城北線,ゆとりーとライン乗車記については、私と一緒に旅行したTakuyaさんより
特別にレポートしていただきました。
名古屋方面旅行1日目
(東海交通事業城北線)
名古屋方面旅行にJun'ichiさんと御一緒した
Takuya
と申します。
東海交通事業城北線と名古屋ガイドウェイバスゆとりーとラインは私がレポートさせて頂きます。まずは東海交通事業城北線から行きます。
さて、西枇杷島で名鉄を降りて枇杷島駅へ歩きます。用意した地図では判然としなかったのですが、枇杷島駅は名鉄西枇杷島駅からだと東海道線の線路の向こう側へ行かないと駄目でした。ホームはすぐそこに見えるのに・・・。
古びたちいさな煉瓦作りのトンネルを抜けて枇杷島駅へ。駅前は自転車が埋め尽くしていました。左端に気動車がちらりと見えます。

改札を入ると短いホームに気動車が1両待っていました。

城北線の気動車は、JR東海が非電化ローカル専用に使用しているキハ11をベースにしたもので、JR東海仕様に比べると城北線用は塗装が違うことと入り口のステップが無いことが大きな違いです。なお、城北線はワンマン運転を行っています

さすが名古屋!!車両の前面にはしゃちほこのシンボルマークが!!なかなかかわいいですね。

車内に掲出された路線図は手書きでした。(^_^)
定刻になり発車。なかなか力強い加速です。この気動車のエンジンは、「ワイドビューひだ」等に使われているキハ85系と同等の英国製カミンズエンジンを出力330馬力として使用しています。エンジン音を聞いたところでは、変速機も変速1段直結2段とキハ85並みでした。
1両のワンマン気動車は5人ほどの乗客を乗せて全線高架複線の線路を爆走していきます。かなり高いところを走っており、素晴らしく見晴らしが良いです。

この路線は、元々首都圏の武蔵野線の様に貨物列車をバイパスさせる目的で計画された路線でしたが、国鉄末期の貨物輸送の低迷で計画が凍結され第3セクターの東海交通事業(株)が旅客線として開業させることになったという経緯があります。そのため重量貨物列車対応の立派な線路になっていて、ワンマン気動車にはいささかミスマッチな路線になっています。
16分で終点の勝川に到着。私たちは中央線に乗り換えましたが、中央線の勝川駅には城北線整備利用促進協議会のポスターが張られていました。あの見晴らしの良さは、確かに「16分間の空中散歩」と言えるかもしれません。

素晴らしく良い線路に素晴らしく良い視界、そこを走る1両のワンマン気動車。城北線は何とも不思議な路線でした。
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