福本修の宝石・鉱物小事典ホームへ

 

桜色の宝石

クンツァイト スポジュミンの写真モルガナイト ベリルの写真


写真左のクンツァイトという宝石は、スポジュミン(スポジューメンと表記されることもある)という鉱物種の中で、ピンク色をしたものを指します。著名なジェモロジスト、クンツ博士の名前に由来して命名されてました。ティファニーで副社長まで務めた同氏は、タンザナイトの命名者としても有名です。

写真右のモルガナイトはベリルという鉱物種の中で、ピンク色をした石を指します。同じベリルにはエメラルドアクアマリンがあります。

この名前はアメリカの銀行家にして宝石愛好家として知られたJ.P.モルガンに因んだものですが、同氏の名前はJPモルガン証券、モルガン・スタンレー、JPモルガン信託銀行など多数法人名に残っていますから、多くの方に馴染み深いのではないでしょうか。

モーガナイトというカタカナ表記も目にしますが、Morganのカタカナ表記はモルガンで定着していますから、モルガナイトの方が適切でしょう。


(C)Copyright 2008 by Osamu FUKUMOTO. All Rights Reserved.


戻る  戻る