1998年9月の日記


9月1日

結局、入院の支度とやれるところまでやっておこうという気持ちのために、徹夜してしまう。入院前に徹夜なんて、いい心がけ。明け方、できた分だけメールする。さすがに疲れたのでベッドで横になったらうたたねしてしまう。危うく寝過ごすところだ。

重い荷物を持って病院へ。受付を済ませて西病棟、デイルームという待合室みたいなところで待たされた後、病室へ案内される。金持ちじゃないから、6人部屋だ。先に三人入っているところへ、私と私と一緒に入院する人の、計5人が一部屋。しばらくして看護婦さんが来て体温測定と血圧測定。簡単な問診の後、地下に移動してレントゲン撮影。外来の人たちに混じって、パジャマでうろつくというのは、なんだか妙な気分だ。ちなみに小水は、すべて検査されるのでカップにためて集めるのだ(^_^;)ちょっと恥ずかしいぞ。

昼食前に採血。血糖値によってインシュリンの量が決まる。インシュリンは皮下注射、採血よりも痛みが鋭い感じ。これが毎日食事ごとにあると思うと、気が重くなる。

入院中の食事メニューを記録していくことにした。退院後の食生活に役立てばよいが。

昼食

思ったよりも量がある。

夕食までは暇。徹夜の疲れもあって、軽く寝る。

夕食

■今日読み終わった本


9月2日

入院二日目。昼寝したせいか、まんじりともせずに朝を迎える。慣れないベッドで肩が凝る。とりあえず1Fまで降りて公衆電話からメールチェック。ディジタル公衆電話からのデータ通信は初めてだったがうまくいった。そうか、ISDNカードを買っておけば、もっと早く通信できたのに。それにしてもまだ7時だというのに、もう外来の受付を待っている人が20人くらいいる。すごいなぁ。

朝食前に、血糖値のチェック以外にも、たっぷりと採血される。もしかしたら、病院は吸血鬼を養っていて、こうして採られた血は吸血鬼の糧になっているんじゃないだろうか?などと変な考えが頭をよぎる。検査技師が吸血鬼だったりして。

朝食

昼食

カブあちゃらってのはあれだ、簡単に言ってしまえばカブの酢の物なんだけど、林檎と干し葡萄が入っているのが許せんね。

午後から糖尿病に関するビデオ講習。続けて糖尿病教室。たっぷりと脅かされる。

HOMEPCの文字原稿だけ仕上げてメールする。

夕食

散歩がてら病院の外に出て、携帯で電話してみる。自宅より電波状態がいいのがなんだかくやしいぞ。

■今日読み終わった本


9月3日

今日も熟睡できなかった。昨日よりはましだけど。このままだと病気になってしまいそう。

朝食

朝食を食べてから、玄関ロビーまで降りてメールチェック。人がたくさんいるところで、操作するのはなんだか気恥ずかしい。

10時からビデオ。糖尿病のための食事の紹介ビデオなんだが、低カロリーでも食べ物が画面に出てくるのは、精神衛生上よくないなぁ。昼食後にすればよかった。

昼食

3時、松戸氏が見舞いに来てくれる。素直にうれしい。仕事を中断して、8階の喫茶店で雑談。糖尿病だからといって、コーヒーが飲めない訳ではないのだ。砂糖は使えないけど。松戸氏が帰ったのと入れ違いのように両親が来る。箸箱とコップを頼んでいたのだが、なんだか健康に良いお茶やらパジャマやらも持ってくる。心配なのは判らないでもないが、30過ぎの男なんだからあまり気にかけないでほしいな。親の心子知らず。逆もまた真なりや?あ、テレホンカードはありがたかった。

夕食

夕飯の焼き魚の小骨が喉に刺さって、気色悪い。

夕食後、散歩がてらにメールのチェックをしようと思って1Fに降りたら、ちょうど美紀に出会う。5時半に退社してここについたのが6時半では、ちょっと遠いな。平日に来てもらうのは大変かも。30分なんてあっという間だし。

美紀が帰った後、メールで原稿を送る。

となりの親父のいびきが気になって眠れない。

■今日読み終わった本


9月4日

朝、朝食前に血糖値測定とは別に採血。

朝食

今日もビデオを見る。今日はドラマ仕立てだ。タイトルは「春の旅立ち」。ふたりの糖尿病患者の話なんだけど、家族愛あり中年の恋ありで、まるで「人間交差点」。古い声優さんとかたくさん出てます。

昼食

外出許可をもらって、いったん家に帰る。といってもすることはあまりない。目的は歯医者なのである。根の治療なので一週間以上置くとまずいということなので。とりあえず自宅に一度戻り、部屋に風を通し、風呂に入る。洗濯機に洗濯物を突っ込んで洗う。干すのは美紀にまかせよう。

ちゃんと夕食前には病院に帰ってくる。時間的に余裕があった。もう少し、羽を伸ばしてきてもよかったか。

経過は良好だといわれる。来週からは、インスリン注射ではなく経口薬に変えて様子を見ることになった。カロリー制限が一番つらいんだがなぁ。

夕食

データ通信できるISDN公衆電話はひとつだけ、しかも国際電話と共有。そんなわけで、夜は外国人、特にアジア系の方々と電話の取り合いである。こちらはすぐ済むのに、あちらは長い。延々と話している。テレカ2,3枚なんでザラである。偽造テレカなんじゃないかと疑りたくなるくらいだ。その点、朝は競争相手がいない。アジアの朝は早くないのか?


9月5日

朝食前の採血で、ひじの内側が内出血状態だからと左手首に針を打たれる。だが血管に当たらず、さらに別の場所に刺される。痛い。勘弁してもらって、ひじの内側から血を採る。あぁ、後何回やればいいんだろう・・・。

朝食

昼食

午前中に隣の親父が退院した。夕方にはもうひとり退院するそうだ。残りのうちひとりも外泊なので、今日は二人部屋状態。土曜日は、午後1時から面会時間。2時に美紀が来てくれる。4時ごろにオレンジソフトの渡辺氏と日比野氏が、ちょっと遅れて坂口夫妻が見舞いに来てくれる。6人で8階の喫茶室で雑談。仕入れたばかりの糖尿病の知識を伝授する。まるで伝道師である。5時過ぎにみんな帰る。帰ってしまうと一気に寂しくなってしまうのはつらいな。

夕食

■今日読み終わった本


9月6日

今日は体重測定がある。パジャマのまま測定機に乗ったら60kgだった。病院に入って2kgもやせたことになる。うぅ、病気になっちゃうんじゃないだろうか?

朝食

経口の血糖低下剤をもらう。明日からは注射の代わりにこれを毎日1錠ですむ。昼食前に新しい人が入院してくる。

昼食

汚い話で申し訳ないが、排便のためにトイレに入ると、排泄物が流されていないことが多い。というかほとんど。この病棟の入院患者の多くが老人であることを思えば、仕方のないことなのかもしれないが。衛生的とはいえないわな。高齢になれば、身体のあちこちに老化現象が起こり、体力も落ちてくるのは当たり前、自然と病院が老人ホームのようになってしまう訳だ。これから高齢化が進めば、この現象はどんどん加速するはず。細胞にはタイマーというかリミッタがあり、細胞分裂の回数が決められている(誰に?)。ヒトゲノムの解析で、そのリミッタを外すことまでは成功しているらしいが、ヒトに応用するまでにはまだ長い時間が必要だろう。だが、もしそれに成功したとして、遺伝子を組替えられたヒトは、本当にヒトと呼べる存在なのだろうか?

夕食

夕食後、ロビーの公衆電話から、原稿をメールする。

いい加減、採血する血管がなくなってきたらしい。右ひじに近いところにある血管から採血されたら、これが痛いの、痛くないの。でも、インシュリン注射は今夜が最後だ。薬を忘れずに飲まないと。


9月7日

今日から経口薬。例によって採血された後、飲む。小さい錠剤なので、苦にはならない。

朝食

入浴後、ビデオを見る。外食のカロリーの目安と運動療法とペン型インシュリン注射器の使い方だ。それにしても中華料理はカロリーが高い。野菜類も少ないし、中国人は糖尿病にならないのだろうか?

昼食

1時過ぎに美紀が来る。3時からの栄養相談を一緒に聞くためだ。わざわざ会社を半休させてしまって、申し訳ない(ここで謝っておこう)一階の栄養相談室まで降りて、これまでの食生活について聞かれ、これからの食生活のポイントを聞かされる。 夕方、またひとり同室が増える。私と同じ糖尿病らしいが、重症みたい。点滴まで打って。

夕食

■今日読み終わった本

自由貿易国のスラムで貧困生活を続けていたフォージタは、偶発的なトラブルによって違法なメイカーに汚染されてしまった。それは、天才分子デザイナー、リアンダー・ボーアによって作られた、環境に適応し人体や人格を変化させてしまうナノマシン《ボーア・メイカー》だった。

9月8日

朝食

10時に新しい入院患者が来る。これでこの部屋のベッドはすべて埋まった。さすがに6人も男がひしめき合ってると、息苦しいぞ(^_^;)

運動療法、ということで、外出許可をもらって隣の三ツ沢公園に散歩に行く。昨日の雨の影響で、多少ぬかるんではいるが、歩くのに支障はない。テクテクと歩きながら、木立ちのざわめきに耳を傾ける。小川まで作ってあって、公園とは言えあなどれない。首都高が近いので、車の騒音が聞こえてしまうのが興ざめではあるが。ってなこと考えて歩いていたら、道に迷う。帰る方向の見当はつくのだが、道に沿って進むとそっちに行かない。まるでRPGのダンジョンのようだ。結局、迷宮を抜けたのは1時間近く経ってからであった。すっかり汗だくである。

昼食

食事の後、軽く昼寝をしてから、ビデオを見る。今日は食事療法と合併症のビデオだった。これでビデオは終わりのはず。2時前に、午後の散歩に行く。今回は迷わなかった。

夕食

インプレスに原稿をメールして、今日は寝る。ちっと疲れた。


9月9日

病院のベッドは機能的に作られている。ただし、医療・治療に対しての機能であって、決して快適な睡眠が目的ではないのだ。ということで、なんだか睡眠不足。いつもベッドの上なので、横になってしまうと転寝。で、夜寝れなくなるという悪循環。朝っぱらから、寝ぼけた頭でつらつらとそんなことを考える。うん、まだボケは始まっていないな。実のところ、周りにお年寄りが多いと、なんだか自分も歳を取ったんじゃないかと錯覚してしまうのだ。危ない危ない。この部屋もお年寄りが増えたので、朝が早い。6時に起きて何をしろっていうんだ。とりあえず、ロビーに下りてメールチェックだ。ロビーに降りて見ると、外来の玄関に人が並んでいる。まだ7時前だというのに・・・。あの人たちは、一体何が目的なのだろう?診察なんだろうけど、なぜこんなに早く?それを考えると、また寝不足になるのだった。

朝食

原稿の残りを仕上げて、メールする。これで仕事はひと段落だ。といっても他にすることもないが。

10時前に検温が終わって、そのまま運動療法に行く。散歩である。空は晴れ渡り、散歩日和だ。独りで歩いていると、侘しいものもあるがまぁいいでしょ。グラウンドでは、どこかの小学校が運動会をやっていた。そんな時期なのか。

世の中には、いろんな人がいるもので、それは病院の中でも例外ではない。車椅子で一人部屋に入院している女性がいるのだが、この人が事あるごとに看護婦さんを呼ぶ。呼ぶのはいいのだが、ナースコールした後にも「かんごふさぁん」と情けない声で呼ぶのだ。ドアを開けたままなので、その声が病棟中に聞こえてしまう。看護婦さんも忙しい時間帯だと、遅れることもある。そんな時には、徐々に愚痴に変わって行くのだ。はっきりいって耳障り。病気で入院しているんだから、心細いのは判らなくもないが、病院じゃなくても寂しい人なんじゃないかな、などと思えてしまう。

寂しい人、というと、私の斜め向かいのベッドにいる爺さんも、寂しい人だ。急に言葉が出なくなって救急車で運ばれてきたんだけど、CTスキャン他の検査ではなにも異常が出ていない。残るはMRI検査なんだけど、これが17日にならないと受けられない。普通なら退院して外来で検査を受け、家族と一緒にいたいと思うのが普通だろう。(医者もそう勧めているし)だが、この爺さんは、検査まで入院しているというのだ。老人なので、費用はそれほどかからないにしても、タダではない。それでも入院していたいというのは、一緒に居る家族がいないか、家族の間に居場所がないのだろう。余計な詮索ではあるが。

昼食前にいきなり低血糖症状が現れる。手が震え、じっとりと汗をかくのだ。血糖値を調べたら77と、やっぱり低血糖。看護婦さんからブドウ糖を貰って飲む。えらく甘い。

昼食

ちょっと早めに散歩。1時半から糖尿病教室。治療法と食事療法について。もう耳タコ状態、なんてこと言ったらいけないんだけど。

夕食

7時前になって、美紀が洗濯物を届けてくれる。次は土曜日だ。

就寝時間後、インプレスの安藤さんに電話。就寝前に電話したら、食事に出てるといわれたので、しかたなく周りが寝静まるのを待っての連絡だ。もちろん仕事の話なのだが、安藤さんもそんな生活してると病気になっちゃうよ。


9月10日

朝食

朝食後、しばらく安静にしてから散歩に。昨日低血糖症状が出たから、今日はちょっと軽くゆっくりと歩く。

食事前の血糖値は、昨日とほぼ同じ。だが、低血糖症状は見られない。腕を動かすときに抵抗があるかな、くらいの感覚だ。

昼食

昼寝。油断したら本当に寝てしまった。40分ほどだが。1時を回ったところで、散歩に出る。入院中はいいけど、退院した後にこれだけの運動ができるかどうか不安だなぁ。

面会時間になって、弟と親父が面会にきた。弟は高松からわざわざ出てきたらしい。暇人め。見舞いに来てくれたのはありがたいが、見舞いに来たのか文句を言いに来たのかわからん。他の患者さんへ気が回らないところは、昔から変わらない。

夕食


9月11日

朝食

病院の食事、というと「まずい」という印象を持つ人が多いだろう。それにはいくつか理由があると思う。「病院」という特殊な場所の持つ意味、栄養を重視する余りに食品の組み合わせがおかしい、等々。でももっとも大きい理由は「味付けが薄い」ということだろう。入院患者には老人が多いし、動脈硬化や高血圧の心配がある人も多い。塩気を抜くのは当然といえば当然なんだが、若い人や普段濃い味付けに慣れている人間にとっては、味がなくまずい、という印象になってしまう。個人的には、まずいとは思わないが、もうちょっと味付けを濃くしてくれと思わずにいられない。

食事の後、メールで原稿を送る。9時から散歩。散歩から帰って横になって安静にしている。一昨日から低血糖症状が出るから、なるべくエネルギーを使わないようにしているのだ。おかげで昼食前の血糖値は、正常になった。明日からは薬を半分にすると、若い先生から言われる。

昼食

午後の散歩は、少しきつめにしてみる。といっても、少し速く歩くだけだが。身体が慣れたためか、余り汗をかかなくなった。

夕方、風呂に入って戻ってくると、オメガ社の帖佐さんが待っていてくれた。ディジットの福山さんも途中まで一緒だったのだが、体調を悪くして帰ったとのこと。喫茶店に移動して雑談。

夕飯


9月12日

朝食

散歩。今日は湿度が高いので、ちょっと歩いただけでじっとりとしてくる。

昼食

美紀が来るのを待って、午後の散歩に出る。なんだか入院している私より調子が悪そうだ。総合球技場では、Jリーグの試合があるらしい。もう何十人かのサポーターが並んでいた。

夕食

面会時間も過ぎた頃、インプレスの安藤さんが来てくれる。もちろん仕事がらみだ。CD-RとCD-ROMドライブを受け取る。

■今日読み終わった本


9月13日

朝食

午前中の散歩。日曜日だけに人が多い。グラウンドでイベントがあるらしく、女子中学生がうろうろしている。歩いていると、目の前をスッと黒い影が横切った。黒いアゲハチョウだ。見ていると、羽を動かさずにグライダーのように滑空して、葉にとまった。デジカメ持ってくればよかったなぁ。

散歩から帰って、ポケットピカチュウのカウントを見たら、全然カウントされていない!ポケットに入れていちゃだめなのか・・・ポケットピカチュウなのに。3000歩くらい損した。

昼食

午後の散歩から帰って、しばらく外でひなたぼっこ。風が気持ち良い。4時頃、両親が来る。国体が始まっているらしい。それでグラウンド周辺の人出が多かったのか。納得。

夕食

バリバリ原稿書きます、とか言っておいて、なかなか進まない。2時間ごとくらいに検温やらなにやらいろいろとあるからだけど、やっぺりベッドの上っていうのが一番いけないよな。集中力が続かない。とりあえず1本分だけ書いてメール。着信メールがひとつもないのが悲しいよう。


9月14日

朝食

散歩。朝方は天気が良くなかったが、9時を過ぎる頃には太陽も顔を覗かせて、今日も暑くなりそうな予感。病院の中に居れば変わらないんだけどね。日曜と祝日に挟まれているからだろうか、いつもの散歩コースでも人に良く会う。先週はほとんどいなかったのに。

昼食

昼食を食べて横になったら、寝てしまった。それでも1時少し過ぎには起きて、午後の散歩。言葉だけだと優雅だな。

夕方、主治医の徳井先生に会って、退院の許可を貰う。薬は飲み続けなければいけないようだが、とりあえず退院できてよかったよう。

夕食


9月15日

朝食

入院最後の散歩。そう思うとなんだか足取りも軽い。現金なモンダ。

昼食

午後2時、看護婦さんに挨拶して病院を出る。なぜ入院した時よりも荷物が多いんだろう?しんどいので不本意だがタクシーを使う。こんな日に限って道が混んでいる。

家の方は、美紀が掃除やら洗濯やらしていてくれたのでそんなにはひどくなっていない。

■今日読み終わった本


9月16日

入院中、メールのチェックはしていたけど、やっぱり溜まるものは溜まる。いや、仕事のことなんだけど。病院での生活パターンが身に付いてしまったのか、朝7時には起きてゴミ出しやら朝食作りやら片づけて仕事する。台風は寝ている間に通りすぎて行ったらしく、風は強いが晴れている。なーんて思っていたら、急に停電。それも断続的に。午前中の仕事はパァ。やっぱり無停電電源買わないといけないなぁ。仕事にならないので、散歩にでる。帰って来たら電気は復旧していた。


9月17日

散歩のついでに買い物をするようにしている。しかも、まとめ買いはしないで、その時必要なものだけを買う。無駄なように思えるが、散歩することが目的だし、その分新鮮なものを買えると思えば。


9月18日

仕事、進まない。11時過ぎると、異様に眠くなる。


9月19日

午後、渋谷に出て「スプリガン」。原作は好きだったので、期待して行ったのだが・・・。子供の声に子供を使うのは、やっぱりだめだよなぁ。シリアス路線に走りすぎて、原作の持つ緩急がなくなっちゃってるのも好きじゃない。歌はいいんだけど。
ハンズではかりを買う。タワーレコードによって、恵比寿に出て散髪。結局、昼食と夕食は、外食にしてしまった。


9月20日

昨日仕事をほとんどしなかったので、がんばって仕事する。でも進まない。まだ社会復帰できてないのか?


9月21日

 仕事していたら、いきなり停電。最近多いなぁ。幸い、先日停電があったばかりなので、仕事のほうはこまめに保存していたのでそれほど影響は無いが、面倒なのはビデオの録画予約だ。以前使っていたSONYのβマシンは、5分程度ならバックアップ電池で予約は保護されていたのに、VHSって安っぽくできてるからやだな。かといって、高いVHSビデオなんて買う気にならないけど。


9月22日

 仕事が忙しい、というよりも、うまく進められない。半月の入院生活で仕事のリズムを忘れてしまったのかもしれない。それより規則正しい生活&運動療法のせいで時間を取られていることがおおきいかも。はやくこのパターンで仕事するリズムを身につけないと。


9月23日

 同居人が増えるとなると、ここでは手狭になる。そこで引越し先を捜すべく、情報誌で調べて当たりをつけ、エイブルに行ってみる。相場よりやや高い。別のところも捜してみることにする。


9月24日

 別の不動産屋へ行く。以前、神代氏が東京に出てくるとき、一緒に行ってアパートを見つけた不動産屋であった。何軒かめぼしいところの資料をもらって、日曜日に美紀と一緒に案内してもらうことにする。

 その後、虎ノ門へ・・・と思ったら、寝てしまい八丁堀まで行ってしまう。慌てて戻ったら、なんとか約束の時間ギリギリに間に合う。6時半から8時までディジットで打ち合わせ。連載のページが増えるのはうれしいが、締め切りが厳しいぞ。インプレスの仕事がまだ終わってないのに・・・。


9月25日

 最近気に入ってるCMがふたつ。グリコのプッチンプリンとサントリーのボス セブンだ。プッチンプリンの方は、あの「ウォレスとグルミット」を使ってる。ありものの画像を加工しただけかと思ったら、新作らしい。ウォレスが読んでいる新聞に「EVERYBODY PUTTING」とか書いてあるし。なんだかすごいなぁ。15秒と30秒バージョンを確認している。ボス セブンの方は、K-1バージョンとホワイトハウスバージョンの2パターン。クリントンのそっくりさんが出ているバージョンがおもしろい。これも15秒と30秒のものがあるが、ちょっとずつ違っているのが凝ってる。おしぼりの扱い方とかね。


9月26日

午前中に美紀が来る。木曜日にもらってきた資料などをふたりで検討するのだった。


9月27日

美紀の体調が悪く、物件を見に行くことができなくなった。仕方がない。


9月28日

朝早くから市民病院で、採血。今日は採血だけで、診察は来週なのだ。採血の窓口に行くと、カルテが来ていないということで、別の窓口に回される。じいさんばあさんをかき分けて、カルテを貰って採血窓口に戻る。検尿もさせられるのは、予定外だよ。
昨日の夜から、食事していなかったので、横浜で朝食兼昼飯。


9月29日


9月30日


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