1999年2月の日記


2月1日

夫婦揃ってネムイネムイ病か(^_^;)
新しい電話は、親機もコードレスなので、受話器を取ってからしばらくのタイムラグがある。これがやたらと気になる。「なんでなのっ!?」と、同居人はヒステリックに怒るし。買ってきた私の責任になるらしい。メーカーに言ってくれ、メーカーに。
気がつけば、もう2月である。はやいものだ。なぜ、年を取るとこんなにも時間の流れが速くなるのか。子どもの頃は、1日がもっと長くてたくさん遊べたものだが。あ、単純に遊ぶ時間がなくなっただけか?そーゆー問題
三木のり平さんに続いてジャイアント馬場さんも逝く。一昨年あたりから、昭和を彩った人達が次々になくなっていくのは寂しいなぁ。

■今日読み終わった本■
宇宙英雄ローダン・シリーズ(247)
重星系モリル=モリマMOND DER GEFAHREN

クナイフェル&クラーク・ダールトンHans Knifel & Clark Darlton
池田香代子/訳 ハヤカワ文庫 500円(税別)ISBN4-15-011256-8


2月2日

またしても西崎プロデューサーが捕まる。以前も脱税やら覚せい剤取締法違反やらで報道されていたが、今回は銃刀法違反に覚せい剤。グロックにM16だもんなぁ。「ヤマト」の名前が出るたびに、ファンとしてはとてもつらい。


2月3日

午後、横浜駅で同居人と待ち合わせて、パスポートセンターへ。申請は代理人でもいいのに、受け渡しは本人じゃないといけない。それぞれ1万円分の証書を買って、パスポートを貰う。中華街などで買い物しながら帰宅。同居人は、旅行の予定ですっかり浮かれている。
仕事は午前中しかできなくて、あまり進まなかった。危機的状況である。


2月4日

トラベラーズ・チェックとドルの両替のため、駅前の第一勧業銀行へ行く。両替は3階なので、階段で上がろうとすると、1階のロビー(ATMしかない)で行員のおっさんに呼び止められる。なにかい?若造が両替にいっちゃいけないってのかぃ?不愉快である。それでも3歩で嫌なことは忘れて、トレベラーズ・チェックとドル紙幣を入手。同居人の分も一緒にやれば、手間がかからないのだが、明日も散歩する予定を作り出すために、わざと手間をかけるのだ。次に2階で通帳の繰越。「ハートのエース」を勧められるが、給料振込みがないので私にとって意味がないサービスだよ、と話したら、受付のにーちゃんが「それでは、企画部に進言しておきます。」おお、にぃちゃん、ええ行員やないか。みならわんかい、1階のおっさん。


2月5日

とりあえず、終わったところまでメールで送る。
午後から新宿のHISへ。今回は、ちょっと奮発したので、1Fのディスカウントチケットではなく、3FのVIPラウンジで説明を受ける。結局、ラスベガスの宿は取れず日帰りで行くことになった。いろいろと説明を受けて、チケットを受け取る。
ひとつのフレーズが耳に残って、何度も何度も頭の中で繰り返されるってこと、ありませんか?私はよくあります。今も、ほら。『壁に耳あり 正直メアリー』
テレ東『発明ボーイ カニパン』が終わったと思ったら、新番組は『超発明ボーイ カニパン』。5年後の設定で、キャラクターも大人になってるし、ストーリーもシリアス。ネーミングは前のまんまだから、なんだかアンバランスな感じだけど。続けて『彼氏彼女の事情』。アニメーションならぬ劇メーションなのだそうな。冒頭は『宇宙戦艦ヤマト』のパロディだし。

■今日読み終わった本■
風の名前
妹尾ゆふ子
ファンタジーの森 800円(税別)ISBN4-939073-03-3

名前が大きな意味を持つ世界で、世界を破壊しながらすすむ長虫とそれを追う名前を持たない妖魔使いの少年、そしてすべての生んだ女神を祭る神殿の巫女が織り成すファンタジー。目も鼻も口もなく巨体をくねらせて進む長虫は、『デューン・砂の惑星』のサンドワームを思わせる。それ以外にも、人面鳥や霧魔などの魔物が物語を彩る。(翼を持った少年は出てきません。念のため。)大きな物語の一部でありながら、ちゃんと結末があり、納得できる。ファンタジーが好きな人なら是非。

上の文は、書かないと作者にぶん殴られるとか、呪いをかけられるとか、そういう脅迫を受けたからではありません。ええ、脅迫なんて・・・あぅ・・・。


2月6日

『ゼルダの伝説〜時のオカリナ〜』。昨夜、同居人が最終ボスのところでおしくも負けてしまい、エンディングが見れなかった。だからというわけでもないが、私もチャレンジしてみる。そして、なんとか勝ち、エンディングを見る。・・・でも、これって最後のおいしいところだけを持っていってないか?>自分。
TBS『ウルトラマンガイア』は、「根源的破滅招来体が来るからといって、希望をなくしてはいけないよ。」という話。映画版の方も公開が近づいて、それに合わせてガイアのパワーアップがあるらしい。映画の宣伝スチルのデザインが違うんだもの。そういえば、映画版のネタは、『ウルトラマンが放送されている世界』つまり我々の世界が舞台となる−−ってことはだ、ティガもダイナもガイアも、今の世界の延長線上にない、パラレルワールドということになるわけだ。ふむふむ。でも強引な設定だなぁ。設定といえば、リパルサーリフトの設定だ。どうなっているんだろう?少なくとも『宇宙船』には載っていなかったけど。「リパルサーリフトで浮いているエリアルベースの上をリパルサーリフトで飛ぶピースキャリー」というシーンがなんだか不思議で仕方ない。


2月7日

同居人は早起きしてワンフェスへ。私は家で仕事ざんす。とほほ。
以前にも書いたが、仕事部屋として使っている部屋は寒くて、1時間ほどいると、指が寒さで動かなくなってくる。非常に効率が悪い。
テレ朝『星獣戦隊ギンガマン』は来週最終回。後番が『ゴーゴーファイブ』ですぜ。設定ちらっとみたけど、兄弟で戦うってシルバー仮面みたいなものか?


2月8日

午後からIDGで打ち合わせ。富樫さんは胃を悪くしたとのこと。がんばってね。
3時前にディジットについて自前のThinkPadで原稿書き。


2月9日

区役所から駅前のスーパーをぐるりとまわる。これだけ歩くと結構な距離である。しかし、バスに乗るほどでもない。
ダイオキシン報道で問題になっているけど、所沢のダイオキシンが報道に取り上げられたのはあれが最初じゃない。ずいぶんと前から報道されていたにも関わらず、なんにもしなかった行政に一番の責任があるよね。農家の人も、テレビ朝日を責めるんじゃなく、行政だけを責めたらいいのに。ニュースステーションでも、「ほうれん草を買うな」なんて一言も言ってないでしょ。ダイオキシンが含まれている野菜を買うか買わないかは、消費者の判断なんだから。


2月10日

午前中、市民病院まで行って採血と薬を貰う。本当は18日の予定だったけど、その日は機上の人ゆえに。
帰宅途中に横浜でゲームボーイカラーを購入。もちろん旅行のため。しかし、ゲームなんかしている時間があるのか?同居人は、仕事を持っていくと聞いただけで不機嫌になっているのに。とほほ。
帰宅してから、渡米用にThinkPadの整備。といってもMSNをインストールしてOutlook Expressの設定を変更しただけだが。せっかくアカウント持っているんだから、アメリカに行くときぐらい使わなくちゃね。MSN経由でRIMのメールを読む予定。
一旦帰宅した同居人は、岸川さんに呼び出され外出する。私も行きたかったのだが、締め切りがぁ・・・。

■今日読み終わった本■
エリアル[13]
笹本祐一
ソノラマ文庫 490円(税別)ISBN4-257-76858-4


2月11日

午前中にレンタカーを借りて、同居人の実家にポール君を預けに行く。やっぱり自家用車が欲しいなぁ。って、そんな余裕ないんだけども。ポール君と一緒にNintendo64も貸してくる。一週間で『ゼルダの伝説』は終わらないと思うけど(^_^;)
雪が降ってきたのは3時頃か。レンタカー返した後だったから影響なし。助かった。
夕方になって、坂口夫妻、明石から遊びに来た佐々木氏とともにカラオケ。同居人は、これでストレス発散したらしい。2〜3日前から悪かった体調が元に戻ったと。現金な奴だ。


2月12日

原稿をメール。
近くの歩道橋が1ヶ月半にわたる補修工事を行うらしい。そりゃそうだろう。階段の金蔵ク部分が錆て穴があいて、向こう側が見えたり、うにょんうにょんとうねったり、いつ落ちてもおかしくない歩道橋だもの。というわけで、渡り収め。
旅行中に仕事できるように、データをLAN経由でThinkPadに転送とか旅行の支度をしていたら、あっというまに2時過ぎ
明日から旅行。ということで、日記の更新は帰ってきてからのおたのしみ。何人お楽しみにしている人がいるかは不明だけど。


2月13日

 いよいよ出発日だ。準備万端とはいかないが、まぁなんとかなるでしょ。持っていくとランクはひとつだけ。できるだけ荷物を減らした結果だ。帰りにどのくらいの重さになっているかを考えるとちょっと怖い。そのトランクをゴロゴロとひきずって、横浜駅から成田エクスプレスに乗ると、あっというまに成田空港だ。海外旅行ではじめて保険をかける。家族持ちなのでしかたあるまい。どちらか生き残ったら悲惨だもんなぁ。チェックインを済ませ出国カウンターを無事通過。連絡シャトルで登場ゲートへ。JALのフライトラウンジで休憩する。マレーシア航空のチケットだけど、JALの設備が使えるらしい。チケット代はかなり違うのに、なんだかもうしわけない・・・なんて、これっぱかしも思わない。すでに何人かの客は来ていたが、みなビジネスマンのようだ。夫婦連れは我々だけ。
 マレーシア航空は、日本人客よりもシンガポールからのトランジット客が多いようだ。でも、機内アナウンスもちゃんと日本語あり。キャビンアテンダントも日本人女性がいるので安心。申し分無い。機内で8時間半過ごしてLAに到着。LAは思ったよりも暑かった。空港からタクシーで、一路ユニバーサルヒルトンホテルへ向かう。途中、フリーウェイで事故が原因の車両火災を見る。これで渋滞していたのだ。ホテルに着くと、お昼にもかかわらずチェックインできた。部屋に荷物を置いて、着替えてからCity WarkとUniversal Studioに行く。映画のチケットを買ってから、Universal Studioへ。午後からだから余り見られない、混んでいるものは明日、などといいながら、「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ライド」(胃がゲロゲロ)「ウォーターワールド」(映画と違って、すごいエンターテイメント)「ユニバーサル・トロリー・ツアー」(屋外セットとイベント)「ジュラシック・パーク」(半端じゃなく濡れる)「バックドラフト」(冷えた身体を温めに)と立て続けに見る。あっというまに6時を過ぎてしまったので、映画館に移動する。
 映画館は、さまざまな映画館がまとまっていて、待合室がでかい。日本で言うとマイカルとか港北ニュータウンにある東急東横に併設されている映画館のスタイル。ひとつひとつの映画館は、それほど大きくないんだけど、THXとか設備は充実している。今日は、「BLAST FROM THE PAST」を見る。タイトルだけ見て、過去と現在がごっちゃになるSFかと思ったら、キューバ危機の時に、飛行機の墜落を核兵器の爆発と勘違いして、シェルターに退避した夫婦と、退避後に生まれた子供が35年間目に地上にでて繰り広げるラブコメディだった。展開はありきたりといえばそれまでだけど、比較的近い過去をモトネタにしているので、結構笑える。
 映画館を出た後、テクテク歩いてホテルまで帰る。この辺は治安がいいらしい。さっそく、今日デジカメで撮影したデータをパソコンに、と思ったら、どうしてもPCカードが認識されない。おかしいと思っていろいろ試したら、スマートメディアが死んでいた。うぉぉ!俺の16MBを返せっ!しくしく。失意の内に就寝。というわけで、せっかくの旅行なのに画像なし。


2月14日

 やはりジェットラグの影響だろうか?変な時間に目が覚める。9時前にホテルを出て、再びユニバーサルスタジオへ。買い物しつつ、「E.T.」のアトラクションを見てから朝食。ところが、買ったサンドィッチを少し齧ったところで、気分が悪くなる。胃が何も受けつけない状態だ。寒気も感じてしまい、こりゃいかんとホテルに戻って休む。ホテルを出たのは4時過ぎになっていた。映画のチケットを買った後、岸川さんお勧めの串焼きのお店「TONY ROME'S」へ。1時間待ちというので、その間に買い物を済ませる。「TONY ROME'S」では、スープ、サラダといくつかの種類がひとつになった「Sampler」を頼む。サラダが異様な量で食べきれない。だって、一抱えもある皿に山盛りだよ?それに比べて肉は適量、ちょっと甘味が強いけど、まずまずだった。食事の後は映画。今日はメル・ギブソン主演「PAYBACK」。メル・ギブソンがバリバリの悪人役。コメディ風味のハードボイルドなんだけど、他の観客が笑ったところの1/3くらいしか判らなかったのがくやしい。英語勉強しなおすかなぁ。


2月15日

 荷物をまとめてから10時頃、ロビーに下りてブレックファースト。部屋に戻って荷物を持ちチェックアウトする。ホテルのリムジンタクシーでサンタモニカに移動する。40分くらいかかるよと言っていた運ちゃんは、飛ばしに飛ばして30分も掛かけずにサンタモニカに着いた。おかげで同居人は気分が悪くなって、しばらく大人しかった。ホテルは岸川さんが選んでくれた「ホテル カーメル」。何にも無いですよ、という岸川さんの言葉通り何にも無い。隣がサンタモニカプレースという立地条件だけ。ざっとモールの中を回った後、タクシー乗り場と2ブロック先のトイザラスをチェック。プロムナードにも「PUZZLE ZOO」というトイ・ショップがあって、こちらは日本のプラモデルやフィギュアなんかも売ってる。チェックしてみると、「メガレンジャー」が「POWER RENGER SPACE」に「ギンガマン」が「POWER RENGER GALAXY」になってる。どこかで見たロボットだな?と思って良く見たら、「百獣王ゴライオン」が「VOLTLION」とかいう名前で出ています。(名前うるおぼえ)なつかしー。ちゃんと五体のライオンが合体などとパッケージにも書いてある。本屋にも行ったけど、お土産にするには重いし。(結局、17日にお土産として重い本を購入する。$20ですぜ、あーた。)


2月16日

 ジェットラグのせいか、ふたりとも寝つけずに朝を迎える。9時半の飛行機に乗るためにタクシーで空港へ。日帰りでラスベガスへ行くのだ。アメリカウエスト航空を使うのは初めて使うが、日本人の団体客が多いのでびっくりする。同居人は心配しているが、国内線なんて5分前にチェックインしても平気なんだから。結局こうしてロビーで時間つぶすことになる訳だ。同居人がロビーでいすに座って「ドラゴンクエストモンスターズ」をやっていると、後ろにいた子供が「対戦しよう」とやってくる。家族でラスベガスに行くという。ゲームボーイカラーの赤外線通信がうまくいかずに対戦はせずに終わったが、5歳児と盛りあがってどうする>同居人。
 ラスベガスは少し肌寒く、あいかわらず乾いていた。シャトルバスでヒルトンホテルへ。お目当ての「STAR TREK THE EXPERIENCE」を見る。あくまで私の趣味ではなく、同居人の趣味である。STAR TREKの世界史や映画などで使用された小道具の展示コーナーを過ぎるとシミュレーターでスタートレックの世界を体験する。「このドアは自動で開きます。これから流れるビデオの注意をよく聞いて・・・」説明員のアナウンスの後にモニターにシミュレーター搭乗の注意が流れ始める。ところが途中でビデオが乱れ、部屋の中が真っ暗に!どこからか風が吹き込み部屋が揺れる!そして、明るくなったそこはエンタープライズの転送室だった!とまぁ、クリンゴンの策略で、24世紀にタイムスリップしてしまったというドラマ仕立てのエンターテイメントで、ファンでなくても楽しめる。もちろん、スタートレックのことを知っていたほうが、笑えるけどね。イベント終了後、通路の出口にあるショップで、スタートレックグッズを大量に買いこむ同居人。ついでにクリンゴンとツーショットの写真もとって満足そう。
 買い物も済ませ、とっとと空港へ。ほとんどギャンブルしなかったけど、今度ゆっくり来てやろう。


2月17日

 今日は一日買い物の予定だ。ゆっくりと起きて、Santa Monica Placeおよび3rd Streetへ行く。買い物をしてはホテルへ戻る、というのを何回か繰り返す。当然、持って来たトランクひとつじゃ収まるわけもなく、バッグも購入。3rd Streetのプロムナードを歩いていると、変なおじさんが近付いてきて「カタカナでどう書くか教えてくれ」というので、店に入って「ビッグセール」とか「ハンドメイドアクセサリー」とか教えてあげる。「お礼に半額で良いよ」と$50のブレスレットを売りつけられそうになるが、丁寧にお断りする。Santa Monica PlaceにあるNatur Wold というお店で、カエルグッズをいくつか見つけたので、冬樹氏へのおみやげとして、小さなぬいぐるみとTシャツを買う。ぬいぐるみは手触りがよい。買い物を終えたところで、早めに帰って荷作りに取りかかる。
 夜中にうるさくて目が覚める。外がやたらとうるさい。なんだかすごいホテルに泊まっちゃったな。


2月18日

 とうとう最終日。後は帰るだけだ。チェックアウトしてタクシーを呼んでもらう。なんとベンツのタクシー。料金は変わらなかったけどね。毎度のようにはやめについて、チェックインカウンターが開くのを待つ。時間になったので並んでいると、エコノミーのチェックインカウンターからこっちだよと呼ばれる。どこでチェックインしても同じなので、チケットとパスポートを出すと、受付のお兄さんが慌ててファーストクラスのカウンターからタグやらなにやら持ってきて、VIPラウンジの説明をしてくれる。「ラウンジ」という言葉を聞いて、隣のカウンターの受付のねーちゃんが驚いていた。まぁ、こんな小汚い格好したアジア人がビジネスクラスとは思わないよな、普通。
 行きはよいよい帰りはどっこいしょ。偏西風に乗れない悲しさよ。というわけで、ぐるっとアラスカ→オホーツクを回って、成田までは11時間の旅である。しかし、18日のお昼に出て、到着は午後5時過ぎだよ。誰かが1日騙しているとしか思えない・・・。でも、パソコンの日付は、ちゃんと19日になっている。くそぉ。


2月19日

あっというまに19日の午後だ。やっぱり騙されている。
成田は天候が不順で、雲が低く垂れ込み、機体が大きく揺れる。こんなに揺れる飛行機に乗ったのは初めて、というくらい揺れた。おかげで気分が悪くなる。飛行機を降り、入国審査に向かう通路で、同じ便で帰国したらしい女の小達が、携帯電話をかけまくっている。話の内容だと、どうやら成田まで男の子を迎えにこさせようとしているらしい。なんか間違っている気がする。
とっとと税関を抜けて、晴れて日本の土を踏む。帰りは高速リムジンバスでYCAT(ヨコハマ・シティ・エア・ターミナル)まで。クーポンを貰っていたので、二人分の差額1200円で済む。出発時に掛けた保険が、予想よりも高かったので、実を言えば少々心もとないのであった。バスはすぐに出るということだったので、急いで乗り込む。バスは、第一空港ターミナルを回って、一路横浜へ。ほとんど意識朦朧のまま、YCAT到着。普通なら電車で帰るところだけど、雨模様だったし寒かったし、何より気分がすぐれなかったので、タクシーを使う。なんて贅沢と思ってしまう小市民感覚。
自宅についてから、電話連絡やらメールの処理やらで、結局寝たのは12時過ぎであった。


2月20日

旅行の疲れが溜まっていたのか、それとも行く前から調子が悪かったのが、旅行の間は緊張していたから平気だったのか。同居人が倒れる。風邪らしい。やさしい言葉をかけつつも、荷物の整理と仕事。やばいよなぁ、旅行中にもっと進めるつもりだったんだけど・・・。その上、来週は外出が多くなりそうで、つけが回ってきた感じ。自分が悪いんだけどさ。


2月21日

同居人の調子はまだイマイチだが、彼女の実家に預かっていたハムスターを引き取りにいかねばならぬ。レンタカーを借りて横須賀へ。実家で寿司をご馳走になりつつ、ハムスターを引き取る。でも、なんだ、この荷物は?車で来ているからいいようなものの、家に置く場所ないのに・・・。
帰りに横須賀でハムスターの餌を買って帰宅。すでに生活の中心はハムスターかい。まだ、レンタカーを返す時間にはしばらくあるので、坂口夫妻宅へ向かう。アメリカ土産を渡すのだ。ついでに購入したアメリカ版ポケットモンスター『POKEMON I choose you! Picachu』を見せる。


2月22日

午前中に渋谷で打ち合わせ・・・の予定だったのだが、予定変更となる。午後になってから三軒茶屋に移動して、オレンジソフトで打ち合わせ・・・の予定が、アメリカみやげを渡すだけで終わってしまった。オレンジソフトにいる間に、震えと眩暈、そして嫌な感じの汗・・・まぎれもなく、低血糖症状だ。久しぶり、しかも強烈。体調が悪いのかな?

■今日読み終わった本■
グイン・サーガ(62)
ユラニア最後の日
栗本薫 ハヤカワ文庫 500円(税別)ISBN4-15-030606-0

策略を巡らし、簒奪大公ネリイの軍勢を追い詰めるイシュトヴァーン軍。そしてついに、ゴーラ三公国中もっとも古い歴史を持つユラニアが、最後の日を迎える!その頃、ケイロニアでも驚くべき事態が発生していた。


2月23日

午後から藤沢。親戚筋ではあるけれど、もー、そのパワーには負けそうですわん。


2月24日

月曜日に予定を組みなおした打ち合わせを11時からオレンジソフトで。新婚の吉田君と一緒に昼食をとってから、IDGに行って打ち合わせ。秋葉原の誘惑を振り切って帰宅する。
帰宅後、IDGからもらったMOを見たら、データが壊れていた。メールで再送をお願いしたけど、もう少し早く確認していたら・・・。
夜、うちのハムスターの脚の付け根に腫瘍を発見する。同居人にインターネットでハムスターを扱う動物病院を捜せと脅迫される。


2月25日

動物病院について、めるへんめーかー女史に電話で聞く。「相原動物病院」を紹介される。インターネット・タウンページで電話番号を調べたが、すでに夜だったので明日電話してハムスターも見てくれるようなら連れて行くことにする。

■今日読み終わった本■
グイン・サーガ(63)
時の潮

栗本薫 ハヤカワ文庫 500円(税別)ISBN4-15-030608-7

リギアはアルド=ナリスの密命を帯びて、草原の黒太子スカールを探していた。オアシスで狂暴な部族に教われているとき、スカールが現れた。その姿は、ノスフェラスの秘密を見たがゆえに冒されていた病の気配はなく、むしろ前よりもたくましくなっていた。そしてナリスからの伝言を聞いたスカールは、マルガへと動き出す。一方、タルー軍を打ち破ったイシュトヴァーンはアルセイスへ入城、ユラニア復興に着手した。そんな中、奇妙なうわさが流れ出す・・・。


2月26日

電話したらハムスターもOKだったので、相原動物病院まで行く。急ごしらえの持ち運び用巣箱(ダンボール製)にハムスターを入れて、慎重に運んでいく。病院について、中を開けてみたが、その姿が見えないっ!どこかで落としたか、それとも・・・などと考えて中身をひっくり返してみると、下の方にもぐりこんでいたのだった。先生は、腫瘍を見るなり、恐らくウィルス性のもので良性だから心配ないと診断してくれた。ハムスターの場合、手術すると縫合した糸を自分でとってしまうこともあり、まぁ、年も年なので(ハムスターのだよ)切らないで腫瘍の根っこを糸で縛り、自然に剥がれ落ちるのを待つことにした。それでも麻酔は必要なので、箱に移して麻酔をかける。3年生きているとは思えないほど元気だと誉められる。大体、今のハムスターはうちの子よりもふた周りくらい小さいのだそうだ。しばらく暴れていたが、そのうち寝てしまう。寝姿がらぶりー。デジカメ持ってくれば良かった。
同居人が帰宅後、この話をする。よかったー、というのは判るんだが、これ以降「そっかー、うちの子はおっきーのかー」とか「元気なんだねー」とかつぶやくようになってしまった。腫瘍できた時の慌て振りはどこに行ったんだ?


2月27日

アメリカから帰ってきてからこっち、やたらと仕事している。結構バリバりって進んでいる感じはするが、ひとつも片付かないのはなぜ(;_;)?
先週・先々週とデジタル処理を使った見せ方に工夫が見られた「ウルトラマンガイア」だけど、今週は特筆すべき点がない。だから、ウルトラマンガイア公式ページを見てね。


2月28日

結婚の内祝いを買うために、横浜の高島屋へ。同居人はついでに枕も買う。
脳死移植が実施された。日本最初の心臓移植から30年、関係者にとっては長かったでしょう。30年前にマスコミが生体移植の道を閉ざしてしまったように、今回も報道は加熱ぎみ。プライバシーと報道の自由を天秤に掛けているようなもんだ。個人的には、臓器提供者(ドナー)も移植希望者(レシピエント)も個人を特定できる情報は出さない方がいい。情報公開してしまうと、ドナーとレシピエントの間に金銭取引が発生したり、ドナーの縁者を偽った詐欺行為が発生する可能性が大きいから。確かに情報公開は大切であり必要なことだけれど、日本人はまだまだ「情報を扱う」ことに馴れていないのではないだろうかね?
できたところまでの原稿をメール。まだまだ先は長い。


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