1997年7月の日記


7月1日

朝までかかって原稿を書いて、メールで送る。おーし、インタビュー記事は後1本。
香港返還。イギリスは155年間も武力で香港を制圧していたわけだが、イギリスも香港市民もそうした考えはないみたいだなぁ。イギリス側は謝罪もしないし。まぁ、圧政ではなかったからでしょう。少なくとも、長い歴史のポイントのひとつには違いない。こうしたイベント(といっていいものやら)と時間を共にできたというのは、喜ぶべきことなのだろう。


7月2日

放送日と放送時間が変わった「マッハGOGOGO!」。主題歌もオリジナルのアレンジバージョンになった。ついでにコミカルな部分を増やして・・・でも、なんで「タイムボカン」シリーズになるのだっ!古代の文書にある永遠のエネルギーを探して、いろいろな時代を駆け抜ける、って、タイムボカンそのまんまやんかっ。テコ入れするなら、もうちょっと考えんかぁ!はぁはぁ。


7月3日

朝、4時にピープルへのアップロード完了。約130本、90MB以上であった。結局、ダウンロード→アップロードで一週間かかってしまった(;_;)
午後から渋谷で「スターウォーズ<特別編>」今週で終わりだから。20年だよ、20年。20年たっても面白いってのはすごいよ。さすがに操作パネルや表示されるディスプレイ画面は古臭い感はあるけれど。
映画館を出ても暑い。恵比寿に出て、散髪。どーも、耳にかかる髪が気になって、気になって。散髪の後、駅に向かう途中でクイックマッサージの看板を見掛ける。そういえば、首を回すとゴリゴリゆーし、そんならついでに。マッサージ師は女性であった。むふふ。(なんにもなかったけど)気功もやっているらしいので、今度試してみよう。
新潮社のフォーカスに、神戸の小学生殺害事件の容疑者の写真が掲載されて問題になっている。「容疑者」の段階で写真掲載するのはどうか、と思うが、話題のページを渋谷の女子高生がもって歩いているのを目撃するにつけ、やっぱり本音は見たいんだと感じる。第一に殺された淳くんの写真はバリバリ掲載しているのに、犯人の写真はいかんというのは、どっちの保護をしているのか判らないぞ。少年法は、少年の育成保護を目的としており、更正のチャンスを奪ってはいけないという。ではなぜ、犯人と特定できる情報を流してはいけないのだろう?少年院を出てきて、犯人だと判っても、仲良くしたり就職させたりというのが本当の更正でしょうに。つまり、犯人だと分かっちゃうと、少年院を出た後に「みんなでいじめる」ということを、みんなが知っているからだ。そうした風潮こそを恥じるべし。(新潮より風潮を、とかいってみる)私がフォーカスの編集長だったら、掲載しないけどね。雑誌売れなくなるから。フォーカスの編集長は、自分のモラルに従っただけだろう。それが社会の大半に受け入れられなかったというだけで。あ、あのA少年が少年院から出所(少年院だから退院?)したら、新潮社で雇いますといえば世論はどう動くだろう。出所しても働き口のない元受刑囚は、必ず公共機関で雇うというプログラムを作ればいいのに。働き口がないために、再犯してしまう人間は少なくないと思うぞ。


7月4日

最近、露出度の高い宮台真司センセって、手塚治虫氏の息子、手塚真氏に似ている。
暑くて原稿が進まない(;_;)
日テレで「風の谷のナウシカ」。なぜかクリアワイドビジョン放送ではなくなっていたけど、関係ないからいいや(^^;やっぱりナウシカはいいなぁ。泣くまいと思っていたけど、やっぱり泣いてしまった。


7月5日

NASAのマーズ・パスファインダーが火星到着。着陸をアメリカの独立記念日にしたのはNASAの意地か。日本の宇宙開発関係者が、「これで日本の火星探査計画も一気呵成に行くでしょう。」ってなことをいっていた。ホゲホゲ。日本には技術力はあるけれど、それを阻む官僚主義と経験の無さが問題。「みどり」も失敗しちゃったしね。でも、火星までわずか7ヶ月で到達できるとは。人が乗っていないからだろうけれども。日テレの「ズームイン・サタデー」で、1年前の火星隕石の分析結果によって火星探査が行なわれたようなことを言っていたが、そんな嘘を報道しちゃいけませんぜ。今回の計画は3年も前から計画されていたんだから。火星に生物が存在した可能性が出てきたことが、計画を進めやすくしたことは確かだけどね。


7月6日

TKSの道免さんから電話。ロサンゼルスからだそうだ。でも、東京からの電話のようにクリアでディレイがない。私が始めて渡米(行け行け、デュークフリード、渡米渡米ガッタイガー(^^;)したころは、相手に声が伝わるまでに何秒かかかったのに。


7月7日

PC DECO用の原稿をあげて、メールで送信。

■今日読み終わった本


7月8日

HomePC(新しくできた雑誌だ、これが)用の原稿を書いて、メールで送信。

■今日読み終わった本

同名コミックの原作。なぜ原作の方が後から出版されるのか。やっぱり菊地秀行たる所以なのであろう。当然、1巻では終わらない。菊地秀行だから。しかし、秋せつら+ドクターメフィストみたいな性格が破綻した主人公より、念法の工藤や十六夜といったストレートな性格の主人公の方が好きだなぁ。内容の方は、「妖神グルメ」(なつかし〜)からちょくちょく登場させているアレと、アレに対抗するための技術を身に付けた人間達との戦いという、一種、菊地ワールドの黄金パターン。今回の武器は針。

7月9日

午後3時に青山のTKSで打ち合わせ。2,3日中にTK氏とマーク氏が一時帰国する予定だそうだ。1時間ほどで打ち合わせが終わったので、渋谷に出て「セイント」を観る。ハリウッドでは評判の悪いらしいヴァル・キルマーだけど、「バットマン フォーエヴァー」とは違う魅力があるのは確か。でもねー、子供でも見分けられるような変装はちょっと、いただけない。絶対に実現しそうにない超小型ビデオカメラとか携帯電話がバカッと開いて画面が出てくるPDAとかのハイテク機器を使用しているんだから、もっと特殊メイク使えばいいのに。ストーリーは、007シリーズを彷彿とさせる追跡もの。といっても、主人公が泥棒なんだから、追われるばかりですけど。ハリウッド映画なのに、イギリスとロシアが舞台なので、ちょっと異質な雰囲気はある。
「セイント」も小説、TVシリーズからのリメイクなのね。同じヴァル・キルマーの主演した「バットマン」もリメイクだし、「シャドー」とかリメイクばやりなのか>ハリウッド。考えてみれば、「スター・ウォーズ《特別編》」だって、リメイクだ。日本だって負けてないぞ。「ゴジラ」「ガメラ」「ジャングル大帝」と、リメイクオンパレードだ。アッチョンブリケ。全世界的にネタ切れなのか(^^;


7月10日

仕事がないので、ただ寝る。


7月11日

ひたすら寝る。
土石流災害に会われた方々は大変だ。それにしても、亀井のすっとこどっこいは、大臣としてというよりも、人間としてレベルが低すぎる。行方不明者の捜査を続行してくれと頼む被害者に対して、「ふざけたことをいうな!」だって。おまえの方がふざけている。被害者とすれば、2次災害の可能性は判っていても捜査を続行して欲しいというのは当たり前。それに対しては、繰り返し説明するしかないでしょ。それを頭ごなしに癇癪起こして怒鳴りつけるとは。後から「報道陣と勘違いした」と釈明していたけれど、じゃ、マスコミに対してなら怒鳴っていいのか?誰がこんな奴大臣にしたんだよっ!


7月12日

腐ってゐる。


7月13日



■今日読み終わった本


7月14日



■今日読み終わった本

タケル人の卑劣な罠により火炎の地獄と化した惑星モラケシュから、6000人のモリタトールを救い出したペリー・ローダンは、辛くもモリタトールの修理惑星ハイガシュに辿り着く。一方、智者を誘拐したタケル船を取り逃がした《マルコ・ポーロ》も、モリタトールのネットワークの助けを得てローダンとの合流を果たす。
誘拐された智者シェコヌは、自力でタケル船からの脱走を果たす。だが、脱走の際に受けた砲撃により長距離のリニア飛行とハイパーカム、ダッカルカムの使用ができず、やむなくアイショ星系の第三惑星ミュシュシェルに不時着する。タケル人に破壊されたミュシュシェルには、ミュータント熊が生存していた。袋熊のトロッテルとのコンタクトを果たしたシェコヌは、ハイパーカムの修理に取り掛かるが・・・というのが、あらすじ。袋熊のトロッテルが可愛い。グッキーとの対面シーンを見てみたかったが。

7月15日

午後から秋葉原。価格調査と出物があったら購入するつもりだったけど、出物は特になし。LDで「天空のエスカフローネ(12)」、「KEY(15)」、「MISSION: IMPOSSIBLE」を購入。ソフマップに寄ったら、「エヴァンゲリオン:鋼鉄のガールフレンド」が販売中。\1,100だったのでこりゃ安いと、購入したら\11,000だった・・・(;_;)えらいちがいじゃ。チープな腕時計付き。帰宅してから早速プレイしてみる。すごい推奨スペック。標準インストールで80MB、フルインストールで2.1GB、ギガバイトですぜ。それでいてMMX対応じゃないと(^^;。おかげでMMX Pentimu-200MHz、32MBの環境でもスムーズじゃないという(^^;どんな環境で開発しているんだ。とりあえず、分岐は少なく勝手に物語が進んでいく感じ。3時間もあれば終わる。とりあえず、2通りのエンディングは見たけど。

■今日読み終わった本


7月16日

「KEY」は最終巻。KEYちゃんは、果たして人間に戻ることができるのでしょうか。それは見てのお楽しみ。でも、さくらちゃんが死んじゃうなんてぇぇ(;_;)


7月17日

B.U.Gの服部社長が援助交際で逮捕。元社長という表記になっていたので、逮捕後解雇されたらしい。この人の名前も"ひろゆき"なのだった。しかし、あんまり話題になっていないようだけど、なぜ?


7月18日

午前中に渋谷に出て、ビッグ・カメラで「サガ フロンティア」を購入。
その後、シネ東渋谷ビルで「スターウォーズ・帝国の逆襲<特別編>」。シネ東渋谷は、フライデー・ファーストショーといって、朝1番の回だけ1300円で観れるのだ。オリジナルの公開時には、「なんで、ここで終わるんだっ!」と思ったが、今回はすぐに次が観れるからね。
昼飯のついでにサクラヤに寄ったら、まだPS版「ダービースタリオン」が売っていた。でも、馬に愛はないので購入せず。
時間がちょうどあったので、「ロストワールド<ジュラシックパーク>」を観る。「もののけ姫」でもよかったのだが、子供が多くて混んでいたのでパス。もう夏休みなの?内容は、さすがスピルバーグといったところ、ではあるが・・・。ストーリー自体がなぁ。CGIは、磨きがかかって、特に恐竜を捕獲するシーンなど、生きているかのような恐竜達との合成はすごいとおもうのだが、ティラノサウルスを都会に持ってくるというアイディアは、すでに「ゴジラ」シリーズで当たり前に使われているから驚きは少ないし、逆にビルよりも小さいから迫力もなくなってしまうのだった。ティラノサウルスの子供が全然狂暴でない、というのもリアリティないしね。(最後だけちょっと狂暴)リアリティといえば、恐竜を狩りに行くのに、基本的な知識(ティラノサウルスは動くものを襲う、とか)を知らなかったり、マシンガンを撃ってもちっとも血が出ない恐竜とかを観ると、ちょっと冷めてしまう。大体、原作のマイケル・クライトンの「ウエストワールド」と「ロストワールド」2本の映画と同じパターンというのが、ね。


7月19日

フジテレビで「ゴジラVSスペースゴジラ」。これ劇場に観に行ったんだよなぁ。しくしく。特撮を横においておくとしても、シナリオの弱さはどうしようもない。「ブラックホールに入った細胞が、ホワイトホールから出て、更に超新星のエネルギーを得て」って、お前観てきたんかいっ!と、思わずテレビの前で突っ込みを入れてみる。


7月20日


7月21日


7月22日


7月23日

「サガ フロンティア」をクーンでクリア。最後の敵はちょっと意地悪かも。ラスボス前の「指輪の君」に対する連携攻撃は、「飛燕水撃電磁火炎シルフ」と「飛燕短勁火炎電磁シルフ」。お気に入りにいれてあると「また、それか・・・」と言われてしまうので注意。


7月24日

午後から神代氏とともに、新宿アイマックスシアターで「SPECIAL EFECTS」を観る。「スターウォーズ」や「インディペンデンス ディ」などの特殊撮影を紹介した短編映画だ。画面がでかいとそれだけで力がある。だけど、これで1300円は高いでしょ。
その後、神代氏の自宅でゲーム。「攻殻機動隊」とか「タイムクライシス」とか「スターフォックス」とか。高田馬場近くのバーミヤンで夕食を食べて帰宅。
TBS「ニュース23」で、本田技研の独立二足歩行のロボットの話題。何がすごいって、ちゃんと自立して2本の足で歩くこと。頭部のCCDカメラで地面の高低差を判断して、40cmまでの凹凸に対応できる。実際に歩いているシーンを見ると、すごい、の一言。開発者のインタビューでは、「アトムを作ろう」という言葉が出ていたが、ここにも天才手塚治虫の影響が。久しぶりに技術大国日本の実感ひしひし。

■今日読み終わった本

海賊課のラテル・ラウルと猫型異星人アプロ、AAA級人工知性体を搭載した戦艦ラジェンドラの活躍するシリーズ6作目。シリーズ中最強を誇るアプロが、今回はピンチに陥る。

7月25日

「THE END OF EVANGELION」のCMの実写版を観る。実写版のエヴァではなくて、映画のエヴァのCMが実写というもの。ミヤムーや林原めぐみがちらちらと写る画像に、スタッフの名前が次々と表示される。で、最後に「この作品はアニメです」、わかっとるわーい(^^)//


7月26日

台風接近。
モニターの前にいるときに携帯が鳴る。画面が揺れるので、携帯からの電磁波を実感する。


7月27日

安城市で鹿の檻を何者かが壊したため、7匹の鹿が市内に脱走した。檻(といっても金網だけど)を壊した奴は何を考えていたんだろう?檻の中に閉じ込められてかわいそうだと思ったから?でも都会では檻の中の方が安全だったりするからなぁ。一面的な考え方しかできないと、最終的に行き着くのはテロリストの理論になってしまうのではないだろうか?たとえば諫早湾の問題だって、水門を破壊するだけの力や知識を持っている人間なら、自然のためだと水門を破壊するという結論にたどり着くのではないか、ということ。いわゆる環境テロだな。自戒を込めて、できるだけいろいろな考え方をすることを心がけよう。多様性だ。ヴァリエーションだ。


7月28日

午後3時に品川駅前でオレンジソフトの渡辺さんと待ち合わせ。ちょっと打ち合わせしてタクシーで真言宗高野山東京別院へ。折悪しくお葬式と重なる。別に関係はないのだが、他人の葬式でも重い雰囲気が(^^;2時間ほど話を聞いたり、現在のシステムを覗いたり。次は来月半ばかな。

■今日読み終わった本

雪崩に巻き込まれたシッダールターは、アガシャの配下サキニとともに捕らえられ、神秘の国ザラに連れられる。一方、間一髪雪崩を逃れたアゴン一行は、蛇魔像を持つアガシャを追うが、途中、陳夢龍らに襲われる。更に水蛇族の介入により、他の2組は一時的な休戦状態となる。そして、陳夢龍と謎の老婆ラダの口から35年前の出来事が語られる。

7月29日

WindowsMagazineの原稿の半分をメールで送信。キャプションが必要とのことで、せっせと追加してメール。
ついにここまできたか(^^;UCCの「EVA缶」である。「人類補缶計画」というのは笑える。


7月30日

冷やし中華のチャーシューは、なぜ細切りにされているのか。食べやすいため?


7月31日

WindowsMagazineの残り半分を仕上げてメールで送信。
日テレ「どっちの料理ショー」で、坦坦麺VS冷麺。7年間も盛岡に済んだ私としては、冷麺でしょー。初めて冷麺を食べたのは11年も前、4号線に面した中華屋さんでのことだ。麺の中にみかんやスイカが入っていたのは、その時点では衝撃的であったのだった。画面で冷麺見ていたら食べたくなってしまった。盛岡に遊びに行こうかなぁ。(そんな金ないって)


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