サンサンと輝く太陽の陽射しがまぶしいスペインと思いきや、一年に数日しか降らない雨にみまわれたバルセロナ。アントニオ・ガウディの聖家族教会もカサ・ミラもガイドブックとはイメージがだいぶ違って見えた。グエル公園も水たまりだらけで歩くのにも大変だった。ガイドのおじさんは説明がマシンガンのように早く、「ツアーってこんなもの?」と初めてのツアー旅行を後悔する夫であった。しかし、雨の中、見上げる聖家族教会は、バルセロナの街に溶け込むようで、また違った趣きがある、と感じたのでした。
◎雨のガウディもまたいいぞ!
◎もっとゆっくり見たかった。

雨も一時あがって、観光客でにぎわうランブラス通り、自由行動として与えられた時間は少ない。興味本位でどんどん奥へ。地元の人が買い物に来ている市場の中へ突入し、うまそうなイチゴを買う。スペイン語はもちろん、英語さえままならない夫、ここは度胸と日本語でまくしたてた。「おばちゃん、これ!これ一個ちょうだい!」おばちゃん笑いつつ「KORE,KORE!」と言ってイチゴを渡してくれたのでした。妻、あっけにとられながらも大爆笑。お金を払い、市場を出る。夫、初めてでの海外の買い物、緊張のあまり「何とか通じたな、やっぱ気は心ってやつか!あはは。」とわけのわからんことをのたまっていました。後に添乗員さんに聞いた話では「そんなトコロにいったんですか?一見の観光客にはあぶないですよー」だと!。先に言えって!。
◎そんなあぶないのかな?ラッキーだったのかな?
◎きっと、貧乏そうに見えたのかもしれない…。

バルセロナ、最後の夜は待望の闘牛です。しかーし、前日の雨のせいで闘牛は中止となってしまいました。「雨は降ってないしできるだろ。闘牛士も根性ないなぁ」と思いましたが、あとで聞いてみると地面がぬかるんでいると闘牛士が足をとられて非常に危険なのだそうです。確かに命がけだし、雨に慣れているわけでもないものね。
◎でも、闘牛を見たかったなぁ。
◎この夜、飛行機にてコスタ・デル・ソルへ移動。