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Guam
1997年11月18-20日(中編)
決死の島内歩行ツアー!!犬や山羊に悩まされることになるとは….
前回までのアラスジ:
ただただ歩くために単身Guamに乗り込んだとんちゃん,初日は真夜中着のNW利用のため空港のベンチに泊まり,翌朝恋人岬を経てTumon 湾の西側のHiltonまでせっせとウォーキンしやした.次の日はグアムの首都Aganaまで,そして3日目はYonaまでの地獄の往復ウォーキンを続け,足もマメだらけになってきやした.んもう,痛い痛い.でもでもGuamウォーキンツアーもまだまだ序盤戦.これからやっつーのにぃ.さぁ,危機的状態(脚色)のとんちゃん,これからどないなるのでありましょーか!?れぽぅとその2,Agat編の始まり,はぁじぃむぁるぃ〜〜!!!こんこんこんこん…
さてさて,Guamに来て4日目.そろそろGuam生活のリズムも掴めた感じ.今日は,いよいよ島の西端のAgatに参りまひょ.Plumeria Garden Hotelもチェックアウトぢゃ!!…んでもオーナーの Margaret おばさん(年齢訂正58)が話好きときたんす.$50.00++/nightでチェックアウトしたのはいいんすが,そこから色々と話に花が咲き,えんらい時間がかかってしもーたわぃ.そこで,隣のOrange Motelの管理人オーナーが亡くなった為,テルホからアパートに切替えた事実が発覚.Orange Motelは,$40.00+/nightと更に安かったのに,残念.ここで,自分はインターネットを介して旅行情報を交換するクラブ(注:ぷらねっとクラブMLの事(笑))の一員で,今回の旅行の目的は,その特派員,言うなれば“ネット特派員”として,Guamの最新情報をインターネット(と言うても解って貰われへんかった(涙))に流す事ぢゃ!…なぁんて半分はったりカマしやしたら,今日歩く途中にあるはずのFish Eye Marine Parkの無料入場券をくれなすった.うーむ.でも,これって,現地の人用って書いてまっせ〜.もし止められたらどないしまんねん!?って聞いたら,「大ジョブ,大ジョブ。私は庭のPlumeria(←花の名前)をそこに分けてあげてるんだから,managerを呼んで私の名前を出せばOKよ」とのこと.ほんならコレ,試してみますわ,おおきにぃ,ってな訳で,途中そこに寄ることに….みんなも,この「ネット特派員」をうまくに使って,得しよう!!この後,さらに得する事にもなるっす.
あ,それとこのMargaret おばさん,自分の出身の島であるRotaのテルホも宣伝しておいてね,なんて言いなさったので,ここに宣伝しておきまひょ.「$50.00++/nightなんでここ同様お得よ」とのことっす.
Jotina Inn P.O.Box 887 Rota, MP 96951
Tel:(670)532-0500
Fax:(670)532-0501さてさて,時は9時半,ウォーキン再開でごじゃる.水も今度こそ万全(のつもり).最初,なんだかAganaの裏通りを歩いとったら,小高い丘を切り崩したような崖の壁にぼっこぼこと穴がたっくさん開いているのに気が付いたでごじゃる.ちょいと覗いてみると,なんだか人が過去に住んでような感じも….日本軍の隠れ家かいのぉ?ほんで,なんだか,ガイドに載ってへいモーテルなんかも….ここの方が先程のPlumeria Garden Hotelよか安そう.よーするに…,超おんぼろ.
そうこうしとる内に,Route 1に出てきやした.ほんで,出てしばらくしてのAniguaで事件発生!!ががーん!の,交通事故っす.ガソリンスタンド(向こうはGas Stationね)から出てきたオバハンがオレに☆ドンッ!☆をいをいオバハン,よそ見してる場合やないで.太腿,痛いやんけ!!謝れ,っつーとんのに,なんやその態度は,ええ??っつー事で魔女の様相のオバハン「あんたが見えんかった」ってワケワカな事言うてなかなか誠意を見せおらへん.見えんかったっちゅうのは,よそ見しとったんやんけ!だーほ!!なんだか捨てぜりふを残して走り去ったオバハンを許す訳にいかず,遂にケーサツ沙汰に.初めて911(やったっけな?)回したっす.ほんで色々と事情聴取された後,事故報告受取用のBlue Cardを頂いたっす.でもでも,れぽぅと作成には平日で5日必要とのことで結局受け取れなんだぁ.ちぇっ.このガソリンスタンドのチャンニー(Ericくん,18才)に聞いたところ,このオバハン,いっつも態度がデカイそうな.こゆヤツぁ,許せん!
気を取り直して歩き続けたのはいいんすが,あっしの全行程中,もっとも厄介やったんが,ななんと犬なんす.向こうの人って犬の散歩とかはないんすよねぇ.その代わり,庭に放し飼い.人が自分ちの前を通ると,噛み付かんばかりに駆け寄ってきおる.しかも,日本の犬みたいな可愛いヤツでなくって.グレイハウンドって言うねやったっけ?ドッグレースにも出てくるヤツっす.ほんまに恐かったわぁ.対策として,犬がおるトコは反対側を通る.両サイドに犬がおる時は真ん中を通る.この際,車の方が避けてくれるんで安全っつー訳(笑).賢いんかアホなんか解りまへんが,隣の家の敷地に入った途端,犬は鳴き止みおるんす.ほんで次の家の犬が….ううう,エンドレス!!
ほんで,またまた水も底をつき,第2の脱水症状に….ああ,み・ず!!今度は途中にうまい具合にマーケットが出て参りやしたぁ.でもでも,Guamってお店って開いとるんか閉まってるんか,さっぱり解らんすねぇ.「Yes, we're OPEN!」の看板を見落とさへん事が大事になるっす.人も通らへんし,お店はスモークされ(英語ではtintedと言ふ)とるし….あと,靴下あるとやっぱ楽っすね.そう,初日に履いてた靴下が乾いたのぢゃ!快適ぃ〜!!
ほんでとうとうやってきまひた,Pitiの町!なんでも大戦中に爆弾の爆発によってできたBomb Holeを利用して作られた,Fish Eye Marine Park.ダータ券もありーの.うむむ.確かに陸から見ても,300m先の海ににポッカリとダークブルーの穴らしきものが見えますでぇ。んで,そこまで掛けられた橋(Two Lover's Bridgeと呼ぶらしい…)を渡り,そのBomb Holeに浮かせて建てられた塔を降りていくと,色々とお魚がダイバーでなくとも観察できるという仕掛けなんす.フツーに払うと大人1人当たり$25〜75(コースによりけり)とバカ高い.ががが.んでも,現地人用の券(オレンジ色;ツーリスト用はブルーを差出し,ちょっくらダイバー気分になってきやした.自分も一応PADIのCカードを持ってますねんけどねぇ….こん時,何もお咎めはなかったんすが,後で受付嬢の美伸(みのぶ)ちゃん(28才)に尋ねてみっと,現地人に*も*見えたとのこと.ぎゃああああ!この,美伸ちゃん,また帰りにも登場するっす.お楽しみに〜.
このPitiの町,Agatと並んで大戦中は激戦区やったらしく,このFish EyeのAgana寄りに,War In The Pacific National Historical Parkっつー公園があって,あちこちにその死闘の様子が説明文や写真や現物と共に残っとるんす.確か,Two Lover's Bridgeの途中の説明文に,この公園の端にある小高い丘に登るとええ景色でっせ〜,っとあったんで,登ろうとしたんすが,どこにも登山口が無いんす.やっとこさ辿り着いたそれらしき場所もブッシュで覆われ,クモの巣がいっぱい.ど,どこを登るんじゃ〜!!??ど,どこを通るんじゃ〜!!??っつー訳で登山は諦めたっす.なんせ,ビーへーが出たら恐いっすから.でも,その登山道の説明文には,途中に日本軍が潜んでいた洞穴があちこちにあるとか.草ぼーびーでしたが….米軍が上陸後は,「日本軍→洞穴に潜む;米軍→それを探す」ばっかりやったとか.どちらにもそれなりの恐怖があるっすねぇ….
ここから先,結構大変でひた.んもうなんも無し.お店も日陰も無し!!特にPolarisロケットの模型のある所(Apra Harbor辺り)から先,目に入るモノと言えば道ばっか.ふぃ〜,暑いぜ.途中に唯一のお店,Taco Bellが出てきて救われたっす.やはり,節約メニューのCrunchy Tacoと,Bean Burritoを$1.98 で買うて食べたっす.あ,ドリンクも今回付けたっす.$1.10.あれって,何回でもお替わりできるんすねぇ….初めて知ったっす.でも飲み放題なのに,なんでカップの大きさが3種類あんねやろ?氷の量の違いかいなぁ…??
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Route No.1
んで,やっとこっさ着いたAgat!時は16時過ぎ!そして,Guam の西側にある唯一のテルホ,Inn On The Bay!到着したときは,ホンマに嬉しかったっすねぇ!!実際はコンドミニアムなんすぐぁ….でも,南方にもう一軒テルホがあるっつーウワサだけは耳にしたっす.ほんで,最初のびっくり!!部屋がstudioから1 bedroomにアップグレードされてたっす(にっこり).これで1泊$70.00なら納得ぢゃわ.貝の首飾りも貰うたしぃ.ここの最高にええところは,夕日がキレイ!ほんまにキレイっすぅ〜!!オレが今まで見た夕日の中では,絶対になんばぁわんっすぅ〜!!夕日って太陽だけでなくって,周りの風景と共に作り出す景色が美しさを決めるんすね.いやぁ,Guamで“一番”に遭遇するとわ!!これはホンマにお勧めっす!!この1 bedroom(4人くらい泊まれそう)のバルコニ付きでラックレートハ$90.00++/night,バルコニ無しでもラックレートで$80.00++/nightみたいっす.空港からの送迎もしてくれるみたいで,1家族$25.00らしいっす.
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Inn on the Bay / Agat Bay
ここでは毎夕,ヤドカリを貝から引っこ抜いて遊んでたっす(笑).いやいや,ヤドカリにも根性のあるヤツと無いヤツがおっての,無いヤツの方が生き延びれるんすね(笑).根性のあるヤツは,“オレは何がなんでもこの貝にしがみ付いたるぅ〜!”ってな感じで,オレが引張られる力よか,貝に居残ろうとする力の方が大きく,身体が裂けてしもうたで.
テルホの同じ建屋内にDenny'sがあり,夕食もそこで買うて持ち帰って喰うとりやした.日本のアレと看板のフォントがちゃうねんけど,同じ系列なんかな??そばにはマーケットもあり,ルービを切らす事は無かったっす!えへへ.でもでも,対面のガソリンスタンドのMobil Shopの方が綺麗でお勧め.
このテルホ,なんだか感じの悪い保安係の人がおったっす.フロントでそれを指摘したら,よく苦情が出てたのだそうな.ふむふむ….その保安係の名前はRoyくん.“ネット特派員”をナメちゃあいかんぜよ!!(ワケワカ(笑))
この晩,日本でとあるMLのオフミがある事をいち早く知っとったとんちゃん.時差を考えて(1時間),しっかり国際電話で参加者のケータイに掛けて乱入したっす.今まで永遠の謎やった,るぅ(←知らん人,すまぬ)とお話できたっす.日本に帰ってから明細を見やすと,6分間通話して\1,000ちょいやった.
本日の歩行距離,10.6miles(17.0 km).いやぁ,よぉ歩いたのぉ….暑いしぃ….んもう足,ぼろぼろ.でも,オレってば鈍行列車と徒歩の旅が好きなんすよねぇ.
ここからグラサン・帽子・短パン無し!!だってぇ….日焼けの跡がくっきり出来て,逆パンダ状態になってんもん….この日はAgat から南下したっす.10時頃発.まず,大戦中の激戦区Gaan Point.なんだか日本人の団体襲来.なんだかんだって相手の写真を撮ってあげっと,思い出したかのように,「あなたの写真も撮りましょう」やと.貴重な自分自身の写真すね.ほんで,
Agat Small Boat Harbor Nimitz Beach Park Talifac Spanish Bridge Sella Bay Trailhead (ここでSella Fallsや,Cocos島や,Guam最高峰のMt. Laulauを撮る) Cetti Bay Vista Point Southern Moutains Overlook(南の山がよーけ見える)
…に行ったっす.言うても全然解らへんやろなぁ.ぶはは.帰りに Cetti Bay の近くで,野生の山羊に襲われそうになったり,同じ日本人に,ポリネシア人に間違えられたりしたっす.以下,詳細:山羊事件:
最初,なんだか薮の中でメーメーうるさいなぁ,なんて思ってたんすが,今考えれば,あれが「近寄るな危険!」のシグナルやったような….ほんでも無視して(?)オレが道をフツーに突き進んだもんで(それしか進む方法が無い),ついに角をにょきにょき出した親山羊が薮から顔を覗かせたんす.おぉ〜!!こりわ山羊が甘えてきおったぁ〜なんて呑気に考えてとったのも束の間,なんだか恐い顔してこちらを睨み付けとるじゃあ〜りませんかぁ〜!!ほんで,今にもこちらに走ってきそう….オレは山羊くんと目を合わさぬようにして,道の真ん中に向かってそっと歩いたっす….あれって子山羊がおったんかいのぉ??ポリネシア事件:
最初Cetti Bay Vista Pointで,日本人のチャンニーとチャンネーのカップルがオレに向かって「こんにぃちわ」と外人アクセントで聞いてくるんすよね.ほんでオレが「こんちわ〜」なんて答えると,「へ?日本人なの?」なんてビックリしとったっす.そりゃあ,真っ黒やったし,ビキニパンツいっちょーやったしぃ…(いじいじ).![]()
Cetti Bay Vista Point
ほんで,なんだかんだで16時頃,テルホ戻.もはや足も限界か!?とにかく痛い〜.歩行距離は,9.2miles (14.7km).【つづく】
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