1999年4月の日記

4月1日

昨日送信したつもりのメールが届いていないらしいので、再送する・・・している最中に、はて?もしかしたら昨日発信し忘れたのではないか?という疑惑が浮かぶ。昨日のことを思い出せないなんて。やばいかも。
今日は『マルチメディア子ども大図鑑』関係者の花見なのである。市ヶ谷の世界文化社の前の土手は桜並木で、それはもう綺麗なのだ。ところが、メーリングリストで、朝から場所取りが始まっているらしい。縄を張るのは区役所から禁止命令が出ているそうだが、ビニールシートを敷いたら同じでしょう。世界文化社の図鑑編集部に寄ってから花見会場へ。案の定、いい場所は残っておらず、斜面だったが構わず宴会が始まる。斜面だったので、酒がこぼれたりおでんの汁がこぼれたりしたけど。宴会ではいろいろな話が聞けて楽しかった。「シネマ通信」で「勝手にシネマ」をやっているイラストレーターの三千花さんが明日結婚するんだとか、いろいろ。
宴会の席で野澤さんが「サンヨーがWindowsCEを搭載した体脂肪計を出した。PocketExcelでデータ管理ができる」というネタを持ってくる。もちろんエイプリルフールなのだが、まんまと板垣さんは騙されたらしい。惜しいな、「サンヨー」が「カシオ」なら私も信じたのに。もしくは「オムロン」と提携した「サンヨー」とかね。

夜桜
暗いけど夜桜。


4月2日

昨日はしゃぎすぎたためか、ちょっと寝坊。仕事をしていると、午後1時過ぎに同居人が帰宅。試写会に行くので会社を早退したらしい。着替えていそいそと出かけていくのを見送り仕事に戻る。
仕事をしていても、リビングに置いたハムスター達の音が聞こえる。ポール君はちょろちゃんと引き離して以来、元気がなくあまり姿を見せない。それに引き換えちょろちゃんは元気だ。すっかり馴れたのか、ゲージのそばまで来てひまわりの種をねだる。ちゃんとペレットとか入れてあるのに。そのうち、檻をガジガジ噛み始める。今度はひまわりの種をあげても見向きもしない。遊んで欲しいのかと思って、ゲージに手を入れると飛びついてくる。けれど、外に出してやっても余り遊ばない。なぜ?
深夜になって同居人がタクシーで帰ってくる。ベロベロである。まだちょろちゃんがガジガジしていたので、同居人がボールに入れてやる。同居人は、そこで力尽き寝てしまった。30分ほど遊んで気が晴れたらしく、ちょろちゃんは大人しく巣に戻っていった。
久しぶりに遅くまで仕事をする。寝坊しちゃったしね。リビングからはカラカラと回し車の音が。こんな音がしているのに、いつもグースカ寝ている私達って・・・。


4月3日

夕方、インプレスに向かう。山手線から総武線に乗り換える代々木駅のホームで、つらつらとインフラストラクチャとしての電車のあり方なんぞを考えていたりする。元々、私は電車を24時間稼動させる派(そんなのがあるのか?)なのだが、それにはちゃんと理由がある。電車が走っていれば、タクシーの必要性が薄くなる。少なくとも、都心よりも郊外でのニーズが高まるはずだから、都心にタクシーが集中することはなくなる。また、「電車なくなっちゃったから、今日は恵美子んちに泊まるね」などといういいわけが出来なくなる。24時間体制にすることで、新たな雇用も生まれるはずだ。 確かに、24時間体制にすると、騒音の問題は残る。ならば地下鉄はどうか。地下鉄なら騒音問題はあるまい。あれ?今ある地下鉄ならすぐにでも24時間運転できるじゃないか。 まぁ、そんなことを考えながら、市ヶ谷の桜を愛でつつインプレス到着。簡単な打ち合わせをして池袋へ向かう。今日はインタビューである。相手は『ウェブテクノロジー』。インタビューの内容は、『DOS/V PowerReport』5月号にのるはず。まだ原稿書いてないけど。インタビュー終了後、社長の小高さんのコレクションを見せてもらう。無印98からずらっと98が並んでいる『98博物館』。
インタビューが終わって、夕飯を食べて駅についたらたらもう夜中の11時。パラパラを雨も降ってくる中を小走りに家に着く。


4月4日

日曜日だからといって、ゴロゴロはよくない。良くないのは判っているんだけど、7時前に一回起きてからまた寝てしまうと、つい、ね。
昼飯の後に、同居人と散歩。インターネットタウンページで探したペットショップに行ってみるのも目的のひとつ。しかーし。どちらも日曜日でお休み。しかも片方は、ペットショップじゃなくて犬の美容院だった。およそ、2時間の散歩の後、ホームセンターに行って、買い物。ちょろちゃんが妊娠していることを期待して、少し広めの巣箱に移してあげようと、衣装ケースを改造するのだ。夜、ちょろちゃんが起きたところを見計らって、移動させる。臭いのついた藁も入れたのだが、違いが気になるらしく落ち着かない。納戸に入れて静かにしておくことにする。

4月5日

「だんご3兄弟」のうたのお兄さんと、「アイアンリーガー」の主題歌を歌っていた速水健太郎が同一人物だったとはしらなんだ。
朝食を兼ねて、駅前のジョナサンで原稿書き。睡眠時間が少なかったので、コーヒーを何杯もおかわりしてカフェインの力でなんとか睡魔をねじ伏せる。こんなことしても、原稿の〆切がちょっとヤバメなので、午後からの打ち合わせを延期してもらおうと電話したら、スケジュールの都合がどうしても合わないことが判り、スケジュール通りに打ち合わせを行うことに。後でがんばればいいでしょ。
で、午後に高野山東京別院@高輪。ここも桜が綺麗だ。昔は、鬱蒼とした緑の中にあったので、桜があったのにも気が付かなかったが(愛くるしい子どもだったのだから当たり前といえば当たり前)、巨木とまではいかなくとも大木である。それが、3本4本と連なって境内を飾っている。
打ち合わせをトントンと終わらせ、帰りは品川経由で横浜へ出る。品川駅の改装工事もほぼ終わったらしく、改札が奥に移動し高輪口と港南口の連絡が容易になった。コンコースも広くなったようで、なんだ、ちゃんと投資は行われているじゃないか、なんで不況が終わらないんだ?などと思わせるくらい綺麗なのだ。
横浜で、高島屋、ビックカメラ、ソフマップ、ジョイナスを廻って買い物。ビックカメラでは、目覚し時計を購入する。カチコチならないタイプの奴。同居人は時計のカチコチという音が気になって眠れないのだという。そんなものか。でも、気になるといわれると、こっちも気になってしまうから不思議。
WOWWOWで「アークザラット」がノンスクランブルで放送開始。「金田一少年の事件簿」より面白そうな予感。ストーリーはゲーム版「アークザラットII」から始まってる。

■今日読み終わった本■
レインボーブリッジ幽霊事件
風見潤
集英社X文庫 470円(税別)ISBN4-06-199809-9
餓狼伝XI
夢枕獏
双葉ノベルズ 781円(税別)ISBN4-575-00654-8


4月6日

インプレスにインタビュー以外の原稿をメールで送る。
午後から雨。散歩に行くときは小雨だったのが、帰ってくる頃には土砂降りだった。とりあえず、ホームセンターでちょろちゃん用のトイレと巣を買ってくる。トイレはプラスティック製で透明なふたがついているタイプ。「砂っ固」(すなっこ)がついているのが余計だ。巣は平塚家の物があるんだけど、同居人が「子どもが生まれるとしたら狭いんじゃないか」と心配するので、新規に購入したのだった。屋根が開く奴ね。これで子どもが生まれても確認できるはず。なんとなく、ポール君も元気を取り戻した様子。あ、藁も買ってくればよかった。
夜になって、ちょろちゃんが起きたところを見計らって、巣を取り替え、トイレを設置する。何か違うことに気が付いたらしく、やたらと穿り返す。同居人は、巣が気に入らないんじゃないかと心配しているが、過保護だと思うぞ。
フジ「古畑任三郎」を見る。「羊たちの沈黙」のパロディかい。しかし、検死官が怪しいと気が付かない警察って、よほど人材がいないのね。新シリーズに期待しよう。
インタビュー原稿の仕上げと、書きなおしをメールで送る。これでひと段落ついた。


4月7日

ちょろちゃんは、おとなしく巣に入ってくれたようだ。かなり耕されているけどね。
月曜日に買ってきた『ホームページビルダー2000』をインストールしてみる。まぁ、大体はエディタでガリガリ書いちゃうんだけどさ、こうしたツールも使っておかないとね。本音は、テーブルとか面倒な部分をこれでやろうということなんだけど。
Netscapeの日本法人が、マイクロソフトの日本法人に比べて劣っているのは、ウェブサイトの情報だ。表面上は日本語化されているのだが、少し下の階層に潜って見ると、そこはもうアメリカのサーバーで、もちろん情報はすべて英語。いや、英語の情報だって集めなきゃならないってのは正論なんだけど、やっぱり時間がかかるもの。英語読むのに。日本語化だって立派なサービスのひとつだと思うのだけれど、どうでしょ?


4月8日

ジョナサンで朝食。仕事もひと段落ついたので、久しぶりにゆっくりとしている。でも、しなくちゃいけないことはたくさんあるのだった。


4月9日

11時からIDGで打ち合わせ。もっと早ければ、同居人と一緒に家を出るのだが。
とりあえず時間通りにIDGにつく。1時間ほどで打ち合わせが終わったので、PCWORLD編集部によってみたが、富樫編集長はまだ出勤前であった。そーだよなー。結婚前の私なら、午前中の打ち合わせなんてパスだもんなぁ。変われば変わるものだ。
渋谷に出て時間つぶしの買い物をする。東急ハンズで文房具とか。模型売り場でアオシマの「ガオガイガー 1/144」が出ていたので思わず買ってしまう。地下のペットコーナーで、ハムスターの回し車カウンターを発見する。磁石が通り過ぎるたびにひとつづつカウントが増えていく仕組みだ。何やら他にも機能が付いているらしい。2,500円。迷う。迷った挙句に、今回は見送る。というか、同居人を連れてきて実物を見せてから、買うことに同意させようという、姑息な手段を思いついたのだった。
適当な時間にオレンジソフトに着く。侵入・・じゃない、新入社員の松戸氏は、風邪でダウンだとさ。半年振りに会えるかと思っていたのだが。とりあえず、打ち合わせ。吉田君の帰りを待ちながら、雑談モード。平塚嬢に「回し車カウンタ」の話をしたら、『それはもう、買うしかないでしょう!』と握りこぶしを突き出して叫んだ。来週あたりには、きっと買っていることでしょう。そんなこんなで、気が付いたら5時ちょっと前。そういえば、今日は『∀ガンダム』の第一回放送だ。帰宅しては間に合わないので、オレンジソフトで見る。

■今日読み終わった本■
纐纈城綺譚
田中芳樹
ソノラマ文庫NEXT 476円(税別)ISBN4-257-17331-9


4月10日

同居人は、実家に行った。義祖母が目の手術で入院したらしく、お母さんは働いているので家事がおろそかになっているらしい。こゆときは、気持ち良く実家に帰してあげるのだ。だって、いつもと同じだもの。
昨日買ってきたプラモデル『ガオガイガー』の仮組みをしていると同居人が帰ってくる。おばあちゃんは退院したらしい。食事の後も仮組み。プラモデルを作るのも久しぶりで、ピンセットやら鑢やらいろいろとなくなっている。ブロウクンマグナムのギミック(腕が飛び出す、つまりロケットパンチね)などを残し、全体のプロポーションを見る。うーん、重心が上にあるのでバランスが悪いかな。ひざから下をボリュームアップした方がいいかも。同居人が接着剤の臭いを嫌うのでここまでにする。仮組みなので少ししか使ってないのに。アロンアルファにしておけばよかったか。いずれにせよ、着色は同居人がいないときだな。こりゃ。


4月11日

朝から雨。
とりあえず国民の義務、じゃない権利を果たすべく投票所にいく。うーむ、小学校がこんなに近いとは。
帰りにホームセンターでお買い物。ハムスター用品やらハンドドリルやらを持ってレジに並ぶ。いざ支払いをしようと思って財布を見たら、7000円しか入ってない。しかたなく、ツールボックスを諦める。
帰宅してから、ハムスター達の巣箱の改造に着手。まず、ちょろちゃんの巣箱にしている衣装ケースのふたに、ハンドドリルで空気穴を開ける。ポール君の方は、夜、起きたところを見計らって、巣箱からハムスターボールに移し、その間に衣装ケースに空気穴をボコボコ。ホームセンターでハンドドリル買ったのは、このためだったんですねー。考えてみれば、ハムスターのものばかり買ってたんですねー。
しかし、ちょろちゃんは妊娠しているのだろうか?飼育書には、「気が荒くなる」とか書いてありますが、ちょろちゃんは人の手を見ると飛びついてくるぐらいに人懐っこい。


4月12日

「箸がころがってもおかしい」時期というものは、誰にでもあるもので、特に女子高生などはまさにそうした時期なのであろう。我が家から駅までの間に、桜の大木がある。折からの風に吹かれて、1枚、また1枚と花びらが散る。いきなり目の前にいた女子高生が笑いながら飛び出してくる。何事かと思えば、「取れた、取れたよ」と友人達を呼んでいる。どうやら落ちてくる桜の花びらを、両手で掬い取ったようだ。友人らしい二人の女子高生が駆け寄ってきて、手の中を覗きこみ笑い転げる。打ち合わせに向かう途中の出来事だった。
というわけで、インプレス@市ヶ谷でDos/V PowerReportの打ち合わせ。次はハードウェア関連のオンラインソフト特集になった。こいつは検証が大変である。しかもGW進行なので、ちょっと早めだ。
いつもなら、秋葉原に寄ったり渋谷に寄ったりするんだが、経済上の理由からすぐに帰宅する。帰宅してみると、郵便受けにこの地域の地図が入っていた。新聞はとっていなくても、こういうのは来るのね。何気なく見ていたら、「ビックカメラ」の文字を発見!今工事している新幹線のガード下、あそこに出来るようだ。駐車場潰してガンガンやっていた上に、エントランス部分の看板がかかるであろう鉄骨の枠組みが、Rを描くようになっていたので、なんだかおしゃれな店でもできるのかいな?と思っていたが、そうか、ビックカメラか。これで買い物が楽になるな。というか、近くの店は大打撃でしょう。『PC Depot』とか。


4月13日

散歩のついでに郵便局と銀行へ。いやぁ、やばいっす。先月、先々月と使い過ぎたなぁ。反省しても遅いけど。

■今日読み終わった本■
星界の戦旗II守るべきもの
森岡浩之
ハヤカワ文庫 540円(税別)ISBN4-15-030603-6


4月14日

どうもちょろちゃんの様子がおかしい。巣に入らないのだ。まさか子どもを産んでいるのではと、恐る恐る巣の蓋を開けてみる。何もない。というか、汚れている。掃除しろ、というアピールだったのね。ここに来て、もはやちょろちゃんの妊娠はないなと判断し、再びゲージに戻す。で、今度はポール君のゲージも納戸に移し、ちょろちゃんのゲージと一緒にしてなれさせることに。つまり、仕切りなおしですな。ちょろちゃんは、発情期ではないらしく、ポール君が近くに来ると、「ヂッ!ヂッ!」と威嚇する。正直なところ、子どもはいいから、せめて仲良くしてくれぇと思っているのだった。
月曜日に見たビックカメラの建築予定地を見に行く。といっても、散歩コースなのだけれど。全体がカバーされてて中は見えないようになってしまったが、だいぶできたようだ。これでいざという時の買い物も楽になるなぁ。


4月15日

ゲージに移してからのちょろちゃんといえば、平塚家モデルに戻したにも関わらず、巣に入らない。なぜ?回し車のそばに布切れ持ってきて、その上で寝ているようだ。布の下には、ティッシュのちぎったものを入れてあるという凝り様。巣箱の位置か?と思い、配置を換えてみるがだめ。結局、先日購入した木の巣箱を入れてやったら巣に入った。もしかしたら、「もうプラスティックの巣なんか嫌。」とか。預かっているうちに、贅沢になってしまったらどうしよう。
散歩のついでにホームセンターに寄ったら、「日曜日に先着30名様にハムスタープレゼント」という張り紙が。心引かれるものの、折角ちょろちゃんがお嫁さん候補できているのに、と考え直す。しかし、昆虫採集に使うような小さな籠に入れられた子ハムたちを見ると可愛そうで・・・はっ!いかんいかん。すっかり同居人に洗脳されている。


4月16日

お昼前に何気なく納戸を覗くと、ちょろちゃんが顔を出していた。ポール君の方にも声をかけるとゴソゴソと這い出してきた。2匹は近づいても怒らない様子。ちゃーんす。で、ちょろちゃんをポール君のゲージに移す。久しぶりにすばやい動きのポール君を見る。よし、これはいけるかも。などと思いつつ、デジカメでバシバシと行為を撮影。人間だったら大問題だが(^_^;)いわゆるハ○撮りっつー奴ですな。オスの悲哀を感じさせる光景もあったが、ポール君の名誉のために伏せておこう。どうしても見たいという方は、ここをクリック
「∀ガンダム」を見つつ、水曜日まではちょろちゃんの巣箱だった衣装ケースを洗い、掃除し、空気穴をドリルで拡大あーんど追加する。テレビみながら作業したら危険だよ。
16日の約束のソフトの選別が進まない。ハードウェア関連って、数が少ない上に偏っているんだよなぁ。と思ったら、土曜日でいいよメールが。
夜も一緒にしておこうと思ったが、なんだかちょろちゃんが嫌がるのでゲージに戻す。たった半日の結婚生活かっ。お昼には男らしかったポール君、やられっぱなしでだらしないぞっ!


4月17日

折角土曜日でいいよメールを貰ったのに、完璧にできずに送信する。
同居人の高校時代の友人達が遊びに来る。『類は友を呼ぶ』とはよくいったものだ。似てる部分があるから、なかよくなれるのだろう。似すぎていると嫌ってこともあるが。そうか、中学生の頃、次男がやたら俺に突っかかってきたのは、そういう感情があったからなのかも。今ではすっかり二人ともおっさんである。
同居人が友人達とラーメン博物館に行った後、ちょろちゃんのゲージを見てみると、隅の藁がのけられてなくなっている。そこにぽつんとちょろちゃんが座っている。試しにちょろちゃんをポール君のゲージに入れてやる。ひまわりの種をやると、5個くらい頬袋に入れて掘り始める。掘って掘って巣箱の隅に付くと、おげおげと頬袋の中身をだしている。ケースは透明だからまるみえ。でもハムスターは気が付かない。そのまま地表に出ると、回し車と回し車を支える支柱の隙間をするりと抜けた。ハムスターには肋骨がないのか?
ハムスターの様子が気にかかるが、約束がるので4ヶ月ぶりにスーツを着て外出。新宿でニフティサーブのシスオペサミットがあり、午後6時から始まるそのパーティーに遊び猫こと尾林氏に誘われて参加するのだった。やや遅れて到着した会場は、あふれるほどの人だかり。すごいなぁと思っていたら、FSFのいろもの物理学者を発見。ひさしぶり。わざわざ沖縄から?だって旅費が出たんだもん。ニフティ、太っ腹である。いろもの物理学者とはもちろん本名ではなくハンドルネームだが、実際に物理学者で超ひも理論の研究では、日本で5本の指に入るという人物であり、と学会員でもあるのだった。(あれ?以前にもこのフレーズを使った気がする)一部では有名な人なので、沖縄と東京の間をひそかに開発した物質転送機で移動していたとしても不思議はない。そうこうしているうちにしのぶさんもやってくる。
 呼んでくれた尾林氏とインフォビジョン代表取締役社長・森川氏を探し出し、会話しつつ食事する。立食パーティーって、あまり量は食べられないんだよね。参加者リストを見ると、エムソフトの江村さんも来ているらしい。ケーキ食っているところを探し出す。結局、2時間話っぱなしだったような。


4月18日

ちょろちゃんが再び巣以外の所で巣作りを始めた。巣を見るとちょっと汚れてる。うーん、ちょろちゃんてば、綺麗ずきなのね。
昼過ぎから同居人はお出かけ。お付き合いで大倉山へ。
先日「ハムスター先着30名様」の張り紙のあったホームセンターへ行ってみる。すでに30名には達したらしい。でも、頼めばくれるらしい。いいもん。ちょろちゃんが子ども生んでくれるモン、と大人気ない私は、新しいタイプのゲージが出ていてちょっと物欲をそそられる。ゲージタイプと水槽を足したような感じで、一部にはゲージが使われているものの、左右と中央部分はプラスティックになっている。これならハムスターをゆっくり鑑賞できるうえに風通しもよさそう。値段も\3,000と手頃。でもなぁ。うちのポール君はこれより広いスペースで暮らしているので、これに入れたらストレス溜まっちゃうよなぁ。しくしく。
帰宅してから巣を掃除してやる。ポール君は寝ていたが、お構いなし。巣材もたっぷりと入れてやったら、2匹とも巣に戻って行った。
午後6時頃、極端な低血糖症状に襲われる。インプレスの中村さんにメール打つときから、妙に震えが止まらないと思ったら、息苦しくなって動悸が止まらない。とりあえずシュガースティックを飲むが収まらない。結局、食事するまでちょっとクラクラしてしまった。
その夕飯は、帰ってきた同居人と駅前のジョナサンで食べることにした。同居人は「マグロのたたき丼」を頼んだ。いわゆるネギトロ丼である。しかし、飯が寿司飯ではなく普通のごはんだったので、同居人の機嫌を損ねる。まずい、といって半分残した。寿司飯であろうがそうでなかろうが、あまり影響はないと思うのだが、そのへんがこだわりなのだという。まぁこだわるのはいいが、不機嫌になってこっちに八つ当たりしなくても。折角、会話しようと思っても、反応がないんじゃどうしようもない。食い物の恨みは恐ろしい。俺が悪いわけじゃないぞ。


4月19日

朝から降りつづける雨の中、お昼にインプレス。安藤さんと『デジカメ6人衆合同作品展』に行く約束なのだった。ついでにおいしいと評判のたこ焼き屋『おたべ屋』にも行く予定だ。安藤さんは痩せているが、『食』に関してはうるさい。というか、仕事よりも優先するかもしれない。いろんなものを食べているのに、一部で評判のナイスバディを保っているのはすごいよなぁ。ところが、おたべ屋に電話すると、たこ焼きは土曜日曜祭日に武蔵小山店でやっているだけで、神保町店ではやっていないという返事。安藤さんがっくり。それでも昼食を食べて小川町のオリンパスギャラリーへ向かう。
会場には西川氏がいた。えらい久しぶりだ。しかし社長がこんなことしてて、会社は大丈夫なのだろうか?「会社が大丈夫だから、社長がこんな道楽できるんよ。」なるほど、真理である。作品を見ているうちに、佐藤イツキ氏、伊達淳一氏、文月涼氏に会う。初対面の方々である。特に伊達氏とは一緒の仕事を何度もしているので、一度会って見たかった。
並んでいる作品は、『デジカメでここまでできる』というよりも『デジカメでこんなことができる』という印象を受けた。また、出力にはほとんどがエプソンのインクジェット+専用コート紙という組み合わせの中、佐藤イツキ氏の作品は普通紙への出力(ただし、油性インクを使用した業務用プリンタでの出力)が面白い。西川氏本人のレポートがあるので、興味ある人はそちらを見てね。

仕事があると会社に戻る安藤さんと市ヶ谷で別れて渋谷へ出る。時間があるので『名探偵コナン 世紀末の魔術師』を観ようと思ったのだ。原作者の青山剛士氏は、安藤さんの卒業した日芸の先輩で、マン研では有名人だったそうだ。(いろんな意味で)
劇場は、月曜日ということもあって、人影もまばら。いいポジションで観ようとして、親子連れの前の席に座ってしまったのは失敗だった。途中で泣き出すわ、通路を走り回るわ、しつけがなってないぞっ!
肝心の映画の内容は、まぁそれなりに面白かった。でも、怪盗キッドを登場させる理由付けが弱すぎ。あんまりキッドにフォーカス当てちゃうと、コナンの存在がかすんじゃうのかもしれないけど、もう少し、深く説明する部分があっても良かったのでは?


4月20日

『人妻』という言葉はあるのに、他人の旦那を指す言葉がない。『人夫』じゃぁ「にんぷ」に読めちゃうしね。『人旦那』『人亭主』というのも語呂が悪い。これでは、不公平だ。雇用機会均等法に照らしても不公平だろう。
そう言えば、『幼妻』に対する言葉も・・・

ちょろちゃんが、ポール君の巣とは別のところに巣作りしていたので、元のゲージに戻してあげる。ちょろちゃんがポール君をガジガジするので、同居人から早く離れさせてとせっつかれていたこともあるし。私としては、少しでも妊娠の可能性を高くしたかったんだけど。


4月21日

午後から渋谷。時間があったので「BooK 1st」でコミックスを購入。めで鯛さんの新刊が出ている予定になっていたが、さすがにスコラの本は版元に返却してしまっているそうだ。よっぽどの売れ筋でない限り。
「さくらや」で、『ポケットステーション』ゲット。「ビックカメラ」ではまだ品切れだから、「さくらや」はやっぱり穴場でしょう。
買い物を一通り終えて、喫茶店で打ち合わせ。ずーーっとやってきたサイトをそろそろ正式オープンにしましょうか、という話。その前にアップしなくちゃいけないコンテンツもある。今週中にはなんとか。

三軒茶屋へ出てオレンジソフト。簡単に打ち合わせして、雑談して帰る。

■今日読み終えた本■
宇宙英雄ローダン・シリーズ(249)
ヴァスカロの撤退

エーヴェルス&ダールトン 池田香代子/訳
ハヤカワSF文庫 500円(税別)ISBN4-15-011268-1


4月22日

夕方からインプレスでインタビュー。簡単に食事して帰宅。

日記のフォーマットに手を入れたので、過去のログについても修正を加える。リンク切れはまぁ仕方ないとしても、自分の昔のつたないHTMLを見ると情けなくなってくる。とほほ。

夜、久しぶりにポール君と遊んでいると、同居人がポール君の背中に傷を発見する。どうやらちょろちゃんに齧られた傷らしい。道理で最近元気がないわけだ。傷を癒していたわけね。同居人はもーパニック。


4月23日

一度手を入れ始めると、どんどん直したいところが次から次へと。いかん、いかん。

昼過ぎ、この間まで苦労した本の見本が来る。苦労はしたが、こうして一冊の本になると感慨深いものが。発売は5月なので、それまでにこれに連動したリンク集とか作ろうと思っているのだが、果たしてその時間と気力があるかどうか。

フジ『きらきらひかる・2』を観る。深津っちゃんが原作に近いイメージのショートカットになっている。ちょっともったいない気もするなぁ。

■今日読み終えた本■
サイコダイバー・シリーズ(18)
新・魔獣狩り6《魔道編》

夢枕獏
ノン・ノベル 800円(税別)ISBN4-396-20652-6

夢枕獏は『ジリジリ』である。物語がジリジリ進み、読者はジリジリする。キャラクターがジリジリと変化し、読み手はジリジリと待ち焦がれる。決して長音にしてはいけない。『ジーリージーリー』では、『ゲイトウェイ』(フレデリック・ポール)である。しかし、ジリジリする。ここに来て新しいキャラクターが登場し、ますます混迷を極めていく。物語はどこへ行くのか、終わりはあるのか、どんな謎解きで驚かせてくれるのか、ジリジリしながら待っているのである。


4月24日

昨日から降り続く雨は止まず、かえって勢いを増すばかり。こんな中、外出する。とりあえず、この間食べられなかった「おたべ屋」を制覇すべく、武蔵小山へ。神保町の仇を武蔵小山で討つ。アーケードの中をブラブラと買い物をしながら、インターネットタウンページで調べておいた場所に向かう。が、無常にも「営業時間 土曜日午後3時から」という文字が・・・。

しかたがないので、遅い昼食をとってから、蒲田経由で洗足池へ。中原街道沿いにあるペットショップへ行くためだ。『ペットの専門店コジマ』。開店してそう時間が経っているわけではなさそう。店内は綺麗で清潔。生体は、犬、猫、からリスなどの小動物まで。ハムスターは、ジャンガリアンとロボロフスキー、ゴールデンが置いてあった。グッズも餌もそれなりにおいてある。ただし、今回目的にしていた『ミルワーム』は扱っていなかった。乾燥果物のチップと野菜をソフトスティックにしたもの、それに『ハムスター倶楽部』の2巻と7巻を購入する。
『ハムスター倶楽部』は、スコラが発行元。現在12巻までが出ているが、スコラが倒産したために、今後続刊もないだろうし、既刊も入手しにくい。ちょうど、うちで欠番だった2冊が購入できてラッキー。

早速購入してきた餌をハムスター達にあげる。何でも食うポール君はあまり興味を示さなかったのに、ひまわりの種以外はあまり食べないチョロちゃんが喜んで食べた。おおっ。
夜になって、チョロちゃんのゲージをお掃除。巣の中に驚くほどたくさんのひまわりの種が。どんな感じかというと、岸壁にへばりついているフジツボを想像してもらうといいだろう。問答無用でごみ箱いきである。


4月25日

昨日とは打って変わって、快晴。簡単に昼食を済ませて、有楽町へ。有楽町の交通会館で『嵯峨御流』の華展が今日・明日とあるのだ。いや、実際、華展は裏方として手伝う分には構わないのだが、こうして見に行くのは非常につらい。普段着でいくから最初は不審がられるし、「水野の息子です」というと『あらぁ、まぁ、先生のおぼっちゃま』などと言われるのが嫌なのであるよ。いやマジで。おぼっちゃまという歳でもないしね。同居人もあまり人前にでるのは得意ではないからなおさらである。今回も、同じ展開で、まぁなんとか乗り切って母親に会うことはできたが、スーツ着てこないと責められる。

同じ有楽町のマリオンで『隣人は静かに笑う』を観る。ラストは「おおっ」と思うけれど、救いのない結末はどうも苦手だ。
映画を見終わった後、パスタを食べて帰宅する。

チョロちゃんが、なぜか巣に入らないので巣の中を覗いて見ると、中が藁と砂で埋まっている。ついでに、藁を入れ替えてやる。


4月26日

ポチポチと仕事。ポジフィルムスキャンしたり、なんだかんだとHTMLばかりいじっている。

入金があったので、一息つけるかと思ったが、家賃でほとんど持っていかれるから、厳しい状況に変わりはない。前から暖めている企画とか、ちゃんと企画書にまとめなくちゃと思うんだけど、下調べが必要なのでまとまった時間が必要だ。ポチポチやってないで、すばやく仕事を片付けないと。
話は昨日のことに遡る。
テレビでオウム真理教の問題が流れた。「金で解決するなんて、オウムに利するばかりだ」とか話していると、同居人が「ハドウホウやらなかったからでしょ?」へ?波動砲?聞き返して判った。「そりゃ、破防法のことだろ。」
日記に書くといったら「言い間違えただけじゃん」と怒っていたが、書いてしまえばこちらのものだ。


4月27日

今日の古畑任三郎は、ほとんどロケ。このドラマでロケって珍しいんじゃない?鈴木保奈美が犯人役だった回以来?いつもと雰囲気違ってて、個人的には○。役者も、懐かしい岡八郎とか夏木ゆたかとか。それに郷田ほづみだ。書くのを忘れていたが、先週の『きらきらひかる・2』にも出てたなぁ。
なんども書いているが、電子メールの間違いはえらい迷惑だ。リムネットの方には、そんな間違いメールがひとつもないのに、MSNの方は何度注意しても来る。流石に注意した人からは送られてこないが、同じ会社の人間から送られてくるのだ。日本人ならともかく、外人も多数混じっているので、さらに面倒だ。今日などトータルで10MBにもなってしまった。しばらくメールチェックしていなかったせいもあるだろうが・・・。面倒なのでそのままにしておくことにした。間違えた方が悪いのだから。


4月28日

朝食を駅前のジョナサンで。入り口にいつもディスプレイしてあるメニューがでてないから変だな?とは思ったけど、まさか禁煙か喫煙かも聞かれずに喫煙席に座らされ、ぬるいスープを飲まされるはめになるとは神ならぬ身の知る由もない。朝は人手が足りないのは判るのだが、そこをなんとかするのがサービス業でしょう。

連休前なので、薬を貰いに市民病院へ。しかし、薬をもらうだけなのに、午前中いっぱいかかるというのはなんとかならないものか。しかも薬代が一ヶ月分で6500円もかかるのだからたまったものではない。

横浜に出たついでに、そごうのペットショップに寄ってみる。かねてから探していた「ミルワーム」と焼き砂、インディアンコーン、それに回し車カウンタ『あいくるりん』を買う。なんだかどんどんハムスターに注ぎ込んでいるような気が・・・。まぁ、嫁さん以外の女性に注ぎ込むよりいいか。帰宅してから早速ミルワームを見てみる。簡単に言っちゃうと、小型のメメズ。体調は1cmから2cmというところか。スーパーで買ってきたスキムミルクを振り掛けておくと大きくなるらしい。
ミルワームに夢中同居人が帰宅してから、ポール君にミルワームをやってみる。ごまを食べる時を上回る激しさで、夢中になって食べる。時折、「ボリ、ボリッ」というような音がちょっとグロ。ミルワーム自身も、虫が嫌いな人は見るのも嫌だろうから、とりあえずミルワームを夢中で食べるポール君の画像を載せてみた。

横浜から帰る途中の電車の中で、でじCAPAの佐々木さんから携帯に電話。その時に頼まれた800字の原稿をメールで送る。久しぶりに「〆切は今日」な仕事だった。


4月29日

あいくるりん昨日購入した「あいくるりん」をセッティングする。中身は、磁力センサー付きのカウンター(ハムスター型)とゲージに付ける部品に回し車に付ける小型の磁石(エレキバンで代用できると説明書に書いてある)、それに観察日記だ。
うちの巣は衣装ケースを流用したものなので、付属している吸盤で取り付ける。しかし、磁石とセンサーの位置関係が結構シビアに出来ていて、調整が難しい。それでもなんとか取りつけて稼動実験も成功。明日の結果がたのしみだ。


4月30日

「あいくるりん」のカウンタは433回。知らないうちにこんなに回しているなんて、結構元気である。

午後1時に渋谷で同居人と待ち合わせて銀座へ行く。銀ブラではなく、UIPの試写室で『スタートレック −叛乱−』の試写なのである。一般の試写ではなく、なんだか決まったものらしく、まぁそれでも映画が観れるならとひっぱりだされたのだ。試写会に集まってきたのは、ファンクラブの会員が中心。当然、宇宙連邦の制服を着た人たちもいる。中には取材されている人も。そうです、この試写はマスコミ向けのイベントでもあったのですね。この模様は5/6のフジテレビ「めざましテレビ」の中で放送されるらしい。
肝心の映画の中身だが、まだ公開前なのであまり多くは語るまい。ファンならオススメ。何回かスタートレックを観たことがある人なら楽しめるでしょう。スタートレックを知らない人は、「ネクストジェネレーション」と「ディープ・スペース9」を何話か観てから行くといいでしょう。(そんな奴はいない)ドラマとしては楽しめた。フルCGになった戦艦も綺麗に、まるで本物のミニチュアのようだ。

試写会の後、6人で軽く夕食。たまたまインドレストランを見つけ、さらにたまたまそこで食べた人がいてイケル、という話だったので入ってみる。軽く食べるつもりなので、全員カレーを頼む。しかし、出てきたカレーは半端でない辛さだった。みんなでヒーヒー言いながら食べる。だんだんと口数が減ってきたのは、辛くて口を開きたくないからだろう。


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