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ポナウム pounamu


volcano

 

pounamuとは、マオリ語で緑色の石を意味する。

事実上ネフライトを指すが、サーペンティンの一種、ボウエナイトがポウナムと呼ばれることもある。

ニュージーランドのグリフィン山脈では、タルク(滑石)とサーペンティン(蛇紋石)などから構成される岩石を母岩としてネフライトが産するから、ネフライトと共にボウエナイトも産出すると思われる。マオリは緑色を呈する両者を区別せず、pounamu(緑の石)と呼んだ。

ニュージーランドの重要なネフライト産地の地名にGreenstoneがあるが、pounamuとも併記されている。

左の写真はビショップ博物館が所蔵するヘイティキで、素材はニュージーランド グリーンストーンの別名を持つネフライト。

全長は20cm程。



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