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ファベルジェ Faberge
 

ファベルジェの置き時計

1842年にペテルブルグで創業をした宝石商。ファベルジェのイースターエッグなどで名を残したカール ファベルジェは1846年生まれ。

ファベルジェ家は1870年にロシア皇室御用達となり、その後皇室の保護を後ろ盾に躍進し、海外を含む数々の支店を持つまでになった。ファベルジェの工房は宝石商として数々の宝飾品を作り出したが、七宝を巧みに活かした置き時計やイースターエッグなどの工芸品に見られる高い技術力は今日でも高く評価されており、稀にクリスティーズやサザビーズといったオークション・ハウスで競売にかけられる際には、数億円といった値が付くことがある。

2006年6月13,14日にクリスティーズ(ロンドン)にて開催された故マーガレット王女のファベルジェの置き時計(写真)は約2億6300万円(1,240,000 英ポンド)という高額で落札されている。ファベルジェの作品の多くに見られるように、ギヨッシュが見事にデザインを引き立てている。

2007年11月には、やはりクリスティーズがロンドンで開催したオークションで、ロスチャイルド家のファベルジェのイースターエッグが18億円でロシア人に落札されている。この価格は、絵画を含めロシアの芸術作品につけられた最高価格であった。


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