1999年12月の日記

12月1日

いろんな製品があるんだなぁ。いやこのぐにゃぐにゃのキーボードのことですけどね。


12月2日

オンラインソフトの原稿をメール。あとコラムの原稿書き直しが・・・。

本当は時間がないのだけれど、折角新しいモニターが届いているのに使わないのはもったいないので、夜になってゴソゴソと開梱し設置。うーむ、やっぱりいいなぁ。非常に見易い。


12月3日

PC届く。Gateway GP7-700である。発注してから5日で届くとは・・・恐るべしタイムマーケット。まぁ、完全に自分の求めていたものと一致はしないのだが、最新のCPUをこんなに早く使えるということでチャラにしましょう。

コラムの原稿をメールで送ってから、PCの設置を始める・・・といっても、周りの片付けから始めないといけないんだけど。


12月4日

昨日の続き。半年くらい前に購入しておいたシステムサコムの「PC換太AA」でキーボード・マウス・モニタを共用することに。ウェブページ見て気づいたのだが、システムサコムって、本社を新横から日本橋に移したのね。ちぇ。いちいちキーボードを持ち換える必要がないので便利なのだが、いろいろと問題もあるので、将来に渡って利用するかどうかは判らない。


12月5日

やはり、ケーブルの引き回しと電源だよなぁ、問題は。

いままでのマシンからSCSIカードをぶっこ抜いてGP7へ挿入する。うへぇ、接続機器が認識されない上に起動時にBIOSのエラーメッセージが。事前にUltraATAコントローラとの共存は可能だって言っていたのに>Gatewayのサポート。最悪UATAコントローラカードを抜けばいいんだけどね。

今までキーボードは106日本語キーボードを使ってきたのだが、これを機会に101キーボードに戻してみた。記号類の配置を思い出すのに一苦労だ。


12月6日

新しいマシンにソフトのインストール。Aptivaから移したAdaptecのAHA-2740は相性が悪いらしく、というか元々付属しているUltraATAコントローラがいけないんだけどさ、泣く泣く外す。でもって、ビックカメラでRADOCのSCSIカードを買う。購入しようと思っていたモデルがなく、しかたなく上位機種を買うものの、これがUltra Wide SCSI。でもってケーブルがないと。とりあえずインストールはうまくいったらかいいや。


12月7日

午後、三軒茶屋へ。世田谷通りを歩いているとペットショップが・・・何気に入ってしまう自分が悲しい。そのペットショップでは犬がメインのようだった。ハムスターは入り口のまん前にいたが、もっと静かなところに置いてあげてほしいなぁ。それにしても、4匹がいっぺんに回し車に乗って回そうとしている姿は、ラブリーである。
寄り道しても時間通りにアスキー着。TeckWIN編集の方と打ち合わせ。
アスキーから環七を下って246へ出て、渋谷方面へ歩くとオレンジソフト。1階のテナントが引っ越したらしくガランとしていた。夕方まで雑談して帰宅する。

今日先週読み終わった本■
ロボットと帝国(上)Robots and Empire
アウザック・アシモフ 小尾美佐/訳
ハヤカワ文庫 660円(税別)ISBN4-15-011254-1


12月8日

午前中から眼科の検診。前回の検診で眼圧が高いと言われて目薬を変えたのだが、おかげで問題なし。たったそれだけのことで午前が潰れる。信濃町まで出たので、ついでに秋葉原に寄る。同居人が『ポケットモンスター金がほしい〜』と言っていたので探すが品切れ。私の目的はSCSIの変換ケーブル。迷った挙句、68pin←→アンフェノール50pinのものを選ぶ。USBが広まれば、SCSIは廃れていくんだろうなぁ。

帰宅してから年賀状印刷・・・といっても自分のものではなく、同居人の実家用。久しぶりに使ったカラープリンタのヘッドが目詰まりして使い物にならない。そりゃそうだ。


12月9日

散歩のついでにプリンタのインクを買う・・・つもりがパーツナンバーを控えたメモを忘れて一旦家に帰る。

同居人が新しいハムスターを連れてくる。すでに名前も付けたらしい。「ロジャー」。本人はロジャー・ムーアから取ったらしいが・・・。ノーマルのジャンガリアン・ハムスターである。

ロジャー君でぇ〜すっ
12/13撮影


12月10日

午後、渋谷で神代氏と待ち合わせ。9月の入院時に借りたワンダースワンを返却するついでに、雑談。あーんなことやこーんなことを聞くが、ここには書けない。後から似たような話が『週刊ファミ通』の「おとなのしくみ」のネタになっていたのを見てニヤリとする。

夕方からはインプレスで打ち合わせ。年末進行だった前号だが、次も正月をはさむため、ちょっと早めのセレクトとなる。だって、オンラインソフトの作者には大学生なども多いため、大学のサーバーが停まってしまう年末年始には連絡がつかなくなってしまうからね。


12月11日

同居人が朝から怒る。なんのことはない、『もしかしたらポケモン金銀が売っているかもしれないから朝早くにビックカメラに行きたいのにいつまでも寝ている』から。だってしょうがないじゃん。寝たのが朝5時だったんだから。
それでも昼過ぎに家を出てビックカメラへ。当然のことながら売ってません。こうした供給面での遅れというのは、ROMカートリッジのデメリットだ。CD-ROMなら焼くのもすぐだけれどROMはそうはいかない。わざと出荷しないで飢餓感を煽っているーーとは思わないが、大事なビジネスチャンスを失っているぞ>任天堂

港北シネマズで『ワイルド・ワイルド・ウェスト』を観る。思えばずいぶんと前から予告編は流されていたなぁ。結局、その予告編の中で、おいしいところは全部見せちゃっているので、面白さ半減。同じ見せるでも『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のような見せ方もあるんだから・・・。
メカはいいよ、ギコギコとかリベット剥き出しとか。でも、あの西部のだだっ広い砂漠には似合わないよ。やっぱり、霧に煙る夜の街に奇怪な音が・・・って方が好き。


12月12日

同居人の友人宅へ遊びにいく。何だか毎週遊びに行っているような気がするぞ。それはさておき、平塚である。茅ヶ崎の先、というと何だか遠い気がするが、横浜から40分である。やっぱり遠いか。昼食をご馳走になる。まだ3歳だという娘さんに怖がられたのは、結構ショック。

そのまま帰るのも芸がないので、近くにできたという総合ショッピングセンター『オリンピックシティ』に寄る。「トイザ"ら"ス」とかシネコンプレックスとか入っているところだ。トイザ"ら"スと本屋とアミューズメントセンターを回ってから帰る。


12月13日

高松の弟から、冷凍の讃岐うどんが届く。早速食す。ちょっと茹ですぎてしまったが、うまい。


12月14日


12月15日


12月16日

どうも手持ちのMOドライブとNTは相性が良くないらしい。AHA-2740をAptivaに付けて、MOドライブはそちらに接続することにした。必要になったケーブルをビックカメラで購入する。いっそのこと、640MBの内蔵MOドライブにしてしまうか?という考えも浮かんだが、現在の経済状況を考えるとそうも言ってられないので、ケーブルだけ購入して大人しく帰る。内蔵型のMOドライブ+PCカードスロットが安かったら買っちゃうかも。あぁ、サンタさんがプレゼントしてくれないかなぁ。

今日先週読み終わった本■
ロボットと帝国(下)Robots and Empire
アウザック・アシモフ 小尾美佐/訳
ハヤカワ文庫 660円(税別)ISBN4-15-011255-X

アシモフの「ロボットシリーズ」と「ファウンデーションシリーズ」を繋ぐ、最後の一作。「ファウンデーションと地球」で提示された、なぜ人類は地球を捨てたのか?なぜR,ダニールは精神操作能力を身に付けたのか?そして、第零法則はどのようにして生まれたのかが明らかになる。


12月17日

パワレポのリストをメールで送信する。

年賀状の作成に掛かる。書いておいた下書きをスキャナで読み込み、ペイントソフトでペタペタと彩色する。とりあえず20枚ほど印刷して、宛名を書く。月曜日には間に合いそうだ。


12月18日


12月19日

年賀状を書き終わる。こんなに早く終わるなんて、生まれて初めてじゃなかろうか?毎年、この時期何かしらあって、年賀状書く暇なんてないんだけど・・・。


12月20日

午前中に市民病院で薬再診。

午後は、区役所と郵便局を回る。


12月21日

夕方、五反田に出る。昨日、電話で誘われたハイパーダインの忘年会のためだ。ついでに高野山東京別院に行こうかと思ったら、そちらは人がいないからだめということで、2時間ぽっかり空いてしまう。とほほ、アポイントはちゃんととってから、行動しましょう。とりあえず、忘年会までの間、ゲームセンターやら本屋やらで時間を潰す。

時間ぴったりに忘年会会場にいくと、まだ誰も来ていない・・・。しかたなく、電話を掛けようと外に出ると、インプレスの畑農氏にバッタリ。苦笑しつつ携帯でハイパーダインに連絡すると、これから出るとのことだったので会場で待つことにする。
何分か遅れつつも忘年会が始まる。鍋、である。ふぐちり、しゃぶしゃぶ、寄せ鍋とあって、私はうまくふぐちりにありつけた。雑炊がまた美味であったことよ。


12月22日

お昼過ぎに高野山東京別院。トラブルシューティングやら設定やらハードディスクの整理やらやっていたら、あっという間に2時をまわってしまった。慌てて市谷へ。15分遅れでインプレス到着。今日はメールソフト「Backy!」の作者、乗松さんのインタビューである。インタビューは一時間ほどで終了。そのまま直帰。

今日先週読み終わった本■
宇宙英雄ローダン・シリーズ
≪ガスト・ベイ≫不時着!

クナイフェル&ダールトン 天沼春樹/訳
ハヤカワ文庫 520円(税別)ISBN4-15-011293-2


12月23日

朝起きる。休日なのに、7時前に起きる。なぜか?ビックカメラで『ポケットモンスター金・銀』が売られるのである。当然、同居人は並ぶので、お付き合いするのである。同居人が出勤するよりも早く家を出て、ローソンで暖かい飲み物を買ってからビックカメラへ。すでに2,30人が並んでいる。先頭の方の人は毛布を持っているということから、恐らく徹夜組か。ごくろうなことである。私たちの前に並んでいたのは、4,50代のおばさま方で、子供たちのために並んでいるらしい。聞くともなしに会話を聞いていると、どうやらポケモンの発売情報を、FAXで交換しているらしい。『昨日はダイクマに30個』とか。恐るべし、主婦パワー。

そんなこんなで開店時間が近づく。すでに列は後方に長く伸び、店舗の先までつながっているようだ。30分前になると、店側が整理券を配り始める。ところが『ポケモンはお一人様、1個となります』というアナウンスに、前のオバサン激怒。だけどなー、そんなの当然じゃないか。それとも、金銀両方ゲットできると思っていたのだろうか?甘い。なんでワシ等夫婦で寒い中ならんどるとおもってんねん、などと偽関西弁で呟く。

午後に、先日遊びに行った同居人の職場の同僚の方が遊びに来る。結婚してからはじめてパンプキンパイなどというものを作ってもてなす同居人。
うちのハムスターを見てもらった後、みんなでカラオケに行く。久しぶりなので3時間歌いまくったら、喉がやられた。いーかげん自分の年齢を考えて行動しなさいという、天の声か?


12月24日

昨日の影響で体調を崩す。

今日はなんだか届け物の多い日であった。最初の宅配便で、同居人へのプレゼントが届いた。バルカン・ベアー。スポックに似せたティディベアである。次に、郵便代引きで本が届く。これも同居人が頼んだものだ。で、最後にまた宅配便で私宛のキーボードが届く。MicrosoftのNatural Keybord Proだ。今使っているNatural Keybordは、"R"部分の刻印が消えているうえに、キーのスプリングが弱くなって使いにくくなっているのだ。同居人には「あるのに、そんなもの買ってッ!」と怒られたが、キーボードとマウスは消耗品なんだよ〜、と言っておこう。


12月25日

昨日来たキーボードに早速交換してみる。・・・ああっ、106キーなのねっ!いや、別に使えるから構わないんだけど・・・やっと101キーの配列思い出したのにもったいない。

大倉山へお買い物。目当ての梅酒(贈答用)は売り切れで、来年の梅祭りの頃にならないと入荷しないらしい。しまったなぁ・・・。

深夜、同居人は川崎に徹夜のイベント参加のため外出。私は、23日で懲りたのでお留守番である。


12月26日

外出先からコミケに行った同居人を迎えに、お台場の国際展示場へ。いやぁ、コミケも久しぶりである。怒涛の人込みで、クラクラする。とりあえず、売り子をしている同居人に合流して、店番。同人誌買い漁ったりおねぇちゃんたちの写真を撮ったりするのが目的じゃないので、今回は大人しくしていた。しかし、日本のクリエイティブな活動は、こうした同人の熱気に支えられているところが大きいよね。こうした発表の場がなくなってしまったら、と考えると空恐ろしい。

なんだかんだで終了時までいてしまう。帰りのゆりかもめは地獄のような混雑。ビーナスフォートやフジテレビでも乗ってくるんだもんなぁ。


12月27日

久しぶりにHOMEPC編集部@虎ノ門へ。ほとんどの編集者が入れ替わっていて吃驚。もっとびっくりなのが、この話を持ってきてくれたのが、元Windows World(PC World)編集長の富樫さんだってことだ。富樫さんは、今、フリーでIDGの編集委員とHomePCの編集委員をしているとのこと。いやぁ、IDGは松浦さんや志々目さん、川添さんなどどんどん辞めていっているから知らない人が多くなってしまった。


12月28日

同居人の会社は年末ということで退社時間が早くなった。駅前で待ち合わせて買い物して帰る。


12月29日

新宿でScienceWebの打ち合わせ。

新宿小田急の8Fに寄って、焼き砂と巣箱、クッキー(もちろんハムスター用)を購入する。

渋谷の東宝シネタワーで『ゴジラ2000ミレニアム』を観る。うーむ。ミニチュアワークは素晴らしいんだけどなぁ。合成、特に空撮絡みの合成はだめすぎでしょう。ミレニアン(なんちゅうネーミングだ)が新宿に向かって飛行するシーンで、空撮のカメラの上下動と合成がうまく合っていない。ゴジラと同じようにCGにした方が良かったのでは?
ストーリーもなんだかなぁ、という感じで。ゴジラとミレニアムの両方を同時進行で展開させたために、場面切り替えの度に物語がブチブチと切り刻まれてしまい、集中できない感じ。流石に最後のクライマックスは、怒涛の盛り上げだったけど、別に新宿じゃなくったっていいじゃん、という感じ。
演技にしても、阿部寛は明らかなキャスティングミスでしょう。いくらなんでも若すぎの上に貫禄がないからしまらない。ビジュアルだけで決めちゃだめだよ。それに、なぜゴジラにあれほどの執念を燃やすのかの説明もまったくないし。それに佐野史郎だ。嫌いじゃないんだけどなぁ(クトゥルーとか趣味が合うから?)・・・オーバーアクションだよ。感情を爆発させるなら、もっと溜めて溜めて、それで爆発してほしい。
じゃぁ、自分はどんなゴジラが観たいのか?映画のストーリーを追いつつもそんなことを考えてしまった。それで出た結論は、「ゴジラ対人間」が観たい、ってことだ。ゴジラという人間の愚かさが生み出した怪物に対して、人間はどんな知恵で対抗するのだろうか。そして、どんな決着をつけるのだろうか。それが観たい。続編につながらなくったっていい。いや、むしろシリーズ化を前提にストーリーを作るほうがおかしい。あ、話がそれた。とにかく、無理やりライバルの怪物なんか登場させずとも、ゴジラ対人間、これをやって欲しいと切に願うのだった。


12月30日

港北シネマズで『ブレアウィッチプロジェクト』。低予算で作成されたにも関わらず、全米で反響を呼んだという作品故に、それなりの期待をしていたのだが・・・。大きな小屋でかける作品じゃないよね。むしろミニシアターとかビデオで見た方が怖いと思う。あとはフィルムとフィルムの間を埋める想像力が必要な映画だともいえるな。

今年もあと1日。今年もっとも印象に残った映画は、やっぱり『マトリックス』でしょうか。


12月31日

大晦日。お正月のために、同居人と買出し。

どたばたと、一年が過ぎて行く・・・。今年最後のお仕事、ということで、パワレポのインタビュー記事をメールで送信。


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