BOARD
マイクロプロセッサについて一言



マイクロプロセッサとは、コンピュータの心臓部を成す CPU ( Central Processing Unit ) を1つあるいは数個の IC に組み込んだものを指します。 用途は下は家電製品や電卓から、上はミニスーパーコンピュータまで、広い分野に渡って使われています。 何しろそれまで大きな箱でしか存在できなかったコンピュータをボードの一角に押し込める程度にしてしまったのですから、 ご存知の通りいろいろな用途への応用が可能となりました。 マイクロプロセッサを分類すると大きく次のように分けることができます。


パソコン用

いわゆるパソコンに搭載されるプロセッサです。最近性能がぐんと高くなりました。


ワークステーション向けのハイエンドプロセッサ

パソコンより高性能なプロセッサです。最近はパソコン向けと区別がつきにくくなっていますが・・・。


家電製品や携帯機器等の普及型コントローラ

世の中で最も数の多いマイクロプロセッサです。中には使い捨てのかわいそうなコントローラもあります。


データ処理用高性能コントローラ

スピードが遅くても自動的に簡単な動作をすればいい家電製品用コントローラと違い、 高い性能を要求されるコントローラです。


合わないプロセッサを使用しても効率が悪かったり性能が足りなかったりして無駄になり兼ねないため、 用途によって使用されるプロセッサの種類が異なります。
この中で、特にパソコン向けとワークステーション以上のハイエンド向けのマイクロプロセッサは、 アメリカで開発が行われており、日本では近年開発したという話を聞きません。 逆に、家電製品向けやある程度までの性能を求められる画像処理用途の処理用などには、 日本で開発されたプロセッサも使用されています。 一時期プロセッサ開発はほとんどアメリカ任せになりかけましたが、 最近は少しずつ日本でも開発している話も聞くようになってきています。

HOME