕事は、98年の春/夏コレクションを発表する10月の ファッションショーからになる模様。


* '97グラミー賞ノミネート全部門で受賞!

1997年度のグラミー賞受賞式が日本時間の 2/27 に行われ、Free As A Bird が Best Pop Duo or Group with Vocal を初めとして、ノミネートされた全部門で 受賞を果たした!

受賞を果たしたのは、

Best Pop Duo or Group with Vocal
Free As A Bird
The Beatles
Track from: Anthology 1
Best Music Video, Short Form
Free As A Bird
The Beatles
Joe Pytka, video director
Best Music Video, Long Form
The Beatles Anthology
The Beatles
Geoff Wonfor, video director; Chips Chipperfield, video producer
の3部門。各部門の対抗場はノミネート時のニュースの 項を参照してください。

ビートルズのメンバーは誰も受賞式には顔を見せなかったそうだ。
受賞式の様子は、rec.music.beatles の記事 (Message-ID: <5f7rbe$2ho2@wormhole.map.com>) によると、Best Pop Duo or Group with Vocal は午後最初の発表で、 テレビ中継はされていないとのこと。プレゼンターは David Foster で、 メンバーが誰も会場にきていないのをあらかじめ知っていた David は 受賞を発表後、冗談で「Paul, George, Ringo come on up」と言ったそうだ。
また、rec.music.beatles の記事 (Message-ID: <199701080024.SAA12545@seltaeb.ghgcorp.com>) では、Joe Pytka が Best Music Video, Short Form を受け取り、 Geoff Wonfor と Chips Chipperfield が Best Music Video, Long Form を受け取った とのこと。


* アンソロジー関連でグラミー賞ノミネート

1997年度のグラミー賞ノミネートが発表され、ビートルズがアンソロジー関連で ノミネートされた。

ノミネートされたのは、以下の部門。

Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocal
Free As a Bird でノミネート。
対抗馬は "As Long As It Matters" (Gin Blossoms), "When You Love a Woman" (Journey), "Fire on the Mountain" (The Neville Brothers), "Peaches" (The Presidents of the U.S. of A.), "When You Wish Upon a Star" (Take 6).
Best Music Video, Short Form
Kevin Godley 監督の Free As a Bird でノミネート
……と情報にあるが、 え?違うよね? (Free As A Bird の監督は Joe Pytka のはず。 Godley が監督したのは Real Love のほう)
対抗馬は "Ironic" (Alanis Morrissette), "Tonight Tonight" (The Smashing Pumpkins), "Earth Song" (Michael Jackson), "Walking Contradiction" (Green Day)
Best Music Video, Long Form
Geoff Wonfor 監督、Chips Chipperfield 制作で The Beatles Anthology でノミネート。
対抗馬は "Satie and Suzanne" (Reinbert de Leeuw), "Live From London" (Bon Jovi), "Blood Brothers" (Bruce Springsteen), "Farewell - Live from the Universal Amphitheatre" (Oingo Boingo)

* ポール新年叙勲でナイト爵位に!

12月31日、英国政府はエリザベス女王が授与する新年恒例の叙勲リストを発表、 ポールが「音楽への貢献」を理由にナイト爵位を受けることになった。 ナイトに列せられると Sir の称号が認められる。

「音楽への貢献」のなかでも、故郷のリバプールで96年1月に開校された LIPA (リバプール総合芸術大学) の設立に尽力したことが大きく評価されたとのこと。 6月に行われた正式な開校式には、エリザベス女王自身も列席し、ポール自ら 出迎えて校内を案内していた。

ポールは「たいへんな名誉だ。ビートルズのメンバーやリバプールの人々を代表して、 喜んで受賞したい」と語ったとのこと。


* アンソロジーCD 各国でヒット

Anthology Vol.3 は 11/16 付 Billboard 誌アルバムチャートで、Anthology 1、 および Anthology 2 に続いて、またもや初登場1位を獲得した。
Billboard によると、アルバムが3作連続で初登場1位を獲得したバンドは 今回のビートルズは初めて、とのこと。
 1(11/16) → 5(11/23) → 12(11/30) → 24(12/7) → 21(12/14) → 16(12/21)
→ 17 (12/28) → 17 (1/4) → 28 (1/11)→ 57 (1/18)→ 74 (1/25) → 97 (2/1)
→ 121 (2/8) → 145 (2/15) → 160 (2/22) → 151 (3/1)
なお、Anthology 3 からのシングルカットは無かった。

Anthology Vol.2 は 4/6 付 Billboard 誌アルバムチャートで、Anthology1 につづいてまたもや初登場1位を獲得した。 10月に圏外に出たが、Vol.3 のリリースに合わせて再びチャートインした。

 1(4/6) → 2 (4/13) → 4 (4/20) → 8 (4/27) → 17 (5/4) → 23 (5/11)
→ 29 (5/18) → 27 (5/25) → 42 (6/1) → 56 (6/8) → 66 (6/15) → 77 (6/22)
→ 54 (6/29) → ?? (7/6) → 119 (7/13) → 137 (7/20) → 128 (7/27) → 148 (8/3)
→ 164 (8/10) → 174 (8/17) → 193 (8/24) → 188 (8/31) → 圏外 (9/7)
→ 197 (9/14) → 162 (9/21) → 148 (9/28) → 191 (10/5) → 圏外 (10/12)
→ 圏外 (10/19) → 圏外 (10/26) → 圏外 (11/2) → 圏外 (11/9) → 138 (11/16)
→ 161 (11/23) → 148 (11/30) → 146(12/7) → 127(12/14) → 111(12/21)
→ 96 (12/28) →  97 (1/4) → 111 (1/11) → 177 (1/18) → 194 (1/25)
ようやく 12/7 のチャートで RIAA の ダブルプラチナ(200万枚)ディスクのマークが 付いた。

一方、シングル Real Love は英米では3月上旬に先行リリースされたが、 3/23 付 Billboard 誌シングルチャートで 11位で初登場後、翌週はやくも 26位にダウン。その後、4/6 に Anthology2 との相乗効果で再び赤丸が付き、 21に上昇したが、5/4 を最後に Top100 から去っていった。

 11(3/23) → 26(3/30) → 21(4/6) → 54 (4/13) → 60 (4/20) → 70 (4/27)
→ 88 (5/4) → bye from chart!
本国イギリスでは、初登場4位だった。

Anthology Vol.1 は 12/9 付 Billboard 誌アルバムチャートで初登場1位、 その後3週連続1位を獲得した。 5/25 を最後にチャートから消えたが、なんと、96年々末に再登場した。

 1(12/9) → 1(12/16) → 1(12/23) → 2(12/30) → 3(1/6) → 9(1/13) → 11(1/20)
→ 21(1/27) → 30 (2/3) → 45 (2/10) → 66 (2/17) → 67 (2/24) → 59 (3/2)
→ 93 (3/9) → 104 (3/16) → 95 (3/23) → 83 (3/30) → 44 (4/6) → xx (4/13)
→ 77 (4/20) → 100 (4/27) → 131 (5/4) → 151 (5/11) → 181 (5/18)
→ 152 (5/25) → bye from chart! → 192 (12/21) → 168 (12/28) → 156 (1/4)
→ 197 (1/11)
なお、12/21 の時点で 600万枚のマークが付いている。 ちなみに、初登場1位というのは、実はビートルズとしては初。 これは昔と今ではチャートの集計法が違うためである。
イギリスでは2位までいったものの、何かのTV俳優さんの企画物アルバムに 負けてしまったそうです。基本的には、2枚組という価格の面での差が出た、 という検討結果が出されています。 日本では、オリコンチャートで洋楽では1位を獲得した。

シングル "Free As A Bird" は 12/30 付 Billboard 誌シングルチャートでも Top 10 に入る検討を見せた(Albumがあれだけ出ているので、Single はキツイかな)

 10(12/30) → 6(1/6) → 15(1/13) → 32(1/20) → ??(1/27) → 63 (2/3) 
→ 77 (2/10) → 91 (2/17) → 98 (2/24) → 93 (3/2) → 99 (3/9) 
→ bye from chart!
本国イギリスでは、最高位は2位でした。発売直後の集計では、売り上げは 1位だったのですが、1週間トータルでは Michael Jackson の Earth Song に 負けてしまいました。なお、これは Music Week でのチャートで、 ネットワークチャートの方では1位を獲得しています。
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Update - December 10 1999