1999年11月の日記

11月1日

もう11月ですぜ、旦那。どうしましょ、今年もあと2ヶ月しかありやせんぜ。

「スーパーロボット大戦」をプレイしていると、ふと考えてしまうのが、「マイナーロボット大戦」というゲームがあったら売れないだろうなァということ。例えば「ダイラガーXV(フィフティーン)」とか「ゴッドΣ」とか「トライダーG7」(先進7ヶ国首脳会議じゃないよ)「ダイオージャ」とか「メカンダーロボ」とか「ゴワッパー5ゴーダム」とか(いいかげんにしなさい)名前すらあやふやなロボットたちを集めたSLG。いや、「スーパーロボット大戦」にも結構マイナーな作品入っているけどさ。


11月2日

桜木町でソフトバンクのY田さんと待ち合わせ。仕事がらみじゃないんだけど、久しぶりにメールが来たので会いましょうと。結局、お昼の約束が会えたのは3時(^_^;)編集者は大変なのである。元々Y田さんは、今は亡き「The Windows」の編集者で、机の下にダンボールで家を作りそこで寝泊りしていたというくらい忙しかった人なのだ。書籍部に異動されたそうだが、忙しさはあいかわらずらしい。Y田さんはパシフィコ横浜で行われているマイクロソフトのNTドライバのカンファレンスに出ている人達に会うのが目的で桜木町くんだりまでやってきた訳だが、本当にひさしぶりなのでいろいろと話しこんでしまった。何しろ同病相憐れむ、なのである。話しているうちにふたつほど書籍の企画が生まれてしまったが、さて、形になるものやら。


11月3日

同居人の体調が思わしくなく、一日中家にいた。「スーパーロボット大戦」をプレイしたのはいうまでもない。


11月4日

お昼に父親と待ち合わせて実家へ行く。父親の使っているワープロ(富士通のオアシス30FXII)がバックアップ電池切れになってしまったのだ。ボタン電池交換するだけだろうと思ったら、マニュアルにも記載がない。そこでマニュアルに記載されている「OASYSサポート」の電話番号にかけてみると「ぴーーーーっ」ってFAXじゃないの!電話番号の記載が東京の市内番号に「3」が付いていないくらい古いものだからといって、転送するなりガイダンス流すなりするべきでしょう。それがFAXに繋がるとは。その後、OAプラザへ電話したりしてフリーダイヤルのOASYSサポートを聞き出し、電話をかける。どうしてサポートの電話はこんなに混んでいるのだろう?平日の昼間ですぜ?もっとも、バックアップ電池をユーザーが交換できる設計にしておけば、サポートに電話を掛ける必要もないわけで。
30分ほど受話器を持ったまま待って、やっとオペレーターにつながる。「それでしたらバックアップ電池の交換となります」いや、それはわかっているんだよ、だからその方法を聞いているんだってば。「部品の在庫があるかとうかわかりませんので」部品の調達部署に電話を掛けなおせという。しかたなく掛けなおすと、運良く部品のストックはあったが、やはり持ち込みで修理ということになった。新宿にある富士通の「SOHO'S」に持ち込むことにする。

父親の車で甲州街道から新宿へ。ところが、である。途中で大渋滞。ラジオをつけてみると、笹塚駅前でコンクリートミキサー車が横転、甲州街道上りは、環七から通行止めだという。しかたなく、途中から首都高速に乗って新宿インターでおりる。ビルの地下中社嬢に車を止め「SOHO'S」へ。たかが電池交換で工場行きになるとはなぁ。
新宿に出たついでにヨドバシカメラでいろいろとお買物。帰りも甲州街道を使うことにする。なぜ?事故現場が見たいからじゃん。ま、我々が通った時には、道路に散乱したコンクリートもあらかた除去が終わっていたところだったし、事故車も撤去されたあとだった。それにしても黒山の見物人。あの中に何人のマイクロソフト社員がいるだろう?中村屋の社員よりは少ないかも知れない。


11月5日

大田区丈森でタンクローリーの横転事故。このところ、爆発やら横転やら大型車両の事故が多い。効率を上げるための過積載なども原因なのかもしれないが、ドライバー自身のスキル低下がもっとも大きい原因ではなかろうか?爆発事故は自分が運ぶ荷物に関する知識不足だし、交差点を曲がりきれないなんて運転技術の未熟としか言えないでしょう。普通の事故でも悪いことは悪いが、大型車両、とくに劇薬を運んでいる場合には、ひとたび事故を起こせば、数十人、数百人に被害が及ぶことも考えられるわけで。もっと慎重にプロ意識を持って運転してもらいたい。ところで放射性物質の運搬は・・・大丈夫だよね?

メディアファクトリーの新雑誌『コミックフラッパー』創刊。『スカルマン』だとか前の雑誌から引き継いでいるものもあるが、新谷かおるの新連載(おカルトもの)やら和田慎二の『超能力少女明日香』の新シリーズもあってたのしみではある。週刊誌が全然おもしろくないので、月刊誌にはがんばってほしいなぁ。

東急ストアの袋が炭カルの半透明袋になった。今月から横浜市でもごみ袋が透明・半透明に変更されたのを受けてのことだろう。


11月6日

仕事になかなか集中できない。


11月7日

本当は桜木町に遊びに行く予定だったのだが、仕事が終わらずお流れで同居人はむくれる。それでも一緒に新横浜まで散歩には行く。途中のゲームセンターでプリクラを撮る。なんでも九州に済んでいる親戚に送るんだと。


11月8日

午前中にパワレポの原稿をメールで送信。その後、いくつかの仕事を片付ける。


11月9日

キャプチャ撮り直し1点。明日のインタビュー用にソフトをいじる。


11月10日

夕方、インプレス社内で「付箋紙95/97/98」の作者、roto氏へのインタビュー。内容は「Dos/V PowerReport 2月号」に掲載予定。私の原稿が遅れなければ、だけど。

インタビューしていたら、ムラムラと自作欲が・・・。そんな時間ないだろ。でもビックカメラで部品調達すれば・・・あうぅ。悩んでないで、買ってしまえ。でもなぁ・・・。と天使と悪魔が心の中で葛藤を繰り返す。どっちが天使で、どっちが悪魔なんだろう?


11月11日

平成11年11月11日、1がたくさんならんでいるということで。いろんな記念日になっているらしい。

アメリカで「Pokemon The Movie」が公開された。人気なのは当たり前として、それを日本のメディアがこれほど取り上げるとは。ちなみにエンディングはSachiko kobayashiではないらしい。脚本もアメリカ向けに少し変更されているという。どんな変更なのか、知りたいものだ。


11月12日

インタビュー記事をまとめて送信。とりあえず入稿は間に合ったわけで、ほっとした。

通信販売で注文したスチール棚が届いた。


11月13日

お昼頃、ライターの鈴木すずさんから電話。編プロに投げていた仕事が、焦げ付きそうということでヘルプのお願い。といっても、インタビューで相手にコンタクトをつけるところからだらかどうなるか。とりあえず、TK musium のDさんに電話してみるが捕まらない。

スチール棚を組み立てる。その間、同居人は『オーラバトラー ダンバイン』のLDを見ていた。『スーパーロボット大戦64』を端で見ていて、どんな物語なのか知りたくなったらしい。
納戸、少しは片付いたかも。LDの収納場所がないなぁ。どうしよう。


11月14日

同居人は恒例大倉山まいり。

ノストラダムスも予言者扱いされていい迷惑かもしれんが、いわゆるノストラダムス研究者と自称している輩で、予言が外れた連中は責任をとって謝るべきだ。少なくとも、嘘を書いた本をお金を出して買った人がいるわけだし、読んだ人の不安を煽ったことになるのだから。大体、予言というものは、

  1. 具体的に日時(少なくとも一定期間)が記載されている
  2. 発生する事象が具体的に記載されている
  3. 事象の発生前に予言がされたことを、第三者が客観的に証明できる

といったような条件を満たしたもので無ければならない。日時があいまいなのはもちろん、どんなことが起きるのか、どうとでもとれるような表現で書かれていたのでは、後からいくらでもこじつけることができてしまうからね。その点でいえば、ノストラダムスも被害者だったのだろう。もし、本当に予言者であったなら、東洋の片隅の国で、自分のことがこれほど話題になるだろうことを予言に残さないはずはないという気がする。


11月15日

朝一番で横浜市民病院に赴き、採血してもらう。そのまま信濃町の慶応病院へ―――と思ったら、意外に時間が余ったので、秋葉原で途中下車。1年ぶりくらいか。結構変わっていますな。パソコンショップとかはまだ開いてないところがほとんどだったのでまわらなかったけれど、石丸ソフト1なんか、LDが半分に縮小してDVDにとってかわられている。うーん、やっぱりDVDを買わないとまずいか?新規開店のカクタソフマップで、NINTENDO64用のメモリパックとGBパックを購入。つらつらと市場調査(^_^;)しながら時間を潰す。結果的にこれが良かったのか、慶応病院に着いて受付を済ませたのが12時で検診を受けたのが13時半と、いつもに比べて早く済んだ。会計を済ませて薬をもらっても、まだ3時前だ。

代々木経由で五反田へ出る。高輪の高野山東京別院までタクシー。この時点でパラパラと雨が降っていた。家を出るときに傘を持ってくればよかったのだが、後の祭である。とほほ。仕方が無いので東京別院で傘を借りて帰宅。


11月16日

昨日、国産ロケットH2の8号機が、第一段目ロケットの停止により爆破された。これで約400億円が海の藻屑となったわけだが。私としては、未だに貸し渋りを続けている銀行の不良債権処理の為に税金を使うなら、宇宙開発事業にもっと人と金をつぎ込めといいたい。
宇宙開発の歴史は、失敗の歴史でもある。度重なる失敗や犠牲の上に開発が進められてきたことを私達は知っている。そして、人類の未来はもはや宇宙にしかないことを、人々は知るべきである。ま、そこまで大上段に構えなくても、宇宙開発事業が、日本の新たな産業として有望なのは間違い無いのだ。もしここで宇宙開発を中止してしまったら、日本はECや中国に遅れをとり、産業は停滞してしまうでしょう。科学のためにも、ビジネスのためにも、宇宙開発が必要なのです。
宇宙開発がビジネスになるかって?なりますよ、いや、すでにビジネスとして動いています。ヨーロッパや中国では、すでに衛星打ち上げ事業を立ち上げ、各国からの受注を受けているし、宇宙旅行に充分なニーズがあることは明白でしょう。これに乗らない手はない。

なんだか勢いだけで書いたので、支離滅裂な文章になってしまった。


11月17日


11月18日

常識ってなんだろうと考えさせられてしまう。いや、超トンデモ集団ライフスペースのことだ。悪徳商法マニアックスでトンチンカンなメールの内容が公開されていたので知ってはいたが、木乃伊化した人間を「生きてる」と言いきっちゃうのはすごいよなぁ。でも、もし仮に万が一あんなになって生きているとしたら、俺だったらやだな。自分で歩いたり食事したりできないんですぜ?そんなになってまで、生きていたいとは思わないよ。うん。
ちなみにライフスペースの言う定説では、「常識」は中国語でまだ日本語にはなっていないのだそうな。やれやれ。


11月19日

夕方、OLSのリストを送る。

モニターを買った。NANAOのT760.届くのは30日だけどね。
先週くらいからか?「あたりが出たらタダキャンペーン」をやっているビックカメラで購入したのだが(在庫があれば、台車持ってきて持ちかえれるという安易な発送)、なんと、前の人が当たりだった。なんだかちょっとの差で・・・くやしいなぁ。


11月20日

朝、といっても昼近くだが、上の部屋からゴリゴリと音がする。たぶん掃除をしている音なのだろうが・・・。入居した当時からそうなのだが、上の階からする物音がアヤシイ。どうアヤシイかというと、夜なのにギコギコとノコギリの音がしたり、何か重いものを引きずるような音がしたり・・・。隣の家とは顔を合わせることはあるが、上の階の住人とは完全に没交渉である。どんな人達が住んでいるのかも判らない。ちょっと怖い。

同居人、『オーラバトラー ダンバイン』を観終る。「ハッピーエンドじゃないじゃないか!」と怒る。私に言われても。


11月21日

風邪か?頭痛が。とほほ。


11月22日

埼玉で自衛隊の練習機、T-33が河川敷に墜落し、その時に高圧線を切断してしまったために、埼玉から世田谷にかけての広い範囲で停電。自衛隊も耐用年数ギリギリの航空機をよくまぁ使っているね。燃料や資材で談合、リベートをもらっているくらいなら、そっちにお金かけたらどうなのよ。


11月23日

同居人が知人からもらった招待券で、九段まで『勇者王ガオガイガーFINAL完成記念イベント』を見に行く。一時間前から整列開始ということだったので、45分前に行くとすでに長蛇の列。まぁ、整理番号つきなので早く並んでも遅く並んでもあまり関係はないのだが。やはりというか何と言うか、似たような雰囲気の人たちが多いのはなぜだろう(^_^;)?女性が多いのにもびっくりである。昔はこんなイベント、女性が来ることなどめったになかったのだが。
整理番号は518番だったのだが、会場の席はすでに満席状態。なんとか前列の方に席を確保する。あとから、2階席があることに気づいてなんだかなー。
10分遅れでイベント開始。小林清二氏のナレーションに続いて、遠藤正明氏のオープニングテーマ『勇者王!誕生』。いきなり会場ノリノリ。いやぁ、年を感じるのはこういうときだね。ついていけねぇや。そのあと、出演声優によるトークショー、そして『ブレイブサーガ2』のオープニングムービー、『ベターマン』、『ダイガード』のコマーシャル、OVA『勇者王ガオガイガーFINAL』第一話、「勇者王!新生」の上映と続く。35mmフィルムで撮影されているとか19000枚のセルを使っているとか、CGバリバリだとかよりも、やはり内容でしょう。もー、こんなに飛ばしていいのというくらい、凝縮されている。満足である。司会者も言っていたが、本当にギリギリ間に合ったようで、エンディングにはスタッフロールが入っていなかった。ノンテロップ版にしてサービス・・ってことはないよな。
休憩後、ナレーションが・・・これは『ベターマン』のキャラだな、とまでは分かるけど、すいません『ベターマン』みてません。つーことでその後、ベターマンのキャラクターのコスプレして登場した*mioこと米谷監督(OVAでは総監督)のパフォーマンスも今一のりきれなかった。で、OVAの監督を交えてのフリートーク、最後に再び遠藤氏のライブで幕を閉じる。最後なんか総立ちだもんなぁ。

クタクタになって帰宅。


11月24日

JavaScriptをチョコチョコといじる。ほら、画像を操作するとかステータスバーに文字を表示するとかなんだか複雑なことしているのは、インターネット上や文献にサンプルがたくさんあるんだけど、今回作るのは単純な計算。フォームを使って入力した数値を出力するだけなんだけどね。いろいろといじって何とか形になったかな・・・というレベル。もっと工夫できそうなので、時間があったらやろう。


11月25日

昨日作ったJavaScriptをNetscape Navigatorで確認したらCSS使っているところがボロボロ。とほほー。修正する。とりあえず実験なので、自分のページで公開してみる。(とりあえず終了)ここにアップしてみたので、ひまな人は試してみてちょ。JavaScriptに詳しい人、アドヴァイスもらえるとうれしいです。

Microsoft Office 2000 Profesionalを購入する。まだアップグレードするつもりはなかったのだが、諸般の理由によりやむなく。帰宅してからインストールしようとしたら、ハードディスクの容量が足りんと怒られる。前のバージョンを削除してできる空き容量は計算してくれないのね。しかたがないからハードディスクのお掃除をして、何とかインストール完了。


11月26日

IME2000は、思っていたより変換効率がいい。IME98みたいに変な誤変換しないしね。


11月27日

同居人の会社の同僚の彼女の家へ、同居人と共に遊びに行く。目的は「ハムスターを見る」。なんだか人生の歯車が狂い始めているような気がしないでもないが・・・。ハンペンちゃんもセロリちゃんもミカンちゃんもみんな可愛かったです。ま、うちの子が一番だけど。
お茶した後、みんなでペットショップへ行くことになる。途中渋滞やら道を間違えるハプニングやらで、すっかり遅くなってしまったが、吸盤でくっつけるタイプの回し車とちっちゃな巣箱を買って帰る。


11月28日


11月29日

発注してしまいました、新しいPC。結局Gatewayにしたのだが、予定していたBTOではなく、タイムマーケットで出てたPentiumIIIの700MHz、WindowsNT Workstation搭載マシンにしてしまいました。サウンド機能はないけど、よく考えたら使わないしね。値段的にも納得がいく範囲だったのと、納期が短いというので負けました。

今日先週読み終わった本■
宇宙英雄ローダン・シリーズ
テラニアの盗賊

ヴェルチェク&フォルツ 五十嵐洋/訳
ハヤカワ文庫 520円(税別)ISBN4-15-011291-6

グイン・サーガ(68)
豹頭将軍の帰還

栗本薫
ハヤカワ書房 520円(税別)ISBN4-15-030628-1


11月30日

モニター届く。やっぱり19"はでかい。でも、忙しいのでとりあえず設置できず。〆切に間に合わなかった自分がいけないんだけど。

コラムの原稿送る・・・が、いろんな面でリテイクくらう。内容がどーのという以前に、自分で勘違いしていた部分が・・・あうあう。


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Copyright Hiroyuki Mizuno