1997年10月の日記


10月1日

ハイパーダインの大橋さんからあおりのお電話(^^;。11ページの予定なのに数ページ分しかない、といったら枚数は気にしないでいいとのお言葉。でも、できるだけ、内容を詳しくしようと資料を漁る。
断水なのを忘れていた。昼食に出たら帰りに雨に降られた。ついていない日はこんなもんである。


10月2日

誘惑に負けて、「スーパーロボット大戦F」をプレイ。気分転換ということで許してください。内容は「第四次スーパーロボット大戦S」をベースにしたリメイクということだが、まったくの新作といってもいいだろう。補給でも経験値が稼げるので、レベルアップが大変だったボスボロットやアフロダイA、メタスなどのユニットも有効に使えるようになった。ただなぁ、エヴァンゲリオンは反則だよなぁ。エヴァがなくても、売れるソフトなのに。


10月3日

「ゲーム批評」11月号を買う。業界団体のソフトウェア倫理機構の話で怒る。規制をするなら、その評価基準や理由を明確にするのは当然でしょ?規制する側の情報公開がされていないのに、その規制内容を信用できるわけない。だから大人って嫌いだ。
夜になって、なんとか形になった原稿を大橋さんにメール。手書きの図表はFAXで。


10月4日

夜になって神代氏から電話。失った原稿もだいぶ復活したそうだ。
セガがバンダイと合併していたら、きっと「メガレンジャー」の後番組は「セガレンジャー」になったに違いない。


10月5日

残りの原稿を大橋さんにメール。やっと終わった。


10月6日

午後2時に世界文化社@市ヶ谷。ところが、担当の江川さんが大日本印刷にデモページの確認に行っているということで会えず。電車に乗っているときから調子が悪く、とてもたまらず、公園のベンチで横になる。1時間半ほども横になっていたら、なんとか体調が戻る。しかし、公園というものは意外とうるさいものなのだった。
5時からはインプレスで打ち合わせ。窓の杜な人にも紹介される。意外と普通な人。

■今日読み終わった本

銀河イーストサイド、ブルー族セクター近傍で密輸を行なっていた自由商人船《ドルダ》は、寄港した惑星イマックス=ネオで謎の死病に感染してしまう。最後に生き残った船長バルトン・ウィトは、無人の惑星テクマに不時着する。しかし、無人と思われたその惑星には、大きな秘密があった。
久しぶり、本当に久しぶりにペリー・ローダン本人が出てこないローダン・シリーズ。

10月7日

調子悪い。
テレ東で「うしろの百太郎」「吸血姫 美夕」。「うしろの百太郎」は、アニメじゃなくて実写なのね。でも、こんな話だったっけ?しかし、このラインナップは・・・テレ東にマニアがいるに違いない。
日テレで始まった「ベルセルク」。残酷描写は抑え目だけど、スピード感ある演出はいいと思う。数々の因縁が明かされるこれからに期待。エンディングのスタッフスクロールで懐かしい名前を発見する。中学の同級生だった男だ。原作の掲載されている「ヤングアニマル」の編集していると聞いていたので、もしやと思っていたらちゃんとテロップされていた。


10月8日

Windows WorldとWindows Magazineの献本が届く。Windows Magazineを見てびっくり、今月で休刊だと。インプレスで聞いた話は本当だったのね。たしかに先月原稿の依頼がなかったから、おかしいとは思っていたけど。早速電話してみる。担当のひとりはまだ移転先が決まっていないとのこと。大変だね、ほんとに。


10月9日

荷物が届いていると連絡を受けて、高野山東京別院へ。結局、4時から7時まで作業に費やす。市ヶ谷へ行く予定つぶれる。


10月10日

どうも今週に入ってから調子が悪いと思ったら、風邪だったらしい。葛根湯とユンケルでごまかしてきたけど限界。頭痛とだるさで起きる気力も食欲もない。しかたないので、1日中寝てすごす。こんなことしている場合じゃないのに。


10月11日

なんとか這い出してモニターに向かう。
テレビ東京「出没!!アド街ック天国」は、小田原であった。他局がスペシャルやらサッカーなどやっている時に、普通の番組を流すとはさすがテレ東である。私は小田原に懐かしさを感じているので最後まで見てしまう。小田原が身近なのは、4年間通った大学が小田原に近かったこと、なにより実家の墓が国府津にあることによるのだった。
PC DECOの原稿、とりあえず半分だけ送る。


10月12日

昼過ぎに起きるもちゃんと仕事をする。夕飯を外食ですませて、サミットで買い物をしていると携帯に坂口氏から電話。スターシップ コンゴウの集会ながれの宴会への呼び出しである。誘いを断りきれないのが、私の弱いところです。一旦うちに戻り、きりのいいところまで原稿を書いてから、新横浜の宴会場に向かう。その間にF1では、日本人ふたりともリタイア。
宴会の後、坂口夫妻とカラオケ。おお、やっと「勇者王、誕生!」が入っている。「めざせ!ポケモンマスター」やら「ひゃくごじゅういち」とか歌いまくる。やー、やっぱりカラオケでしょう。ストレス発散できたっ!という感じ。


10月13日

ITUでPHSによる動画送信の概要が決まったそうだ。来年には正式決定されるだろう。まぁ、動画といっても1秒間に数枚というレベルだけど。いよいよ、ウルトラ警備隊の腕時計みたいのが本当に出てくるか。


10月14日

午後から高野山東京別院へ。棚行リストとのリレーションをどうするのかを聞く。
一旦五反田から恵比寿に出る。先月来、どうも足の先の痺れが取れない。血行が悪いためだろうとは思うが、自分でマッサージしてもどうしようもないので、プロに頼むことにしたのだ。足を中心にマッサージしてもらう。
恵比寿から飯田橋、IDGで打ち合わせ。


10月15日



■今日読み終わった本

皇女シルヴィアとマリウスを捜し求め、黄昏の国の女王、大鴉のザザとノスフェラスの狼王ウーラとともに、黄昏の国からノーマンズランドへと進むグイン。肉体のあるもののいるはずのないノーマンズランドで、一行は妖魔リアーヌとアウラ・シャーの巫女ナディーンに出会い、ふたりの要望により魔都フェラーラに足を踏み込んだ。そこに待つものは!
グイン・サーガ外伝。グインの旅はいつまで続くのでしょうか?本編が国取り物語り、謀略の渦巻く群像ドラマになっているのに比べ、外伝はドロドロした妖気と魔法が入り乱れるダークファンダジーの様相を見せている。

10月16日

午後、横浜に出るつもりが気が変わって渋谷へ出る。バスで六本木まで足を伸ばしてIBMに顔を出す。渋谷に戻って「コンタクト」を見る。予告だと、ポッドのシーンがほとんどのように思えたけど、今回特撮は控えめ。おとなしく始まっておとなしく終わる映画。しかし、北海道の描写が・・・あんな厳しいこたぁないわな(^^;


10月17日

PlayStation2の噂が・・・。DVD搭載ということだが、なんだかマユツバ。でも、モックアップ写真まである(^^;
午後から昨日に引き続いてIBM@六本木。ポジフィルムやらなんやら借りて、その足で世界文化社@市ヶ谷へ。久しぶりの打ち合わせ。江川さんに夕飯をごちそうになって帰宅する。

■今日読み終わった本

ブラックホール内に存在する惑星クデラ。そこは、ブラックホールから得られる無限のエネルギーによってすべての欲望が実現する楽園であった。そこに不時着した私は、自分の欲望を充足させるために、ネットワーク上に女神を誕生させた・・・・。戦争と人類を巡る6編の物語。
大原さん独自といってもいい語り口で、淡々と語られる戦争の物語。

10月18日



■今日読み終わった本

「伊集院さんじゃありませんか?」深夜のバーで伊集院大介に声をかけてきたのは、男装の女、藤島樹だった。彼女はかつての恋人、村木由良の飛び降り自殺に疑問を抱き、伊集院大介に真相の解明を依頼するのだった。
栗本薫の書くミステリには、必ずといっていいほど心に傷を持つ人間が登場する。特に前作と本作では、形は違えどコミュニケーションがうまくいかない人々が犯罪に結びついて行く。

10月19日

本ばっかり読んでるなぁ。でも、仕事もしている・・・遅いけど。

■今日読み終わった本


10月20日


10月21日

午後から市ヶ谷。世界文化社で手伝ってくれる編集プロダクションの人たちと打ち合わせ。その後、秋葉原へ廻ってソフトやらLDやらCDやら、もろもろを購入。カードがあると、気軽に買っちゃって後で困るんだよな。LDは、「ガオガイガー」(4)と「エコエコアザラク THE SERIES」。「エコエコ...」は、テレビシリーズの前半。後半は12月にでるのね。


10月22日

安室ちゃんが入籍とな。まだ、20歳だよ。

■今日読み終わった本

新世紀を目前に控えた頃、大規模なプロジェクトが動き出そうとしていた。それは・・・約100年前にグランド・バンクス沖合いで氷山に激突し、沈没したタイタニック号の引き上げだった。経済的・技術的な障害をクリアして、4kmの海底に眠るタイタニックの残骸を引き上げることができるのか!
これでもか、という技術的なアイディアを詰め込んでいるところは、アーサー・C・クラークの面目躍如といったところか。本書はさらにスピーディになっているので、読みやすい。環境問題とか(グリーンピースならぬブルーピースが登場)2000年問題なども絡めているけれど、すっきりさせれば映画化ばっちりの物語だと思うよ。

10月23日

午後から関内で「ボルケーノ」。トミー・リー・ジョーンズ主演の災害パニック映画だ。L.A.で火山噴火とは現実味は少ないが、その分おもしろいパニック映画になっている。でも、どうしてアメリカ人は主人公をスーパーマンにしたがるのか。あんな爆発の中に飛び込んだら死ぬって、普通。個人的には、黒人との対立→和解の図式や「みんな一緒だ」みたいな描写は、鼻についてしまうのだけれど。
しかし、携帯電話の電波は強くなっているのではないか?何せ密閉度の高い映画館内でもアンテナ3本たつんだもんなぁ。留守番電話サービス設定しておいてよかったっす。 関内から桜木町に移動して、クイーンズ・スクエアに行く。2フロアを使ったセガランドで、「マーダーロッジ」を体験。ヘッドフォンからの音と、いすや照明を利用して体感させるホラー。音だけだと想像しちゃって、結構恐いっす。


10月24日

午後1時にアルプス電気@雪谷大塚。古巣への再就職のお願い・・・なんかではなく、マルチメディア大図鑑への協力依頼なんですけど。後輩の顔を見て帰宅。


10月25日

チケットが余ったというので、神代氏にRingsに誘われる。高田馬場で待ち合わせ。その前に新宿の京王プラザホテルの喫茶店で、HomePCの連載打ち合わせ。それにしても締め切りがタイトなこと、タイトなこと(;_;)打ち合わせに時間がかかって、しかたなくタクシーで高田馬場へ。道が空いていたために早く着きすぎる。ビッグボックスの前で、神代氏とお初にお目にかかる高瀬さんと合流して、舞浜はNKホールへ。ベイヒルトンの横なのね。
試合はメガ・バトル・トーナメントの第一回戦で全8戦。前田明が試合後にリングの上からヒクソン・グレーシーと単独で交渉していること、Ringsのリングでグレーシー側のルールでやることを発表した。
試合終了後、ヒルトンのイタメシ屋で遅い夕食。これがいけなかった。ヒルトンを出たのが11時前。タクシーを拾ったのが11時20分ちかく。舞浜じゃなくて新木場まで出てしまおうと思ったのがまちがいで、大渋滞に巻き込まれる。夜遅くまでディズニーランドにいるんじゃねーよ!新木場に向かう途中で電車に抜かれる。判断ミスである。新木場からの有楽町線の最終には何とか間に合ったが・・・・。ふたりと別れて大手町で降りるも、すでに銀座線、半蔵門線の終電は出た後。しかたなく、実家に泊まることにする。チケットと同じくらいのタクシーの料金になってしまった。


10月26日

実家を午後3時ごろに出る。
なぜか夜、電話が立て続けに鳴る。これもシンクロニシティというのだろうか。

■今日読み終わった本

宇宙怪獣との一戦で、折角補充した物資も失い、また自身も傷ついた戦艦オルクスは、経済上の理由から電子戦による地球侵略を計画する。同時期、宇宙人の通信を解析しようと計画した岸田博士は、美亜の下宿の前の空き地に巨大なパラボラを設置した。地上工作員ナミからの連絡を受けたデモノバは、それを逆手に取りSCEBAIのコンピュータにウィルスを送り込み、同時にエリアルの強奪を図った。デモノバによる情報攻撃に混乱するSCEBAI。果たしてこの危機を乗り切ることができるのか?
ということで、久しぶりの地球侵略話。それにしてもS本氏、女子こーせーが好きねっ。

10月27日

午後3時から高野山東京別院@高輪。結局7時近くまでかかってしまう。


10月28日

午後から日本IBM藤沢工場をたずねる。2年ぶりくらいである。2時間くらいハードディスクの講義を受けて、サンプルを貰う。しかし、技術の進歩は早いね。
帰りに湘南台の駅前の三省堂で本を買う。出先で六千円分の本を買うなんてバカかおれは。夕飯は横浜地下街でオムライス。


10月29日

フジのニュースジャパンで、携帯電話の鉄塔建設問題を取り上げていた。四国の例を主に取っていたが、川崎でも同様の問題があったはず。携帯のエリアを広げるのには、電波等は必須だからねぇ。でも建設反対派が電磁波を理由にするのはおかしいと思うぞ。だって、電子レンジやテレビからだって電磁波は出ているんだし、今のところ電磁波と病気の因果関係が明確にされているわけではないんだから。感情のみで反対するのは、地域エゴと受け取られても仕方ないだろう。


10月30日

原稿書き。


10月31日

午後3時前に馬込で佐々木さん達と待ち合わせてリコーへ。その前に中延の喫茶店でオムライス。余りに油っぽくて超マズ。大失敗。リコーでの打ち合わせ後、佐々木さん達と別れて、荏原町まで歩く。やっぱり地元はいいやね。なんか空気まで違う感じ。なつかしさのあまり、モデルエースとか寄ってみる。たいしたものはない(^^;

■今日読み終わった本


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