1999年6月の日記

6月1日

とりあえず、関係各位に入院のご連絡。さぁ、入院までに終わらせなくっちゃ。

JASRAC以外にも音楽著作権を保護する団体の設立が実現しそうな雰囲気だという。邦楽に比べて洋楽の著作権料が少ないと、以前から揉めていたらしい。それでなくても問題だらけのJASRACだから、他団体の設立は喜ばしいことだ。しかし、なぜ音楽の著作権を保護する団体はあるのに、映画や小説の著作権を保護する団体はないのだろうか?小説を朗読したら著作権を払わなくちゃいけないとか・・・いかん、ますます小説離れが進んでしまう。著作権料でSFに登場したマシンを開発した人に報奨金を出すとかアイディアがあったのに。


6月2日

入院の保証人になってもらうべく、実家(正確には稽古場)へ行く。今回の入院で何をするか説明して保証人になってもらう。その代わりに、親戚一同に対する結婚の知らせを出していないだろうと責められる。長男だからといって、縛られるというのも忸怩たるものがあるが、まぁ、ここは逆らわずに聞いておくのだ。なんて航行息子なんでしょ。


6月3日

36歳になったものの、なんの感慨もなくなんのイベントもなし。とりあえず、畑農さんに原稿をメールして、畑農さんの分は完了。次は中村さんの番だね。

医師の言う通り、網膜に付着した血は、重力に引かれて薄れて行った。但し、上方に、である。網膜には反転した画像が投影されている、というのは知識としてあったが、よもやこのような形で実感しようとは。


6月4日

ファミ通を買う。「サクラ大戦GB」のニュースはともかく、ドリームキャストの値下げのニュースまで載っていて、いったい何時入稿しているんだろうか?と不思議に思ってしまう。考えてみれば、週刊誌というのは恐ろしいペースで発行されている媒体なのだなと。

木曜日に録画だけしておいた「ポケットモンスター」を見る。これまでのポケモンキャラとは異色のナイスバディお姉さんが登場。やたらとバストを強調する演出は、おっきいお友達向けのサービスか?任天堂からクレームはこないのか?


6月5日

お昼から渋谷の渋東シネタワーでウェズリー・スナイプス主演の「ブレイド」を観る。土曜日だというのに、あまり客が入っていないのは、日本全国どこに行ってもおなじなのだろうか?それはともかく、ストーリーは妊娠中にヴァンパイアに襲われた女性が死ぬ間際に産み落とした子供が、成長してヴァンパイアハンターとなる。純潔種ではないヴァンパイアがヴァンパイアの神を降臨させて世界を我が物としようとする企みを、ヴァンパイアハンターが阻止できるか?という話。のっけからハイスピードな展開だけど、アクションシーンが多いので、詰め込みすぎという感じはない。日本人としては、時々日本を意識した台詞(エンディングの音楽にまで日本語が入っている)や風景が入ってしまうと、やや興ざめしてしまう。それに、主人公の使う日本刀もどきの柄が丸いのは許せん。SFXも悪くないし、血が飛び散るシーンが苦手でなければ見に行く価値はあるかも。

■今日読み終えた本■
癒しびとの伝説(1)
菊地秀行
ソノラマ文庫NEXT 476円(税別)ISBN4-257-17332-7


6月6日

午後、ドンキホーテでお買い物。タオルケットやらハムスターの餌やら。

パソコンの音が出なくなったと思ったら、音量の設定でミュートになっていた。自分で設定した覚えはないし、可能性としてはとあるソフトをアンインストールしたことくらいだ。「ちっ、削除する気だなっ!こーしてやるっ!」とソフトが思ったかどうかは定かではないが、こんなことするなんて行儀の悪いソフトだなぁ。プンプン。

TBSの「報道特集」は、日中研修制度の矛盾点を暴露するドキュメント。この制度を知らない人に説明すると、中国から日本の産業技術を習得するために研修生を呼びましょうという制度で、実施されてからすでに10年が経過している。しかし、この制度を定めた法律では、中国人研修生に対し月額8万円を支払わなくてはならないのに、どこかでピンハネされているというのだ。同様の問題は、以前にも静岡県の缶詰工場でも発生したが、今回は茨城県の畜産農家で、ピンハネしている中国女性ブローカーの存在も明らかになった。問題なのは、この制度の建前は「日本の技術を中国人に習得してもらう」というものだが、実際には安価な労働力が欲しいだけに過ぎない。こんな建前を掲げるのは、ストレートに言ったら労働組合とかが騒ぎ出すからだろう。中国人側もそれを知ってか知らず、研修ではなく単なる出稼ぎ、金儲けしか考えていないから、実際の雇い主とのトラブルも絶えないのだ。建前を捨てて労働力確保といってしまうか、それなりの研修生の選考システムや研修中のサポート体制作りが必要だろうね。
 個人的に、以前勤めていた会社で、中国展開をするときに技術移転のために研修に来ていた中国人と会話する機会があり、お互いにカタコトの英語で会話したのだが、やはり中国人には日本や日本人に対する偏見−−侵略者というレッテルは拭い切れず、根底には反感があったと思う。それが判ってもどうすることも出来なかったし、偏見を消す努力もしなかった。あれから10年、今なら何か少しはできるだろうか?

ポール君の巣材の取り替え。今日は全部取りかえる。ひまわりの種を多くあげるようになったためだろうか?それともミルワームのせいか、毛艶が良くなってきた。チョロちゃんに噛まれた傷も全快し、絶好調の様子。砂場で座ったまま寝ている姿もラブリー。退院したら、金網のゲージに変えてあげよう。

そうそう、来週はずーっと入院なので、日記の更新は遅くなるでしょう。まぁ、今も遅いから変わらないのかもしれないけど。


6月7日

 入院前の準備でおおわらわ。とりあえず原稿はメールで送って、残っているコラム分に関しては、水曜日まで締め切りを延ばしてもらうことにする。 インターネット関連お仕事も始末をつけたら、もう今日が終わっていた。入院中は、ノートパソコンに頼ることになるので、各種の設定とメンテナンスをしておく。メールのチェックと処理だけして寝る。


6月8日

 市民病院へ向かう。荷物が重い。本気でノートパソコンの買い替えを考える。(金はどこにあるんだーー!!)受付時間を少し過ぎて病院に到着、病室に案内される。今度は眼下なので、南棟の6階だ。眼科だけに風景を眼下に望む、なんちって。
 眼科だからといって同じ病院だから設備などにそんなに違いは無い。ふむ、9ヶ月の間にプリペイドカード式のテレビが標準装備になったらしい。BSは観られるのかな?ベッドで看護婦さんを待っていると、なんだか見たような顔が・・・。前回入院したときに同室だったひとだ。私の前のベッドの患者さんのお見舞いに来たと言う。なんと言う偶然だろう。
 入院も2回目ともなると不安も無く、安心しているから落とし穴も多い。忘れ物である。まず、ティッシュを忘れた。まぁ、これは病院の売店で購入すればよい。次に靴下である。えーい、裸足ですごせばよかろう。あぁ、他にもなんか忘れているような気がしてきたなぁ。

 なんだかノートパソコンの調子が悪い。騙し騙し使ってきたが、もうそろそろ限界かな。Windows98のSecond Edition が出たら、クリーンインストールしようと思っていたのだが・・・。ノートパソコン新規購入に気持ちが揺らぐ。しかし、サーバーマシンも欲しいし。あー、その前に入院費(;_;)
 夕食後、眼科の先生と面談。明日の朝、右目からレーザーを打ち込むことになった。次は金曜日。・・・あれ?一週間で退院できないじゃん?


6月9日

 昨日は隣のお爺さんのいびきがすさまじく、ほとんど眠ることができなかった。朝8時に出た朝食で衝撃を受ける。「無塩食パン」。私はかつて、これほど不味い食物に出会ったことが無い。なにしろ味が無いのだ。塩分制限がある患者さんに出されるらしいが、私はそんな制限受けてないから何かの間違い?それなら時間を戻して、この無塩食パンとの出会いを消去してくれぇ!と叫びたくなるほど不味い。
 睡眠不足と無塩食パンのダブルパンチでフラフラしながら、眼科外来へ向かう。いよいよレーザー治療だ。あらかじめ瞳孔を開く目薬はつけた。機械の前に座って、点眼麻酔を受ける。やっぱり麻酔をうたないと痛いらしい。装置は、アルゴンレーザーで励起させた光をファイバーを通して眼底に照射するというもの。1900万もした新品なんだと。あごとおでこを機械にのせ、目にはまぶたを閉じないようにコンタクトレンズをつける。  おもむろに「ばしっ!」頭の後ろの方で、電気が流れるような痺れが。じぃぃぃんという感じの余韻が痛い。最初は一発、一発ゆっくりとやっていたが、途中から連続してパッパッパッパッパッ!と光がまたたく。妙な痺れと痛み。それでいて目を閉じることはできない。涙はこぼれてくるは、よだれだ鼻水だと、ひどいありさまである。治療のために暗室になっていてよかった。
 病室に戻ってきて、寝る。眼のほうは、痛くは無いがなんだかむずがゆい。寝るのは主に睡眠不足を解消するためと、麻酔が切れるのと瞳孔が元に戻るのを待つためだ。ここで一句。

レーザーや コヒーレントな 波の音

 夕方、最後に残っていた原稿を送る。やっぱりノートパソコンが本格的におかしい。こんなにハングアップするマシンじゃなかったのに。普段から構ってやっていないから、へそを曲げているのだろうか?
 新しいノートパソコンを買うのなら、リブレットかバイオC1クラスのものにするか。それともオールインワンタイプのものにして、メインマシンとして使うという手もあるな。IBM ThinkPad750 なんて、いいんじゃない?それにしても先立つものが・・・。


6月10日

 どうにも眠れない。寝ていても起こされる。原因はいろいろだ。隣のベッドのお爺さんは退院してしまったが、他にもベッドはある。ヘルニアを患っている人や点滴をしたままの人は、夜中起きるとき車のついた補助台を使う。もっと静かに動かしてくれればいいんだが、ガンガン壁にぶつけたりする。相手は病人だから怒るに怒れない。で、朝方は朝方で、お歳を召した方は早起きなのである。朝6時まえから起きて大声で会話なんかしてる。こっちの身にもなってくれぇ(;_;)
 夕方、同居人が来てくれる。いろいろと迷惑をかけてすまん。ラウンジでコーヒーを飲んで、病室に戻ってくると、もう夕飯間近。看護婦さんが来て「今日から血糖値の検査ね。聞いてるでしょ?」へい。聞いてはいますが、注射じゃなくて指に穴を開ける方式の奴だとは聞いてないぞっ。これ痛いからいやなんだよなぁ。


6月11日

 午前中、風呂に入ろうと思ったら、血液の検査だと呼び出される。東棟2階にいくと、なにやら怪しげな雰囲気。どこからかポコポコと水の沸騰する音。目の前にはお湯を張ったトレイに、血の入った試験管が並んでいる。
「じゃ、血液が凝固するまでの時間を計るから。」
 技師が針のようなもので耳を突く。これも痛いが、ずーーっと血が固まるまで待つのも痛い。で、3時からレーザーの予定なので、入浴は4時過ぎに変えてもらう。内科のときには入浴の予約競争があったのに、眼科はないのね。ま、眼科だけじゃなくて、耳鼻咽喉科やら神経内科の患者さんも入っているんだけど。

 3時の予定が、4時過ぎにレーザー。左目の出血はだいぶ収まってきたらしい。眼底写真を撮って見せてくれるんだけど、自分のめんたまの中なんてあんまりみたくないよーな。で、レーザー治療開始。2回目ともなるとさすがに・・・慣れる訳がない。やっぱり鈍い痛みが。視神経への刺激による痛みもあるのだろうが、いってみれば目玉の根性焼きである。やけどしたときの痛みが波状攻撃。
 レーザーが終わった後に入浴。すぐに入っても平気なのだろうか?医者は平気だと言っているが。ついでに、明日からの外泊許可をもらう。


6月12日

 外泊許可をもらって、お昼に自宅に着く。午後は同居人とセンター北駅まで行って、ペットショップでお買い物。多摩ニュータウンの中にある駅だが、開発はこれからって感じの場所だ。ペットショップ自体は、小動物とアクアリウム専門なだけあって品揃えも豊富。

 病院でもニュースは電子メールで受け取っていた。中でもNECのあたらしいワイヤレスTAはショック。まぁさほどの改良点はないものの、価格が下がったのにはちょっとショック。どういう訳か、我が家は電波状態が悪く、50%くらいの確立で端末が応答しない場合があるのだが、これは新しいモデルでもだめだろう。恐らく携帯電話の充電器があやしいと睨んでいるのだが・・・再来週あたりには秋葉原でノイズフィルタを買ってこよう。


6月13日

 渋谷で『催眠』。稲垣吾郎主演のサスペンスホラー。久しぶりに映画館の席が埋まるのを見た。『タイタニック』以来か?女性客が多いのは、仕方の無いところ。少しでも映画人口が増えればよしとしよう。おっと、映画の内容だが、催眠暗示によって起こる変死事件とそれに関わる心理療法カウンセラーと少女をめぐるストーリーなのだが、最初は現実の枠内で進んでいったのが、クライマックス近くになると超常現象というか、いくら多重人格でもそれはないだろう的な展開になるのがどうにも残念。ネタも途中で読めちゃったし、救いがないしね。でも、宇津井健はいい。

 映画の後は、東急ハンズへ寄ってからブックNo.1、ビックカメラと寄って帰宅。ビックポイントカードを持って行くのを忘れたため、ビックカメラでは買物をしなかった。来週には、近所にビックカメラがオープンするので、いいでしょ。(なにがいいんでしょ?)


6月14日

 夫婦揃って寝過ごす。私の方は10時までに病院に戻ればいいことなのだが。出掛けにも忘れ物やらなにやらで、同居人を残して行くのが不安である。とほほ。

 病院に着いてゴロゴロする。とりたててやることもない・・・こともないのだが、どうもベッドの上、というのがいかんよね。で、ゴロゴロしているところへ両親が見舞いに来る。昨日も電話で来なくて良いといったのだが、近くの病院に知り合いを見舞ったついでだという。

■今日読み終わった本
魔法の庭(2)天界の楽
妹尾ゆふ子
ファンタジーの森 860円(税別)ISDN4-939073-15-7

 『魔法の庭』の続編・・・といっても、前の『風人の唄』は今は無き大陸書房版で読んだから、もう随分と前の事だ。現在では同じファンタジーの森版が出ているので、読んだことの無い方はそちらをどうぞ。という訳で、第一章は物語を思い出すので苦労して、なかなか入り込めなかったけれど、第二章以降は一気にがぁーーっと。『風の名前』と同じ世界を背景に、ちょっぴり人間味が多いシリエンが北の大地の女王の呪いを解くために旅する話。主役はシリエンじゃなくて、南方王国のうたびとアストラだけど。第二章では、アストラが南方王国を出奔した理由が明かされる。
 言葉とか音に力がある、というのは好きな考え方だ。日本でも昔から言霊というしね。そもそも文化というものは、言葉遊びの要素が多いのではないかと思う。読み替えや当て字なんかがそうでしょ。なんて考えるのは、昨日読んだ『宗方教授・・・第五巻』のせい?


6月15日

 食べて寝るだけで運動していないので、8階から6階まで階段で降りて見る。脚が攣りかけた。
 病院にいてもニュースは入ってくる。谷岡ヤスジ氏の死去はちょっとショックだなぁ。まだ若いのに。

 「古畑任三郎」は、対テログループ。初めてのシチュエーションだと思うけど、なんだかダイ・ハードみたいなシーンもあり、本当に古畑である必要があるのか?しかも、「来週に続く」(^_^;)あれ?すると、フィリピンでの事件は、スペシャルでやるのかな?


6月16日

 朝からレーザー治療。レーザーで目の奥の血管を焼き切られるこの感覚を、どうやって表現したものか。ズキズキするところは、ひどい頭痛と同じなんだけど。で、終わった後は、午前中安静にしている。起きてても薬のせいで目の前がぼんやりしていて、なんにもできないしね。
 面会時間ぎりぎりに同居人がやってくる。いつもすまないねぇ。

■今日読み終わった本
はみだしバスターズ3
復讐なんて私のセリフ!

神代創
富士見ファンタジア文庫 520円(税別)ISBN4-8291-2832-1

かけだし・・・じゃない、はみだしバスターズも3巻目かぁ。がんばってるねぇ。とかいって、4巻目が棚の中。


6月17日

昨日に引き続き、朝からレーザー。今日は左目ね。後は退院してから、通院して一回ずつ。あー気が重い。

回診が散歩しているようにしか見えない眼科のMセンセ。患者の容態を診るよりも世間話している方が長い。ユニークな人柄である。そんなセンセが明日退院してもいいよ、といってくれたときには後光がさしていたようにみえた・・・わけない。ともあれ、退院である。つくづく、病院にいると病気になってしまうなァと思うのだった。いや、重態の患者さんには悪いけど。私なんかはほぼ健康体だから。


6月18日

入院費の請求書が来るのを待ってから退院。なんで今日に限って雨が降るかね。

退院祝いを兼ねて、夕食は新横浜で。今日開店のビックカメラ新横浜店に行くのも目的のひとづだ。とりあえず、HUBを買う。10Base-Tの5ポートのやつ。部屋の中で使うから、5ポートもあれば十分なのだ。しかも2500円也。うーむ、5年前から考えても隔世の感があるなぁ。こんなに安くなるなんて。


6月19日

午後から五井。千葉県である。JRで2時間もかかるのである。猫がキーボードとマウスのケーブルを齧ってダメにして、それぞれを交換したらマシンが正常に起動しないというので見に行くと、確かに動作がおかしい。電話で聞いた限りでは、設定ミスの可能性も考えて居たんだが・・・。うーん、OS入れ替えかな?ならついでにと、近くのLAOXでWindows98を購入する。(そのマシンはWindows95だったわけね)でもって、いざインストールと思いきや、ドライバは組み込まれているものの、CD-ROMが認識されていない。最初から気付けよ>自分。電源SWの動作もおかしい。もしや・・・と思い後ろを見てみると、本体からメディアコンソールに延びだケーブルに、くっきりと歯形が・・・ざっくりいってます。これじゃだめだと、IBMに電話して修理してもらうことに。なんだか何にもできなくて、申し訳無かったです。
帰りは、5月に運行を開始したばかりの高速バスを使ってみた。五井から横浜まで1時間10分、1700円と運賃は高いが時間は短い。しかもアクアラインを通る。こりゃネタのためにも乗るしかないでしょ。乗客は私を含めて6人。これで採算とれるのかなぁ、土曜日だからかなァと人事ながら心配になる。肝心のアクアラインは、あっという間で景色を楽しむ隙もあらばこそ、すぐにトンネルへ。結局1時間20分くらいで到着。横浜駅周辺が混んでいなければ、もっと速いでしょう。

■今日読み終わった本
はみだしバスターズ4
あたしとあたしが大暴走っ!

神代創
富士見ファンタジア文庫 560円(税別)ISBN4-8291-2870-4


6月20日

毎月恒例、同居人を送って大倉山へ。今日は菊名経由でお買物して帰宅する。
ビデオに録画しておいた「ウルトラマンガイア」を観る。我夢の乗るファイターEXは、リパルサーリフトをフルに活用して、垂直離着陸やら定点ターンなんかするのに、なぜ敵のミサイルを回避するのにリパルサーリフトを活かした動作をしないのかな。普通の戦闘機と変わらんじゃないか。


6月21日

午後からインプレスで打ち合わせ。今月は自分の入院とか、アレのサービスパックとかで二転三転(^_^;)結局「執筆環境」特集となる。インタビューは、たまたま秀まるお氏が通産省に呼ばれて東京に出てくるというので、インプレスを案内方々記事にしてしまおうと決定。今月はタイトだす。

帰りに乗った電車は、新型車両だった。外観は四角くて東急らしいんだけど、内装は京浜東北線みたいな感じ。座席の下になんにもない(クーラーの吹き出し口もない)のはいいんだけど、座席が堅めで長く座っているとお尻が痛くなる。それが狙いか(^_^;)?


6月22日

えー、新聞販売店のみなさん。来ても無駄です。新聞は取りません。だから仕事の邪魔すんなよー。

悪徳商法マニアックスを見ていると、「東芝サポート問題」が熱いですね。個人的に「東芝クレーマークレーマー事件」と呼んでいますが(^_^;)。簡単に経緯を説明すると、購入したばかりのビデオで再生するとノイズがでるため修理に出した人が、何日たっても修理が終わらないので連絡したと。さんざんタライ廻しされた後に電話に出てきたおっさんに「お前みたいのをクレーマーっていうんだよ」等などと暴言を浴びせられたというもの。で、怒ったその人が、東芝に謝罪を求めるとともに録音していたテープの内容をインターネットで公開したから、さぁ大変。この問題を巡って賛否両論喧喧諤諤非難轟々議論の嵐が巻き起こっているのですな。挙句の果てに、東芝が何にもいわずに自分の所の掲示板を閉鎖してしまったり、社内のプロキシーに制限をかけて、議論している掲示板に欠き込めなくしたりと大変なことになってます。これをマスコミが取り上げないのが不思議なくらい。まぁ、その後東芝からの正式回答がなく、クレーマー呼ばわりされた人の言い分しか判りませんが、それにしてもあの対応は酷い。「おそらく総会屋と勘違いされたのだろう」という予想が立てられていますが、どんな理由であれサポート窓口の人間が(客からの電話に出たら、すべからくサポート窓口の人間である)あんな横柄な態度を取ったらいかんでしょう。その後の東芝の対応も最低。
昔なら、揉み消されるかうやむやのうちにされてしまうことだけど、インターネットが存在して個人が自由に情報を発信できるようになってきた現在(イマ)という状況ならではの出来事だと思うのですよ。


6月23日

2日かけてソフトのセレクトを終えて、メールで送信。時間はなかったものの、マクロや小物ツールが多かったので、比較的楽だった・・・などと書くと、来月がきつくなるなぁ。

■今日読み終わった本
グイン・サーガ(66)
黒太子の秘密

栗本薫
ハヤカワ文庫 520円(税別)ISDN4-15-030616-8

久しぶりにSF色の強い巻であった。でも、いきなり『プログラム』などという言葉が出てくると、ちょっと醒めてしまう。だって、『パスワード』が聞きなれない言葉なんて書いてある後に『プログラム』なんて平気で使ってる。時々出てくるんだよね、なんだか不自然な言葉が。それにしても、アルド・ナリスの計略はワンパターンになってないか?


6月24日

外出して気が付いたこと。中央線/総武線のホームにガードマンがいる。そういえば、ニュースでやっていた。度重なる運行停止にJRが取った対策が、1.旧型車両の撤廃 2.転落事故または投身自殺を防ぐために当分の間ガードマンを配置する、というものだったはず。本当にガードマンがいるよ。(嘘ついてどうする?)なんだか違和感あるし、一人や二人人員を増やしたところで、本当に事故を防ぐことができるのだろうか?

お昼からインプレスで秀まるおインタビュー。というか、ほとんど雑談。これを記事にまとめることが果たしてできるのだろうか、ちょっと不安。まるお氏がインプレスの社内を案内され終えてから、まるお氏とインプレスのN氏とともに昼食。そのまま、まるお氏を東京駅まで送っていく。なんか電車に揺られるのが苦手で、「も〜しばらく東京へは来ないよ」と言っていた。
横浜に出てぶらぶらと書店めぐり。ルミネの中に理髪店があったので、これ幸いと散髪す。さっぱりした。それにしても「フッフッフと笑うルミ姉ぇさん」は、ちょっと不気味。って、ルミネのCM見てない人には意味がわからんな。駅ビルの花屋さんで花束を作ってもらい、某駅で同居人と待ち合わせ。坂口夫妻に女の子が生まれたのでそのお祝いに行くのだ。
病室に行くと(病気じゃないのに病室とは是如何に?)産まれたばかりのお子さんも同室で寝ていた。名前は、めるさんが20年ほど前に書いた漫画のキャラクターから取ったそうな。良い名前である。自分の子供だったら、もっと平凡な名前にしてしまうのだろうなぁ。そこが才能ある人とそうでないものの差なのかしらんと思ったりもする。面会時間ぎりぎりに旦那もやってくる。なんだかいそいそと甲斐甲斐しい。

同居人は帰り道で「○○ちゃん、かわいかったねー」と連発する。うー、なんだこのプレッシャーはっ(^_^;)


6月25日

親にとっては、子供は何時まで経っても子供、心配なのは良く判る。でも、仕事している、それも午前中に電話で小言を言われるこっちの身にもなってほしい。ちゃんと独立して生計も立てているんだから。もう社会人なんだから礼節を大事にしろというのなら、もっと時間帯を選ぶとかさ、あるでしょ。

東急ストアに夕食の材料を買いに行ったが、肝心の米がない。そこで雨の中をおして、「ドンキーホーテ」まで買いに行く。土日と違ってそんなに混んでいない。雨だしね。新潟産コシヒカリが5kgで1700円なら確かに安いよなァ。でも、他にも密封パックやら味噌やら根菜類の保存バッグやら買ってしまうのは、店側の手練手管にまんまと乗せられているようで、なんだかくやしい。

トップページの更新日の表記が間違っていた。早く直せと同居人がうるさい。


6月26日

シコシコとインタビュー記事のまとめ。

雨が降っていなかったので、「ドンキホーテ」までお買い物。帰り道、街路樹の上の枝に子猫が座ってニャーニャー鳴いていた。降りられなくなったのか?同居人が木に登ろうとしたが、枝が細くて断念。近くの警察署に行ったが、はしごはないから警察も何も出来ない。介入してしまうと、野良猫として保健所に引渡して処分してしまうことになるので、放っておくしかない。同居人はえらく気にしていたが、腐っても猫。自分で何とかするでしょう。


6月27日

同居人が怪しげな会合に参加するというので、駅まで見送りにいく。同行者のM田さんを待っている間、東急ストアのアミューズメントマシンがプリクラから「こんびにキャッチャー取り放題」になっていたので、暇つぶしにやってみる。3回やって3個ゲット。にぎって遊ぶピカチューとプリン、それに同居人がリクエストした快傑ズバットのキーホルダー。

昨日届いた電子メール関連書籍(あぁタイトル聞いてなかった)の著者校をチェック。一ヶ所だけ誤字があったので、電話で連絡する。しかし、こうやって自分の書いた文章が活字になって(パソコン上でも活字だけれど)紙に印刷されてくると、もう手直ししたくなる部分が山の様にあって、なら最初からそうすればいいようなものだが、時間のあるときには、12時間くらい寝かせてから再読したりしてはいるのだ。でも、どうしても時間に余裕があるほうがまれで、著者校が出ることもまれというようなことにもなりかねないこの業界。
インタビュー記事も書き上げてメール。話題があっちゃこっちゃに飛んでしまって、まとまりがない(と自分では思う。)

まさか山瀬まみがチームファルコンの梶尾リーダーと結婚するとは。びっくりである。


6月28日

ウェブページの修正などチョコチョコと。「ホームページ」という言葉は、元々ブラウザが一番最初に表示するページという意味だったのが、いつのまにか自分のページという意味に変化しているのは周知の通り。言葉の意味が変わって行くことなんて頻繁にあることだからいいんじゃない?個人的には「ウェブページ」とか「サイト」という言い方の方が好きだけど。でも止めて欲しいのは、「ホームページ」を「HP」と略す表記だ。「ヒットポイント」なのか「ヒューレット・パッカード」なのか「ホームパーティ」なのか判らんでしょう。


6月29日

お昼過ぎにIDG。打ち合わせとかいろいろ。
そのまま代々木に出て、イーストに行く。今年初めにJ社から転職したS氏に会いに行くためである。代々木の駅前から電話してこれから行くことを告げると「場所知ってますか?」と訪ねられたので「知ってます」と答えた。確かに知っていた。3年前に移転する前のビルは・・・。結局、今は小田急線南新宿の方にあると聞き(駅をはさんで反対側!)、てこてこ歩いていく。雨の中を結構な距離を歩いたけれど、毎日歩いているせいか、さほど疲れなかった。無事に辿りついた後、雑談90%。いやぁいろいろとためになったです。6時になったので、慌てて帰る。


6月30日

メールの処理などして、午前中にWindowsWorldExpoに行こうと外に出ると、横殴りの雨。びゅぉぉぉーと風が鳴って、一瞬外出をためらうが、今週は行く時間がないので気を取り直してGO!。
電車は比較的乗り継ぎが良く、とんとん拍子で海浜幕張につく。雨は小降りなれど風強し。傘を横にして、なんとか会場まで辿りつく。

それにしても、WindowsWorldExpoに見所が少ない、と感じてしまうのは、やはりインターネットをはじめとしてWindows関連の情報が大量に流れているからだと思うが如何。まぁ、それはともかく各社とも以前よりはうまい具合に力を抜いてやっていると好意的な見方をしておこう。ともかく、元気だったのはデジタルカメラメーカーだね。オリンパスやニコンは、ステージ上にモデルを登場させて、展示してある自社のカメラで撮影できるようにしていたが、自前のカメラで撮っているカメラ小僧(小僧と呼ぶにはちょっと難がある男性達)がパシャパシャとシャッターを切っていた。うーん、実は私もFinePix700を持っていったのはいいが、充電し忘れていて結局1枚も写真は撮れず仕舞い。とほほ。デジカメメーカー以外だと、移植なのはJALでしょう。旅客機のシートを設置するのはいいとして、コンパニオンがスッチーとは。マニアはたまらんでしょう。「スチュワーデスマガジン」購入者あたりは(^_^;)。
NTTが密かに(?)「フェニックス・ミニ」の新型を展示していた。ビジネス用とホームユースの2モデルにして、それぞれ価格を下げている。ホーム用はLCDが小さいので、買うとすればビジネス用かな?買わないけど。
会場で「my Shade」を購入する。いやぁ、売り子をしていた社員のお姉さんの色香に惑わされたわけではないよ。(なんでここで言い訳せにゃならんのだ)
ぐるっと廻って、3時半に退散。


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